森博嗣のレビュー一覧

  • 諦めの価値

    Posted by ブクログ

    諦めるということにネガティブなイメージを持っていたが、この本を読んで意識が変わった。諦めることで別の選択肢にシフトすること、全く悪いことではないと思えるようになった。
    主題ではないが、「楽しさは、夢へ向かう加速度にある。」が新たな発見。楽しみを見つけるために、興味を持ったことはまず始めてみたい。

    0
    2024年04月07日
  • 詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE

    Posted by ブクログ

    s&mシリーズ第四作目の今作だがあいも変わらず面白かった。
    密室にした理由に納得のいく理由が提示され、森先生の引き出しの多さに脱帽

    0
    2024年04月06日
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

    Posted by ブクログ

    「(気持ちが疲れたとき)(人生に疲れたとき)心を整えてくれる小説」
    大学生活を思い出した。私は橋場さんにも喜嶋先生にもなれなかった。

    0
    2024年03月25日
  • 「やりがいのある仕事」という幻想

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。
    「こうせよ」とか「これが正しい」っていうことではなくて、ちょっとこんな風にも考えられるんだけど、あなたも思い込みを取っ払って考えてみたらいかが?ってかんじかなと思う。
    あとがき、にじーーーんとしました。

    検索できるのは過去にあった情報だけ。自分の問題は自分で考えなきゃじゃない?って。
    あーーー私、なんでもとりま、検索する癖ついて10年以上…。
    無駄に検索してなんも得ないで時間だけかかって、「自分で考える時間」を無くしてるとか。

    新書も面白いものである。

    0
    2024年03月20日
  • 四季 冬 Black Winter

    Posted by ブクログ

    複数回読み返して、やっと感想を書けるまで整理できた。それほどまでに、天才「四季」の思考は広大だと感じた。

    ある章に四季と娘の会話とも解釈できる箇所がある。
    その深さ、趣き、静謐さ、ほのかな温もりの美しさに何度も読み返してしまった。
    この数ページを読むだけでも価値があると、私は思っている。

    『祈りにも似た、美しき完結編』
    帯に書いてある「祈り」という、その言葉がこれほど似合う小説もなかなかないと思う。

    0
    2024年03月15日
  • 夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

    Posted by ブクログ

    前作の間の別事件の話。

    犀川先生と萌絵の出番は少なかったけどとても楽しめました。

    このシリーズももぅ少しで終わってしまう。でも森先生の本はまだ沢山あるのでまだまだ楽しめそうである。

    0
    2024年03月10日
  • 新装版 クレィドゥ・ザ・スカイ Cradle the Sky

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私はスカイクロラから読み始めて、最後にこちらを読んで彼女たちが救われることはないの?!としばらく想いに耽っていた事を覚えています。
    良い考察を読んでなるほどと思ったので、再読するつもりです。

    0
    2024年03月06日
  • 新装版 スカイ・クロラ The Sky Crawlers

    Posted by ブクログ

    私はスカイクロラから読み始めてしまいましたが、最近読んだ記事で、時系列的にはスカイクロラが一番最後、と言うことと、良い考察を読んだので再読したくなっている作品です。(2024.3)

    0
    2024年03月06日
  • 諦めの価値

    Posted by ブクログ

    為末大さんの「諦める力」に共感した人はぜひ合わせて読むべき一冊。
    さらに理解が深まること間違いなし。

    夢を叶えるために、手段を諦めることは決してネガティブなことじゃない。
    むしろ諦めることによって夢が叶うと。

    「その夢はもう諦めた」と言う人のほとんどは実は諦めきれていない。
    それは夢ではなくただの憧れであって、何も行動していないだけ。
    (この考え方には胸が痛い人が多いはず。もちろん僕もその一人w)

    本当に夢を追いかけていれば具体的な行動を伴っているはずで、だからこそ諦める機会が訪れる。

    もっと夢を真剣に考える必要があるなと痛感した。
    また、他者に期待しない生き方はすごく参考になり、今す

    0
    2024年03月04日
  • 月は幽咽のデバイス The sound Walks When the Moon Talks

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ここ最近で読んだミステリィの中ではかなり好きな方だった。
    トリックはかなり単純。部屋に散乱する水や死体の状態など現場は複雑だったが、水槽と池の接続の伏線、館の独特な構造を考えれば正解に辿り着けても良いくらいのシンプルさだった。
    パラボラアンテナとか全く事件に関係ないのに、こちらが意味を読み取ろうとしすぎて作者の術中にハマってしまった気がする。人は意味のないものに意味を見出そうとする、作為の有無にかかわらず事象はひとしく事象である。教訓。
    探偵役の推理に粗があり、他殺の線を完全には消し切れていないところがやや引っかかったが、被害者が覚醒剤を使用していたことも踏まえると事故で結論づけて良いんだろう

    0
    2024年03月01日
  • 今はもうない SWITCH BACK

    Posted by ブクログ

    そうだったのね。
    違和感があったとは言え、こういうタイプの作品だとは思いもしなかった。
    犀川先生不足で少し寂しいと思いながら読み進めたけど、最後にはそれも忘れて
    しまうくらいに「面白かった」と思えました。
    二人の出会い… 微笑ましいです。
    軽く流した部分もかなりありそうなので、読み返してみなくちゃ。

    0
    2024年02月29日
  • 馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     もしかしてほんまに加部谷恵美に救いってないのか?今回のタイトルは「風来坊」から来てるんだろう。社会から外れた生き方を望むことはできないのか?という確固たるテーマ性を持っている。そして次は「歌の終わりは海」で「尊厳死」か。なるほど。

    0
    2024年02月25日
  • 新装版 スカイ・クロラ The Sky Crawlers

    Posted by ブクログ

    押井守監督の映画が好きで、今回原作を読破しました。
    読み終わった後、好きになった作家だと思います。
    キルドレと呼ばれ子供として永遠に生きていく少年兵が主人公で、そこから分かってくる、生と死についてや、戦争がエンターテイメントとして扱われていいる平和は、良いものなのかを考えてしまいました。

    0
    2024年02月22日
  • 夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show

    Posted by ブクログ

    Vシリーズ4作目。
    話が面白く、一気見!今のところVシリーズで一番好き!
    れんちゃんのキャラが好き!

    0
    2024年02月20日
  • 四季 春 Green Spring

    Posted by ブクログ

    200ページまでずっと違和感を感じながら、鈍感なので、わからない状態で読んでた。200ページ辺りでやっと違和感の理由に気づき、最初からもう1度トレースして、やっと納得したかと思ったら、ここからまた謎が深まり、最後まで全部は理解出来ずにいた。ネットで深読みのサイトを見つけてちょっとスッキリしたというか、最後の最後だけ混乱したけど、その手前までの理解はどうも合っていたみたい。いやー、森先生天才すぎる。夏秋冬も楽しみにしながら、春のように混乱したくはないなぁ。

    0
    2024年02月20日
  • ムカシ×ムカシ REMINISCENCE

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     色々あって読むのに苦労したが、動機が一番切なかったな、シリーズの中で。自分のアイデンティティがぐちゃぐちゃになったことによる凶行。でもその凶行の中でも冷静に作家としての自分を見ていたり。不思議な人だな。一葉は。
     アキラは各務ではないのか??

    0
    2024年02月19日
  • 諦めの価値

    Posted by ブクログ

    諦めるのはなにかもっと大事なものを守るための手段であることを忘れてはいけない。諦めることに善悪もない。政界も間違いもない。唯一のアドバイスは考えなさい。また再読したい。

    0
    2024年02月14日
  • キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     いよいよγまで来た。犀川先生、西之園萌絵、加部谷、海月、等オールキャストのこのシリーズ。犀川先生は相変わらずかっこいいし加部谷は結構攻めてるし、雨宮は可愛いし読んでてずーっとニコニコしてる。事件自体は相変わらずぼんやり終わったけれど、SNSだけじゃなくてディープフェイクを匂わせる描写があったり、やっぱり森博嗣はすごいなぁと感じる。

    0
    2024年02月06日
  • タカイ×タカイ CRUCIFIXION

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     西之園萌絵が活躍してくれると嬉しい。特に最後の電話をかけようかというシーンはニマニマする。迷探偵3人衆の活躍だから事件の真相も急にポロっと明かされる。解説にもあったけど、キャラ設定がほぼブラックボックスだから面白いのだろう。

    0
    2024年02月05日
  • 君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やっと読み終えた。
    予想がついていた方が多い中、私はことの真相に全く気付かずに素直に驚き素直に楽しめた。
    ロジの告白に泣きそうになったほど。

    これは最終巻っぽいですね。
    寂しいけれどとてもうれしい。

    おめでとうございます。

    できれば元の名前に戻って終わって欲しかったな(終わりだとするならね)

    0
    2024年02月03日