森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久々に読んだ森先生の本。やはり面白い!!
SMシリーズ読み返そう!
四月は君の嘘風に表現すると、モノクロだった人生が主人公の人生が、不動産屋に就職し、様々な人たちの人生に触れることで色づいていく物語。
天才が出てくるわけでも、殺人が起きるわけでもない、とびきり仰天するドラマもない。ただし客はみんなちょっと変。
いつの間にか引き込まれる。
登場人物への共感は難しい。主人公は熱量が低いし、みんな好き勝手に生きてるし。
なんで面白いのか。なんで?と言われたら、無理やり捻り出さずに、何ででしょう?とか聞き返そうなくらい熱量が低い、その絶妙な空気感 -
購入済み
なるほどなるほど、と思いながら読みました。
以前に初めて森博嗣さんの作品を読んだ時、自分には合わないのかな~と思いましたが、たった一冊読んだだけで判断してしまうのは勿体ないことだと学んだ次第です。
キツいことも書いてありますが、勉強になります。 -
Posted by ブクログ
「科学的」の捉え方が自分の中で変わった。
面倒を避けない、メソッドを重視する、データと慎重にお付き合いする、などなど。
震災直後に執筆された本とあって、当時の原発事故に対する人々の反応に向けた批判が背骨になっている。けれど、これはそのまま今年のコロナの話として読み替え可能だ。
そういえば、そんな話を朝日新聞の特集で見たような。論者は誰だっけな?
私たちはどんな悲惨な出来事からも、基本的には、何も学ばないらしい。
……いやいや、こういうペシミスティックな態度も、科学的じゃないんだった。
あくまでもデータと向き合い、現実的かつ慎重に、前向きに処していく態度。それが、科学的、という言葉の意味するところだと諒解した。そうなれるかどうかは、これからの行動次第だけれど。
これを読んだ後は、池内了さんの『疑似科学入門』あたりがよさそう。 -
Posted by ブクログ
森博嗣氏の整理術に関する本。最後はFになるが衝撃の面白さで、科学、理系という日本では新しい小説の形だったと思う。近年は、もう引退しているようなものとコメントしているが、まだまだ言いたいことは言うぜという気持ちも感じる本。
整理に関しては、理系的には元気になるという精神的なもの以外に整理の効果はないとバッサリ。科学の概念では整理というものは存在しない。あくまで散らかっている状態こそが自然で、均質化しているということであり、どこかにものを集めて止めるということは不自然だからだ。整理すると仕事ができるというのは幻想。とはいえ、片付けるという行為は、ちょっとだけ気持ちがいい、ということは認めた上でできれば綺麗にしたな、元の場所に戻してすっきりしたいなという気持ちも理解している。
そして、作業への整理整頓の影響は、イライラを軽減する必要があるかどうか。つまり、片付かない状況でイライラすることがあるかどうかが全て。
子供は、散らかす。でもそれは自然であり、楽しいからだ。おもちゃに囲まれて幸せかもしれない。プラモデルの作り方を教えた森氏が後悔したというくだりがある。子供は自由に、思った通り作りたいのではないか、それを大人が阻害してしまってはいないかと。整理整頓を子供に言う前に、大切なことを思い出さないといけない。
そこから派生して、整理とは、発想として、人間関係も整理できる。仕事も、思いっきりやりすぎないことだと。色々決めること、整理することは、疲れることであり、大変。ストレスをかけている。だからこそ、混沌とした関係性でいいじゃないかと。
実は、森氏の中で貫かれている思考は、何かにこだわり、固まった思考とならないということがあると思う。理想の何か、整理されていないとダメだと言う固定観念など、我々が囚われてしまいがちな常識、観念的なものがあることで不幸になるしストレスになる。そこから解放されてみて、バイアスをかけないと言うことが、物事を見る上で一番大事だと言うことだろう。考えること、とことん考え尽くすこと、あとは本質は何かを見つけること、それが最も大事な整理術への考察であり、結果片付けても片付けなくてもいいけど、そういう思考を持っていることが何かを成すためには必要かもしれないと。この本を読んでも決して部屋は片付かない笑 -
Posted by ブクログ
この短編集を読んでとりあえずS&Mシリーズは終了ということですね。
10篇の短編集のうち、犀川先生と萌絵ちゃんが出てきたのは2編。
森先生といえば理系ミステリなんだけど、本書はあまり理系という感じはせず、どちらかというと『純文学』的な要素が強かった。
ミステリーというよりもちょっとホラーちっくというか、ファンタジーというかそんな感じがちがね。
森先生のすべてのシリーズを読破するという僕の読書人としてのライフワーク。これで現在まで読破したシリーズは、読破順に
『スカイ・クロラ』シリーズ
『ヴォイド・シェイパ』シリーズ
『Wシリーズ』
『S&Mシリーズ』
ということになる。
本当の森博嗣信者から見たら、こんな順番で森先生のシリーズを読んでいたらすぐに異端狩りにあって焚刑に処されることは間違いないのだけれど(笑)。
というわけで、次はちゃんと順番通りVシリーズに移行しますね☆