森博嗣のレビュー一覧

  • 工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki

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    主人公の水柿くんは大学の准教授で、大学であった出来事に関連して色々なことに思いを巡らせるようなお話である。

    主人公の水柿くんはほぼ確実に作者自身のことであり (それはたびたび作中でこれは小説であることを念押ししていることからも逆説的に読み取れる)、作者がこの文章を書いているときに考え付いたことを無計画にツラツラと書き起こしている感じが好き。
    そのために、話の主題が違うところに飛んで行って、数ページぐるぐる旋回してまた戻ってくることもしばしばである。
    それを読みにくいと感じる人もいるかなあと思うが、作者の思考のリアルタイム性みたいなものが垣間見えて自分は面白かった。

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    2024年04月21日
  • 四季 夏 Red Summer

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    ある意味「すべてがFになる」のプロローグです。四季が引き起こしたあの事件の真相が明かされる。…彼女に近い思考で犯罪に手を染める輩?現実世界にけっこういそうですね

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    2024年04月15日
  • 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

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    本のあまりの厚さに読む気が多少失せたけど、読み
    始めてみるとそれも忘れてしまいました。
    久しぶりの萌絵と犀川先生!
    でも、読み忘れた巻があるのかと思ったほど、これ
    まで持ってた二人の印象と少し変わった感じがした。
    自ら事件の中に飛び込んでいく萌絵なので仕方がな
    いとは言え、毎回毎回、犯人に殺されそうになり、
    犀川先生がやってくる…
    というパターンはどうでしょう。

    犀川先生の洞察力と思考力は相変わらず素晴らしい。
    何でも分類化され名前が付けられる社会で生きてる
    人間にとって、常識に囚われずに思考することはか
    なり難しい。
    事実は小説より奇なりというけれど、想像力に富んだ
    小説家の想像を超える「常識」を持った人が世の中
    にはいるんだね。

    一年後の筒見教授の発見が怖かった。

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    2024年04月13日
  • 道なき未知 Uncharted Unknown

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    日本人は性格的に議論が苦手というよりは、言語の性質上議論が難しいらしいね。言語というものが性格を形作るのかどっちが先かわからないけど。

    私も嫉妬したことない。自分が望んで無いものが上の人はそもそも興味無いし、自分が望んでるものだとしても、自分はそれに対して死ぬ気で後悔が無いぐらい努力してるから、それでかつ、自分より上なら尊敬にしかならない。これって人と比べないというのもそうだけど、自己肯定感の高さとかも関係あると思う。

    森博嗣の本読むと、普通の人はそれはそれだと何も考えずに受け入れる所を、ことごとく全ての事を自分の頭で考えてるんだろうなという印象を受ける。小さい頃にものをバラバラに分解することが遊びだったって言ってたけど。それはモノだけじゃなくて社会通念とか目に見えないことに関してもバラバラにして考え直してるんだろうなと思う。

    当たり前のことも森博嗣独自の解釈で語られてるの見ると、そういうことかみたいに良い意味でゾッとすることが多い。

    森博嗣 もり・ひろし
    1957年愛知県生まれ。工学博士。某国立大学工学部建築学科で研究をするかたわら、1996年に『すべてがFになる』で第1回「メフィスト賞」を受賞し、衝撃の作家デビュー。以後、続々と作品を発表し、現在までに300冊以上の著書が出版され人気を博している。小説に『スカイ・クロラ』、『ヴォイド・シェイパ』、『ダマシ×ダマシ』、『青白く輝く月を見たか?』など。エッセィに『自分探しと楽しさについて』、『小説家という職業』、『科学的とはどういう意味か』、『孤独の価値』、『作家の収支』、『夢の叶え方を知っていますか?』などがある。

    とまあ、そういう概念的なこと、抽象的なことを書いても、ピンとこない人が多いことと思う。僕自身は具体的なものが大嫌いで、抽象的なものをいつも求めている。けれど、世の中は大半は、具体的でないと話さえ聞いてもらえないようなのだ。 たとえば「どんな仕事をしたいのか」と尋ねると、ほとんどの人は既に存在する職種を具体的に答える。さらに、自分の知った人が実際にしているものが、憧れの仕事として認識されている。そんな場合が多い。 世の中で大成功をして大金持ちになった人というのは、たいてい、それまでなかった仕事を始めた人である。誰もやっていなかったことを発想して実行したのだ。これなんかが、道のないところへ踏み出したフロンティア精神といえる。

    都会とゲームの中ではそのとおりかもしれない。でも、現実の世界をよく見てみよう。世界には、都会でないところの方がはるかに広い。現実はゲームのようにお膳立てされていない。

    逆に、馬鹿に大袈裟に(しかも必要以上に繰り返し)伝えられる情報は、実は大したものではない。大騒ぎさせて、誰かが儲けようと仕掛けているだけのことで、慌てるような事態ではない。「もうすぐ○○が品薄になるから今のうちに買っておけ」といった情報は、まちがいなく宣伝である。真に受けると、高いものを買わされるだけだ。

    なんでも良いから、毎日こつこつと続けていると、この自分の変化を頻繁に観察することができるし、小さな自信が毎日生まれる実感がある。べつに、大したことではない。毎日ジョギングをしても、毎日庭いじりをしても、毎日本を読んでも、なにをしても、自分に変化がある。「こんなに走れるようになった」という実感である。 仕事である必要は全然ない。仕事なんて、人生における主目的ではない。仕事は道の一つにすぎないし、不可欠なものでもない。生きていく目的というのは、むしろ自分の変化を楽しむ方にある、と僕は感じる。

    ビジネスにおいても、道具は非常に重要だ。道具にばかり凝る人間を「道具道楽」とする向きもあるが、上手く嚙み合うことがないわけではない。道具によって人生が変わることだってある。少なくとも宝くじを買うよりは、道具を買った方が期待値が高い。ときどき、ちょっと高価なものを求めるのも良いと思う。素晴らしい道具は、機能的な満足度だけではなく、使う人間の背筋を正す効果があるものだ。

    折合いとは、譲り合いみたいな意味だ。妥協といっても良い。理想のとおりには生きられない。それは、森林の中に道を通すのと同じで、どこに道を通せそうかと見定める眼力、あるいは思考力が必要になる。理想というのは、妥協によって部分的に可能になるものだ。この折合いによって、夢が現実へと導かれる。

    中学生のときはワンゲル部だった。ワンゲルは山とは限らないけれど、でもだいたい山道を歩く。登山部よりは少しだけソフトな感じ。山に登ると本当に気持ちが良く、これは登った人にしかわからない感覚だろう。ただ、山道というのは、山の頂上へ向ってほぼ一本道で、多くの場合、行き着いたあとには同じ道を引き返さなくてはいけない。いささか虚しい行為だけれど、それでも、多くの人たちが山登りに魅了されていて、危険を顧みず臨む人だって沢山いるのだから、よほどのことなのだろう、と思ってほしい。

    楽しいことは、「発想」から生まれるものだ。他者が持ってくる面白そうなものに飛びつくだけの人生では、真の楽しさを知らずに終わることになる。そういう人は、誘われることでしか楽しめない。誘われるようになるにはどうすれば良いのか、と悩んでばかりいる。そのうち、誘ってくれないのは相手が悪い、と周囲を憎むようにもなるだろう。

    数日まえに、奥様(あえて敬称)と二人で、二千キロほどのドライブをしてきた。四日かけてである。これだけ走ると、けっこう風景が変わるものだ。風景が面白いのは、老人の特性で、僕たちはもちろん老人である。 娘と犬たちが留守番だった。僕はこういうときに、簡単な遺書を書いて出かける習慣である。いつ死んでも良いと思っている。綺麗事ではなく、本当にそう信じている。

    僕は、病院に何十年も行っていない。風邪薬も頭痛薬も一切飲まない。苦しいときは寝ることにしている。眠れないくらい苦しい病気も幾つかしたけれど、救急車を呼ぶまえになんとか治った。一番酷いときは三日間苦しんだ。もう諦めようかと思った頃に少しずつ良くなり始め、もしかして、まだ生きられるのかな、と思ったのを覚えている。 そんな僕であるから、もし具合が悪くなったら、とにかく、痛みや苦しみを避ける治療をしてもらうことはあるだろう。でも、病気を根本的に治してほしい、とは思わないし、また、この治療をすれば寿命が延びる可能性がある、といったものもご免だ。だから、健康診断も不要。 ようするに、延命治療は望まないということである。それから、もし合法になったら、是非とも安楽死で死にたいとも考えている。自分の判断で死ねるのは、大いなる自由だと思う。僕の場合、これは若いときからの希望だった。ただ、人にはすすめない。人は皆、それぞれ自分の生き方があるだろう。それが自由だ。

    実は、僕は「嫉妬」という体験がない。嫉妬の意味は知っているけれど、自分がその立場になったことがない。また、他人を羨ましい、妬ましいと思ったことが一度もない。 たとえば、お金持ちを羨ましいとは思わない。お金持ちになりたい人だったのだな、と思うだけだ。みんなが自分の欲望を自分の方法で実現しようとしている。その欲望は人によってさまざまだし、また方法も人それぞれで違っている。だから僕の場合、羨ましいとか嫉妬とか、そういう他者との比較関係になりえないのである。自分と同じ人間はほかにいないのだから。 

    こういった価値観は、やはり、価値をシェアしていないから生まれるものだろう。つまり、人と取り合いにならない。欲しいものは、すべて自分の中から生まれてくるのだから、誰かに取られる心配もなく、また、欲しいものは無限にあるので、いくらでも人と分かち合える。 僕は、欲しいものを買うために行列に並んだことがない。僕の欲しいものは、そんなふうに数に限りがあるものではないからだ。誰かが素晴らしいものを持っていても、それが欲しいとは思わない。自分にとって素晴らしいものは何か、と考え、人と同じものを欲しくはない。 悪事を働く人を見ても、困ったことだな、と感じるけれど、腹が立つことはない。それが、その人の欲望と方法なのだなと思い、そういう人がいることを認識し、自分の立場を確認するだけである。

    研究者という極端な環境に三十年近く身を置いたためか、僕は本質の価値を学ぶことができた。それは、実社会ではあまりにも異端で、常識外れといえる価値観だろう。でも、今まで一度も裏切られたことがないし、今もそれが間違っているとは全然考えていない。 一般に、極端な考え方は嫌われる。そんなことばかり口にしていると、相手にしてもらえなくなる。だが、そこは、匙加減だ。 本質は飾りとは無関係だ、みたいな極端な価値観は、それだけでは成り立たないにしても、たとえば、スパイスのようなもので、微量でも加わると絶大な効果がある。

    英語圏の組立てキットは、今でも文字だけの説明のものが多い。つまり、英語の文章は、それだけ精確に手順を示せるし、読んだ人も、頭でその映像を展開できる、ということだろう。日本人は、これができない。だから、わざわざ立体のイラストをありがたがることになる。 日本語というのは、論理性に乏しい。非常に曖昧な表現しかできない。必然的に、この日本語で思考をする日本人の多くは、論理が苦手で、しかも言葉に拘る。議論をすると、相手の言葉尻を捉え、揚げ足の取合いになってしまう。

    教育する側の人も、大多数が勘違いしている。子供になにかをやらせるときに、それを好きになってもらおうとする。

    最初は中小企業が儲かっても、いずれ大企業にシェアを奪われるのと似ている。自然界は熾烈な過当競争なのだ、と思い知らされる。自然は、基本的に残酷だ。野生には人情など微塵も働かない。

    知識を沢山持っていることが教養だと信じている人がいるが、それは間違いである。有名な格言にもあるが、自分がいかに知らないかを知っていることこそが教養といえる。 知っているから思い上がり、油断をし、そして考えなくなる。もし知識量が偉さならば、人間よりも辞書が偉い。辞書は自分が「知らない」という意識がないし、自分で考えない。だから、教養が高いともいえない。辞書は生きていない。それが、知識というものの限界でもある。「知らない」という意識は、知ろうとする動機になり、ほとんど「生きる」と同じ意味や価値がある。知らないから考え、知らないから努力をし、知らないから知るための努力に心を打たれる。

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    2024年04月11日
  • 諦めの価値

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    諦めるということにネガティブなイメージを持っていたが、この本を読んで意識が変わった。諦めることで別の選択肢にシフトすること、全く悪いことではないと思えるようになった。
    主題ではないが、「楽しさは、夢へ向かう加速度にある。」が新たな発見。楽しみを見つけるために、興味を持ったことはまず始めてみたい。

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    2024年04月07日
  • 「やりがいのある仕事」という幻想

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    とても面白かった。
    「こうせよ」とか「これが正しい」っていうことではなくて、ちょっとこんな風にも考えられるんだけど、あなたも思い込みを取っ払って考えてみたらいかが?ってかんじかなと思う。
    あとがき、にじーーーんとしました。

    検索できるのは過去にあった情報だけ。自分の問題は自分で考えなきゃじゃない?って。
    あーーー私、なんでもとりま、検索する癖ついて10年以上…。
    無駄に検索してなんも得ないで時間だけかかって、「自分で考える時間」を無くしてるとか。

    新書も面白いものである。

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    2024年03月20日
  • 四季 冬 Black Winter

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    複数回読み返して、やっと感想を書けるまで整理できた。それほどまでに、天才「四季」の思考は広大だと感じた。

    ある章に四季と娘の会話とも解釈できる箇所がある。
    その深さ、趣き、静謐さ、ほのかな温もりの美しさに何度も読み返してしまった。
    この数ページを読むだけでも価値があると、私は思っている。

    『祈りにも似た、美しき完結編』
    帯に書いてある「祈り」という、その言葉がこれほど似合う小説もなかなかないと思う。

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    2024年03月15日
  • 夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

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    前作の間の別事件の話。

    犀川先生と萌絵の出番は少なかったけどとても楽しめました。

    このシリーズももぅ少しで終わってしまう。でも森先生の本はまだ沢山あるのでまだまだ楽しめそうである。

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    2024年03月10日
  • 新装版 クレィドゥ・ザ・スカイ Cradle the Sky

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    ネタバレ

    私はスカイクロラから読み始めて、最後にこちらを読んで彼女たちが救われることはないの?!としばらく想いに耽っていた事を覚えています。
    良い考察を読んでなるほどと思ったので、再読するつもりです。

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    2024年03月06日
  • 新装版 スカイ・クロラ The Sky Crawlers

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    私はスカイクロラから読み始めてしまいましたが、最近読んだ記事で、時系列的にはスカイクロラが一番最後、と言うことと、良い考察を読んだので再読したくなっている作品です。(2024.3)

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    2024年03月06日
  • 諦めの価値

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    為末大さんの「諦める力」に共感した人はぜひ合わせて読むべき一冊。
    さらに理解が深まること間違いなし。

    夢を叶えるために、手段を諦めることは決してネガティブなことじゃない。
    むしろ諦めることによって夢が叶うと。

    「その夢はもう諦めた」と言う人のほとんどは実は諦めきれていない。
    それは夢ではなくただの憧れであって、何も行動していないだけ。
    (この考え方には胸が痛い人が多いはず。もちろん僕もその一人w)

    本当に夢を追いかけていれば具体的な行動を伴っているはずで、だからこそ諦める機会が訪れる。

    もっと夢を真剣に考える必要があるなと痛感した。
    また、他者に期待しない生き方はすごく参考になり、今すぐに実行しようと腹落ちした。
    何度でも読み返したい良書。

    【Action plan】
    ①夢についてロジックツリーで深堀する
    ②他者に期待せずに生きてみる

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    2024年03月04日
  • 月は幽咽のデバイス The sound Walks When the Moon Talks

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    ネタバレ

    ここ最近で読んだミステリィの中ではかなり好きな方だった。
    トリックはかなり単純。部屋に散乱する水や死体の状態など現場は複雑だったが、水槽と池の接続の伏線、館の独特な構造を考えれば正解に辿り着けても良いくらいのシンプルさだった。
    パラボラアンテナとか全く事件に関係ないのに、こちらが意味を読み取ろうとしすぎて作者の術中にハマってしまった気がする。人は意味のないものに意味を見出そうとする、作為の有無にかかわらず事象はひとしく事象である。教訓。
    探偵役の推理に粗があり、他殺の線を完全には消し切れていないところがやや引っかかったが、被害者が覚醒剤を使用していたことも踏まえると事故で結論づけて良いんだろうなと思う。
    Vシリーズ3巻目にして1番ちゃんとハマれた作品だった。最後の「キスなんかじゃ起きませんから」で瀬在丸紅子を一気に魅力的に感じてしまった。
    個人的に、前の夫である林警部をごりごり引きずってるのが自分が紅子を好きになれない原因なのだが、これはキャラクターのひとつの味だと思うので完全に自分が悪い。創作物に出てくる林警部みたいなプレイボーイが苦手だ。
    ところで、エンディングで保呂草がなんか企ててるっぽいけど、この描写って1巻や2巻にもあったっけ…
    1巻はそもそも保呂草の偽物が出てきてたのは覚えてるけど、2巻にもこんな匂わせあったか定かじゃない。
    シリーズ全体のストーリーを追うことに影響するので、なんとか前作もフォローアップしたいと思った。

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    2024年03月01日
  • 馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow

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    ネタバレ

     もしかしてほんまに加部谷恵美に救いってないのか?今回のタイトルは「風来坊」から来てるんだろう。社会から外れた生き方を望むことはできないのか?という確固たるテーマ性を持っている。そして次は「歌の終わりは海」で「尊厳死」か。なるほど。

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    2024年02月25日
  • 新装版 スカイ・クロラ The Sky Crawlers

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    押井守監督の映画が好きで、今回原作を読破しました。
    読み終わった後、好きになった作家だと思います。
    キルドレと呼ばれ子供として永遠に生きていく少年兵が主人公で、そこから分かってくる、生と死についてや、戦争がエンターテイメントとして扱われていいる平和は、良いものなのかを考えてしまいました。

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    2024年02月22日
  • 夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show

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    Vシリーズ4作目。
    話が面白く、一気見!今のところVシリーズで一番好き!
    れんちゃんのキャラが好き!

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    2024年02月20日
  • 四季 春 Green Spring

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    200ページまでずっと違和感を感じながら、鈍感なので、わからない状態で読んでた。200ページ辺りでやっと違和感の理由に気づき、最初からもう1度トレースして、やっと納得したかと思ったら、ここからまた謎が深まり、最後まで全部は理解出来ずにいた。ネットで深読みのサイトを見つけてちょっとスッキリしたというか、最後の最後だけ混乱したけど、その手前までの理解はどうも合っていたみたい。いやー、森先生天才すぎる。夏秋冬も楽しみにしながら、春のように混乱したくはないなぁ。

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    2024年02月20日
  • 諦めの価値

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    諦めるのはなにかもっと大事なものを守るための手段であることを忘れてはいけない。諦めることに善悪もない。政界も間違いもない。唯一のアドバイスは考えなさい。また再読したい。

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    2024年02月14日
  • キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK

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    ネタバレ

     いよいよγまで来た。犀川先生、西之園萌絵、加部谷、海月、等オールキャストのこのシリーズ。犀川先生は相変わらずかっこいいし加部谷は結構攻めてるし、雨宮は可愛いし読んでてずーっとニコニコしてる。事件自体は相変わらずぼんやり終わったけれど、SNSだけじゃなくてディープフェイクを匂わせる描写があったり、やっぱり森博嗣はすごいなぁと感じる。

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    2024年02月06日
  • 君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?

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    ネタバレ

    やっと読み終えた。
    予想がついていた方が多い中、私はことの真相に全く気付かずに素直に驚き素直に楽しめた。
    ロジの告白に泣きそうになったほど。

    これは最終巻っぽいですね。
    寂しいけれどとてもうれしい。

    おめでとうございます。

    できれば元の名前に戻って終わって欲しかったな(終わりだとするならね)

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    2024年02月03日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

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    うわーめっっっちゃくちゃ面白かった!!!!!
    今まで読んだVシリーズの中でダントツで好きですこの話!
    凄く!いい!!!
    タイトルも凄くいいですよね、これもVシリーズで一番好きかもしれません何か前前前世みたいで良くないです?(月は幽咽のデバイスもなかなか競ってるけど)。

    今までのシリーズと違ってちょっとこう、まず始まり方から違っていて。
    ん?知らない人の恋愛事情見せられてる?何で???と思いつつ少しずついつものメンバーが集まってきて、それからお察しの通りに事件に巻き込まれていく、みたいな展開なのだけども。
    何かこう、終始お洒落。
    とてもとてもお洒落。
    何なんだろう、物凄く自然に色んな場面が映像として浮かんでくるんですよね。
    展開のさせ方とかもあるのかもしれないけど、全体を通してお洒落な洋画観てる気分になれるというか。
    個人的にエピローグの一番最後がもう最高でした。
    前回「ざまぁ」と思っていたあの人のことも少しだけ見直しましたし。

    それにしても今回の紅子さん、かなりやらかしてるのにめちゃくちゃ上から目線すぎて呆れる通り越して笑いました。
    やっぱり紅子さんはこうでなくちゃ。

    個人的には実写化とかあんまり好きなタイプではないんですけど、これは映画とかで観てみたいと思わせてくれる作品でした。

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    2024年02月01日