森博嗣のレビュー一覧

  • 月夜のサラサーテ The cream of the notes 7

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    自由とは自分で選択できること(^o^)/生きているものはいずれは死ぬ、という「覚悟」を持つ(^o^)

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    2019年01月10日
  • つぼみ茸ムース The cream of the notes 5

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    わかっているけどできない、ということはつまり、本当には理解していないということだ。
    という箇所が、ここ数年、早く寝ようと努力しているはずなのに、ついつい夜更かしをしてしまう自分に向けて書かれているようで、ぐさりときました。なるほど、私はまだ早寝の効果や早寝するべき理由を本当には理解していなかったのか…と粛々とした気持ちになりました。

    100個のエッセイで、どれも前作に比べると辛辣さが減ったというか、まろやかな優しさに変化したような。それよりも、多様性についての表記が増えたように思いました。

    引退する、と知ったときは世界が崩壊するんじゃないかというくらいの衝撃を覚えたのに、いつのまにか引退す

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    2019年01月08日
  • 天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow?

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     トランスファがさらに人間らしくなってきて、人工知能とトランスファの違いがさらに無くなってきて、ちょっと話が分かりにくくなってきたのできちっとその辺を意識しないとついていけなくなる。
     今回は、日本のウォーカロン・メーカーのイシカワの工場が謎の人工知能に占拠されてしまったという話で、当然ウグイやハギリ博士がそこに関係していくことになる。
     前巻からそうだが、もうハギリ先生はどんな危険な場所へもウグイに連れられていくというのが基本となってしまったようだ(笑)。
     でも今回活躍したのは、キガタ・サリノ。危険な宇宙空間での任務をサリノが達成し、サリノがウグイに抱きしめられるというシーンはウグイ・ベス

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    2019年01月08日
  • 血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null?

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     人工知能やトランスファや人間と変わらないウォーカロンなどの登場で、機械と人間の差がどんどん無くなってきている状況。人工知能もシンギュラリティーを超えれば、自然と人間や他の生物のように、病気になったり、悩んだりするのかもしれない。
    そう言えばこのWシリーズには『シンギュラリティー』って言葉は出てこないが、今から200~300年後の未来っていう設定だからとっくにシンギュラリティーを迎えているはずだけど・・・。これはこれで未来のあり方としておもしろい。
     本当に個人的な感想なのだが、この巻のウグイはちょっと積極的(笑)。今までウグイはハギリ先生をできるだけ危険な場所に連れて行ったり、危険な目に遭わ

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    2019年01月08日
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    ネタバレ

    Wシリーズ2作目。
    後半の方で出てきた名前に鳥肌がぶわーっと立って読んでて震えが止まらなかった。
    読み始めるまでは時間がかかったけれど、読み出すと一気に読んでしまった。

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    2019年01月02日
  • 月夜のサラサーテ The cream of the notes 7

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    ちょうど6巻だけ未読のため、入院されてたとは知りませんでした。いつも通りのうなづきの連続。一部ピックアップするなら、怪奇現象が最近減ってきている、マンガのこれから、乗り物の安全性を高めるには?、「おすすめ本」を紹介して欲しがること、子育てで大事なこと、スポーツの審判がAIになる、好きなものだけ食べて良い話、友人の葬式には行かない理由、成功のためにはいろいろ試せる余裕を、など。

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    2018年12月31日
  • 地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE

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    ネタバレ

    全部で十篇併録されている。
    シリーズ物の人物が登場するのは、S&Mシリーズから2作、Vシリーズから1作ある。
    本作こそ、森博嗣の真価が出ている作品と云えるだろう。度の作品も、心に残る。
    私が感銘を受けたのは、「素敵な日記」、「片方のピアス」、「河童」の三篇。

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    2018年12月30日
  • ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity?

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    ネタバレ

    人工知能とクローン人間にスポットを当てたテーマだったが、今回はそんなことどうでもよくて、ハギリ先生とウグイの関係でしょ!
    ハギリ先生の護衛担当がウグイからサリノに代わったけど、ハギリ先生が無意識になにかとサリノをウグイと比べているところが微笑ましい。
    そして、なんといってもハギリ先生とウグイが居酒屋で食事をする場面。もう、ニヤニヤが止まらない。この巻までのウグイ名場面集のトップ3には間違いなく入るシーンだったね。

    なんか、こういう視点でWシリーズを読むのは間違っている気もするけど・・・笑。
    もう、この二人いい歳して、中高生の恋愛か!って突っ込み入れたくなるけど、まあ、恋愛とか愛情とかあまり重

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    2018年12月18日
  • 私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback?

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    非常に面白かった。冒険小説の形をとっているが、人間とは何か、命とは何かということを主題にした文学になっている。特に本書では脳だけになった住民達がバーチャルの世界で幸せに暮らしている描写があったが、いずれ遠くない未来にはそうなっているかもしれないし、自分ももし高齢となり、体の自由が利かなくなった場合、このような未来も実際に悪くないのではないかと真剣に考えてしまった。「生きる」とは何なのかを問い続けるこのシリーズ、本当に面白い。

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    2018年11月22日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    ミチルとロイディにまた会えるぞ!と意気揚々と読みだしたら、鮭川とか知らない名前がたくさん出てきて、なんだか時代もそこまで未来ではないようだし…あれ?間違えたのかな?としばし途方に暮れながら読み進めました。

    そして、まあ、これはこれで面白いかも…とストーリーに入り込んだあたりで、だんだんと「自分」が混在する内容になり、今度は違う意味で途方に暮れました。
    この「私」は一体、今は誰のことを言っているんだろう。そもそも、これだけの人数は存在しているんだろうか?脳内での会話とかじゃなくて??

    小説って、連鎖的というか、ビビっときたシーンを取り出すことはできても、そこだけではその衝撃は伝えられなくて、

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    2018年10月24日
  • 創るセンス 工作の思考

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    ジャンル:森博嗣の工作と人生について。これを読んで物を創られずにはいられない。赤松健と同じ視点の仕事感も面白い。自分のような創りあぐねている人に超オススメできる一冊。

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    2018年10月20日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    ミステリーともサスペンスとも違う、
    ジャンルを何か選べというならSFですね。
    まるで夢から夢に移るような、夢から覚めたと思ったらまだ夢の中だったみたいな話でした。
    だからとても心地よくて、それでいてハッとすることが多かったです。

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    2018年10月10日
  • 工学部・水柿助教授の逡巡 The Hesitation of Dr.Mizukaki

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    ネタバレ

    多分先に読むべき作品を飛ばしてこっちを読んでしまったのですが、とても楽しめました。
    なりたくてなる小説家……というものじゃなく、
    奥さんのために書いた結果小説家になった。
    毎日2〜3時間書いてそれを積み重ねて結果すごい速さでたくさんの本を出した。
    お金の使い道に困る。
    などなど、夢のある話としてクリエーター小説家になるまでの経緯を書いたのではなく
    当然の成り行きのように、劇的な出来事もなく、ただ職業小説家になった、という描写がとても心地よかったです。
    森先生もこんな風なのかなと思いました。

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    2018年09月29日
  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

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    ネタバレ

    去年からすべてがFになるから読み始めて
    全ての作品に感動というか感心していたのだけど
    今回は始めて泣きました。

    トーマが死んでしまったからとかでなく
    西之園さんの成長に対してなのかな。

    話としては見えなかった糸が見えていくような
    見えそうで見えないような感じ。

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    2018年09月02日
  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

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    ηに関する首吊り自殺の件は相変わらず何も解決していないけど,真賀田四季の存在がどんどん近くなってきつつあって不気味。本作はミステリィよりも登場人物,とくに萌絵に焦点が当たってた回だったかな。
    S&M,V,Gシリーズのオールスターで豪華です。Xからも少しだけ。
    犀川先生がラストで見せたかっこよさに痺れる。トーマとのラストは涙せずにはいられなかった。実家に残してきたわんこに自然と置き換えてしまう。

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    2018年08月12日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    あとがきの最後の段落に集約されている。(迷惑をかけない範囲で)周りを気にせずに自分の思う道を進む。行き先は途中で変わっても良い。フリープランの海外旅行に似ているのかも。

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    2018年07月19日
  • 四季 秋 White Autumn

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    さいこうだった、、、。
    夏でご褒美はおしまいかと思ってたら、
    まさかのもっとご褒美がきた。

    萌絵ちゃんと紅子さんの
    会話のシーン、泣きそうになった。
    保呂草さん、このふたりを「似てる」って言ってたよね

    S&Mシリーズが、もえちゃん可哀想、、
    で終わったから、幸せそうにしててすごく安心した。


    、、、でさ、
    ミチルのクローン、、細胞、、
    ってもしかして「女王の100年密室」につながるのかしら、、、
    森博嗣、天才かよ。
    もう絶対すぐ読み直す。
    100年シリーズだいすきなのよ

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    2018年06月22日
  • 四季 夏 Red Summer

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    ネタバレ

    登場人物が豪華すぎる。
    林さんの名乗ったあの一言に痺れたり。
    まさかの彼女は彼に惚れていたり。
    彼は相変わらずの泥棒さんだったり。

    S&MシリーズとVシリーズを通して読んできた読者にはご褒美の巻だったかと。

    Fにつながるあの事件の核心が描かれる。
    四季はただ、恋をしただけなのかな。
    それともそれも、計算通りだったのかな。

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    2018年06月21日
  • カクレカラクリ An Automaton in Long Sleep

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    見事な描写だった、田舎や良家の窮屈な感じとか、ロミジュリさながらの一見対立しているように見える家。最後はドキドキしながら読んだ。

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    2018年06月18日
  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

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    ネタバレ

    もうこれは!シリーズ終盤に向けていろんな伏線が回収されていく…飛行機事故、真賀田四季…

    そしてなにより萌絵の成長……
    D2の自分に萌絵を重ねたりもしつつ、友達が急に結婚する感じとか…D論…査読…そして助手採用
    ここまで読んで来て追いついて来た
    トーマが死ぬところとか、めちゃ泣いた…
    犀川先生との距離の近づき方も見ていて安心する感じ

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    2018年06月18日