森博嗣のレビュー一覧
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Vシリーズ第3弾
月は幽咽(ゆうえつ)のデバイス
※2000年にこのタイトルは凄い
想像の遥か斜め上をいく作品
最後の方は空いた口が塞がらない
咽カラカラ状態、眉間に皺状態になってしまいました
面白いのだが、不思議な作品でした
そして、紅子、保呂草、林、七夏
未来の犀川先生、儀同世津子(S&M)が繋がってくるのかと。。。練りに練られてる設定なんだと
(練無、紫子、森川のおちゃらけ組も活躍良きです)
関心しながら、さきにS&M読んでて良かったなとも思いました。
※順番は何シリーズからでも、かつ、どのように読んでも良いと言われてるみたいですが、絶対時系列順がいいですw
時 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本の厚みのおかげで、読み始めるのに勢いと覚悟が必
要でしたー。
でも最初から読み応えがあって、その厚みもいつの間
にか忘れてました。
久しぶりの真賀田博士は楽しそうだったのが印象的。
いくらでも話す機会は作れたと思うのに、あのような
形で犀川先生と二人きりで話したいと願うなど、凡人
のような人間らしさが微かに感じられて、少し彼女の
基準からは「遅い」としても、理解してくれる犀川先
生がいてくれて良かったと思った。
萌絵の事が気になってしまう終わり方だったけど…
あの最後のサプライズ!
すぐに最初の方を読み直してしまった。
メガネ曇ってたから?
世界情勢や政治に関するお話をするアメリカ人女性を -
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森博嗣さんのミステリーは解決じゃなく納得だと思います。読み進めながら自分でも犯人や犯人の動機を考えてみたりする(当たったことない)けど、犯人が明らかになった時、確かに伏線回収によってすっきりとする気持ちと、到底理解できないような犯人の人格、でもそういう人間がいるって納得する。あとがきの受け売りだけど動機がないからって犯人候補から外されるミステリーとは一味違って良いです。現実にもそういう人間が当然いると思うし。モヤモヤしたりもする。でも紅子さんが正義云々言わない所が1番好きな所です。へっ君の事最後の最後まで気付かなかったけど、普通に気づくもんなら私は森ミステリー読者としてまだまだです....。
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Posted by ブクログ
S&Mシリーズ
第10弾
有限と微小のパン
850頁。。。読み疲れた。。。楽しみが。。。
終わってほしくない。。。
勿論最終の話としては大変スリリングで
想像の遥か上を斜めに行く展開に、最後の最後までワクワクが止まらないです
真賀田四季の天才はもちろんで
怖いのかサイコパスなのか、可愛いのか、いい人なのか、最後の終わり方が良すぎて(この人だったのかと、最初の方で全然重要じゃない雑談とか遭遇シーンあったよなと)
違うシリーズでの登場楽しみです
本作は
「装飾」がテーマであり
いろんな装飾がありましたが
スケールがデカすぎて絶対気付けないでしょw
犀川先生×四季の会話の言葉のセンス -
Posted by ブクログ
ネタバレS&MシリーズとVシリーズを読んできた読者にはご褒美みたいな巻でした…!!
まさか萌絵ちゃんと紅子さんの絡みが見れるなんて、嬉しすぎました…。
犀川先生&萌絵ちゃんも良かったけれど、保呂草さんと各務さんの関係もあって、ウワァ…!てなりながら読みました。
世津子さんのお母様が祖父江さんなの、犀川先生と紅子さんの関係がわかったら想像できるのに明言されるまで気づけなかった。
シリーズの連続性?というか、CLAMP作品的なリンクも楽しめてすごく良い。
肝心の四季博士の登場は少なかったけど、萌絵ちゃんや犀川先生など登場人物に多大な影響を与えているんだなというところがまたすごいなと実感した -
Posted by ブクログ
S&Mシリーズ
第9弾
「数奇にして模型」
この700ページはなかなか重かった(長い。。。細々時間取るの向いてない、登場人物多く最初が進みにくい、一気に読むがおすすめ)
正常と異常は何が違うのか。。。
(言葉にするの難しい。。捉えるのも難しい。。でも凄くいいテーマ)
仕事やら色んな事情で土日で読む時間確保出来ず
まるッと2週間掛かった
・登場人物多い
・怪しい人が多い
・好きなキャラも多い
(大御坊安朋 だいごぼう やすとも)
※最初は、この人いる?と思っていたが
中盤以降はこの人なしでは物語が進まないぐらい
いいポジションの人でした(頭もいいし、頭が切れるのがカッコ良かった) -
Posted by ブクログ
哲学×ミステリー
「自らの死を自らで選ぶ行為」をテーマにした作品。
日常のどこかで自分に交わりそうな地に足のついた情景と、淡々とした対話が読んでいて心地よかった。
ページをめくりながら、頷きつつ、それは自分の価値観とは違うなとそっと物言いを入れつつ。未熟すぎる自分の価値観が少しづつ成熟されていくように、思考が研ぎ澄まされていくのを感じた。
物語のテーマとして据えられていた「自殺はなぜ社会的に認められないのか」という問いに今の私はなんと答えるだろう。考えても考えても上手くまとめられない。きっと人それぞれ答えは違うから、私は私なりの答えを探しながらこれから生きていこうと思えた。
前作のように -
Posted by ブクログ
S&Mシリーズ
第8弾 今はもうない
素晴らしい作品でした
斜めの上の上からくる最後の結果で。。
(もしかしたら予想が擦るかも思ってましたが)
1ミリも擦りもしない結末
めちゃくちゃ綺麗で素敵な話でした
第1弾のすべてがFになる
に匹敵する作品です(作品の好みという意味)
登場人物の良さを感じて、どうなるのかと思っていたら、そこにくるかと。絶対思いつかない。
この結果がそして、嬉しいというか
もうこの8弾までくると、主要人物の性格も容姿も佇まいも完全にできあがってるので、そこを崩さずにサプライズをもってくるかと。。。
森博嗣先生は凄い。。。
睦子叔母さん性格良いからな萌絵とそりゃ似 -
Posted by ブクログ
S&Mシリーズ第6弾
幻惑の死と使途
先週の土日含とのこの3連休でようやく読めたが
これはこれで独特の作品でした
勿論犯人はかすりもしない全くわからなかった
※本作は冒頭の登場人物一覧がなかった。。。
(なんでだろう。便利だからぜひお願いしたいなw)
いつのまにか西ノ園萌絵の能力が格段にあがってきてますが、これで解決に思えたところに犀川先生のちょっとした一言が、全くちょっとしてなく
全部覆すという
素晴らしい設計でした
作品のたびに感動しております
トリックは二の次でいいんですよ
あくまで他人が想像できないであろう動機の熱量を考えながら物語に入り込めるのが心地よいんです
解説のプ