森博嗣のレビュー一覧

  • 今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM

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    曖昧な状況や夢の中の出来事は、その場では感動したり、気持ちが不安定になったりするが、文字で起こすとたいしたことがなくなってしまうように感じる。森先生は、夢か現実か分からない曖昧な状況の描写をとても的確に描かれていて、現実ではないのに体験したように見せてくれる。
    自分は『恋乃坂ナイトグライド』『素敵な模型屋さん』が好きだった。

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    2026年08月30日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    バイト先の上司の方のおすすめで読んだ。

    最後の最後まで自力では解けなかった。予想できるところはあっても、手段や動機が全部予想外。
    登場人物が個性的で、難しい話でも次々読みたくなる文章力がすごい。天才がちゃんと天才。

    理系ミステリー初めて読んだけどかなり面白かった。

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    2026年08月30日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    ネタバレ

    ・最後の最後まで犯人が誰か分からなかった。
    ・犯人が分かった後もなお「動機」が何なのか、結局娘は存在するのか?妹は存在するのか?最初に会った博士は誰なのか?死体は誰なのか?まで最後の9割進むまで理解が追いつかなかった。
    ・「すべてがFになる」という意味は、理数系ならではのキーワードとの事だったが、文系の自分にとっては新しい世界を知れました。「天才」とはこういう方々の事を言うのですね。
    ・作品は違いますが、東野圭吾のガリレオの湯川教授が本作に登場していたら、湯川教授もさぞ楽しかっただろうと想像しました。

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    2026年08月29日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    ネタバレ

    S &Mシリーズの3作目。

    1.2作目はトリックが全く解けなかったが、今回は少しだけ推理が合っていたので嬉しかった笑

    オリオン像が消えたわけではなく、逆の方角を見ているのでは?という所までは推理できたが、センターホールが回転したり、それを利用して殺人をした所までは思い付かなかった、、
    赤と青の照明切り替えられるんかい、、

    トリックはもちろん、本作は人間関係も面白かった。
    萌絵のクラブ仲間が犀川の部屋に押しかけた時、「(萌絵の心のヒビについて)いったい誰が測っているんだ?ときいてやろうかと思ったが、度胸がなかった。汗が出ているかもしれない。」と犀川がタジタジなのは笑えた。最後の3.

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    2026年08月29日
  • 詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE

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    犯罪を犯す人の気持ちは理解できないなー
    白紙に戻す?どす黒く汚くなっただけのように感じるけど、人それぞれ価値観の違いですね

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    2026年08月28日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    最初から最後までワクワクする展開で満足できました。

    物語が中弛みすることなく、次々に謎が出てきて犯人に翻弄されているのがすごく良かったです。

    最後まで、謎が謎のままずっと味が濃くなり続け、落とし所も斬新で面白かったです。

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    2026年08月27日
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

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    何も考えずにパラパラ読んでたけど、謎が深まっていくからどんどん吸い込まれて、気付いたら時間が溶けてた。働く意味のところで、ハギリとウグイの掛け合いは、そこまで進んだ世界でも不合理さ、人間らしさを感じた。生きる目的、活動する目的を定めなくてもいい、それを完全に取り除いても本能的に赴くままに生きることができるのが人なのかもしれんなぁー。
    AI時代にピッタリの本ではないかしら。ありそうな未来だもの。
    あと、うまいこと表現できんのだけど、なんとなく素っ気のないというか、色の無い世界というか、好きだな。スカイ・クロラシリーズも大好きなので。

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    2026年08月22日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    「お人形がやったのです。それを私は見ていましたの。」

    孤島のハイテク研究所で起こる密室殺人。どうやって殺されたのか、何故遺体が両手両足を切断されているのか、その複雑な謎に対して大学助教授の主人公が立ち向かう。往年の傑作と名高いミステリー作品。

    !気に入った点
    ▪️今まで自分が読んだ小説よりもボリュームが多めだが、それに比例して状況描写や心理描写がしっかり丁寧に描かれている。
    ▪️登場人物の行動や思考にも説得力があり、特に主要な人物は読んでて好感が持てる。

    !いまいちな点
    ▪️正直特にない。
    強いて挙げるとするなら、描写が丁寧な分物語の動くスピード感みたいなものは控えめ。ただこれに関しては

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    2026年08月21日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    理系でよくわからない所があるが、面白い!これがデビュー作は綾辻行人といい、天才!!シリーズ物なので続きを読みたい

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    2026年08月20日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    自分が理系(情報系)だからかFの意味は割と早く理解できた。真賀田四季の正体と密室の全貌には衝撃を受けた。

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    2026年08月20日
  • 四季 冬 Black Winter

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    冬はそう、「四季」の温もり

    四季シリーズラストの作品、そして「四季」という一人の天才がどのような人物だったのか、どこから生まれ、どこへいくのかを書き表した作品。時系列も今までのシリーズとは違い、また過去や現在、未来が交錯するような複雑さ。

    ただ純粋に四季という一人の女の子の中にある生きていくのことの縛りと死により得られる自由、人を天才だの凡人だのと定義づける社会の尺度といったものの中で、彼女の中にある人間との間に生まれる純粋な温もりを追い求めているように感じる。

    彼女の頭の中では様々な実証実験も様々な結論づけも可能。そんな中で彼女が導き出す結論は、生きているということは何なのか、読んでい

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    2026年08月16日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    すごく面白くて、見事に騙されて気持ち良かったんだけど…
    笹木氏…
    彼の振る舞いに腹が立つんですが!?

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    2026年08月15日
  • 黒猫の三角 Delta in the Darkness

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    新シリーズ読み始めました。
    固定概念を逆手に取っているかのようなストーリーで面白かった。
    SSSな小説と書いてたがまさにそうでした。

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    2026年08月14日
  • 四季 秋 White Autumn

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    秋はそう、「四季」の深まり

    四季シリーズも3作品目となり、いよいよ少しずつ出されてきた伏線や繋がりが一気に回収されていき秋らしく実りのある、深まりのある一冊になっていた。

    犀川先生と西之園さんの関係性もS &Mシリーズから少しずつ前に進んできたものが一層深まりを見せ、将来に向かってのカタチを探し始めていた。その中で二人にある「四季」の影が、西之園さんの心と行動に揺さぶりをかけていく中で、犀川先生との関わり、そして紅子さんとの関わりにより、「自分らしさ」を見つめ直していく過程、「自分らしさ」を受け入れていく過程がとてもよかった。

    四季さんの一面にもまた違った見え方が、「春」のような

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    2026年08月14日
  • 夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

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    この上ない満足感。圧巻の一言。
    ミステリーとしてもヒューマンドラマとしても極上の作品であった。
    今後好きな作家を問われた際の回答には森博嗣の名が加わるだろう。
    普段は自分の考えが上手く整理できるかと、少なからず億劫になる感想も今は思うがままに書いている。考えをまとめている場合などではない。

    ここからは少し冷静に。
    作中の登場人物も言っているように一見すると事件自体は地味なようにも感じた。
    それでも退屈しなかったのは西畑刑事や萌絵が次々と仮説を立ててくれたおかげだろう。
    巧妙なトリックも衝撃の犯人も最後まで見破ることができず、ミステリー作品として充分面白かった。
    那古野の屋敷で銃声が響いたシー

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    2026年08月13日
  • 読書の価値

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    本を読むという行為と本を書くという行為は大きく異なる。
    本を書くにはたくさん読書が必要、ということにはならない。
    実際、著者はほぼ読書をしていない。たくさんの本を読まずとも本は書ける。
    物書きになりたければ本を読んでインプットしてから、という思考は捨ててまずアウトプットを繰り返せ。
    著者は多読・速読もしていない。本はじっくり読む。
    概ねこんなところが学べた。

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    2026年08月11日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    最初の2人の話のノリが難しくて何度か挫折したが今回は最後まで読めた。読み進めたら慣れてくるのか難しいとは感じなくてどんどん引き込まれていった。

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    2026年08月11日
  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

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    S&Mシリーズの2作目。
    主人公2人の関係性が絶妙で今後を楽しみにさせられる。
    ミステリー要素も前作ほど難しくなく、今作の方が分かりやすかった。

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    2026年08月10日
  • 四季 夏 Red Summer

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    夏はそう、「四季」の高まり

    「四季」シリーズ二作目の今作品はより四季の内面に触れながら、S &MシリーズとVシリーズとの繋がり、補完を成す作品であった。個人的にいうとある登場人物の正体がはっきりと本人の口から出たのは初めてなのではないかなと思う。今までの伏線から読み解いてきた予想を、このように作品の中に落とし込んでくれているのもありがたい。

    今作品で描写された四季の姿にはどうしても年相応の等身大の「女性」であってみたいといった気持ちと天才が故にもう全てがわかりきっているといった状況との狭間の中で、一夏の彼女の実証実験だったのではとも思ってしまう。叔父である聖二との関係性にもどこか、

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    2026年08月08日
  • 新版 お金の減らし方

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    僕は、自分が楽しめることに、自分のお金を使っている。自分が一番楽しんだ時間、楽しめたことは、人に話さない。たとえば、僕は自分が写っている写真を一切撮らない。作家の仕事をしているため、ブログに載せる写真だけはデジカメで撮影しているけれど、ネットにアップしたあとは、即座に消去している。つまり、写真は僕には価値のないものなのだ(例外として、模型を作るための資料として撮影するものはある)。
    写真を撮らなくても、美味しいものは、美味しく食べることができる。その美味しさを人にわかってもらう必要はない。自分が美味しいと感じることが、美味しさのすべてではないか。楽しさも、まったく同じ。自分が楽しいと感じること

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    2026年08月04日