【感想・ネタバレ】虚空の逆マトリクス INVERSE OF VOID MATRIXのレビュー

あらすじ

犀川&萌絵も登場! 多面性が光る短編集。西之園萌絵にとって、その夜は特別なものになるはずだった。けれどちょっとした心理の綾から、誘拐事件の謎解きをする展開となり……(「いつ入れ替わった?」)。上から読んでも下から読んでも同じ文章になる回文同好会のリリおばさんが、奇妙な殺人事件を解決(「ゲームの国」)など軽やかに飛翔する、短編7作を収録。

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Posted by ブクログ


久しぶりに犀川・西之園絡みを読みました。なかなか先に進めない二人ですが、そこが読んでて面白い♫ 他の話も流石森先生って感じてした。トロイの木馬と探偵の孤影が好みです。どちらも最後がすごくいいです。と、リリおばさんの回文にビックリ!「夜暇だ?まだ真昼よ」

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2024年01月27日

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今回の短編集は、とにかくアタリですよ。収録作が全部好きとか珍しい(笑)
1話目の「トロイの木馬」からかなりぐいぐいっと惹かれたんですよねー。この設定好きだなー。近い将来ありえそう。
で、サクサクと読んで、赤いドレスの話にハラハラしつつシンちゃんの探偵っぷりにおおーとなりタクシードライバーのオチに平和さを感じてゲームの国の回文に感心しつつ(「若い犀川」にニヤリとした)ハードボイルド探偵にしんみりして……
やーらーれーたー!!
ラストのS&Mの二人に全部持ってかれたー!!(笑)
これは、もうね。完全にS&Mシリーズファンへのサービスだよね。森先生ありがとうございます(笑)
Vシリーズを読んだあとやから、なんか紅子さんの存在も感じるし、色々もう!!
これがあるから森作品はやめられないわ(笑)

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2017年01月23日

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変わったミステリの「不良探偵」。日常を切り取った「話好きのタクシードライバ」。個人的ににアガサ・クリスティーのミス・マープルを彷彿とさせるリリおびそんの「ゲームの国」。西之園萌絵と犀川創平の登場「いつ入れ替わった?」粒ぞろいの短編集。

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2023年06月30日

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ネタバレ

S&Mシリーズの犀川創平・西之園萌絵も登場する、7つの短編小説が収録されている本。

回文同好会のリリおばさんが奇妙な殺人事件を解決「ゲームの国」、お互いが特別の日だと意識している中で、犀川創平と西之園萌絵が誘拐事件の謎解きをすることになる「いつ入れ替わった?」など、7つの短編作品が掲載されています。

犀川創平と西之園萌絵のS&Mシリーズ後の関係性も知ることができます。

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2021年10月09日

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ネタバレ

講談社文庫短編集第四弾。
S&Mシリーズのふたりも出ている、楽しみだ。

この短編集、ひとつめの『トロイの木馬』。
ちょーっと私には難しい。
コンピュータに関する表述については、お手上げ状態。
どちらが現実でどちらが現実ではないのか。
相変わらず、惑わされまくってしまった。
物語の最後の最後まで。

S&Mシリーズのファンならば、短編集ラストの『いつ入れ替わった?』はきゅん、とするのでは。
犀川先生と萌絵のやりとりは必読。

拍子抜けさせられたり、感心させられたり、かと思えば切ないお話に胸がぐっときたり。
やっぱり、森博嗣さんの作品は大好き。

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2019年05月14日

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2018年10冊目。読みやすかったし、オチが面白い作品が多かった。最後の短編ではまさかの犀川までが落ちていたし。

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2018年01月21日

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森博嗣ファンに対するご褒美的デザート短編。
最終話の二人の関係の進展具合がタイトルと引っ掛けていてすごくお洒落で素敵。なによりリリィおばさんの事件簿の中で展開される回文の嵐がすごい。森センセ回文マニアだったんですかというほどの超回文。その中にさらりと、「若い犀川」と身内ネタまでぶっこんでくるのがまたやられた感がある。
ちなみに自分が中学生の時に考えた回文⇒「ネクタイ買った、使いたくねー」

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2017年07月08日

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特に良かった作品は「トロイの木馬」「ゲームの国(リリおばさんの事件簿1)」「いつ入れ替わった?」です。

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2016年01月02日

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「トロイの木馬」、SFには詳しくないので、ほー、この時点でサマーウォーズやサイコパスな雰囲気、と驚きでした。
「リリおばさん~」の刑事さんもえ。作者の描くこういった刑事は好きです。回文すごいわ。

近藤刑事、声変わりって…。

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2014年12月13日

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森さんの本を読むと将来は画面と向かい合うだけの生活で全てが進む日が本当に来るような気になります。画面の中にいる人間そのものに会う必要のない未来。そうなったら味気ないと思う反面そう思う人もその内いなくなっちゃうのかなとか考えたりします。メアリィが毎日同じ場所にいるとか、話好きにあたったとか、シンちゃんのやってしまったこととか、印象に残っていたけれど最後の犀川せんせと、萌絵ちゃんに全部もってかれちゃいました。もー可愛いよこの二人。いくつのやりとりなのそれ。

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2014年05月21日

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久しぶりの森博嗣ワールド(^O^)
ウキウキしながら開いたのに久しぶりすぎてワールドに入り込めんかった1話目、、、(^_^;)
それでも、なんとか追いかけて読み終わったって感じの1話目www
2話目からは一気に( ´艸`)

☆トロイの木馬
☆赤いドレスのメアリィ
☆不良探偵
☆話好きのタクシードライバ
☆ゲームの国(リリおばさんの事件簿1)
☆探偵の孤影
☆いつ入れ替わった?

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2013年11月10日

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こう、森博嗣を読んでいると「分かった」ような気になるから不思議。
S&Mシリーズも番外編を読みながら、萌絵ちゃんはなしくずしに先生をゲットしたよねとしみじみ。

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2012年09月07日

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本書はS&Mシリーズなどの著者である森さんによる短編集。
仮想現実を題材の一つに使っている「トロイの木馬」やちょとオカルトな「不良探偵」、ほのぼのとした若い女性が語り部である「ゲームの国」など全7編の短篇が収められており、最後はS&Mシリーズの犀川と萌絵が登場する「いつ入れ替わった?」で締められています。

それぞれひねりが聞いたストーリーとなっており、また短篇と言うこともあってか長すぎず短すぎない丁度良い長さの文章となっていますので就寝前の読書などにもおすすめです。

リラックスタイム等に如何がでしょうか。

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2012年09月01日

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「有限と微小のパン」の時も思ったけど、回文自作してるならすごいな。

S&Mシリーズの二人の結末ととらえていいなら、すごく綺麗に収まったと思う。

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2012年08月17日

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久しぶりのS&Mシリーズは本当に居心地がいい!そして萌絵ちゃん、随分とまあしおらしくなっちゃって、恋する乙女ですね。なんだか親目線で見てしまってホッコリしました。

その他の短編もなかなかクオリティが高くて大満足。とくに「話好きのタクシードライバ」「ゲームの国」の2つは良かったです。「話好き〜」はいるいるって思わず共感しましたし、「ゲームの国」は練無なりね等の小ネタはもちろん、回文を交えたコミカルな展開に笑いました。これだけで一冊欲しいですね。

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2025年11月30日

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短編集4冊の感想。
S&Mシリーズについては8編を立て続けに読むと外伝を読んでるみたいだった。
シリーズを読み終えて意外だったのは、萌絵ちゃんは犀川先生の引き立て役だと思っていたけど、必ずしもそうではないらしいということかな、、、。

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2023年06月26日

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7つの短編。
ゲームの国回文のレベルが凄すぎて驚く。これ、森さんが自分で考えたものなんだろうね。凄いわ。回文を作るコツってあるのかしら?

でも、なんといっても一番好きなのは犀川&萌絵が登場する「いつ入れ替わった?」でしょう。
S&Mファンにはたまらないシチュエーションに、もう手足をバタバタするほど萌えまくり。
あ〜、読んでるこっちまで赤面です。

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2022年03月03日

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S&Mシリーズ目当て。
ひゃー犀川先生やりますね!
謎もトリックも良かったけどそれを上回る衝撃でした。
読むごとに2人の仲が発展していくのいいですね。

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2021年01月23日

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ネタバレ


短編集4弾。最後の「いつ入れ替わった?」では身代金の受け渡しの謎について萌絵達が議論。犀川のプロポーズ的な場面も。S&M、Vシリーズの番外としては面白い。トロイの木馬は、PCウイルスの話だが、観念的な要素もあり難しい。赤いドレスのメアリィでは、横浜のメリーさんを思い出すエピソード。ゲームの国2弾では、回文のオンパレード。長文の回文がすごい。

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2020年10月26日

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再読。短編集。覚えていた話と忘れていた話が半々ぐらいかな。犀川先生と萌絵ちゃんが出る話も収録。収録されている話の中で一番長い「トロイの木馬」がとても森先生らしい話だと感じられて好み。そして「いつ入れ替わった?」の犀川先生と萌絵ちゃんの可愛らしさといったら…。キャラ萌えにはたまらんねぇ。

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2020年02月09日

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ネタバレ

ミステリ短編集。ちょっとSFとホラーも入っているか。ほかの短編集で読んだ話(赤いドレスのメアリィと探偵の孤影)が2本入っていた。短編集に何度も同じ話入れるのやめてほしい…
トロイの木馬は発想として面白かったけど、前半が小難しくてちょっと疲れた。不良探偵はなんというか切ない。主人公はひどいと言えばひどいが、一番ひどいのは善人のシンちゃんを利用した真由子。話好きのタクシードライバーは落ちが微妙。ゲームの国はとにかく回文がすごい。こんなのどうやって考えているんだろう。いつ入れ替わった?は犀川&萌絵シリーズ。一番まともなミステリ。

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2018年05月02日

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 虚空の逆マトリクス(INVERSE OF VOID MATRIX) >> 『εに誓って』も途中なのに読み始めてしまった『虚空のマトリクス』断然、こっちの方が、私好みだぁ~

 Gシリーズを『φは壊れたね』『θ(シータ)は遊んでくれたよ』『τになるまで待って』と読み進め、『εに誓って』にちょっとだけ触れたところで脱線して、手に取った『虚空の逆マトリクス』…タイトルの通り、読者が語り手に連れられて彷徨う世界は、まるで映画マトリクスのような虚空でした…これが現実になったら、経済活動はどうなるのだろう?と、疑問を浮かべながら、森先生ならではなの物語を味わいます。

 この「少ない情報というピースを嵌めながら自分なりに背景を組み立てて行かなければならない」という不安な作業を、好きになれるか、好きになれないかが、森先生の作品を読み続けることができるか、できないかの境目なのだと思います。

 この『虚空の逆マトリクス』のノベルズ版が発行されたのは、2003年、映画マトリックスが日本で公開されたのは、1999年ですから、やはり「トロイの木馬」は、映画マトリックスから影響を受けているのでしょうね。

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2016年08月06日

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ネタバレ

 短編集の4作目。
ずっとこのところ短編集を読んでいるけれど、結局何だったのかわからない話が多くて、ちょっともういいかなという気持ちだったところに、この4作目の流れ。
もう心憎いとしか言いようがない。
『トロイの木馬』は少し用語が難しくて、途中嫌になったりしたけれど、その他の作品は好み!!
話のテイストが偏ってないところが良かったのかも。
ということで、面白いじゃないか、森博嗣さんの短編集!という思いが、ここにきてめでたく復活。
もう、完全に手玉にとられている気がする。
次も、ワクワク感を維持しながら読めそう。

 S&Mシリーズファンとしては、『いつ入れ替わった?』にはもう、萌えるしかない。萌え要素満載。こんな犀川先生見たことないし、レアすぎるし、とにかくブラボー!と叫びたくなる。
そして『赤いドレスのメアリィ』は、ありがちな設定ながらもやっぱり好きだし、『話好きのタクシードライバ』は臨場感たっぷりにいかにもありがちで可笑しいし、『ゲームの国(リリおばさんの事件簿1)』の回文たちには度肝を抜かれた。回文の魅力にはまってしまいそう。『探偵の孤影』は、映画『シックス・センス』みたいなオチがちょっと懐かしかった。

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2016年03月08日

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森博嗣短編2連続読み。
こっちの方が全体的に好みだったなぁ。
リリおばさんのお話がもっと読みたい!!
そしてS&Mのの二人は・・・どうなったの?!

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2016年02月23日

Posted by ブクログ

犀川先生と萌絵ちゃんに萌える短編集。いや、探偵の孤影がとっても素敵でしたけどやはり犀川先生と萌絵ちゃんにもってかれる!

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2015年06月17日

Posted by ブクログ

久々の森作品。
長編しか読んだことがなかったので新鮮だったけど、やっぱり長いほうがいいかな。
でも、全体的にアンティーク感漂う落ち着いたかんじでした。

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2014年10月04日

Posted by ブクログ

相変わらず短編集は難解な作品が多い。
この長さだから辛うじてついて行けるかな。
救いは最後のS&Mシリーズ。萌絵と犀川の意外な一面や微妙な発展が垣間見えるので、毎回楽しみにしています。

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2014年09月02日

Posted by ブクログ

森博嗣さんの短編集です。
最初の「トロイの木馬」が私には難しくて、斜め読みしてしまいました。
結局最後まで読んでも「???」って感じで、よく分からなかったです。

「ゲームの国」はおもしろかったです。
事件とかよりも回文がすごい!
よく思いつくなーと思いながら読んでました。

そしてやっぱり1番良かったのはS&Mシリーズの「いつ入れ替わった?」です。
あいかわらず萌絵ちゃんはかわいくて犀川先生は素敵です。
何より終わり方がやばいです!きゅん。

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2014年05月06日

Posted by ブクログ

短編集。
SF、ミステリー、ホラーなど、多彩な作風。
正直、どのお話も微妙だったが、『ゲームの国』だけは非常に面白かった。

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2014年03月16日

Posted by ブクログ

今回の短編はトリックとしては、たいしたものはないが、ここはこうなってしまうのかと思う展開が多かった。
「トロイの木馬」の世界観はどの位先の未来なのだろうか?
あり得そうで怖い!

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2012年08月03日

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