森博嗣のレビュー一覧

  • 道なき未知 Uncharted Unknown

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    表紙に引き込まれて手に取ったら、大好きな森博嗣の本だった!
    「行き着くことよりも、今歩いている状態にこそ価値がある」
    この言葉を胸に刻んで生きていこう。

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    2018年04月22日
  • ゾラ・一撃・さようなら

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    「ミステリ」に分類したが、この本の主眼は
    ミステリ成分にはない、と思う。
    割と早い段階で犯人分かるし(^ ^;

    それよりも、ハードボイルドで洒脱な
    登場人物達の会話を楽しむのが心地よい。
    古き良き「探偵小説」という感じ(^ ^
    ピート・ハミル的な?(^ ^

    森氏の文章は、リズム感がものすごく強調されている。
    平常部分はわりとゆったりとしたテンポで、
    珍しくウキウキするシーンではアップテンポになり、
    最後の空港に向かうシーンの激しさがあって、
    最後の虚脱した「無音」のシーンがとても生きる。

    もちろん、登場人物の魅力や校正の緻密さなど、
    森氏らしいきっちりとした作風は健在。
    その上で、「すべ

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    2018年04月17日
  • ツンドラモンスーン The cream of the notes 4

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    いつも、ハッとさせられた言葉が載っているページは読んでいる最中に折って、読み終わったら別のノートに書き写すようにしているのですが、今回もたくさんのページを折りました。

    特に心に残っているのは、「平和は複雑だ」という箇所。単純さを求め、単純であることを是とする風潮があるけれど、あれは一種の懐古主義なのかもしれません。不安定であること、複雑であることにこそ成熟を感じるという彼の意見に大いに頷きました。

    誰かに面白いですよ!と無理やり渡すのではなくて、個々のタイミングで出会ってほしいなと思う本です。誰かとシェアしたくなるというよりは、自分と対話したくなる本。

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    2018年04月12日
  • 四季 夏 Red Summer

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    ネタバレ

    うわーもう、うわーっ!!!
    犀川先生に喜多先生に保呂草さんーっ!!!
    林さん紅子さんともう・・・。
    オールキャスト勢揃い万歳って感じで。。。
    今まで読み進めてきて良かったなぁってニヤニヤしちゃう一冊でした。
    『すべてがFになる』の印象もさらに変わった。
    全て最初から計算ずくなのであれば本当に凄い。

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    2018年04月02日
  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

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    祈りの場。フランス西海岸にある古い修道院で生殖可能な一族とスーパ・コンピュータが発見された。施設構造は、ナクチュのものと相似。ヴォッシュ博士は調査に参加し、ハギリを呼び寄せる。一方、ナクチュの頭脳が再起動。失われていたネットワークの再構築が開始され、新たにトランスファの存在が明らかになる。拡大と縮小が織りなす無限。知性が挑発する閃きの物語。
    「講談社BOOK倶楽部」より

    今度はフランスが舞台.
    新しいスーパ・コンピュータが発見されて、トランスファというものの存在が登場して、少しずつ話が拡大している.
    ウォーカロンがどんどん人間に近づいていて、境界線はどこにあるのだろいうという疑問をシリーズの

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    2018年03月31日
  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

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    例えば、思春期に読んでいたけれど自然と離れていった作家さんはいるし、思春期に読んでいて、しばらく離れていたけれど読むのを再開した作家さんはいる。けれど、思春期の頃から継続して読んでいるのは、森博嗣ただ一人かもしれないなあと最近気づきました。

    なので、レビューを書くといっても毎度同じことしか言えないのですが。とにかく、彼の思考が好きです。彼のものの見方や言葉選びが好きです。そして彼のそういった思考の片鱗に触れられることが嬉しくて仕方がありません。彼と同じ時代に生きていられて、彼が存命中に彼の本が読めることが、これ以上ない幸せです。

    今回、冒頭の第一声(といっても良いのか?)がタイトルだったこ

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    2018年03月23日
  • 暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss

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    韜晦した探偵兼ライターが主役で、
    森氏らしい乾いた文体が全体を貫く。

    が、文体は乾いていても、主人公の心の奥底には、
    今もドロドロした思いが蠢いている。
    そのドロドロが表に出ないように、薄いかさぶた一枚で
    覆いをして、そのかさぶたをいつもドライに保つために
    飄々とした風を吹きかけている...という印象。

    前作があったようだが、私は未読なので
    細かい過去のストーリーは分からない。
    が、大きな後悔を抱えて生きている、
    ということが分かれば主人公に感情移入できる。

    みな、多かれ少なかれこんな「部分」は内包している。

    一応はミステリで、連続殺人事件が起こり、犯人は捕まる。
    が、ストーリーのメイ

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    2018年03月06日
  • 血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null?

    百年シリーズと繋がった

    というか、既に繋がってるのは明らかだったんだけど、今作は懐かしい名前がたくさん出てきます。
    お楽しみに。

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    2018年02月24日
  • 風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?

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    聖地。チベット・ナクチュ特区にある神殿の地下、長い眠りについていた試料の収められた遺跡は、まさに人類の聖地だった。ハギリはヴォッシュらと、調査のためその峻厳な地を再訪する。ウォーカロン・メーカHIXの研究員に招かれた帰り、トラブルに足止めされたハギリは、聖地以外の遺跡の存在を知らされる。小さな気づきがもたらす未来。知性が掬い上げる奇跡の物語。
    「裏表紙に記載」

    読み進めるうちにドキドキが止まらなくなる.哲学的.何処へ行くのだろう.そしてあの人へとつながっている証拠がポロポロと出てきて、さらにドキドキが加速する.
    途中、ハギリ博士がタナカさんに「彼女(ウグイ)は人間です」と言った言葉に、ハギリ

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    2018年02月01日
  • 道なき未知 Uncharted Unknown

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    相変わらずの森博嗣節。さらに強化されています。
    身体が弱いけど、病院に何十年も行っていない、というのは驚きです。
    人のやり方は人のやり方。参考になるわけではない。
    自分の道は自分で切り込んでいくしかない。
    非常に淡々とした真実。

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    2018年01月28日
  • 小説家という職業

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     小説の書き方ではなく、小説家という職業について、著者の体験や考え方を中心に書かれた一冊です。悲観的な意見もたびたび見受けられますが、なるほどなと思える話も多く、個人的には実りの多い内容でした。
     冷めた性格というより、はっきりと割り切った考え方をするんだなという印象です。だからこそ小説の執筆をビジネスだと意識し、プロとしての仕事を貫いているのでしょう。
     読み進めていくうちに突き放されているような応援してくれているような、不思議な感覚になりました。何度か繰り返し読んでいますが、回を重ねるごとに自身の体験や知識と呼応する箇所が多くなり、より理解が深まるように思えています。

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    2018年01月21日
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    チベット、ナクチュ。外界から隔離された特別居住区。ハギリは「人工生体技術に関するシンポジウム」に出席するため、警護のウグイとアネバネと共にチベットを訪れ、その地では今も人間の子供が生まれていることを知る。生殖による人口増加が、限りなくゼロになった今、何故彼らは人を産むことができるのか?圧倒的な未来ヴィジョンに高揚する、知性が紡ぐ生命の物語。
    「BOOKデータベース」より

    一気読み.
    舞台はチベットへ.続きが気になる.
    このシリーズでもマガタシキ博士が.
    起こりそうな未来に胸がざわざわする.

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    2018年01月19日
  • 人間は考えるFになる

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    「八方美人の対偶」よくもまあこんな面白い表現が思いつくなあと。森博嗣ファンとして買ったけど、土屋先生の本も読みたい。対談本をよんで声を出して笑ってしまうなど、初めての経験でした。

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    2018年01月07日
  • サイタ×サイタ EXPLOSIVE

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    前作までよりも、事件の当事者感か強い感じがする。そして、最後までわざと回収しない伏線!もう、ものすごい想像が広がりっぱなし。賛否あるかもしれないけど、個人的にはすごく魅力的な作品でした。

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    2018年01月07日
  • 目薬αで殺菌します DISINFECTANT α FOR THE EYES

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    あー…、もうドキドキし過ぎて全然ほかの内容が頭の中に入ってこなかった。もう海月くんとの飲み会の件につきませんか、この一冊。加部屋ちゃんなんであんな可愛いの、大好き。

    ところでGシリーズ何冊目かの後書きでどなたかが、加部屋ちゃんは山吹くんが好きみたいな事を記載している文があったんですが、「加部屋ちゃんは絶対にそんなことない、海月くん海月くん海月くん」と念じて読んできたかいがありました。本当にもう森先生ありがとう。

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    2017年12月26日
  • ムカシ×ムカシ REMINISCENCE

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    Xシリーズの文庫は、帯が太めで、紙がざらりとした質感で好きです。本編を読む前に、表紙の絵と、帯の質感を楽しんで、それから中に入っている栞の詩を読むのが好きです。SMシリーズからずっとそうしてきているので、森先生の講談社文庫の小説を読むときの、一種の儀式のようにも思ったりします。

    Xシリーズの1巻目を読んだときは、えらくあっさりしているな、いやSMシリーズもVシリーズもあっさりしていたけれど、と思ったものでしたが、だんだんと色が変わってきました。タマムシ色というか、ある角度から見ると驚くほど透明で、またある角度から見ると濁っているように思うほど濃厚で、毎回それを体験しては、ううむさすが!と唸っ

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    2017年11月01日
  • 銀河不動産の超越 Transcendence of Ginga Estate Agency

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    何事にも後ろ向きで省エネ主義の高橋は、社員がたった二人しかいない銀河不動産に就職する。
    そこで出会った一風変わったお客さんに振り回されながら、流れに身を任せて生活する。
    地元のお金持ちの奥さん。
    売れないミュージシャン。
    女二人暮らしの芸術家。
    アミューズメントを目指す中年。
    そして、同年代の素敵な女性。
    いつの間にか、高橋の回りには人が溢れ、暖かい善意に触れる。

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    2017年10月25日
  • サイタ×サイタ EXPLOSIVE

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    森博嗣Xシリーズ第5弾、面白かった。

    今回は椙田の出番があまりなかったが、会社の社長として社員に対し的確な指示を出しているのはさすがだと思った。ところでいつも不在の椙田社長だが、困った時は結構すぐに連絡が取れるというのも偶然なのかね。

    真鍋くんの活躍が光る。なかなか推理も冴えているし、アルバイトどころか社員だったとしても有能なのではないか。永田さんとの距離が前作より縮まった感じもあり、これからのお二人の関係も見所になるのか。

    小川助手の過去が気になる。あの回想場面は今後の伏線なのか。鷹地が今後どう絡んでくるのかも気になる。

    解説の香山リカさんが述べているように、人間の心理なんてものは本

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    2017年09月26日
  • サイタ×サイタ EXPLOSIVE

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    シリーズ第5弾
    面白かったぁ。
    ストーカーに爆弾事件。想像してみては裏切られ、退屈そうな張り込みもスリリングに楽しめた。
    永田が肝心なラストに絡めなかったのが可哀想というか、もうちょっと活躍させてあげたかったなって。いいキャラだけに次に期待。
    ふわっと終わらせるラストは内容がしっかりしているほど面白い。

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    2017年09月24日
  • サイタ×サイタ EXPLOSIVE

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    いつ物語が動き出すのか、それこそ動きのない人間を監視するように読み続けた。そしていつの間にかすべてが終わっていた。私の張り込みは甘かったようだ。
    解説にもあったが、最後を曖昧にしておくことに妙なリアリティがある。この絶妙な余韻が森博嗣ならでは、と思っている。

    そして毎回思うが、森作品の女性は強い。だが真鍋、今回は女性陣に負けず活躍してくれて嬉しい。

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    2017年09月21日