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紀彦(のりひこ)にとって相田家はごく普通の家庭だったが、両親は変わった人だった。母は整理収納に異常な情熱を傾け、孤独を愛す建築家の父はそんな母に感心していた。紀彦も結婚し子供ができる。やがて母が癌で亡くなり、父も看取りのあと自ら入った施設で亡くなる。その後、家のあちこちに母が隠したヘソクリが出現し……。限りなく私小説の姿を纏(まと)った告白の森ミステリィ。
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森博嗣
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Posted by ブクログ 2022年03月09日
私は紀彦さんとは似ても似つかない性格だと思うけど、何故か紀彦さんにとても感情移入しました。 置かれてる環境がなんとなく似てるからなのか、彼が発する言葉に逐一頷いていました。 森博嗣先生の私小説との事ですが、物凄い告白のような気がします。
Posted by ブクログ 2017年01月03日
淡々と終末について述べられていく私小説。 著者のこれまでの著作にも通ずるような記述が多いが、あくまでフィクションであるので、どれほど事実が記載されているかは不明です。 しかし今回描かたことは、日本中で多くの家庭が直面していることであり、今後自分にも訪れるだろうとシミュレーションしながら読み進めました...続きを読む。 …最後の一言でそんなこと吹っ飛んだんですが。
Posted by ブクログ 2015年09月29日
本当に本当に面白かった! 森さんのお話は何冊も何冊も読んできたけど、今回は初めて彼の本を読んだ時を越える衝撃があった。 あああ、彼のお話にはきっとなかったトリック?しかけ?を話してしまいたい。あってるかどうかは、知らんけどたぶんこう!っていうやつ。 あーもー興奮した!!
Posted by ブクログ 2014年12月30日
先日単行本版を読んだばっかりだけども、文庫版が出ていたので、再読。 解説が加えられているのと、文庫の大きさになっているという違い。 やはり、この静かで暗い感じはいいな。 最終的にどうなるのかを知っているので、また違う読み方ができた。 最終的にあそこに収束していく家族の形。 ---------...続きを読む------- 【内容(「BOOK」データベースより)】 普通の家庭だったけれど、ちょっと変わった両親。最後に息子がしたことは破壊だったか、それとも供養だったのか?さよならだけが現実だ。血は争われない。森博嗣の家族小説。 ———————— 【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】 森/博嗣 1957年、愛知県生まれ。作家、工学博士。国立N大学工学部建築学科で研究する傍ら執筆した小説『すべてがFになる』で1996年、第一回メフィスト賞を受賞し、作家デビューする。以後、次々にベストセラーを発表、不動の地位を築く ————————
Posted by ブクログ 2014年12月15日
帯には森ミステリィとあるが、全くミステリィ要素はない。 森博嗣の私生活を描いた(と思われる)私小説であり、人生観、家族観、夫婦観、親子観等々について、共感、あるいは考えさせられる部分が多かった。
Posted by ブクログ 2021年02月14日
老後について考えさせられた。 自分は紀彦に共感できる。が、親や子どもが同じ価値観とは限らない。以前、老後の資金をしっかり貯めている母に、自分がしてもらったことに感謝する気持ちを込めて「老後の面倒を見るより、子どもをちゃんと育てることが親孝行だと思っている」というようなことを言ったら、あんたは冷たい、...続きを読むと嫌がられた。それが一般的なんだろうな。でもその時は、母が普通の考えを持っていることに驚いた。
Posted by ブクログ 2016年10月26日
森博嗣の自伝的私小説 と評価されているようだけど、そんなに一致点は感じないなぁ これまでエッセイやら日記やらで語られてきたことと、若干の違いが見られる その辺の違いを自分の中でどう補完するかが大事 僕もこの人達みたいに論理的に生きたいという願望がないわけでもない ただ、そこまで徹底してできる素養も...続きを読むないんだけどね 読んでて一番膝を打つような部分は解説だったりする ま、奥さんに言いたかった一言というその考察すら森博嗣の手の中という可能性も否定しきれないけどね
Posted by ブクログ 2015年01月29日
両親が亡くなるあたりから、じわじわ。 去年亡くなった祖母のことが思い出されたし、 親のこと、自分の生き方はどうなのかと。 ちょっと哲学的であこがれる。 解説読んでちょっとにんまりしちゃった。
Posted by ブクログ 2015年01月06日
自叙伝的小説なので軽く読めるかと思ったら正月早々重かった^^;若い頃に読んだなら響かないだろうし、今読んだらわかりすぎて胸やけする。もっと年を取ってから読んだらどうだろうか?開き直るか(笑)親を見送ったあとの解放感と書いてあったが何となく共感。この解放感って決して親に縛られてた苦しさじゃないし、脱力...続きを読むとも違う。フッと軽くなる。そしてそこから自分を見つめ直す。本での息子の老後はちょっと現実離れかなぁ。結局、お金遺してくれたから出来るんじゃーん(ー ー;)ってひねくれてしまう自分はまだまだ修行必要かー
Posted by ブクログ 2014年12月21日
『大人になったら、自分一人の力で生きていくしかない、誰も助けてはくれない、自分で考え、自分で判断し、すべてを自分でできるようになりなさい、と。』 『鬱陶しいほどの存在感というものが、仏壇の主たる機能だ。』 『ランドセルを買うとき、紗江子はデパートへ紀彦を連れていき、好きなものを選びなさいと言った...続きを読む。どれも同じに見えたけれど、壁の高いところにスカイブルーのランドセルが飾ってあったので、あれにすると答えた。紗江子はにっこり笑って、それを買ってくれた。あんな色やめておきなさい、と言うか言わないか、その親の価値観が、こういった機会に子供に継承されるのである。』 『自分の始末は自分の中でつける。それが人間の尊厳であり、すなわち幸せだという価値観である。』 『何があるかわからない。どうせ借家なんだし、いつでもリセットできる。 そうか、自分の躰だって、借家みたいなものだ。最後は返さなくてはならない。』
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