森博嗣のレビュー一覧

  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

    Posted by ブクログ

    書き出しから最高。そう、最初の段落は覚えているくらいに。
    「今は夏。彼女はそれを思い出す。
    無表情なコンクリートで囲まれた部屋には、季節の気配が届かなかった。建物のどこにも外界を覗き見る窓はない。歴史も時間も人工的に刻まれている。暑くも寒くもない。
    おそらく、人間以外の生物、動物も植物もここには存在しないのではないだろうか、と彼女は思う。…」

    0
    2026年01月03日
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

    Posted by ブクログ

    読んでからだいぶん時間が経ってしまったので大まかな感想になりますが私はこの作品がとても好き。喜嶋先生のような天才だけど変人が活躍する森博嗣作品が好きだし、そんなにものめり込める何かがある事への憧れもある。こんな先生に出会いこんな大学生活を送ってみたかったと強烈に思う。大学に行く前に子どもに読んでもらいたいと思う。

    0
    2026年01月03日
  • 何故エリーズは語らなかったのか? Why Didn’t Elise Speak?

    Posted by ブクログ

    大好きなWWシリーズ、この巻が出てからもうすぐ2年。森博嗣の浮遊工作室はサイトの更新が2026年8月が最後なので、この巻がWWシリーズの最後になるのかな。

    0
    2026年01月02日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

    Posted by ブクログ

    ☆4.8
    めちゃくちゃ好み。めちゃくちゃ面白い。

    冒頭の四季博士と萌絵のギチギチと歯車が軋んで回らないような、愛想も社会性もなく本質だけを常に突いていたいと言いたげな、平たく言えば天才なんだろうけど実際に話すのは疲れるだろうな〜という会話からすでにドストライク。
    一つ難点を挙げるとしたら上記の対話が終わって殺人事件が起きるまでがちょっと退屈に感じる瞬間はあった。本を閉じるほどではなく、その分ショッキングな死体の登場が鮮烈に印象に残るのがまた良い、とも言える。

    謎を解く鍵、伏線、布石が満遍なく分布していることに舌を巻く。理系ミステリと評されるが、いくつかの謎については謎々と言おうか論理パズル

    0
    2026年01月01日
  • つくねもハンバーグ The cream of the notes 14

    Posted by ブクログ

    今年も森さんの言葉が刺激になる。「奥様」の登場がけっこう多めだった印象。全部の章がピックアップ対象だけど、最初の方でピックアップした章を挙げると、「6 可能であるはずなのに、なかなか実用化しない技術があるのはどうしてなのか?」「7 すべてが日本化される独自の防衛によって、日本文化は武力を放棄する?」「17 「幸福度一位」の国では、よほど自信家が多数か、自己肯定の洗脳教育の結果か?」「21 給食が嫌いだった小学生が弁当を持って登校したら、担任の先生は困惑した。」

    0
    2025年12月31日
  • 「やりがいのある仕事」という幻想

    Posted by ブクログ

    くそっ!!年末にブルシットジョブのせいで友達との飲み会に遅れた!仕事にやりがい感じられてない未熟者なのでこういうことがあるととても不服に感じる。

    到着まで時間があるので移動しながら感想を書くことにする。

    『やりがい』の考え方(やりがいの定義?)が個人的には一番刺さった。
    『やりがいをもって仕事をしましょう』みたいなことを言うけれど、著者の考える『やりがい』の定義に従うとやりがいのある仕事なんてのは幻想だってことがよくわかった。
    (もちろんやりがいをもって仕事をしている方はたくさんいるだろうけどね)

    自分はいまのところ仕事にはやりがいは持ててないけど、それ以外のところでやりがいを持ってると

    0
    2025年12月29日
  • ω城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case

    Posted by ブクログ

    Gシリーズ最終巻。壮大な四季サーガの最終巻になるであろう一冊。ノベルスで読んでいたが、文庫で再読。
    読み終えるのが名残惜しく、終わらせたくなかった。
    最後にまた驚かされた。もっと驚かされたい。

    0
    2025年12月29日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

    Posted by ブクログ

    本を読み始めたのは最近なので、まだ読書家らしいことは言えませんが、この本と出会えてよかったと素直に思えた小説です。
    この本の存在を知ったときは理系ミステリーということもあり興味が湧き、買って読みましたが、森先生の緻密で丁寧な情景描写により、自分が読んできた本より読みやすく、スピード感を感じました。本を読み始めたばかりの人にお勧めしたい一冊です。

    0
    2025年12月28日
  • 探偵伯爵と僕 His name is Earl

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子ども視点のファンタジー要素がある推理小説かと思った。最後の章で、事実をもとに書いた物語で、ああ、そういうことだったのかと、悲しい気持ちになった。

    0
    2025年12月27日
  • 新装版 クレィドゥ・ザ・スカイ Cradle the Sky

    Posted by ブクログ

    スカイクロラシリーズの長編5弾。
    自分が誰か分からないという僕が、病院から抜け出して、女のところにいって、遠くまで逃げて、またそこで別の女に会って、匿われて。。という逃避行の物語。自分が誰か分からず、相手も誰かわからないままなのに、一切の不安はなく、空を見上げると、そこに成すべきものがあると思う。思うというか願うに近いような感じ。
    ここからスカイクロラに繋がるということなのだけど、4つも長編をまたいで最初の物語に繋がることができる作家の技術に驚く。
    クレイドゥザスカイはとくに抽象度が高く、どこであるとか誰であるという意味を捨てて、事象がかかれる。
    シリーズを時系列順に読み返しているが、昔読んだ

    0
    2025年12月25日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    有名な作品で、いつか読みたいと思っていたが、なかなか読めていなかった。
    舞台が愛知県であったため、作品に対する自身の解像度は高かった。
    博士の部屋・研究所・島という三段階の密室とその後の殺人事件など多くの問題があったが、全て丁寧に明かされていて良かった。
    登場人物について、犀川氏は日常に鬱屈しているせいか、非日常の事件にのめり込む、そして一時それが危ういと感じさせられるシーンはヒヤヒヤしたがとても面白かった。萌絵については、家柄・財力・知力を持ち合わせたお嬢様であり、キャラは確立されていたものの登場人物としての魅力を感じなかった。犀川とセットありきのキャラだと私は思った。
    四季博士については、

    0
    2025年12月26日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

    Posted by ブクログ

    著者のシンプルでありながらも合理的でロジカルな思考が興味深い。他人のものさしで測られる努力や成功の基準に巻き込まれず、自分自身の思考に耳を傾ける姿勢が感じられた。そうなるためには強い芯を持ちながらも決して頑固にならず謙虚な姿勢でいられることが必要なんだと思える。読んで良かった。

    0
    2025年12月23日
  • 新装版 スカイ・クロラ The Sky Crawlers

    Posted by ブクログ

    戦争を生業にする戦闘機パイロットの少年少女のお話。綺麗で残酷で好きです。
    このシリーズにしかない特別な雰囲気があります。

    0
    2025年12月17日
  • 作家の収支

    Posted by ブクログ

    「すべてがFになる」で一躍有名になった、
    工学博士で小説家である、森博嗣さんの、
    なんと収支が暴露!

    印税やら講演会謝礼やら、原稿料やら雑収入まで、細かいお金もすべて書いてくれている。
    小説家を目指している方はとても参考になると思う。
    小説でなくても、個人事業主の方も。
    わかりやすい文章で楽しいエピソードもあり、
    確定申告の事や税金の話しも面白かった。

    ご本人は、おおらかに趣味を楽しみたい方だが、
    仕事に関しては多作で締め切りを守る真摯な方。
    人としても、素晴らしい。

    0
    2025年12月11日
  • 道なき未知 Uncharted Unknown

    Posted by ブクログ

    こちらのエッセイのシリーズの中で、一番初期のものだからか、一番テーマがしっかりしていた。抽象的なテーマを取り扱っているが、それが面白い。共感もある。今、私が考えていることや、欲しかった言葉がたくさんあった。森博嗣は共感することとかは欲していないなけど、私はこのエッセイを読んで共感したし、安心した。やっぱり森博嗣の思考が好きだ。

    0
    2025年12月10日
  • 封印再度 WHO INSIDE

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本作もとても面白かった。
    今回のトリックは物理と化学によったもので、密室は気圧差によって、凶器は金属の融点によって作られると言うものだった。

    現実にはどちらも際限が難しいところがある気がするが、仏画という設定などがうまくマッチしていた。
    また記憶が混乱していることによって話が難しくなっているところで最後まで犯人を特定できない作りになっており、とても楽しむことができた。

    本作は、ミステリーよりも犀川と萌絵の恋愛の進展の方が嬉しかったし、こんな形で進むのかと思わず笑顔になってしまった。
    次の作品も楽しみになった。

    0
    2025年12月08日
  • 四季 夏 Red Summer

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    みんな仲良く大集合のご機嫌な一冊。
    なんと言ってもVシリーズが世界で1番すき。
    なんて呑気に読んでいたらそうだ!この年でした。すっかり忘れていた。
    わからないのに全てわかるような。すごい。としか言えない。全てずっと正しくて、だからなのか、としか言えない。優しさと愛情と慈しみを感じた。言葉と行動から。

    最近悶え苦しみながら断捨離をしており、自分には何が必要か考えたらやっぱり森博嗣の作品だという結論に達した。寄り道もいいけどさ。
    別に無理に捨てなくても良いのでは?と言ってくれた友人に拍手。
    プラトンの饗宴は愛読書なのでもうそれだけで鼻血出そう。

    欠点も多いけれど人間くさいキャラクタたちと絡めて

    0
    2025年12月08日
  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

    Posted by ブクログ

    おもしろかったー!
    最後の3章分に100ページしかないし、犀川先生も萌絵ちゃんもなかなか犯人を教えてくれないし、みんなアリバイがあったしでどうなるのかと思ったけどまさかそういうこととは。
    理系人間の空気や思考を読めるのがとても楽しい作品でした。

    0
    2025年12月07日
  • 新装版 フラッタ・リンツ・ライフ Flutter into Life

    Posted by ブクログ

    生きてることがつまらない。相手が殺しにかかってくる空では、こちらが先に堕とさなければ、生き残れない。そういう極限にいる。それ以外はただの待機時間であって、その待機時間ほどつまらないものはない。
    その感覚って、ゲームのネット対戦で、対戦相手を待っているときの時間を無駄な時間だと思ってる時と似てるのかもしれない。確かにただ待つだけの時間は退屈だ。戦いが終わったらすぐに次に行かなければいけない。
    このシリーズは、見えている景色が夢なのか現実なのかはさておき、「僕」から観察できる世界のみを記述したものだ。それ以外は徹底して描かれない。
    もう折り返しに来てしまった。結末を知っているのだ。

    全然関係ない

    0
    2025年12月07日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

    Posted by ブクログ

    このシリーズは好きだなぁ(S&Mシリーズ)

    ザ推理小説!登場人物があまり多く無いから大丈夫。(何が)

    30%くらい今回は当たった感じで興奮できた。
    かなり厄介な結末だったけど、、それは毎度の事なので、、

    次も楽しみだ。

    0
    2025年12月04日