森博嗣のレビュー一覧

  • 目薬αで殺菌します DISINFECTANT α FOR THE EYES

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    割とサラッと読めた。
    ストリーというよりは登場人物の変化に重点を置いていたような。
    登場人物多くてS&Mシリーズからの読んでいる私は楽しめました。

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    2020年03月09日
  • 作家の収支

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    あまり聞かない小説家のお金の話。原稿料、紙本の印税、電子書籍の印税からどこまで経費で落ちるのかまで。出版のハードルは昔よりも下がってはいるがその分競争相手が増えたということ、本を出したら凄いの時代は終わったなどとか、お金以外の話も興味深かったです

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    2021年12月30日
  • キャサリンはどのように子供を産んだのか? How Did Catherine Cooper Have a Child ?

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    国家反逆罪の被疑者であるキャサリン・クーパ博士と彼女の下を訪れていた検事局の八人が、忽然と姿を消した。博士は先天的な疾患のため研究所に作られた無菌ドームから出ることができず、研究所は、人工知能の完璧名セキュリティ下に置かれていた。
    消えた九人の謎を探るグアトは、博士が無菌ドーム内で出産し、閉じた世界で母子だけで暮らしていたという情報を得るのだか。
    (あらすじより)

    はい!いいね!
    最後がとてもいい!
    それだけで満足w

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    2020年03月01日
  • つぼみ茸ムース The cream of the notes 5

    購入済み

    森博嗣さんの生活のつぶやきです。森博嗣さんは名古屋大学の元先生で小説もエッセーも、名古屋育ちの私には身近に感じられます。初期からネットを使いこなしていた森博嗣さん。この本は自分の為になります。

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    2020年02月19日
  • 本質を見通す100の講義

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    ネタバレ

    この手の本によくある目次は問いだけが書いてあるような印象だけれど、本書は問いとその答えが1行で書かれていて、目次を見れば本書の要点がつかめるような造りになっていてナイス。メモしておきたいテーマがたくさんありすぎて絞りきれないほど。スバルさんとの会話の例がおかしかった。斜め上!「自力で答えにたどり着いたと思ったらそれ以上は求めない」というのは、初期のあの作品のことかな。『medium』もそうなのかも。失敗することも多く、うまくいったところだけを見せているという点は、ちょっと表現は違うけれど、イチローも同じようなことを言っているなと思い出した。

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    2020年02月06日
  • 道なき未知

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    筆者自身、悲観的に未来を考える方で、しかし実はそれこそが創作活動、創作エネルギーにつながっていることがわかる。
    なんだ、悲観的に生きていて、いいんだって、勇気を与える書。

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    2020年01月25日
  • χの悲劇 The Tragedy of χ

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    Gシリーズ第10作

    本作品はエラリー・クイーン作「ドルリー・レーン4部作」の「Xの悲劇」のオマージュらしい。とは言え自分は作品を読んだことがないのだが、巻頭の言葉や各章の最初を飾る文言はかの作品から取られたものらしい。解説の法月綸太郎さんによれば、「ドルリー・レーン4部作」は不朽の名作とのことで、「Xの悲劇」は著者が初めて読んだミステリー小説と言うことだ。一度是非とも読んでみたい。

    さて、海月と加部谷がどうなったのだろうなどと思いながら本を開くと、登場人物に馴染みのいつものメンバーの名前が出てこない。わかったのは島田文子という名前だけだったが、まさか彼女が主人公になろうとは、ちょっと意表を

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    2020年01月25日
  • 面白いとは何か? 面白く生きるには?

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    ネタバレ

    森氏の著作は外れが無く、どれも発見が有って啓発されるが、この本は特に良かった。

    気になったフレーズを列記するだけで、
    ああ、なんて良いんだろう、と思えてしまう。


    「つまらない」は無くすのではなく、さっさと処理してしまうのが由。
    「面白い」と「つまらない」はセットになっている事が多い。

    他者と比較したり妬んだりしても面白さは見えない。出来ることは自分の畑を耕すしかない。

    面白さは自分で模索して作り上げるしかない。

    子供の頃の楽しさや面白さは他者からの贈り物。
    大人になると誰も与えてくれなくなる。

    独りの面白さが本物
    歳を経て孤独になるのは人の宿命

    生きるとは「面白い」ことを探す旅

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    2020年03月17日
  • 迷宮百年の睡魔 LABYRINTH IN ARM OF MORPHEUS

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    『女王の百年密室』と同様、あっという間に読んでしまった。デボウ・スホが再び登場するのは驚き。
    ウォーカロンのロイディの成長からも目が離せませんでした。現代もAIが発達してきているけど、ロイディのように新しい回路が形成され、自分の意思で行動できるように変わっていくのだろうか。そうしたら人間がいなくなっても、今度はロボットが人間となり、社会はそのまま保ち続けられるのだろうか。

    また二人の旅が見てみたいと思いました。
    森博嗣さんすごい。

    人が死にたいと思うのを何によって抑制することができるのかという問い。
    このストーリーの末尾でミチルがメグツシュカに問う
    「生きているのと、そうでないのと、両者の

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    2019年12月10日
  • 道なき未知 Uncharted Unknown

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    行き詰まったとき、迷っているとき、森博嗣の本を読んでいます。
    自分を縛っている「当たり前」が、みんなにとっての当たり前ではないんだなって思えるからです。
    森博嗣の文章を読むと、まだ、大丈夫。まだ、進めるって思えます。
    とはいえ、真似はできませんし、落ち込むところもあります…。

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    2019年11月27日
  • 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN

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    登場人物の描写が細かくて、イメージしやすく夢中で読めました。この街のシステムは誰が何のために作ったのか、住人が信じる宗教的な思想、女王の異様な若さ、全てが不可解で不気味でした。
    人を殺すことが許されている世界。
    殺された人間は神の手によって永い眠についたとされる。

    サエバ・ミチルとともに行くロイディはウォーカロン。二人の住んでいた日本はシステムが発達していて、怪我や病気がすぐに治せる世の中。
    それとは対象に女王の街は医者らしい医者はおらず、治療しないまま亡くなる。
    価値観や思想の違いがあり、どちらが本当に幸せなのか考えさせられました。


    ウォーカロンってなんなの!?
    って思ってたらロボット

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    2019年11月27日
  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    ネタバレ

    昨年、大好きなWシリーズが終わって残念に思っていたのでWWシリーズが始まり嬉しい。
    また、サエバ・ミチルなど他シリーズのキャラクターも出てきて、いよいよいろんなシリーズが長い世紀を超えて繋がっていることが匂わされる。
    タイトルに表される通り「1人」という概念とは肉体が単位なのか、脳が単位なのか、思考が単位なのか。人工知能までも「人格」と言えるようなものを持ち始めた時代、何をもって「1人の人間」というのか、考えさせられる作品だった。
    作品中では、家族が肉体を共有していたから違和感なく自分の肉体、と思えたのかもしれないが、実際に自分の脳が違う肉体に入ったらどうだろう。やっぱり思考に影響しているので

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    2019年11月26日
  • 神はいつ問われるのか? When Will God be Questioned?

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    『つまり、何も言わない。彼女の自由にさせるべきだ。させるなんていう言葉も横柄だ、と思う。彼女の自由は彼女のものなのだ。なにか問題でもあるだろうか?』

    『ロジは、これを見せたかったのか…。それくらい、これが好きなんだな、と思った。だから、できるだけ真剣に体験して、彼女を理解しよう、と僕は思った。』

    「憶測だけれど、自分の影響力を測りたかったのかもしれない」
    「どういうことですか? 自殺者が何人出るか、実験したとでも?」
    「そう…、そのとおり。人工知能だったら、そういうことに、興味を持ちそうだ」
    「もしそうなら、明らかな犯罪です。それこそ、電源を切って、システムを全削除すべきです」
    「それは、

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    2019年11月10日
  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    ネタバレ

    WWシリーズ一作目。とは言え、Wシリーズの続編で、百年シリーズも押さえておかないといけない感じ。ハギリがグアド、ウグイがロジ、サリノがセリンに名前を変えて再登場。相変わらずふんわりとした感じに書かれる森先生。毎回誰かの解説とか考察が読みたくなる。というか、読まないと理解出来ない。
    人間とウォーカロン、更にトランスファ、そして人の脳をウォーカロン?ロボット?に搭載してコントロールするとか、だいぶ難しい感じになってきた。
    タイトルの意味は、デミアンの中にヘルゲン・ミュラが入っているから「それでもデミアンは一人なのか?」なのだろう。中々面白いタイトル。

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    2019年09月20日
  • 四季 秋 White Autumn

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    S&Mを主軸にVそして四季。    
    さながらオールスターゲームの様相。      
    いやぁ読んでて楽しい。   
    言いたいことは色々あるけれど、楽しかったの一言に尽きる。    
    こういう作品(シリーズ?サーガ?)をもっと色々読みたいなぁと思う今日この頃でした。

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    2019年09月07日
  • χの悲劇 The Tragedy of χ

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    しばらくGシリーズ離れてて今ごろ読みました。
    最後の1ページで森博嗣作品の奥深さを改めて実感。
    とりあえずこれまでの作品読み返したい。

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    2019年08月29日
  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    ネタバレ

    繋がってる。
    Wシリーズを読み終えて、これが最終巻?とかなりショックというかさみしくなっていたので、本屋で見かけて思わず手に取ってしまった。
    最近、SPECサーガ完結編の2話まで観たのだけど、ふとそのことを思い出す。
    実体空間と電子空間がメビウスの帯のようになることで、同時に存在する。
    森さんは読者の想像を掻き立てるのがうまい。すぐ、翻弄される凡人の私。
    ロイディが出てきて、先生がでてきて、このシリーズも行きつくところまで一緒に行きたい。

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    2019年08月17日
  • そして二人だけになった Until Death Do Us Part

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    ネタバレ

    ついつい寝ずに読んでしまう作品です。
    続きが気になっちゃって夜な夜な最後まで読み進めて、結局、分からず、再読したり、検索したりと時間のかかる作品です。
    で、結局、自分の中ではこの結論にしよう。その方がみんなが幸せだしね。と着地させるような作品です。
    いくつかの解釈が残り、明確な一つの答えが提示されませんが、そこが良いです。余韻を楽しみつつ、いろいろと妄想を膨らませられる良い本でございました。

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    2019年08月12日
  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    楽器職人としてドイツに暮らすグアトの元に金髪で碧眼、長身の男が訪れた。
    日本の古いカタナを背負い、デミアンと名乗る彼はグアトに「ロイディ」というロボットを探していると語った。
    彼は軍事用に開発された特殊ウォーカロンで、プロジェクトが頓挫した際、廃棄を免れて逃走。ドイツ情報局によって追われる存在だった。知性を持った兵器・デミアンは、何を求めるのか?
    (あらすじより)

    やったーーー!!
    シリーズ続いたーー!!
    WWシリーズ!

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    2019年08月07日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    ネタバレ

    中年の理系研究者が初恋に悩むラストとは思わなかった。とても良かった笑
    とはいえ、人工知能と人間の対比を考えると当然のテーマかもしれない。 続編が楽しみである。
    人工知能同士の争いということでは手塚治虫の「火の鳥(未来編)」が思い出された。

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    2019年08月05日