森博嗣のレビュー一覧

  • 地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE

    Posted by ブクログ

    短編集第2弾。三度目の再読。
    S&Mシリーズが2作品、これから始まるVシリーズ(序章)が1作品収録されており、後々重要になる人物やモノが登場してくるので要注意。
    “まあ君”にもニヤリ。

    0
    2014年10月30日
  • 臨機応答・変問自在 ―森助教授vs理系大学生―

    Posted by ブクログ

    ”臨機応答・変問自在1・2”森博嗣著 集英社新書(2001/01・2002/09発売)

    ・・・発刊時、某国立大学工学部助教授であった著者の学生との質疑応答集。

    ・・・1が実際の学生との応答、2が1の発刊を踏まえて読者からの質問を募集したもの。
    以前から他のエッセイ等で質疑応答で成績をつける、というは知っていましたが、
    実際見てみるとこんなふうなんだなぁー、という印象。
    専門的な質疑は省かれていますので、気軽に読めました。

    0
    2014年10月30日
  • つぶやきのクリーム The cream of the notes

    Posted by ブクログ

    知人宅の本棚で見つけて「最後に読んだ森博嗣作品は何だったっけ」と考えつつ、借りた。

    自分の考えをおもねることなく、我が強いといった印象も与えず、逃げずにはっきりと言い切る作家さんって案外少ないのかも、と思った。

    0
    2014年10月28日
  • 実験的経験 Experimental experience

    Posted by ブクログ

    どう受け止めるかは読み手次第。
    まさに、実験的な読み物。

    色んなパートで構成されているが、ほぼ共通しているのは作者、読者問わず小説に関わる者へ対する疑問、問いかけ。
    今までの作家人生で色々と言われてきたであろうことに、回答ではなく著者独特のひねりが効いた一言を浴びせている。

    これだけ達観するには、どうすればいいのか。
    どんな子供時代でどんな親の育て方だったんだろうなと。

    0
    2014年10月26日
  • 実験的経験 Experimental experience

    Posted by ブクログ

    先生も書評サイトは知ってるみたいだし、こんな風に書かれたら、感想が書きづらいじゃないか。いや、別に褒めたって貶したって、一読者の感想に関心がないって心から思ってるのは伝わってきました。好きに書きましょう。

    中盤まで駄洒落を楽しんでいたのですが、終盤できつくなってきました。人間、一定時間に許容できる駄洒落の量が決まっているのかもしれません。「兄測らんや」はないわー( ・´ー・`)

    モーリィ先生とキョゴーク先生のご本を読むと頭の良さに圧倒されます。頭の良さに圧倒されたと錯覚しているだけの可能性もあります。

    0
    2014年10月24日
  • 「思考」を育てる100の講義

    Posted by ブクログ

     良いと感じられないものを、その対象のせいにするのではなく、自分の感性を顧みることが大事だが、その結果、自分の感性を修正しろという意味ではない。その逆である。自分にはそれが良いと感じられなかった確固とした理由があることを確かめて、自分の感性を防衛すべきである。この防衛をしないと、単に「鈍い奴」という処理をされてしまう。防衛をすることで、次第に個性が確立することになる。
    (P.83)

     日本人というのは、そういう民族らしい。誰かが悲しい目に遭うと、みんなで悲しまなくてはいけない。みんなで涙を流すことで、気持ちが一つになると感じるのだ。また、励ましの言葉をかけることがとても重要であって、こんな事

    0
    2014年10月22日
  • どきどきフェノメノン A phenomenon among students

    Posted by ブクログ

    研究以外の事になるとちょっと他とはずれてる窪居さんが、しっかりしているのだけど、日々の人との関わりで四苦八苦するお話。後輩二人に好かれ、お酒を飲むといつの間にか記憶が飛び、頭の中で昨日はきっとこうだったんだとか話を想像していき、ついでにちょっと面白くしちゃおうと周りを巻き込んでみたりします。一枚も二枚も上手な人がいますが、それはそれである意味ハッピーエンドかもしれません。

    0
    2014年10月16日
  • τになるまで待って PLEASE STAY UNTIL τ

    Posted by ブクログ

    トリックにしては少し物足りない。ただ、真賀田四季についての記述から、これからの展開に期待できる。また、颯爽とトリックを暴く犀川先生はさすが!

    0
    2014年10月15日
  • 素直に生きる100の講義

    Posted by ブクログ

    「上手くできない」という人の実態をよくみると、結局は何もできていないということが多い。即ち上手くできないではなく「できない」ということ。思ったとおりにできなくても果敢にチャレンジして何らかのものが完成すれば少しは嬉しいもの。完全な満足はなくても一定の達成感は味わえる。一つやり、再度もう少し工夫して前の反省を活かして努力すれば、さらにより良いものができるだろう。上手くできるための最大の秘訣は作り続けること。作り続けている人は決して「上手くできない」などとは言わない。このほか、「透明感って何」「映像美って何」。これ自分も凄く不思議に思っていた言葉。「空気を読むのは空気に流されるためではない」「感動

    0
    2015年01月03日
  • タカイ×タカイ CRUCIFIXION

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    きちんとミステリー…と言えるのかな。自信はないけど。

    森作品は理系ミステリーなんて言われてきたけれど、ファンはそんなジャンルではくくれないと、皆さん思っているのではないでしょうか。

    殺人事件が起き、そこに謎があり、謎解きをする探偵がいる…わけだから、ミステリーなのだとは思う。

    しかし、それが作品の主目的ではないこと、さすがに40冊以上読み込んできたからわかります。

    特にこのXシリーズは、ここに繋がるS&MシリーズやVシリーズ、四季シリーズなどとは別の次元にあるような気がする。

    シリーズと言いながらも、作者は積極的かつ一貫したメッセージをはっきりとは見せていない。なんとなく、小

    0
    2014年10月14日
  • キラレ×キラレ CUTTHROAT

    Posted by ブクログ

    ほぼ全編、ちゃんとしたミステリーでした。
    変な感想ですけれど、私が森作品に期待していることからは少しずれていたからこそのコメントです。

    シリーズに動きらしい動きも見えず、保呂…いや、椙田もストーリーにはほとんど関係しないので、まだまだ。

    森作品に登場する重要なキャストは、ほとんどが独特の死生観や価値観に殉じているので、小川のような主人公的な立ち位置の人が普通だと、ハラハラする。その予感通りの展開だったし。

    西之園萌絵の登場のタイミングも読めてしまったので、そろそろ私の拙い予想を超えるストーリーに進んでほしいと願いつつ、タカイ×タカイへ。

    そう、嵐の前の静けさ…というよりも、舞台装置が整

    0
    2014年10月05日
  • 虚空の逆マトリクス INVERSE OF VOID MATRIX

    Posted by ブクログ

    久々の森作品。
    長編しか読んだことがなかったので新鮮だったけど、やっぱり長いほうがいいかな。
    でも、全体的にアンティーク感漂う落ち着いたかんじでした。

    0
    2014年10月04日
  • 虚空の逆マトリクス INVERSE OF VOID MATRIX

    Posted by ブクログ

    相変わらず短編集は難解な作品が多い。
    この長さだから辛うじてついて行けるかな。
    救いは最後のS&Mシリーズ。萌絵と犀川の意外な一面や微妙な発展が垣間見えるので、毎回楽しみにしています。

    0
    2014年09月02日
  • 実験的経験 Experimental experience

    Posted by ブクログ

    何だか不思議な感覚。ページ毎に解かるような解からないような、面白いような、つまらないような。ツボにはまるところも有るけど???な所も有る。

    0
    2014年08月21日
  • アイソパラメトリック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんとなく手に取った作品ですが、こういう作品も出版されていたなんて知りませんでした。独特の感性で題付けされた写真に、たった1ページに収まる超ショートストーリーを添えられています。本当に多彩な方ですね。
    大好きな作家さんなの頭のなかを覗けるかなと思いきやけどわかるようで全然わからない不思議な世界でした。でも、たぶんそれがまたおもしろい。おきにいりもいくつかありましたが、きっと読むときの環境・状況・心理状態で響くものも変わる予感がします。
    ページを捲るごとに脈絡ない不思議な世界観が更新されるので、一気に読もうとすると眠くなってしまうかも。。
    寝る前に毎日1ページとか、通勤一駅だけ使って読むとか、そ

    0
    2014年08月17日
  • 「思考」を育てる100の講義

    Posted by ブクログ

    著者の作品を読んだのは初めて。読みやすかった。理系の作家さんの鋭い考え方が好きだ。人に流されるでなく、自分で考えることの大切さや重要性を実感した。

    0
    2014年08月16日
  • 銀河不動産の超越 Transcendence of Ginga Estate Agency

    Posted by ブクログ

    主人公を中心に広がって行く人間関係。それぞれが得意なこと?を生かしながら、一つの家を中心につながっていくのは、みていて心が和む。
    こんな地域の形があればいいな、と思わせてくれる1冊です。

    0
    2014年08月16日
  • τになるまで待って PLEASE STAY UNTIL τ

    Posted by ブクログ

    トリック自体は、あまり驚きのあるものではなくて、見取り図を見たときに、これおかしいな?と思ってしまったレベルでした。
    ただ、四季の情報集めが目的で来館している点、四季が登場する館を中継地点にしていた可能性がある、など四季の存在を色濃く感じる1冊です。シリーズの中の小休止というか、この先どこまで迫れるのか、予感を感じる1冊かと思います。

    0
    2014年08月16日
  • 今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM

    Posted by ブクログ

    S&MシリーズやVシリーズの短編は非常に満足度が高いものの、独立した作品はいずれも難解。
    森ファンとして、まだまだ修行が足りないのかな。

    0
    2014年08月14日
  • 銀河不動産の超越 Transcendence of Ginga Estate Agency

    Posted by ブクログ

    なんとなく不思議な雰囲気の作品。
    身の回りで起きるぼんやりとした幸せを眺めて、実はそれは自分自身で引き寄せてることなのかもしれないんだなあ、なんて感じさせられる一冊。

    0
    2014年07月24日