森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレスカイクロラシリーズを初めて読みました。アニメは見ていません。
主人公のカンナミは何に対してもあまり執着というものがなく、先入観もなく、かなり達観した考え方をしているのが印象的でした。そんな主人公でありながら、森博嗣さんの描写力もあって、不思議と感情移入してしまうような魅力的な主人公でした。
そんな主人公と女主人公の草薙とのやりとりは、独特の空気感がありました。エンディングは驚きましたが、それと同時にやはりそうなってしまったかという気持ちもあり、形容し難い感情でした。二人は互いに恋愛感情は無かったけれども、最後のカンナミの行動はある種愛情の様なものを感じました。(アニメ版のあらすじは恋愛感情と明記されていて違和感を覚えますが…)
全体的に世界観やキャラの価値観はかなり好みでした。シリーズの他の作品も読んでみようと思います。 -
Posted by ブクログ
・コンテストや競技、あるいは競争というイベントの時だけに「やった!」という達成感がある。
とりもなおさず、それは自由を獲得したというよりかは、不自由から解放されただけで、単に自由の出発点に立ったにすぎない。
・目指すものは、自分で決めなければ意味がない。
本当の自由がそこから始まる。
目指すものに向けて、少しずつ近づいていく自分、それを体感する楽しさ、そして、おそらくはたどり着けないかも知れないそのゴールを思う時の仄かな虚しさ、でも、とにかく、その前向きさが、自由の本当の価値だと思う。
・考える。行動することは生きていることにほかならない。
・その人が見た夢より素晴らしい現実はない。
・好きにも、嫌いにも、人間は支配されている。
・自由とは、ほおっておいて成り立つものではない。
常に磨かなければならない。
・「生きる」とは結局「死」への抵抗だ。
・「型」に価値があるのではなく、そこに込められた「心」がコンテンツだ。
・願わない夢は叶わない
・諦めなければ挫折は訪れない
・生きているということはそもそも「目立つ」ということ。
・生きていること自体が不安定。
・自由も不安定。
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Posted by ブクログ
久しぶりの森博嗣ワールド
でも
今まで読んできたタイプとは
違うように思えた
小川洋子さんを思わせる
とても好きな感じ
決して穏やかなものではない
不穏な世界
現実と幻想の狭間のような…
初めは聖女かと思えた彼女
でも…読み進めるうちに
純粋で繊細な
美しい死神…。という印象に変わった
とても哀しい死神だ
物語の中のアレやこれ
多くは細かく語られていない
そこが 悶えポイントだ
想像力をフル回転
何度も読み解きたくなる
物語の終盤に彼女は悟りを得る
読み手としても救いを得た
いろんな意味で。
私の人生を思った
彼女の選んだ道は しあわせだったのだろうか
そこからまた違う道へ繋がるのか
それとも…
この どちらかと言うと薄目の本に
もの凄い量のドラマが詰まっていた
読後感は決して良いものではない
むしろ…
でも不思議な魅力を
彼女からも この作品からも感じて
魅せられてしまった
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Posted by ブクログ
・自分を探す≒楽しさを見つける
・自分が発言する意見や、自分が行う思考も、実は自分から切り離すことができる。
・どんな場合に置いても、コンテンツを素直に評価することが大切。
しかし、コンテンツとメディアはたいてい切り離せない。
・楽しさは他社との比較から生まれるものではない。自分の中から湧き出るもの。
・どんな正義でも万人を巻き添えにはできない。
・今が楽しくないのは、ずっと以前に、楽しさの種を蒔かなかったからである。
・世の中全て自分も他者も世界も矛盾だらけ。
・仕事や生活に置いて常識的なことを、楽しさにも無意識に当てはめている傾向がある。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私にはミステリーなんてどうでもよくて、それより紅子
がどう感じて何を考えてるのかに興味があることがこの
本を読んで再認識した。(犀川先生の時と同じ)
殺人犯は誰?動機は?という問いには少しも時間を割か
なかった。ただ単純に外から見てた。
同じ天才でも四季は無機質にさえ感じたけど、紅子は逆。
感情を隠そうともしない。
機嫌はわかりやすい。
でも理解とは別で、「誰も自分を理解できない」という
思いを含む紅子のシャワーのシーンは読んでいて悲しく
なった。
孤独だね。
人を好きになるのは理屈じゃないと知ってるけど、あれ
だけ紅子が執着する林に紅子は何を見てるんだろう…
良い関係を後まで続けてるのに別れたのは何故だろうと
思わずにはいられない。理由を説明できるほど単純じゃ
ないとは理解してるけど。
人形、そう言われると人間は皆人形かも。
何かしらに多少なりとも影響されているので、操られて
いると言っても過言ではないと思ってしまう。
どこからどこまでが純粋に自分自身の意思なのだろう。
そんなものないのかもしれない。
モナリザは色がついてると書いていた時にもしかしたら、
と思っていた。人騒がせなお遊びだね。
保呂草はどんな反応だったんだろう?
ガッカリしただろうなぁ。 -
Posted by ブクログ
Wシリーズ完結
「人間のように泣いたのか?」
めちゃ良かったー( * ॑꒳ ॑*)
国際会議への武力介入の裏に、ハギリたちの頭脳戦、さらに人工知能たちによる電子戦争。
どうすれば人工知能を出し抜けるのか。
手に汗握る展開でした˙ᴥ˙
そして結局、真賀田四季は何をしたのか。我々をどこへ導こうとしてるのか?
・種を蒔いて、あとは育つのを待っている
・一流の料理人は料理を出した後は何も考えない
・ぼんやりと月夜の空を眺めましょうか
いろんなシリーズにもヒントは散りばめられてたけど、真賀田四季もすごく人間らしかった˙ᴥ˙。
何よりもウグイが可愛い( * ॑꒳ ॑*)
月夜を眺めながら手を繋ぐとか奥ゆかしい