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Posted by ブクログ 2023年10月19日
「相田家」という森博嗣のほぼ自伝らしい。
世間からは少し変わり者のような紀彦(森博嗣)の両親が駈落ちをして、紀彦と妹が生まれ、その子供たちがそれぞれ自立し家庭を持ち子供が生まれ、年を取った両親が亡くなるまでの話。
特別なことは起こらないけれど、一つ一つのエピソードが独特で微笑ましい。
世間体を全く...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月03日
淡々と終末について述べられていく私小説。
著者のこれまでの著作にも通ずるような記述が多いが、あくまでフィクションであるので、どれほど事実が記載されているかは不明です。
しかし今回描かたことは、日本中で多くの家庭が直面していることであり、今後自分にも訪れるだろうとシミュレーションしながら読み進めました...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月30日
先日単行本版を読んだばっかりだけども、文庫版が出ていたので、再読。
解説が加えられているのと、文庫の大きさになっているという違い。
やはり、この静かで暗い感じはいいな。
最終的にどうなるのかを知っているので、また違う読み方ができた。
最終的にあそこに収束していく家族の形。
---------...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月29日
「喜嶋先生の静かな世界」の、世間の常識とは少し距離をとっているような淡々とした世界が好きなのだけど、その感じと地続き。
相田秋雄と紗江子という夫婦とその子どもたちによって、一定の期間だけ存在した家族についての記録のような物語だ。家族は自然消滅していき、新たな家族関係が生まれる。これを、連綿とした一つ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月14日
老後について考えさせられた。
自分は紀彦に共感できる。が、親や子どもが同じ価値観とは限らない。以前、老後の資金をしっかり貯めている母に、自分がしてもらったことに感謝する気持ちを込めて「老後の面倒を見るより、子どもをちゃんと育てることが親孝行だと思っている」というようなことを言ったら、あんたは冷たい、...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月26日
森博嗣の自伝的私小説
と評価されているようだけど、そんなに一致点は感じないなぁ
これまでエッセイやら日記やらで語られてきたことと、若干の違いが見られる
その辺の違いを自分の中でどう補完するかが大事
僕もこの人達みたいに論理的に生きたいという願望がないわけでもない
ただ、そこまで徹底してできる素養も...続きを読む
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