森博嗣のレビュー一覧

  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

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    ネタバレ

    面白くて面白くて、止まらなかった。
    最後が衝撃的で悲しかった…。
    自分のやりたいことが見つかって、それにひたすら没頭できることは、なんて幸せなんだろう。

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    2026年03月08日
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

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    静かな研究室で時にはひとり時にはふたりで考えを巡らせる日々、めちゃくちゃ憧れる。
    こんな恩師に出会えたら誰が何と言おうとその時間をかけがえのない思い出にして記憶の棚に飾っておくだろうな。

    登場人物全員の幸せを願わずにいられない。

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    2026年03月04日
  • お金の減らし方

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    斬新な本である。今の時代に真っ向から反対路線をとるような。一言で言うと好きなことをする。そのためにお金を稼ぐ。
    最高に良い本だった。また読み返したい。大切なことは何かを教えてくれる

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    2026年02月28日
  • 四季 秋 White Autumn

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    読み終わったー!最高すぎたー!S&MシリーズとVシリーズがつながる展開に大興奮!特に保呂草さんと犀川先生、紅子と萌絵ちゃんの会話は妄想しまくってたものが見れた感じで本当に良かったー。保呂草さん、相変わらずカッコ良すぎて好き!各務さん泣かさないでくださいね!あと七夏と世津子、しっかり仲良い親子みたいでそこもほっこりしました。萌絵ちゃん見て逃げ出す林さんはあまりにイメージ通りすぎて笑いました。

    大興奮しつつも、ぜんぶが四季の手のひらの上にあるんじゃないかっていう恐怖も覚える展開は震えますね。森博嗣先生ってすべてがFになるのときからこの構成考えてたのかな?だとしたら本当に天才ですね。

    さて次は冬。真賀田四季はいったいどこに行きつくのか、楽しみです。

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    2026年02月28日
  • χの悲劇 The Tragedy of χ

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    ネタバレ

    Gシリーズ後期3部作の始まりを告げる今作。Xの悲劇をオマージュした作者の意図がエピローグの引用でありありと感じられる。Gシリーズを始動させたときから作者はこの展開を予測していたであろう。
    真賀田四季が想いを馳せる未来の形が凡人の私たちにも見えてきたのではないだろうか。

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    2026年02月20日
  • 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

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    異常性というか狂気というか。自分は「宇宙人から見たら自分が宇宙人である」と勝手に考えているのだが、異常性や狂気も相手から見たらこちらが異常なのかもしれないなと思ってしまいました。(自分自身の大多数から見て異なる点を開き直ってるわけではありません…)
    S&Mシリーズもいよいよ次がラストのようです。楽しみなようなさみしいような。とにかく西之園君が幸せになることだけを願っています。

    余談ですが、自分の中で大御坊安朋のイメージは、クリエイターズファイルで有名な某芸人さんです。みなさんはどんなイメージを持っていらっしゃるのか、気になるところです。

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    2026年02月16日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    ネタバレ

    事件のトリック自体は込み入ったものではないので、その気になれば気づける。この本が読者の印象に残っているのはそちらではなく、もう一方の方。

    まんまと作者に騙されたあとに読み返したが、一つだけこの仕掛けに気づける証拠を見つけた。
    途中アマチュア無線でSOSを呼ぶシーン、清太郎くんは自分のコールサインを「JH2WXF」としている。
    このコールサインは作者が実際に取得しているものをそのまま持ってきているのだが、アマチュア無線の頭2桁はプリフィックスコードと言って、枯渇するとアルファベットが新しくなっていく。
    「JH」は1970年代に枯渇しているので、仮に事件の舞台をこのシリーズの設定である1998年とすると医学部生の清太郎くんは乳幼児期に免許を取得していたことになってしまう。作中で父親はアマチュア無線に関心がないので、親子でコールサインを引継した可能性もない。となると時代は1998年より古いと想定できる。
    (廃止された無線局のコールサインを引き継いだなどの可能性はゼロではないのであくまでも傍証でしかないが…)
    作者がそこまで考えていたのかは不明だが、きっとこの作者ならやりそうだと思った次第。

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    2026年02月15日
  • アンチ整理術

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    部屋の片付けが苦手なので肯定されたくて読んだが、まーーー予想に反して面白い。
    人間関係や自分ですらも整理の対象かぁたしかに。

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    2026年02月15日
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

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    かつて自分が理系に進みたかったという思いを、改めて突きつけられる一冊だった。同時に、現実的に考えれば、自分にはその道を貫くことは難しかったのだろうとも感じた。経済学部に籍を置く自分にとって、作品を通して触れる研究者の世界は、決して実体験では得られない貴重な疑似体験だった。
    学生と教員の間に築かれる関係が、時間をかけてかけがえのない財産へと変わっていく過程には、静かな感動を覚えた。
    理系の学部生が大学院に進む前、院進か就職に迷ったときとかに読んでみてほしいと思った。実際どうなのかは理系の友達に聞いてみたい。

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    2026年02月08日
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

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    あなたは、人生が変わるくらいの人との出会いって今までにありますか?
    大学生活や研究などとは縁遠い私でも、不覚にも主人公の結婚式での喜嶋先生のエピソードで涙ぐんでしまった⋯⋯。殺人事件が起こるでもない、事件に巻き込まれるでもない、ごくごく普通の大学生の話。
    もしかすると、森博嗣作品の中で一番好きな作品かも知れない。

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    2026年02月08日
  • 四季 秋 White Autumn

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    シリーズ3作目。真賀田四季の残像だけでこのインパクト!
    オールスター勢揃いでテンションマックスの回!

    続きが楽しみやけど、次でラストやんー。

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    2026年02月07日
  • 集中力はいらない

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    森博嗣のエッセイを読んでいると。
    本当にこの方は本心で書いてくれてるなぁ。
    嘘偽りなく、こう思ってます。
    むしろ、みなさん違うんですか。
    ってくらいに淡々と自分の考えを綴って、
    毎度。森博嗣の頭の中を彷徨える仕様になってます。


    これがまた、快適なんだわ。


    あぁ、こういう頭の方があの複雑怪奇なトリックやら、なんやらを思いつくんだなぁ。
    長編にわたるあれこれは、この理路整然とした思考回路の中にきちんとおさまってるから、
    しっかり伏線も回収しつつまとめられるんだなぁ。

    集中って機械みたいになりなさいってこと。

    無言で、やることをただそれだけやれ。
    何も考えず、今目の前にあることにひたすら意識を向けてやれ。

    確かにな。
    人間、そもそも浮気性なんだから、そこを止めてまで集中するより、浮気性を利用しながら勧めるほうが理にかなってますよ。っていうのをちゃんと説明してくれます。

    浮気も離婚も、そりゃするよ。
    だって、そもそもそういうのが人間なんだから。
    絶対したらダメって思ってるから、
    揉めるのよ。
    ある程度、遊びをつくって、想定して、過ごせば、世の中慌てたり焦ったりすることほとんどないよ。って。
    大体想定内だから。
    だから、周りの人がワーワーあーだこーだって騒いでるの見たら、
    本当にすごいな。
    失敗すると思ってなかったんだな。
    自信あるんだな。よっぽど。
    って思う。
    って書いてあって。

    あなたが苦しんでるのは固定観念ですよ。

    頑張らない。余裕持って、自分の道を自分の足で歩け。と。

    SNSでよくみるモノに対しても。
    流行ってるんだ!
    じゃなくて。
    売れてないから宣伝してんだな。
    流行らそうとしてんだな。

    女性に人気!
    今話題の商品!
    っていうのも、今、女性に人気にしたいんだろつな。話題に載せたいんだろうな。

    そもそも、本当に売れて売れて困ってるものは宣伝しないよな。広告費までかけて。って話。

    他者視点で物事を見て、固定観念を崩す。

    あるものを常に別視点で見て、
    一挙集中しない。反集中、非常識、多視点で見る癖をつける。

    なるほどなぁ。本当だ。

    SNSのあのCMよ。
    危ねぇ、毎回惑わされるわ。

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    2026年02月05日
  • お金の減らし方

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     お金の使い方についての本。相変わらず作者が変わり者すぎて理解できない部分もあった。
     物書きという職業に至った経緯を知れるのは森ファン必見。

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    2026年02月01日
  • 新版 お金の減らし方

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    高尚というか斜め視点というか、でも私は嫌いではない内容。お金をめちゃくちゃ持っている著者の話なのでストレートに参考にはならないけれど。まぁでもそんなこといったら、本を書いている人なんて大抵が成功者でありお金持ちなのだ。自分と同じ境遇の人などいないわけで、「著者が富豪だから参考にならない」というのは理屈に合っていないのだよな。と当たり前のことにふと気づいたり。

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    2026年01月30日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life(文庫)

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    何にも拘らず、自分が自分のことを理解し、自分が楽しむための人生を生きる。この姿勢がブレないので読んでいて気持ちがいい。うじうじ考えがちな自分が弱った時に読みたい、お気に入りのエッセイになった。

    全40回の連載、どの回も面白いが、特にものづくりに関しては、自分の中で言語化できていなかったモヤモヤがたくさん解消できて、良くも悪くもすっきりしてしまった。今更ながら言い回しや文体が好みだと気付いたので、他のエッセイも読みたい。

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    2026年01月28日
  • 神様が殺してくれる

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    どこか幻想的なミステリー作品。

    欧州、アジアを舞台にした連続(?)殺人事件の調査が主人公の目線で語られます。
    犯人は誰だ?トリックは?なんてことは考えずにこの世界に浸ってください。

    森博嗣氏の「そして二人だけになった」、「WWシリーズ」を合わせたような印象。

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    2026年01月24日
  • 新装版 スカイ・クロラ The Sky Crawlers

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    〈期せずして生まれてくる僕たちのような子供を、普通の大人はどう思っているのだろう? どんなふうに見ているだろう? 仕事とはいえ、戦争で死んでいく子供たちのことを、彼らはどう自分の人生の中に組み込んでいるだろう? 何を受け止めているのだろう?〉

     子供のまま大人になれない永遠の生命を持つ「キルドレ」として生まれたカンナミこと〈僕〉は、戦闘機パイロット。プロのパイロットは大人ではなれない。新しい配属先で勤めることになったばかりだ。前任者は死んでしまったらしい。大人たちは〈僕〉たちのことをどう思っているのだろう。子供のまま死んでいくことは、大人になってから老いて死ぬことと、どこがどう違うのだろう。
     永遠を生きる子供たちを軸にして、人間の死と生に踏み込んでいく森博嗣の代表作のひとつです。文章といい佇まいといい、老若男女もちろん誰が読んでも楽しめると思うのですが、もしも十代前半くらいで読んでいたら、人生が狂わされていたかもしれないな、とも感じてしまったので、十代のうちに読んでおくといいのかもしれない、とも思いました。

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    2026年01月22日
  • 夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

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    これまでのS&Mシリーズとタイトルの雰囲気が違うなと思って読み始めたからか、中身もなんとなくですが新鮮に感じました。タイトルから勝手に爽やかさを感じていたのもあって、ラストは余計に心が苦しくなりました。

    蓑沢家はこれからどうなるのかな…
    知り合いの読書王の感想をききたくなる作品でした。
    とてもおもしろかったです!

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    2026年01月20日
  • 「やりがいのある仕事」という幻想

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    面白かった。物の見方が非常にフラットで明快。よく「冷たい」と言われる、というのがよくわかる。でも変な忖度とか共感がない分、すっと腑に落ちるみたいなところがある。
    やりがいも楽しみも自分の中から生まれてくるもの、というのを忘れずにいたい。

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    2026年01月20日
  • 新装版 スカイ・クロラ The Sky Crawlers

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    ついにシリーズを読み終えてしまった。
    いろんな考察も読んだけど、どれもしっくり来なくて、僕なりの感想を書きます。考察ではないです。

    シリーズの最後の時系列なのだとのことだが、最初に執筆した作品なので、比喩や言い回しに癖が多めにあった。まずそれを楽しく読んだ。

    文庫化したときにすぐ読んで、押井守監督で映画化されることを喜んだ。ぼくはポーランドに行ったことがあって、映画のシーンで建物や言葉にポーランドを感じた。映画は最高だった。

    シンプルな言葉で複雑なことを書くのはとても高度な技だと思う。
    熟達したダンサー、スポーツ選手、ミュージシャンなど誰でもそうだが、とても高度なことを簡単そうにやっているのは、そこに果てしない努力と、努力を努力と思わない精神がないとできない。

    何者にもならず、
    理解を求めないで、
    拒んで。
    判断せず、反射だけをして。

    僕はだれも殺さないけど、
    僕が買った掃除機を作っていた会社は、
    軍事に使う物品を作っているかも知れない。
    センサーとか、照明とか。
    それは僕がだれかを殺していることになるんだろうか。

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    2026年01月19日