森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
森先生の工作論。この人の小説が好きでずっと読んでいるが、小説以外を読むのは初めて。本書はタイトルに魅かれて購入。本当に工作が好きな人とはどういう人なのかというのが良く分かった気がする。
4章以降が特に面白く、○○のような子供に育てたかったら、まず自分が○○のような人間になり、その姿を見せることが大事というのは凄くしっくりきた。これは当たり前のようで難しくもあり、まずは自分が楽しく生きていくことが重要なのだろう。
また、森先生は自分の小説家としての創作が成立したのは、あまり小説を読まないで生きてきたからだと語っている。詳細は省くが、多くの小説を読むことで発想できるオリジナリティが狭くなっていく、他ジャンルに新しい視点や切り口を探しに行くべきだと述べている。これについては最近似たような話をたまたまとある講演会で聴いた。講師は都市デザインの先生であったが、近代都市計画の理論を作ったのは、建築出身でも都市工学出身の人ではなく、生物学者や青年実業家だったと。そしてこれからも違うバックグラウンドを持った人が新しい発想で21Cの都市デザインを担っていくのではないかと。確かにこれらの話は一理あると感じた。同じ分野だけ学んでいると、本人は意識せずとも、その分野での常識が発想の根底に根付いてしまうのだろうか。何にせよオリジナリティを出すことは難しいことである。 -
Posted by ブクログ
小飼弾氏がブログで褒めていたので買った。横書きだから読みにくいなーと思いつつも、一つ一つの話題が短いので、寝る前とかにグズグズと読んでいたら最後のほうは面白くなって一気に読んでしまった。
著者と僕は10歳くらい離れているから、子供の感覚だと物知りなお兄さんの話って感じで親近感もわいたのかも知れない。
ただ残念なのはあまり突き詰めて書かれてないから、「ふーん」って感じで終わってしまうエピソードが多いことかな。
あと助手の設定がどんどんバカになって、下らない言葉遊びを始めてしまうこと。でも本当の助手である奥様のイラストはなかなか可愛らしくて、エピソードの補完にもなっていて楽しい。
ちょっとした時間に読むにはすごくいい本。
余談だが、解説が成毛眞氏だ。フィクションを読まない成毛氏が、森博嗣氏の本の解説を書いている。これも不思議だ。