森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
#私たちは生きているのか?
#森博嗣
Wシリーズ第5巻
もともと哲学的な内容を含むシリーズだけど、ここまででいちばん哲学的。
めっちゃ深い。
特に最後のシーンの、ローリィの発言に対するデボラの考察なんか、特に哲学チックだなぁ。
どハマりのシリーズです。
個人的な意見として、森博嗣の文体と伊坂幸太郎の文体は似てると思う。
会話がとても気が利いている。
どっちも大好きな作家さんです。
#SF哲学ミステリ
#生きるとは
#死ぬとは
#人間とは
#バーチャル
#考えさせられます
#ウグイとの絡みもいいけど
#デボラとの絡みもいい感じ
#ようやく半分
#まだまだ楽しめます
#読書 -
Posted by ブクログ
「いずれ、どこまでも自由になって、なにもかも手に入れることができるようになる。全員が超能力を手に入れたら、それって、超能力でしょうか?」
「過去を振り返って、忘れないようにしようという式典が多いようですけれど…」
「あれは、過ちを忘れないように、ということだと思う ー 過ちというのは、忘れたから繰り返すものだとは思えないけれどね」
『人間というのは、じわじわと同胞が死んでいっても、それは自然の摂理だと諦める図太さを持っているのだ。自分が死ななければ、それで良い、自分の家族さえ生きていればかまわない、と考える。数十年後にはこんな世界になる、と科学者が提示しても、そのときには、どうせ自分は生き -
購入済み
子供時代の謎が解ける一冊
勉強という大きな概念を丁寧に紐解いて解説した本です。
そりゃそうだ、と思う一方て、その発想はなかった…と唸りながら不思議と納得。
身も蓋もない話だけど、だからこそ本質がみえてくる…今作も森博嗣節が炸裂しています。
自分か子供時代に漠然と感じていた勉強をすることへの不満、反発、今もなんとなく残る子供時代に抱えていたモヤモヤや謎が解けたような気がします。 -
Posted by ブクログ
もうなんかすごいご褒美。ほんと読んでて楽しいな〜。最後の萌絵ちゃんと紅子さんの会話がすごく印象的で、そこだけすごく覚えてた。
保呂草さんが案外粘着質で可愛らしく思える。色んなものに執着がなさそうなのに、各務亜樹良は諦めきれないんだなあ。記憶してたよりも2人が好ましいカップルでよかった。いいコンビだよ。
犀川先生と萌絵ちゃんも、ちょっとずつ進展してて微笑ましい。国枝先生もいい。ずっと読んでると、たいていの登場人物はみんな愛着が湧いて好きになるな。C大も山吹さんも出てきたし、Gシリーズも思い出しながら読めてほんと贅沢!
ずーっとみんなの年齢を計算しながら読んでたけど、本人のセリフ以外だと印象 -
Posted by ブクログ
自分を探すことは、楽しさを見つけることとほとんど等しい
その目標が楽しいと感じる理由は何か?どこがどう楽しそうなのか?という思考をすれば、それしかない的な単純な行動はもっと減るはず
何かを犠牲にしろ
何を捨てるのか、それは自分で決めるしかない
自分が決めた道ならば、絶対に腹は立たない
ある特定の一人がいなければ、貴方はどうするのか。その人がいるために、どれだけのことをしているか。また、どれだけのことを考えているか。
君と僕の意見は違う。しかし、僕は君を認める。
これは、自分に対しても、そうか、僕はどうしてもそう考えてしまうんだな、まぁ、しかたがないかな認めることができるようになるのと同