森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ個人的にこの新書自分の中で大ヒット。
諦めるということの定義によってこうも価値観がかわるのだなぁと目からウロコ。
諦めると、憧れることを辞めるのは別で大抵の人は後者であるという。自分を含め周囲を見渡しても確かになるほどそれはそうだ。
「大人になること」にたいする作者の見解も面白い。理性で感情をコントロールできない大人は子どもがえりをしているか未熟かというのはたしかに他人を諦める際にすごく参考になる考え方かもしれない。
何せ私個人が森先生の考え方やキャラクタのファンなのでとても楽しく価値観のアップデートができたように思う。
私も諦める、をやっていくぞ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ科学技術の進歩で人間と機械の差はどんどん縮まっていくと思います。
現代ではアートやブランド品がこの話に関係があると思います。
偽物を作成する技術は日進月歩で進歩しており、新たな判別方法を見つけると、それを真似る技術が発達するといった、いたちごっこの状態です。
仮に、現在数億円の値が付く数百年前の絵画に対し、全く同じ染料、紙、ペインティングで偽物を再現できるようになった際、本物の絵画の価格は無に等しくなると思います。
鑑定士ですら真贋を区別できなくなった時、その作品は価格ではなく、価値だけで語られる芸術品になるのではないでしょうか。 -
Posted by ブクログ
Gシリーズ第11作
「χの悲劇」に続いて「ドルリー・レーン4部作」の「Yの悲劇」のオマージュということだ。予定では、これがGシリーズ後半3編の中間に当たる作品で、そろそろGシリーズも大詰めというところか。前半とは、全く違う話になってしまったが、これはこれでかなり面白い。
前作で、もう島田文子は登場しないのかとも思ったが、当たり前のように登場したので、最初は前作との関連が見えていなかった。また、八田博士宅の描写が、なんとなく自分にはレトロな雰囲気が感じられて、前作より時間が遡っているのかとも思われた。読み進めていくうちに、色々と疑問が解消し、森ワールドの広がりを感じることになった。
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