森博嗣のレビュー一覧
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Gシリーズ第7弾
目薬の中身を劇薬に替えるという無差別のイタズラ事件。その製薬会社の社員が変死体で発見される。
面白かったー˙ᴥ˙
過去作を通じて、真賀田四季の思惑に最も近づいた事件。重要キャラ総動員で真賀田四季に迫る熱い展開(四季は一度も登場しない_φ(・_・
矢場香瑠の考えと、西ノ園萌絵の考え、そして犀川先生の推理を合わせたのが真賀田四季の目的と考えていいのか_φ(・_・
・心は脳ではなく躰の細胞全体で感じるもの(矢場)
・社会の中の人は、躰の中の細胞と同じ(矢場)
・ネットワーク上に新たな頭脳を作る(犀川)
・動物実験ではなく人体実験だから時間かかる(犀川)
・時間や寿命はすでに解 -
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ボイドシェーパーからはじまる5つの連作長編の完結編んである。禅という若い剣客の自分探しの道中の物語であり、成長の物語でもある。禅は、日本人が理想とする武士を体現する。強さ、やさしさ、潔さ、心の平静安定成熟、無欲、利他の心。一方で禅は武士の弱みである(とおそらく筆者が考える)「盲目的な忠義」からは自由である。5つの物語を読むことは、禅の道中に同行する喜びであり、至福の時間であった。たぶんそのくらい禅のことが気に入ったのだろう。一方で周囲の武士が見せる「盲目的な忠義」の非生産性・非合理性に今の日本社会の問題もみる。日本人の強さに武士道敵精神があるとすればこの盲目的な忠義にその弱さがある。官僚・小役
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ネタバレ春・夏とは違い、四季は登場しませんが、娘の死と研究
所から出た理由が明らかになります。
読み始めてすぐに思ったのは、「萌絵ちゃんどうした?」
でした。挙動が凡人のようで…
でも思い返してみると、萌絵ちゃんは犀川先生のことに
なると、昔から「普通の女の子」でした。
「有限と微小のパン」が萌絵ちゃんが自信をなくしたの
ではないかと少し心配になる終わり方だったので、四季
と犀川先生の関係、それぞれに対する萌絵ちゃんの思い
がわかるようで第1章は読んでいて辛かった。
第2章ではとんでもない事が起きるけど、それに関して
犀川先生は言及しないし、萌絵ちゃんがハッキリ聞くこ
ともないので、「あの犀川先生だ -
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Vシリーズ全部読破
最初は怪しい人ばかり登場するこのVシリーズ好きになれなかったけど、S&Mより好きになりました( * ॑꒳ ॑*)
事件は前作と比べるとシンプル。混乱することなく読み進められました。(犯人やトリックが分かるわけではない_φ(・_・。
いろんなキャラの関係性が描写されててよかった。保呂草と紅子、林と紅子、紫子と保呂草、保呂草と各務とか。今後も登場してほしい。
それよりもエピローグの密度の濃さ!
謎が謎を呼ぶラスト。
栗本基志雄ってあの子だよね?8歳?
そういう時系列なの?
あれ、捩れ屋敷の利鈍ってそういうこと?
まさかへっくんのS.S.って…
次は四季シリーズ -
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ネタバレ深海に沈んでいる潜水艦に高性能な人工知能が設置されていたが、ある時期から交流が行えなくなったため、何とかして対話を試みる内容。物理的、仮想空間的にアクセスを試みる辺りの流れが好み。
巻を通じて、当初挙動が良く分からない不気味な存在であるオーロラの印象が、なぜそうしたかが分かっていくうちにだんだんと一人の人格として認識できるようになっていく感じがして面白かった。最終的になんだ割と普通の人じゃん、的な感じになったのだが、どの辺りから相手を人と思えるのだろうかなどと思った。
お話自体も面白いのだが、合間に挟まる思想的なフレーズが良い。有機と無機、現実と仮想ひっくるめて一つの生命体になるというよう