森博嗣のレビュー一覧

  • 工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki
    主人公の水柿くんは大学の准教授で、大学であった出来事に関連して色々なことに思いを巡らせるようなお話である。

    主人公の水柿くんはほぼ確実に作者自身のことであり (それはたびたび作中でこれは小説であることを念押ししていることからも逆説的に読み取れる)、作者がこの文章を書いているときに考え付いたことを無...続きを読む
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
    なんで今まで積読してたのだろう……。
    めちゃくちゃ面白かった!

    ところどころ人物描写に違和感というか……凡人の発想ではない……会話や思考が有ったが、そこは天才×天才×お嬢様という設定が解決してくれた。
    天才×お嬢様は最強だわ。
  • 封印再度 WHO INSIDE
    自殺という形で事件が幕引きし誰も犯人ではないケースはs&mシリーズでは今回が初めてだと思う。
    トリックは至ってシンプルで再現性がありそうと納得。
    ただ、萌絵のエイプリルフールはなかなかに犀川にはきついものだったと思う。
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
    大満足の一冊です!とっっってもよかった!
    コンピュータのことはあまり分からないので森博嗣先生が書いていることの半分も理解できていないと思いますがそれでも面白かったです!!
    ラストがあぁあってなりました私は!
    天才で美人な女性っていいですよね...
    もう一回最初から読みたいと思います♪
  • 四季 夏 Red Summer
    ある意味「すべてがFになる」のプロローグです。四季が引き起こしたあの事件の真相が明かされる。…彼女に近い思考で犯罪に手を染める輩?現実世界にけっこういそうですね
  • 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS
    本のあまりの厚さに読む気が多少失せたけど、読み始めてみると
    それも忘れてしまいました。
    久しぶりの萌絵と犀川先生!
    でも、読み忘れた巻があるのかと思ったほど、これまで持ってた
    二人の印象と少し変わった感じがした。
    自ら事件の中に飛び込んでいく萌絵なので仕方がないとは言え、
    毎回毎回、犯人に殺されそう...続きを読む
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life
    私の中で森博嗣先生は突出した存在です。
    多くの人が友達の存在に癒され、人に救われているのですが、それを選択しない事もまた選択肢なのです。
    確かに、思ったようにならない事ってたーーーくさんあって、仕事のストレスはほとんどがそれです。
    私も他人に期待しない事を選びたい傾向があります。
    森先生の様にはなれ...続きを読む
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE
    トリックが解けたのでとても満足だがしかし、
    終わり方にびっくりした。自分なりに解釈した結末とネットの方々の意見が一致したのでスッキリもした。でも結局、解は不定である。
    そして数学者は笑わないのだ。
  • 道なき未知 Uncharted Unknown
    1386

    日本人は性格的に議論が苦手というよりは、言語の性質上議論が難しいらしいね。言語というものが性格を形作るのかどっちが先かわからないけど。

    私も嫉妬したことない。自分が望んで無いものが上の人はそもそも興味無いし、自分が望んでるものだとしても、自分はそれに対して死ぬ気で後悔が無いぐらい努力し...続きを読む
  • 諦めの価値
    諦めるということにネガティブなイメージを持っていたが、この本を読んで意識が変わった。諦めることで別の選択肢にシフトすること、全く悪いことではないと思えるようになった。
    主題ではないが、「楽しさは、夢へ向かう加速度にある。」が新たな発見。楽しみを見つけるために、興味を持ったことはまず始めてみたい。
  • 詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE
    s&mシリーズ第四作目の今作だがあいも変わらず面白かった。
    密室にした理由に納得のいく理由が提示され、森先生の引き出しの多さに脱帽
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
    面白かった!
    馬鹿みたいな表現だけど、天才の描き方が天才だった。
    瀬名さんの解説もとても良く、犀川の魅力が伝わってきたし、同シリーズ読みたくなった。
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
    初めての森博嗣作品、これを機にハマる予感!登場人物全員が天才で、推理がサクサク進んで気持ちいい。作中に出てくる言葉に考えさせられる。ミステリとしてしっかり作り込まれ、キャラクターも魅力的。読んだ後1週間は余韻に浸りたい作品。
  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM
    Fに続き、シリーズ二作目をやっと。
    Fが良過ぎて変に期待してしまうからガッカリしたらやだなぁとおそるおそる読み始めた、が要らぬ心配でした(笑)
    私自身、天才でも無ければ理系でもないので十分な説明無しに次々と出てくる専門用語は深く考えず半ば諦めて読み飛ばしています(笑)
    それでも十分に楽しめる森ワール...続きを読む
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima
    読みながらいつのまにか、橋場くんと喜嶋先生の幸せを願っていたように思う。戻れない日々、会えない人、手に入らないものを思うと胸が締めつけられそうになる。何を選んで何を忘れれば幸せになれるのか、そもそも幸せとはなんなのかすごく考えさせられた。これはこの先ずっと迷い、考えていくことなんだろう。
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima
    「(気持ちが疲れたとき)(人生に疲れたとき)心を整えてくれる小説」
    大学生活を思い出した。私は橋場さんにも喜嶋先生にもなれなかった。
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
    面白かった!!
    まずインパクトのあるあらすじと冒頭の会話!
    途中警察が来るまでが長かったけどどれも必要な内容だった。
    なんで島に儀堂さんが来るのかと思ったけどなるほどそう繋げるのか!
    両手足切断はかなりグロテクスだけど部屋から出てきたあの場面以外はそんなにグロテスクでもなく、あっさり飲み込めた。
    V...続きを読む
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
    登場人物達が魅力的だったことや、章ごとに動きがあって飽きずに読み終えることが出来た。

    内容としては難しい事を言ってるように見えて、意外に状況を想像しやすく、ミステリーなのに読み返すことが少なくて本当に読みやすかった。

    コンピュータ等理系の話(タイトル回収)はピンと来ないこともあったが本筋にはあま...続きを読む
  • 「やりがいのある仕事」という幻想
    とても面白かった。
    「こうせよ」とか「これが正しい」っていうことではなくて、ちょっとこんな風にも考えられるんだけど、あなたも思い込みを取っ払って考えてみたらいかが?ってかんじかなと思う。
    あとがき、にじーーーんとしました。

    検索できるのは過去にあった情報だけ。自分の問題は自分で考えなきゃじゃない?...続きを読む
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
    ウェディングドレス姿の遺体が登場するシーンはドキドキします!そして密室殺人。一連の展開はテンポか良くて面白過ぎます。
    「自分の人生を他人に干渉してもらいたい、それが、愛されたい」。うーん深い言葉。