森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一人の少年が夢中に夢を追い、その見えない夢の頂きを目指し、ゆっくりと道を歩いていく、喜嶋先生と共に
少年はいつしか青年になり、そして大人になった
自分の歩いてる場所は、もはや夢中に歩いてきた道でない
そして喜嶋先生は隣にいない
夢中になって歩いてきた研究の道に寂寥の想いをはせる、大人になってしまった少年
その胸に残る青春の残像
喜嶋先生との静かな世界
爽やかなエンディングに添えられた悲しい現実
それはファンタジーのような日常が現実に戻る瞬間
最後に泣かされるとは思いもしなかった
これが森先生の自伝的小説だと知り、しかも地元の名古屋大学で助教授をされていたとの事
リアルな研 -
Posted by ブクログ
「意識というものが、ソフト的に構築されるものであり、経験と判断の積み重ねによる反応のシステム化にすぎない、いわば幻想といっても良いくらいの存在だということを、人間は受け入れざるをえなくなった。まだ、これは全世界、全人類には浸透してない。認めたくないだろうね、スピリットの存在を、単なる観察、あるように見えるだけの幻想だとは、信じたくない。人間がそれに抵抗するうちに、人間以外のものが、どんどん発展を遂げて、人間を凌駕していくことになる。人間が迷っているうちにね、人間以上のものになる。まあ、それもまた、自然淘汰かもしれない。悪くないよ、全然」
「ヴァーチャルで究極の幸せを手に入れることができる確か -
Posted by ブクログ
シンプルな本である。
①まず面白がって最後まで書きなさい②他人の目線になって読み直してみなさい
そして小説はできあがる。
心構えとして「お金がほしい」というのは実にはっきりとして、そして純粋な動機だと思った。
我々はなんで、したいことをやらないのか。
たぶん、したいだけで、ほしくないからだ。
なっていたらいいなと思うだけで、なるも思わないからだ。
そして、実は自分の妄想で充足できる程度の願望だったりするのだ。
もし、あなたがスタジアム一杯を満たす人々の拍手がほしかったら
数千万円の印税がほしがっているのなら
手に入れにいくために、身体を動かそうということだろう。
いや、スケールの問題では