森博嗣のレビュー一覧

  • ムカシ×ムカシ REMINISCENCE

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    Xシリーズの文庫は、帯が太めで、紙がざらりとした質感で好きです。本編を読む前に、表紙の絵と、帯の質感を楽しんで、それから中に入っている栞の詩を読むのが好きです。SMシリーズからずっとそうしてきているので、森先生の講談社文庫の小説を読むときの、一種の儀式のようにも思ったりします。

    Xシリーズの1巻目を読んだときは、えらくあっさりしているな、いやSMシリーズもVシリーズもあっさりしていたけれど、と思ったものでしたが、だんだんと色が変わってきました。タマムシ色というか、ある角度から見ると驚くほど透明で、またある角度から見ると濁っているように思うほど濃厚で、毎回それを体験しては、ううむさすが!と唸っ

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    2017年11月01日
  • 銀河不動産の超越 Transcendence of Ginga Estate Agency

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    何事にも後ろ向きで省エネ主義の高橋は、社員がたった二人しかいない銀河不動産に就職する。
    そこで出会った一風変わったお客さんに振り回されながら、流れに身を任せて生活する。
    地元のお金持ちの奥さん。
    売れないミュージシャン。
    女二人暮らしの芸術家。
    アミューズメントを目指す中年。
    そして、同年代の素敵な女性。
    いつの間にか、高橋の回りには人が溢れ、暖かい善意に触れる。

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    2017年10月25日
  • サイタ×サイタ EXPLOSIVE

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    森博嗣Xシリーズ第5弾、面白かった。

    今回は椙田の出番があまりなかったが、会社の社長として社員に対し的確な指示を出しているのはさすがだと思った。ところでいつも不在の椙田社長だが、困った時は結構すぐに連絡が取れるというのも偶然なのかね。

    真鍋くんの活躍が光る。なかなか推理も冴えているし、アルバイトどころか社員だったとしても有能なのではないか。永田さんとの距離が前作より縮まった感じもあり、これからのお二人の関係も見所になるのか。

    小川助手の過去が気になる。あの回想場面は今後の伏線なのか。鷹地が今後どう絡んでくるのかも気になる。

    解説の香山リカさんが述べているように、人間の心理なんてものは本

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    2017年09月26日
  • サイタ×サイタ EXPLOSIVE

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    シリーズ第5弾
    面白かったぁ。
    ストーカーに爆弾事件。想像してみては裏切られ、退屈そうな張り込みもスリリングに楽しめた。
    永田が肝心なラストに絡めなかったのが可哀想というか、もうちょっと活躍させてあげたかったなって。いいキャラだけに次に期待。
    ふわっと終わらせるラストは内容がしっかりしているほど面白い。

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    2017年09月24日
  • サイタ×サイタ EXPLOSIVE

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    いつ物語が動き出すのか、それこそ動きのない人間を監視するように読み続けた。そしていつの間にかすべてが終わっていた。私の張り込みは甘かったようだ。
    解説にもあったが、最後を曖昧にしておくことに妙なリアリティがある。この絶妙な余韻が森博嗣ならでは、と思っている。

    そして毎回思うが、森作品の女性は強い。だが真鍋、今回は女性陣に負けず活躍してくれて嬉しい。

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    2017年09月21日
  • つぼみ茸ムース The cream of the notes 5

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    ネタバレ

    情報は好きか嫌いかで選択するものではなく、自分との関係で評価すべきもの。(好ましくない情報に注意を向けなければならない時もある)

    人間の社会は元々の自然に比べれば、だいぶ良くなってきている。考えることで人工的に平和を作り、擬似的に仲良く争わずにみんなで暮らそうという方向に進んでいる。

    自分が質素に生きられるだけのものをもらい、それ以上は受け取らない、という僧侶のような生き方もある。しかし、熱心に仕事に励んで、たくさんの人のためになる生き方もある。後者は必要以上の金をもうけるけれど、僧侶よりは大勢の具体的な役に立っていると見ることもできる。どう行動するかは、本人の自由。

    できる限り色々な人

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    2017年08月26日
  • すべてがFになる -THE PERFECT INSIDER-(1)

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    N大准教授・犀川創平とN大の大学生・西之園萌絵は世紀の天才・真賀田四季に会うために孤島に建つ真賀田研究所を訪れる。そこでふたりが目撃したのはウエディングドレスをまとい、両手足を切断された死体だった。犀川と萌絵が完全なる密室で行われた殺人の謎に迫る!!

    【感想】

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    2017年08月21日
  • 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    2113年の世界。小型飛行機で見知らぬ土地に不時着したミチルと、同行していたロイディは、森の中で孤絶した城砦都市に辿り着く。それは女王デボウ・スホに統治された、楽園のような小世界だった。しかし、祝祭の夜に起きた殺人事件をきっかけに、完璧なはずの都市に隠された秘密とミチルの過去は呼応しあい、やがて―。神の意志と人間の尊厳の相克を描く、森ミステリィの新境地。

    【感想】

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    2017年08月15日
  • ゾラ・一撃・さようなら

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    気儘な探偵・頸城悦夫のもとに舞い込んだ、謎に満ちた美女からの依頼。それは「天使の演習」と呼ばれる古い美術品を、彼女の母のために取り戻すことだった。頸城は「天使の演習」の在り処を探ろうと、引退した大物タレントに近づく。だが、彼は世界的に有名な伝説の殺し屋・ゾラに命を狙われていて…!? 洒脱でスリリング、ちょっぴりほろ苦い新感覚のハードボイルド!

    【感想】

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    2017年07月27日
  • 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN

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    森博嗣の世界、奥が深い…
    ちゃんとしたシリーズものはWシリーズが初めてだったので、いまいちわかっていなかったのだけれど、もしかして、どのシリーズも、どこかでつながっていたり、するのか…?

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    2017年06月25日
  • 小説家という職業

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    小説家になるには、とにかく「書く」こと。それだけで、小説家にはなれる。それが多くのニーズを勝ちとり、食っていけるだけの商品になるかはまた別の話。ただ、なろうと思えばいつでも、誰でも、1冊書いてしまえばなれるということ。

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    2017年06月17日
  • つぶやきのクリーム The cream of the notes

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    見開き2ページで繰り広げられる「つぶやき」の数々はどれもタイトルからして目を惹くものばかり。
    森博嗣という人は洞察力が深く真のインテリジェンスの持ち主でクレバーな人なのだな、と、ストンと腑に落ちるものばかりの選りすぐりのつぶやきのエッセンスがキラリと上質に光る。
    全てに共感できる訳ではないのですが、なるほどこの人ならでは、と思われる世界をまなざす視点と発想力にはふむふむ、と唸らされるし素直に面白い。
    奥方とのやりとりが楽しいです。

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    2017年07月03日
  • キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK

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    ネタバレ

    Gシリーズ9作目。
    とにかく豪華な今作品! 舞台が建築学会関係だからか、犀川研、国枝研、西之園研と歴代の研究室メンバーが登場!
    加部谷ちゃんじゃなけど、犀川先生と萌絵ちゃん+国枝先生ってもう、ほんとそれだけで豪華!!ポテンシャル半端ない(笑)

    事件は……まぁ、このシリーズあるあるのもやっと感なんだけど、実際の事件だってこんな感じなんだろうし、ある意味リアル。
    それよりも個人的に犀川先生の禁煙が大事件でしたよ! いつの間に!!!
    萌絵ちゃんと本当に結婚するのかしら? ちょっと想像できないけど……でも最近の萌絵ちゃんの大人っぽさを考えたらアリな気もするなぁ。

    そして意外と男気が上がっている気が

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    2017年06月08日
  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

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    Gシリーズ6作目。
    今作は完全に西之園萌絵のお話やと思う。
    すべFからのあの萌絵ちゃんのなぜか事件に首を突っ込む行動に一つの答えが出ます。
    なるほどなー。いや、すげえな。ここでこれを出すのか。S&Mシリーズはまだ続いているのか(笑)

    以下ネタバレ。

    事件はまたもや集団?連鎖?自殺。
    ラストに紅子さん(!)が軽く推論してくれますが……そうなるとラヴちゃん危ないね。金子くん、しっかり守って上げてね。
    そして、×シリーズにつながる感じで赤柳さんと椙田さんの絡みも。萌絵ちゃんが次からW大に行くし……次はどっちを読もうかな(笑)
    てか、赤柳さんって誰だ?Vシリーズの人?ここら辺名前をコロコロ

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    2017年05月27日
  • ムカシ×ムカシ REMINISCENCE

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    秘密めいた家族、広くてなにがあるのかわからないお屋敷。大好きなミステリーの舞台だったが今回だけは人物に引き寄せられました。一葉が一番惹き付けられたかな。それにしてもレギュラー陣に謎が多すぎる。

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    2017年05月18日
  • εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε

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    ネタバレ

    Gシリーズ4作目。今回は山吹君と加部谷ちゃんがバスジャックに巻き込まれます。
    何がいいって、萌絵ちゃんの第三者的立場がすっごくいい(笑)
    事件の渦中にいるわけじゃなくて、あくまで蚊帳の外な萌絵ちゃんがハラハラしてるのがすっごく新鮮。大人になったなぁ。
    そして安定の犀川先生。もうかっこよすぎるでしょ。完璧か。

    事件そのものは安定のもやっと感だけど(バスジャックの犯人って……誰?)今回は森さんお得意の「生死」についてかなり丁寧に書かれているのが個人的に好き。
    そして出てきたよ四季さん。ん? 犀川先生の頭の中にいるの? え?

    いろいろ気になるところを残しつつ、とりあえず5作目に参りましょうか(こ

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    2017年05月16日
  • τになるまで待って PLEASE STAY UNTIL τ

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    あー!!
    とりあえず叫びたい。犀川せんせー!!(笑)
    なにこのヒーロー感。最後にふらっとやってきてサクッと解決しちゃったよ、この人。
    かっこよすぎ。
    てか、萌絵ちゃんとの関係もムフフやし、そこでキュンキュンしてたら四季の名前が出て来るし、挙句に怒涛のエピローグ。

    うわぁぁぁ!なんだこれー!!

    事件は全然スッキリ解決してないんだけど(犯人誰だよ)もう、このシリーズは一冊完結タイプじゃないということで(笑)

    相変わらず森さんにはヤラレるわー。ほんま、早く次を読もう(笑)

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    2017年05月13日
  • 神様が殺してくれる

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    パリで連続殺人事件が起こった。その発端となった女優殺害事件の現場で、両手を縛られて拘束されていたのは、重要参考人のリオン。彼は「神が殺した」とだけ証言するが、結局真犯人の手がかりは掴めないままだった。やがて起こった次の事件でも、ピアニストが絞殺された現場にはリオンがいた。たったひとつのヒントは、彼の異様なまでの美しさだけ。舞台はフランクフルトから東京へ移り、インターポールによる捜査が始まる。

    【感想】

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    2017年05月12日
  • キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    建築学会のため伊豆の大学を訪れた加部谷恵美たちは、宿泊先近くで西之園萌絵と再会した。一方、加部谷と共同発表する山吹は、国枝桃子と伊豆へ向かっていた。学会の会場となる大学には、不気味な宅配便が届いた。その中には、キウイフルーツに缶ジュースなどのプルトップが突き刺されたものが入っていた……。

    【感想】

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    2017年05月12日
  • ジグβは神ですか JIG β KNOWS HEAVEN

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    芸術家たちが自給自足の生活を営む宗教施設・美之里。夏休みを利用しそこを訪れた加部谷恵美たちは、調査のため足を運んでいた旧知の探偵と再会を果たす。そんななか、芸術家の一人が全裸で棺に入れられ、ラッピングを施された状態で殺されているのが発見される。見え隠れするギリシャ文字「β」と、あの天才博士の影。萌絵が、紅子が、椙田が、時間を超えて交叉する―。ついに姿を現した天才博士。Gシリーズ最大の衝撃。惹かれ合う森ミステリィ。

    【感想】
    久しぶりの休暇に集まった加部谷、雨宮、山吹、海月。そして、あの探偵と偶然の再会を果たす。これにはわたしも驚いた。そして、この事件の舞台となった美之里がまた

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    2017年05月13日