森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全てが明らかになったときに、見える新たな読み
Vシリーズも段々と読み進め、登場人物たちの人となりもだいぶわかり始めてきたころのこの作品は、スタイリッシュなどんでん返しが清々しい作品になっていた。個人的には一番好き。
豪華客船から一人の人間と、一つの絵が消えたとあるように大きく分けると二つの事件が起こっているように見える。紅子さんや保呂草さんなどいつものメンバーのやりとりや推理の中から見えてくるものもあるし、こういった舞台設定においてはどのような結末になりやすいかというものもあるので、人間サイドの方の方法論はあらかたわかりやすいものになっている。
ここからすごいのがこの作品で、掛け算のよう -
Posted by ブクログ
意味不明な言葉の応酬!
窓の無い建物!
殺人ドール!
日傘!
密室の少女!
レッドマジック!
『東方紅魔郷:New Classic』の発売決定おめでとうございます!
……いやまあ感想を聞かれたなら、ずーっと上のようなことを考えながら読んでいたというか。前後が逆で申し訳ない。
ついでに、こんな真相に対して回りくどい、ぐちゃぐちゃの話の進め方が好きな人が書くものは、そりゃ似た感じになるだろうなという印象も受けた。
VR空間でリモート会議してるとか、今後はコンピュータが進み個人同士の干渉が減って分散社会になり現実は夢に近づいてゆくとか、1996年時点の未来先取りが凄まじい。天才2人が話を進め -
Posted by ブクログ
ネタバレ約20年前、『すべてがFになる』を読んだ時、私の読書史上では五指に入るぐらいの衝撃を受けました。
それ以来、森作品を追いかけ続けていた私ですが、次第に仕事の忙しさや体調の波に押され、十年ぐらい前、ちょうどこの「Wシリーズ」あたりから足が遠のいておりました。
「いつか必ず」と思いながらもそのまま延び延びになっていた1冊目を、ようやく読みましたが……これがもう、本当に素晴らしかったです。
時代設定は、あの「百年シリーズ」のさらに先でしょうか。
近未来というより、森作品史上、最も遠い未来だと思います。
「ウォーカロン(Walk Alone)」という切なくも美しい名を持つアンドロイドが限りなく人に近 -
Posted by ブクログ
ネタバレ様々なミステリーを読んできたが、1番面白かった。
まず謎が謎すぎる。内容が少し理系チックなのもあって文系の僕からしたら、内容はわかるがなぜそれを小説内に書くのかが全く理解できなかったこともあって
謎が謎を呼ぶ展開であった。ゲーム、地下室、博士、
ロボ、孤島、システム、そして博士の過去の事件。全部が繋がっていた。そこがとても綺麗だった。博士が起こした殺人のわけも信じられないレベルのものであった。博士は15歳で親を失っている。つまりこの人の常識では、親は子供が15歳でなくなるもの。ここの部分の鳥肌は信じられないくらいであった。また博士の行動の指針が地球の環境問題という復讐てきな立ち位置ではないのが