森博嗣のレビュー一覧

  • お金の減らし方

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    日経ウーマンで紹介されていた。

    「お金の減らし方」というタイトルだが、お金の「使い方」について書かれている。お金の使い方は人生の考え方そのものだと思った。

    何となく感じていたけど改めてそうだなあと思ったこと。
    ・他者の目を想定して購入しない。誰にも会わない、見られない生活でもそれを買うかを考えて購入を決める。→もはや着飾ろうとかキレイに見られたいとかいう考えはないので、洋服とか化粧品などは本当に必要最小限にしようと思う。一番失敗するのもこの分野なので。
    ・自分で買ったものは売らない。欲しいものしか買っていないから。→それは理想の状態である。売るのも手間とコストがかかるから。将来売りたい気に

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    2023年05月06日
  • 神はいつ問われるのか? When Will God be Questioned?

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    ネタバレ

    WWの2冊目。この素敵なふたりは何...?
    ロジが可愛いしカッコイイし、グアトの前ではしおらしいしで、萌えすぎて感情がおかしくなるかと思った。少ない頁の中にも森ワールドが凝縮されていて幸せだった。ヴァーチャルのクマさん想像したらちょっと笑えた。

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    2023年05月01日
  • 「やりがいのある仕事」という幻想

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    仕事のやりがいって何?やりがいと思ってきたことは実は外からの見え方だったんじゃないの?キラキラして見えて、自慢できるかどうかが基準になっていたのではない?
    本当にやりたいことをしている時はただそれをしていることが楽しいから、評価も報酬もいらない、外的モチベーションなんて必要ない。やりたいこととはそういうものだ。
    やりたいことは仕事でなくても良い。朝起きたら布団を出て歯を磨くように、やりたいことをやるための一ステップとしての仕事だっていいんだ。
    やりたいことがないなら、それは探し続けるしかない。
    全てのメッセージが心に刺さりました。
    折々に立ち戻って読みたい本です。

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    2023年04月27日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

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    ネタバレ

    Vシリーズ5作目です。今回も新たな重要人物の登場(今後の活躍にも期待)で益々面白くなっていきます。リズム感とユーモア溢れる会話、保呂草・紅子のキレの良さに加えて、林・祖父江との微妙な距離感とそれぞれの絡み…この4人の関係性が、このシリーズの醍醐味の一つですね。上空密室での真実は、流石森先生。「死ぬために人は〜」と、哲学のspiceも加わり、今回もたっぷり楽しませていただきました。

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    2023年04月26日
  • 森籠もりの日々

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    1672
    5冊合本版買って1400ページぐらいあるけど、長さが何の苦にもならない。美しい森を瞑想しながら歩いてるみたいな文章。

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    2023年04月20日
  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

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    ネタバレ

     西之園萌絵の核心に触れる物語。最初に出てきた時にはただの過去の事故でしかなかった両親の死。それがここに来てスポットがあたる。あれは事故ではなく事件。そしてその裏には真賀田四季が。犀川先生が萌絵が事件に首を突っ込むことに寛容だった理由もわかる気がする。S&Mシリーズは萌絵にとって自分が封印したものの代理にすぎない。本当は両親のことが知りたかったし悲しみたかった。でも封印したから他で補った。その萌絵は今作で両親の死の真相に迫る。それだけではなく、愛犬トーマとも死別する。トーマの死に涙を流せること、それは萌絵が両親の死を受け入れたことを意味するのだろう。ありがとう。トーマ。
     萌絵の行動原

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    2023年04月20日
  • 新装版 クレィドゥ・ザ・スカイ Cradle the Sky

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    名前が明かされない『僕』が主人公として書かれていたので、エピローグまでミスリードさせられてしまった…
    エピローグのシーンでは思わず、えっΣ(゚д゚;)となってしまった
    シリーズ通して一人称視点での思考や五感を元に描かれているのでストーリー全体のリアリティがとても高く、特に戦闘シーンは臨場感がすごい!
    今作は主人公が幻覚を見て、幻と現実の境が分かりくいこともあって読んでいる最中こっちも夢を覗いているような気分になった
    これから社会人として大人になる自分にとっては、解説の押井守監督の言葉は染みつつも励まされるところがありました
    刊行としてはシリーズ最後の短編集で補完される内容があるとの事なのでぜひ

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    2023年04月16日
  • 君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?

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    「あれ? きっと、そういう話だよね……」っていう序盤から加速して「ですよね(甘々)」っていうゴールまで全力疾走。キャラ萌え的な意味では最高。
    伏線も回収祭りで、時折、本を閉じて息継ぎしないと気絶しそうでした。
    そのおかげで、読むのに異常に時間がかかってしまいましたね。
    あれ?これが最終巻だっけ??

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    2023年04月16日
  • 君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?

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    無茶苦茶面白い!その面白いと思えるのが、一番初めの「すべてがFになる」から全作お付き合いしているからだ、と勝手に解釈しているのは、単なる長年の森博嗣ファンの自己満足だとわかっているけど。あと、この作品は恋愛小説でもあるのかも。そのあたりの悩みをトランスファと会話するところが俊逸の出来。

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    2023年04月16日
  • λに歯がない λ HAS NO TEETH

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    ネタバレ

    さすが森博嗣と思える密室トリック。一番シンプルでスマートな侵入方法を考えればいい。だがそれが難しい。ちゃんと理系っぽい内容が伏線になっているのも良い。瞬時に見抜く犀川先生がやっぱりかっこいい。今回は真賀田四季は関わっていなかったみたい。だが保呂草も登場し一体どう話が進んでいくのか予想がつかない。

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    2023年04月12日
  • レタス・フライ Lettuce Fry

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    ネタバレ

    ラジオの似合う夜
     これって林さんのことやったん!?確かに保呂草っぽい事件が出てきたなとは思ったが…。事件云々よりかはX.Jとの絶妙な関係が好き。このどっちつかずなへたれさというか優柔不断っぽさがある男の決断。確かに林やわ。

    檻とプリズム
     妥協的理解とかが出てくる最初らへんの描写が好き。大人になるって確かに妥協を積み重ねることよな。

    証明不可能な煙突掃除人
     星新一の話みたい。ふわっとした感じが好き。

    皇帝の夢
     ドグラ・マグラみたい。

    私を失望させて
     前にもあったなぁこんな話。軽いやりとりが好き。

    麗しき黒髪に種を
     罪悪感にさりげなく苦しむ。あるよねぇこんなこと。あの時ああし

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    2023年04月10日
  • εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε

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    ネタバレ

    不思議な話。森博嗣のシリーズで一番不思議かも。警察はテロ組織を捕まえるために囮を用意した。バスジャック犯確保のため囮のバスを用意し、それ以外(εの関係者ら)は正規のバスで定刻通りに発車した。囮のバスに乗ったのは加部谷と山吹、そして柴田。他は正規のεのバスに。爆弾が解体し終わるまで時間を稼ぐため囮のバスは走り続け、トンネルで確保。しかし、正規のバスに乗っていたε達は自殺願望者の集まり。運転手もグルになって谷底へ。矢野の描写にある「前の方の声」は大泉の「死にたくない奴は降りろ」との発言。バスが2台あることの伏線は加部谷の描写ではステップにいるはずのバスジャック犯が榛沢の描写では運転手の後ろにいたこ

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    2023年05月04日
  • 読書の価値

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    相変わらず面白い。読書というか本をテーマに森博嗣論の展開しまくり。やはりこの人は特殊である。有名になりたくないらしい。。

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    2023年04月02日
  • ダマシ×ダマシ SWINDLER

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    ネタバレ

    うわぁーそうくるか!!
    ファンサービスに感謝です!!
    小川さんも真鍋くんも永田さんも上村さんもみんな幸せになれますように。

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    2023年03月09日
  • ムカシ×ムカシ REMINISCENCE

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    ネタバレ

    本シリーズでは今のところ一番面白いと思いました。文学的でロマンティックでそして悲劇的なストーリーで、そんな雰囲気がとても好きでした。
    そして結末ですが...いろいろ思うところがあり、考察を検索していて、衝撃。なるほど全てが腑に落ちたという感じでした。読み直してみると伏線もところどころに散りばめられていました。

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    2023年03月05日
  • 暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss

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    深い悲しみを予感させるけれども、その全ては描かない。読者の想像に任せているのだろうか。
    感情なんて所詮ただの印象でしかなく、言葉をあてがっただけで汚れていく。しかしそれを介してしか交流が出来ない、他者を理解できない人間という存在の儚さよ。不純であるがゆえに美しい、ワビサビっぽい世界を感じた話だった。

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    2023年03月05日
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

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    読み終わった瞬間に後悔した。
    もっと、ゆっくりと時間をかけて読むべきだった。
    続きが読みたくて仕方ない。森博嗣の描く人間の未来を。

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    2023年02月28日
  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

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    ウグイが素敵。
    そして、このタイミングで『赤目姫の潮解』が漫画化したのです。完璧すぎて、シミュレーションの結果です、という感じだろうか。
    森博嗣と講談社に踊らされる日々です。

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    2023年02月28日
  • 血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null?

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    何を話してもネタバレと言えばネタバレになる感じ。
    固有名詞すら言えない、というか固有名詞が言えない。
    しかし逆再生にはやられた(笑)
    今後パティとの再会イベントは発生するのか…など、そろそろ百年シリーズを再読しないと記憶の限界に来ているなあ。

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    2023年02月26日
  • 赤目姫の潮解

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    漫画化不可と思われた作品を、よくぞここまで。
    しかし圧倒的な絵の情報量のために、1P読むのに時間ががが…(これは僕の画像処理能力の遅さかもしれないが)。
    小説の方も再読して、見比べたい。

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    2023年02月26日