森博嗣のレビュー一覧
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すごく良い本。森さんの中ではかなり仕事のやり方などに関する記述が多く、ビジネス書としてとても優秀である。
どうしたらやる気を出せるか?良い仕事をするにはどうしたら良いのか?などに関する彼の記述は、非常に核心をついており、若者におすすめのビジネス書を聞かれたら、他でもない本書をお勧めするのが正解だと思う。
・やる気を出す必要がない時もある。やる気を出すよりも、イヤイヤでいいからやってみることがベストの選択肢の時がある。
・良い仕事をするには、とにかく「時間的余裕」を持つことである。時間に追い立てられると碌なことがない。
・達人は努力などしない。ただコツコツと時間をかけて仕事をする。その余裕こそが、常に高い品質を保つ結果を生むのである。
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Posted by ブクログ
ネタバレこの巻では、四季が両親を殺すまでが描かれている。
どうして新藤の子どもが欲しいと思ったのかも四季の
言葉で示されている。が、理解が難しい。
両親にそう話した結果、こうなることは簡単に想像が
できたはずで、それでも…というところに、出産を経
験することがどれだけ四季にとって重要だったのかが
わかる。
天才って幸せだろうか?と思わずにはいられなかった。
「すべてがFになる」を読んでも、産後の四季は瀬在
丸紅子とは似ても似つかないし。産後、四季が娘に対
して、経験に関してどう思ったか知りたい。
半分も理解できない自信はあるけど興味がある。
新藤に関しては…気持ち悪いとしか言えない。関係上
完全に距離を置くことは難しかったかもしれないけど、
坂を転げ落ちている自覚があった時点でどうにか出来
たはず。四季のスペルにかかってるかのような言動に
は薄気味悪さを感じた。
思いがけず犀川先生と両親に会えたのは嬉しかった。 -
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ネタバレ「すべてがFになる」に出てきた名前もあったので、
単純に四季の生い立ちと、その人格の元になった人
たちの話だと思って読んでいたので、透明人間の僕
の正体が明らかになった時は衝撃だった。
最初から読み直そうかと思ったほど。(二度目は理解
も深まるし、さらに楽しめると思う)
でもそれは別の機会にしようと思い読み進めた。
四季は幼い頃から四季だった。
小さい身体をもどかしく感じただろうなと思う。
馴染みのない名前も出てきて、私が覚えてないだけ
なのか、今後別の作品で知ることになるのかはわか
らないけど、「有限と微小のパン」で止めなくて良
かった。
萌絵との出会いが微笑ましい。 -
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購入後10年の積読本。作家としての収入と、支出についてフォーカスした本。本の部数とか収入額とかきっちりデータ取っているんだなあ。他の作家さんもそうなのかな。トライアル&エラー、あるいは、改善を繰り返すなら、当たり前か。あとがきに書かれているように、引退してますます新しいことにチャレンジできるようになったという言葉は頼もしい。森さんが意識されているという「新しさ」はどのジャンルでも重要という言葉には勇気づけられる。10年経ってもまだ作品を出してくれることに感謝。あと、変な言い方だけど、小説を嫌々書いているという言葉にも励まされた。そうか、やっぱりお金を稼ぐってことはそれなりの対価を払う必要があるんだなと。自分の気持がどうとかではなく、求められているポジションで求められた仕事をして、その代わりとして賃金を受け取る。俺が労働ということだよね。
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相変わらず天才である。森博嗣による勉強とはなにか、教育のあるべき姿とは?
本人は天才なので淡々と語る。自分の研究をするための基礎学力としての小中高の勉強がある。記憶中心の学校の勉強は本来の勉強ではない。大学に入って知のフロンティアを知って世界で誰も知らないことを研究し始めてからが勉強の真価が発揮される。
本人は子供たちに対しても勉強しろとか言ったことはないそうである。それでも自分は国立大の助教授だったし、勉強してる親の姿を見せてたのが良いかもしれない的な。親も変わってるので子供も変わってるんだと思う。家庭の団欒とかは興味ないらしい。
至って本人はとても楽しそうな老後を過ごしているので良いと思う。それも勉強をしてるからこそ。勉強して教養を身につけると世界の解像度が上がるのは間違いない。どうでもいい事を極める為に勉強するのは悪くない。 -
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特定の何かを演出するとしたら仮想空間と現実、どちらが容易なのか。この命題を突き詰めていくと、何が現実なのか、境界が曖昧になり理解ができなくなっていく。仮に見て、触れるものが現実なのだとしたら、仮想空間で見て、触れるものは現実と言っていいのだろうか…。
といった一連の流れは、言いたいことは分かるんですが、理解を拒むというか、頭が痛くなりますね(笑)。ただ天才、真賀田四季による「最近、矛盾を受け入れている」「矛盾が綺麗だと感じている」という言葉から続く、「よく、分からない」という結論。これが、読者としての自分の気持ちにハマりすぎて本当に気持ち良かったですね。そう、考えたってよく分からないんですよ。でも「意味のないことを面白い、やる価値がある、と考えるのが人間の高尚さ」と定義したうえで、思考して、思考して、思考した結果、「よく、分からない」という結論に至るという流れをシリーズ最終作で見れたのは非常に感慨深かったです。
それで結局、真賀田四季は死んだのかな?彼女ならデータ上の存在になっていてもおかしくないかも、なんて思ってたらまさかのラストで笑っちゃいました。あまりにあっさりと会うので正直モヤっとしたんですが、「すべてがFになる」をなぞるような別れの展開とタイトル回収の流れが、S&Mシリーズの最終回としてあまりに綺麗だったので、そんな気持ちは吹っ飛びました。最高に面白かったです。大満足。 -
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ネタバレいっや、あのウグイが! 無断で外へ食事にでたハギリにあんなに不満を抱いていたウグイがアポ無しで食事のお誘いとか(笑)成長著しくて感動。
登場人物がみな(人工知能含め)少しずつ変わっていく。
ハギリも初めて死別の意味を体感した。今まではただ他人というデータが消えたくらいの感覚しか持てなかったハギリが死の意味を知る。その大きさを知る。それは分析ではわからなかった事だ。
ここまでのシリーズ中、一番心揺さぶられた作品。
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"生きているものは、いずれは土に還る。それが、本来の循環だ。
悲しい、嬉しい、苦しい、楽しい、といった夢を、僕たちは見せられているだけ。
そんな中に、ただ、生と死の頂点がある。サインカーブの頂点のように、ただ周期の特異点として、それがある。
目印でしかない。すべては繰り返され、未来へ向かって続いていくだろう。
いずれ、宇宙が止まるまで"
(P258)
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それにしても、人間だからこそ感情に惑わされて間違った判断をしてしまう……と一瞬結論付けそうになったところへ、そうでは無い人工知能も間違うのだ、と畳み掛けるこの構成よ。
ほんと森先生凄いわ。
人間であるラジャン青年も人工知能であるペガサスも同じくプライドに目を曇らされ、自分は評価されていないと思い込み失敗を犯してしまうあたりのオーバーラップもさすが! -
Posted by ブクログ
ネタバレ犀川萌絵シリーズの中でこの作品が一番のお気に入りに!
萌絵ミスリードには完全に騙されてしまいました……いや、完全では無いな…(足掻く)…多少の違和感は有ったんやけどなぁ…(言い訳)…まず西之園嬢の洋服の趣味がまず萌絵のそれとは完全に違うよなぁ。…(え?そこ?)…と。……白いワンピース?萌絵さん着るかなー?と。あと感覚的に…西之園嬢が読んでて好きだった!笑。(コレ一番大事)
いつもの萌絵さんにはちょいイラつきながら読んでるのよな。私……。
そして笹木(佐々木叔父様)の魅力な事といったら…今でこそセクハラな部分はまぁまぁ物語世界だけど…彼の魅力が500ページ越えの長編を支えたといっても過言では無いよ!…(力説)…素敵なキャラクターがまた増え、このシリーズがいよいよの大詰めに差し掛かってきたなと嬉し寂し。のそんな感覚。
今回、犀川の露出が少なめなので物足りないないわ。シリーズ連投確定!次は600ページ越え!!