森博嗣のレビュー一覧
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購入済み
詩的素敵好き
これは本当に好きな作品。手元になくて、でもなんとなく今すぐ読んでみたくて、
電子文庫で990円もするのを、ポチるくらい。
トリックについても、「がつん」とか「衝撃」っていう言葉は似合わない。
日本刀みたいなもので、綺麗に、すぱっ・・・・・・・と切られるような・・・
それで死んで、消えてしまうような、綺麗さがあって、
タイトル、英語のタイトルも綺麗で、文章もシリーズではひときわ、綺麗。
私が特に好きなのが、引用文のランボォの詩で、スパイスとして、最高。
この作品で、この詩を知って、地獄の季節も何度も何度も持ち歩いては、買い直すほど好きになりました。
大好きな本 -
Posted by ブクログ
国定自然公園の湖岸で、釣りをしていた男性が襲われ大怪我を負った。同公園内の動物園では、1カ月ほどまえスタッフ一人が殺害され、研究用の動物とその飼育係が行方不明になっていた。
二つの事件以前から、湖岸で正体不明の大型動物が目撃されており、不鮮明ながら映像も存在した。兵器使用を目的とした動物のウォーカロンか? 情報局の依頼を受け、グアトらは動物園へ赴く。
「講談社BOOK倶楽部」内容紹介より
こういう世界のことを考えていると、やっぱり動物に人間の脳インストールしたら、という発想思い浮かぶよな~とか、今の現状ではありえない発想が出てくる.
ちょっとまだどこへ向かっているのか霧の中の印象の本作品 -
Posted by ブクログ
過去に戻って大学生の頃の自分に読ませたい本。
ものづくりに対する著者の考えがつらつらと述べられており、個人的にはその内容が現代人というか10代や20代の人々に刺さる物だと感じた。
私は「楽しいと感じれるものがないなあ」と普段よく思うのだが、本書にはそのような若者に対する著者の痛烈な意見が述べられていた。耳が痛くなる返答ではあるが自分自身に内在する問題をきちんと認識するには必要な意見だと感じた。
やはり、野次馬的な興味ではなく、職人のような探求者的な興味をもって物事(というか工作)にのぞまないと経験知を得ることはできない。本やネットを見るだけではつまらないし、実世界に活かしにくいみたい。
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Posted by ブクログ
ネタバレ個人的にこの新書自分の中で大ヒット。
諦めるということの定義によってこうも価値観がかわるのだなぁと目からウロコ。
諦めると、憧れることを辞めるのは別で大抵の人は後者であるという。自分を含め周囲を見渡しても確かになるほどそれはそうだ。
「大人になること」にたいする作者の見解も面白い。理性で感情をコントロールできない大人は子どもがえりをしているか未熟かというのはたしかに他人を諦める際にすごく参考になる考え方かもしれない。
何せ私個人が森先生の考え方やキャラクタのファンなのでとても楽しく価値観のアップデートができたように思う。
私も諦める、をやっていくぞ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ科学技術の進歩で人間と機械の差はどんどん縮まっていくと思います。
現代ではアートやブランド品がこの話に関係があると思います。
偽物を作成する技術は日進月歩で進歩しており、新たな判別方法を見つけると、それを真似る技術が発達するといった、いたちごっこの状態です。
仮に、現在数億円の値が付く数百年前の絵画に対し、全く同じ染料、紙、ペインティングで偽物を再現できるようになった際、本物の絵画の価格は無に等しくなると思います。
鑑定士ですら真贋を区別できなくなった時、その作品は価格ではなく、価値だけで語られる芸術品になるのではないでしょうか。 -
Posted by ブクログ
Gシリーズ第11作
「χの悲劇」に続いて「ドルリー・レーン4部作」の「Yの悲劇」のオマージュということだ。予定では、これがGシリーズ後半3編の中間に当たる作品で、そろそろGシリーズも大詰めというところか。前半とは、全く違う話になってしまったが、これはこれでかなり面白い。
前作で、もう島田文子は登場しないのかとも思ったが、当たり前のように登場したので、最初は前作との関連が見えていなかった。また、八田博士宅の描写が、なんとなく自分にはレトロな雰囲気が感じられて、前作より時間が遡っているのかとも思われた。読み進めていくうちに、色々と疑問が解消し、森ワールドの広がりを感じることになった。
この作品は