森博嗣のレビュー一覧
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購入済み
インプットとアウトプット
自分は20代後半までビジネス書を一切読んだことがなかったが、
その後ビジネス書からのインプットを続けたことによって今はそれなりの収入を得られるようになりました。
意識せずにインプットを強化し続け、貪欲に仕事に生きるインプットに励んだことを肯定してくれる内容でした。
そして無意味に散財しないこと。当たり前かもしれませんが見栄のために散財することほど無意味なことは無いし、それについても肯定してくれる内容でした。 -
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ネタバレアンチ整理術という挑戦的なタイトルではあるが
中身はビジネス書、というよりも寧ろ読み物に近いかもしれない。
森先生節炸裂で単純にエッセイとしても面白かった。
自分は断捨離ブームに懐疑的で、
ワクワクしないものは捨てろ、後悔しないと言うが
大体捨てた数日後に必要になって後悔するので
できるだけ捨てたくない。
絶対に不要だと断言できない、将来役に立つ可能性のあるもの。
断捨離なんてもってのほか、
不要なものを捨てるだけでいいという言葉に
すっきりした。
自分が稼いだ金と交換するのはその可能性があったからで
可能性の山、宝の山である。
勿体ないと思って溜め込むことが悪のように書かれた整理術本が -
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『結局、あらゆる問題は、地球なのか、それとも僕個人なのか、というサイズの違い、焦点距離の違いに帰着するようだ。あまりにも、両者の差が大きすぎる。これを切り換えるとき、誰でも軽い目眩に襲われ、とりあえず今日は眠ろう、と目を瞑るのである。』
「影ができるのは、光が当たっているからだ。」
「思いついたときに、貴方は納得するはず。正解とは、自身が納得できる仮説のことですから」
『この世で最も大事なもの、価値のあるものは、生命だと思い込んでいた。
なんとなく、そう信じていた。それは、僕が生きているからだ。
たまたま生きているからにすぎない。
そうではなかった。
生命ではなく、存在なのだ。
存在こそ -
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購入済み
森博嗣さんの生活のつぶやきです。森博嗣さんは名古屋大学の元先生で小説もエッセーも、名古屋育ちの私には身近に感じられます。初期からネットを使いこなしていた森博嗣さん。この本は自分の為になります。
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ネタバレこの手の本によくある目次は問いだけが書いてあるような印象だけれど、本書は問いとその答えが1行で書かれていて、目次を見れば本書の要点がつかめるような造りになっていてナイス。メモしておきたいテーマがたくさんありすぎて絞りきれないほど。スバルさんとの会話の例がおかしかった。斜め上!「自力で答えにたどり着いたと思ったらそれ以上は求めない」というのは、初期のあの作品のことかな。『medium』もそうなのかも。失敗することも多く、うまくいったところだけを見せているという点は、ちょっと表現は違うけれど、イチローも同じようなことを言っているなと思い出した。
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Gシリーズ第10作
本作品はエラリー・クイーン作「ドルリー・レーン4部作」の「Xの悲劇」のオマージュらしい。とは言え自分は作品を読んだことがないのだが、巻頭の言葉や各章の最初を飾る文言はかの作品から取られたものらしい。解説の法月綸太郎さんによれば、「ドルリー・レーン4部作」は不朽の名作とのことで、「Xの悲劇」は著者が初めて読んだミステリー小説と言うことだ。一度是非とも読んでみたい。
さて、海月と加部谷がどうなったのだろうなどと思いながら本を開くと、登場人物に馴染みのいつものメンバーの名前が出てこない。わかったのは島田文子という名前だけだったが、まさか彼女が主人公になろうとは、ちょっと意表を -
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ネタバレ森氏の著作は外れが無く、どれも発見が有って啓発されるが、この本は特に良かった。
気になったフレーズを列記するだけで、
ああ、なんて良いんだろう、と思えてしまう。
「つまらない」は無くすのではなく、さっさと処理してしまうのが由。
「面白い」と「つまらない」はセットになっている事が多い。
他者と比較したり妬んだりしても面白さは見えない。出来ることは自分の畑を耕すしかない。
面白さは自分で模索して作り上げるしかない。
子供の頃の楽しさや面白さは他者からの贈り物。
大人になると誰も与えてくれなくなる。
独りの面白さが本物
歳を経て孤独になるのは人の宿命
生きるとは「面白い」ことを探す旅 -
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『女王の百年密室』と同様、あっという間に読んでしまった。デボウ・スホが再び登場するのは驚き。
ウォーカロンのロイディの成長からも目が離せませんでした。現代もAIが発達してきているけど、ロイディのように新しい回路が形成され、自分の意思で行動できるように変わっていくのだろうか。そうしたら人間がいなくなっても、今度はロボットが人間となり、社会はそのまま保ち続けられるのだろうか。
また二人の旅が見てみたいと思いました。
森博嗣さんすごい。
人が死にたいと思うのを何によって抑制することができるのかという問い。
このストーリーの末尾でミチルがメグツシュカに問う
「生きているのと、そうでないのと、両者の -
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登場人物の描写が細かくて、イメージしやすく夢中で読めました。この街のシステムは誰が何のために作ったのか、住人が信じる宗教的な思想、女王の異様な若さ、全てが不可解で不気味でした。
人を殺すことが許されている世界。
殺された人間は神の手によって永い眠についたとされる。
サエバ・ミチルとともに行くロイディはウォーカロン。二人の住んでいた日本はシステムが発達していて、怪我や病気がすぐに治せる世の中。
それとは対象に女王の街は医者らしい医者はおらず、治療しないまま亡くなる。
価値観や思想の違いがあり、どちらが本当に幸せなのか考えさせられました。
ウォーカロンってなんなの!?
って思ってたらロボット -
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ネタバレ昨年、大好きなWシリーズが終わって残念に思っていたのでWWシリーズが始まり嬉しい。
また、サエバ・ミチルなど他シリーズのキャラクターも出てきて、いよいよいろんなシリーズが長い世紀を超えて繋がっていることが匂わされる。
タイトルに表される通り「1人」という概念とは肉体が単位なのか、脳が単位なのか、思考が単位なのか。人工知能までも「人格」と言えるようなものを持ち始めた時代、何をもって「1人の人間」というのか、考えさせられる作品だった。
作品中では、家族が肉体を共有していたから違和感なく自分の肉体、と思えたのかもしれないが、実際に自分の脳が違う肉体に入ったらどうだろう。やっぱり思考に影響しているので -
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『つまり、何も言わない。彼女の自由にさせるべきだ。させるなんていう言葉も横柄だ、と思う。彼女の自由は彼女のものなのだ。なにか問題でもあるだろうか?』
『ロジは、これを見せたかったのか…。それくらい、これが好きなんだな、と思った。だから、できるだけ真剣に体験して、彼女を理解しよう、と僕は思った。』
「憶測だけれど、自分の影響力を測りたかったのかもしれない」
「どういうことですか? 自殺者が何人出るか、実験したとでも?」
「そう…、そのとおり。人工知能だったら、そういうことに、興味を持ちそうだ」
「もしそうなら、明らかな犯罪です。それこそ、電源を切って、システムを全削除すべきです」
「それは、 -
Posted by ブクログ
ネタバレWWシリーズ一作目。とは言え、Wシリーズの続編で、百年シリーズも押さえておかないといけない感じ。ハギリがグアド、ウグイがロジ、サリノがセリンに名前を変えて再登場。相変わらずふんわりとした感じに書かれる森先生。毎回誰かの解説とか考察が読みたくなる。というか、読まないと理解出来ない。
人間とウォーカロン、更にトランスファ、そして人の脳をウォーカロン?ロボット?に搭載してコントロールするとか、だいぶ難しい感じになってきた。
タイトルの意味は、デミアンの中にヘルゲン・ミュラが入っているから「それでもデミアンは一人なのか?」なのだろう。中々面白いタイトル。