森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「上手くできない」という人の実態をよくみると、結局は何もできていないということが多い。即ち上手くできないではなく「できない」ということ。思ったとおりにできなくても果敢にチャレンジして何らかのものが完成すれば少しは嬉しいもの。完全な満足はなくても一定の達成感は味わえる。一つやり、再度もう少し工夫して前の反省を活かして努力すれば、さらにより良いものができるだろう。上手くできるための最大の秘訣は作り続けること。作り続けている人は決して「上手くできない」などとは言わない。このほか、「透明感って何」「映像美って何」。これ自分も凄く不思議に思っていた言葉。「空気を読むのは空気に流されるためではない」「感動を与えたいって何様のつもり」・・・・・。含蓄のある警句が100も並ぶ。森博嗣100シリーズ第三弾である。今回も新鮮な発想を沢山もらえた。
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Posted by ブクログ
ネタバレきちんとミステリー…と言えるのかな。自信はないけど。
森作品は理系ミステリーなんて言われてきたけれど、ファンはそんなジャンルではくくれないと、皆さん思っているのではないでしょうか。
殺人事件が起き、そこに謎があり、謎解きをする探偵がいる…わけだから、ミステリーなのだとは思う。
しかし、それが作品の主目的ではないこと、さすがに40冊以上読み込んできたからわかります。
特にこのXシリーズは、ここに繋がるS&MシリーズやVシリーズ、四季シリーズなどとは別の次元にあるような気がする。
シリーズと言いながらも、作者は積極的かつ一貫したメッセージをはっきりとは見せていない。なんとなく、小川と真鍋との日常的なからみが周囲の空気を揺らし、気づけば真相に近づいていっている。本当に、なんとなく読み終えてしまうし、何も残らない。事件のすべてを最後まで解き明かしてしまわない居心地の悪さ以外は。
西之園萌絵リスペクトのスピンオフ…と言えなくもないのだが、まだ3冊目なので結論は早すぎる。森博嗣作品の仕掛けの壮大さは存分に学習したから。
引っかからんぞ!と身構えつつ、ムカシ×ムカシへ。掌が小さくて指が短い私は、新書サイズは相変わらず苦手だが。 -
Posted by ブクログ
ほぼ全編、ちゃんとしたミステリーでした。
変な感想ですけれど、私が森作品に期待していることからは少しずれていたからこそのコメントです。
シリーズに動きらしい動きも見えず、保呂…いや、椙田もストーリーにはほとんど関係しないので、まだまだ。
森作品に登場する重要なキャストは、ほとんどが独特の死生観や価値観に殉じているので、小川のような主人公的な立ち位置の人が普通だと、ハラハラする。その予感通りの展開だったし。
西之園萌絵の登場のタイミングも読めてしまったので、そろそろ私の拙い予想を超えるストーリーに進んでほしいと願いつつ、タカイ×タカイへ。
そう、嵐の前の静けさ…というよりも、舞台装置が整うのを、メインキャストたちが楽屋で待っている…そんな感じがしたままなのである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレなんとなく手に取った作品ですが、こういう作品も出版されていたなんて知りませんでした。独特の感性で題付けされた写真に、たった1ページに収まる超ショートストーリーを添えられています。本当に多彩な方ですね。
大好きな作家さんなの頭のなかを覗けるかなと思いきやけどわかるようで全然わからない不思議な世界でした。でも、たぶんそれがまたおもしろい。おきにいりもいくつかありましたが、きっと読むときの環境・状況・心理状態で響くものも変わる予感がします。
ページを捲るごとに脈絡ない不思議な世界観が更新されるので、一気に読もうとすると眠くなってしまうかも。。
寝る前に毎日1ページとか、通勤一駅だけ使って読むとか、そういう楽しみかたに向いている一冊かと。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ科学に関する問答集。「博士」と助手」が科学、工学、建築などの分野について、ごくごく簡単に解説していきます。
前書きで著者も触れている通り、何か特定の分野に関する専門書というよりも「科学や工学の雰囲気を楽しむため」の本です。なので、この本から厳密かつ正確な知識を得ようとするならば、当てが外れます。
文庫サイズで1ページ当たり500文字弱、各トピックは4ページで終了し、しかもその中にイラストも含まれているため、必然的に含まれている情報は限定されています。また、雑談めいた会話のやり取りも多いため、詳しく知りたいと思っても細かい説明はされておらず、あくまで表面的なところについて軽く触れているのみです。
残念ながら、トピックによっては本来ならば理解を助けるはずのイラストがあまり分かりやすくないということもあり、著者の所期の目的を満たしているかどうかについてさえ疑問がある作りだとは思います。が、科学の入り口に立つための入門書として見るならば、それなりの役割を果たせるのではないかと思います。
著者が目論むように、ここにあるトピックから関心のある分野を自分で調べていけるようであれば、この本の存在意義も上がるというものでしょう。