森博嗣のレビュー一覧
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物語を読み終わり、巻末の解説を読み、まずこう思いました。
「とんでもないシリーズに手を出してしまった...」
第1回メフィスト賞受賞作ということで、これぞメフィスト賞といった驚きを与えてくれました。
まずこの作品、設定を30年ほど前に書いていたことに驚き。
理系ミステリということで読みづらいかもと感じてしまうかもしれないが、令和の今の方が技術面なども理解しやすく、読むのに向いているのではないかと感じました。
そしてトリックもさることながら、キャラがとっても魅力的。この主人公たちが登場S&Mシリーズがあと9作もあるなんて、とても幸せと思うと同時に途方の無さまで感じている笑
理解でき -
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〈期せずして生まれてくる僕たちのような子供を、普通の大人はどう思っているのだろう? どんなふうに見ているだろう? 仕事とはいえ、戦争で死んでいく子供たちのことを、彼らはどう自分の人生の中に組み込んでいるだろう? 何を受け止めているのだろう?〉
子供のまま大人になれない永遠の生命を持つ「キルドレ」として生まれたカンナミこと〈僕〉は、戦闘機パイロット。プロのパイロットは大人ではなれない。新しい配属先で勤めることになったばかりだ。前任者は死んでしまったらしい。大人たちは〈僕〉たちのことをどう思っているのだろう。子供のまま死んでいくことは、大人になってから老いて死ぬことと、どこがどう違うのだろう。 -
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ついにシリーズを読み終えてしまった。
いろんな考察も読んだけど、どれもしっくり来なくて、僕なりの感想を書きます。考察ではないです。
シリーズの最後の時系列なのだとのことだが、最初に執筆した作品なので、比喩や言い回しに癖が多めにあった。まずそれを楽しく読んだ。
文庫化したときにすぐ読んで、押井守監督で映画化されることを喜んだ。ぼくはポーランドに行ったことがあって、映画のシーンで建物や言葉にポーランドを感じた。映画は最高だった。
シンプルな言葉で複雑なことを書くのはとても高度な技だと思う。
熟達したダンサー、スポーツ選手、ミュージシャンなど誰でもそうだが、とても高度なことを簡単そうにやってい -
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ネタバレ混雑や行列に加わる人々を哀れで可哀想だと評する。自分の価値観・美意識にそぐわないと。このシリーズにおいて、著者はあくまでも個人的な意見と断りを入れて少々刺激的な発言をしているので、読者としてはカチンとくることもあるのだが、この意見に関してはちょっと擁護派を自認する。
このシリーズを読むときには、著者の居住地がどこか推理するのも一つの楽しみにしている。今回はいろいろなヒントが得られた。鉄道模型を走らせるほどに広大な敷地を持つことはことあるごとに書かれていたので、どうも日本ではないのではないかとあたりは付けていた。この著書では、「TVは見ない(地上波は電波が届かない)」と書かれており、さらに、「 -
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これまでのS&Mシリーズの中で1番おもしろかったです。動機は自分のような常人には理解しきれない部分はありますが、芸術家やアーティスト(マジシャンをこのくくりに入れるのであればですが)の探究心やこだわりには凄まじいものがあり、だからこそ多くの人の心を動かすことができるのかなとも感じました。幻惑と妄想の違いについて犀川先生と西之園君が話す場面もとても印象的でした。
話の本筋からはそれるかもしれませんが、執筆当時はおそらくほとんど世になかったであろうSNSの展開について予測(もはや予言)している部分があり、森先生のすごさが改めてわかりました。 -
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☆4.8
めちゃくちゃ好み。めちゃくちゃ面白い。
冒頭の四季博士と萌絵のギチギチと歯車が軋んで回らないような、愛想も社会性もなく本質だけを常に突いていたいと言いたげな、平たく言えば天才なんだろうけど実際に話すのは疲れるだろうな〜という会話からすでにドストライク。
一つ難点を挙げるとしたら上記の対話が終わって殺人事件が起きるまでがちょっと退屈に感じる瞬間はあった。本を閉じるほどではなく、その分ショッキングな死体の登場が鮮烈に印象に残るのがまた良い、とも言える。
謎を解く鍵、伏線、布石が満遍なく分布していることに舌を巻く。理系ミステリと評されるが、いくつかの謎については謎々と言おうか論理パズル -
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くそっ!!年末にブルシットジョブのせいで友達との飲み会に遅れた!仕事にやりがい感じられてない未熟者なのでこういうことがあるととても不服に感じる。
到着まで時間があるので移動しながら感想を書くことにする。
『やりがい』の考え方(やりがいの定義?)が個人的には一番刺さった。
『やりがいをもって仕事をしましょう』みたいなことを言うけれど、著者の考える『やりがい』の定義に従うとやりがいのある仕事なんてのは幻想だってことがよくわかった。
(もちろんやりがいをもって仕事をしている方はたくさんいるだろうけどね)
自分はいまのところ仕事にはやりがいは持ててないけど、それ以外のところでやりがいを持ってると