森博嗣のレビュー一覧

  • 集中力はいらない

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    逆説的に見えて実は本当のことが書かれています。一つの事に集中するほうが向いている事と、そうではない分散した方が向いている事が両方世の中には有るって事ですね。

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    2019年07月27日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    生殖に関する新しい医療技術。キョートで行われる国際会議の席上、ウォーカロン・メーカの連合組織WHITEは、人口増加に資する研究成果を発表しようとしていた。実用化されれば、多くの利権がWHITEにもたらされる。実行委員であるハギリは、発表を阻止するため、武力介入が行われるという情報を得るのだが。すべての生命への慈愛に満ちた予言。知性が導く受容の物語。
    「講談社BOOK倶楽部」より

    ”人間らしさ”について考えることになった回.突拍子もないことをするのが人間、感情的に動くのが人間、恋をするのも人間.これ以外にも人間らしさを表すものがあるだろう.
    魂は輪廻転生してまた蘇るとするならば、この体は借り物

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    2019年07月18日
  • 道なき未知

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    とてもよかった。
    この人は自分の生き方を貫いている。だから他人に嫉妬することもない。
    人生において仮説を立てることの重要性。
    仮説を立て、それを信じて道を進んでいれば悩みは少ないと書かれていた。
    信じること。
    これが現代でとても難しく、大切なことなのだと思う。

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    2019年07月15日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    ネタバレ

    見上げた夜空を、宇宙をおそろしいと思う理由が、少しだけつかめたような気がして涙が出た。

    夢の中で《私》やそこにいた人、あるいは場面が次々切り替わるように、展開していく物語。
    この体へ収まった、今日いまこの瞬間に認識している《私》だけが、《私》である必要はない。
    どれだけ自由に振る舞っているつもりでも、それは誰かに操られているだけなのかもしれない。
    《私》が存在していなけれぱ、他のすべてにも意味はない。けれど《私》と私以外は違うもの。

    「わかった?/わかったから、もういい?」という問いかけが、第11章に何度か出てくる。
    一度納得したつもりになっても、またすぐわからなくなる。生きている限り、「

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    2019年07月14日
  • χの悲劇 The Tragedy of χ

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    最後にびっくりすることが待ってた。
    GシリーズとかVシリーズを読み返したくなる
    色んな人達の関係が繋がってやばい

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    2019年07月02日
  • 臨機応答・変問自在 ―森助教授vs理系大学生―

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    森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在。森博嗣先生の著書。学生たちのあらゆる質問に対する森博嗣先生の回答をまとめた一冊。学生たちの質問は大真面目な技術的なものから何だかふざけたようなものまで様々だけれど、森博嗣先生、森博嗣博士はどれに対しても謙虚な姿勢で真面目に簡潔に回答していて内容も印象的。森博嗣先生、森博嗣博士のような先生が世の中にもっと増えると、学校に行って授業に出席するのが楽しみで仕方がないと思う学生も増えそうです。

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    2019年06月16日
  • 自由をつくる 自在に生きる

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    自由をつくる 自在に生きる。森博嗣先生の著書。私は自由が大好きで時として自己都合優先、自分の価値観優先で自分勝手に振舞ってしまうことがあって反省することも多いけれど、非常識人と後ろ指をさされるのも怖くて、どこか決まった枠組みやルールに自分自身を束縛してしまいがち。自分勝手な自分と周りの目を気にし過ぎる自分。二面性があるのかな。でも、森博嗣先生の言うように、自由をつくって、自在に生きることこそ、人間らしい生き方なのかなと思います。

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    2019年06月16日
  • 悲観する力

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    悲観する力。森博嗣先生の著書。私は普段は自他共に認める楽観主義者で、いつも物事は楽観的、前向きに自信を持って考えることが多い。でもたまに物事がうまくいかないときも当然あって、そんな時には誰よりも悲観的、後ろ向きになって、悩んでしまう。自分にも他人にも苛立ってしまって、立ち直るのにも時間がかかる。もしかしたら森博嗣先生の指摘している悲観する力が完全に不足しているのかもと思い知らされました。楽観的なのも良いけれど、根拠のない楽観や自信は過信や妄信にもなって、想定外の事故で簡単に壊れてしまうから。

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    2019年06月16日
  • MORI Magazine

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    MORI Magazine。森博嗣先生の著書。作家としての森博嗣先生の魅力、研究者や工学博士としての森博嗣先生・森博嗣博士の魅力、教育者としての森博嗣先生の魅力、そして人間としての森博嗣先生の魅力。森博嗣先生の魅力がぎっしりと詰まった一冊。森博嗣先生のファンのかたにはもちろんですが、森博嗣先生の作品を読んだことがない人にはまずはこちらのMORI Magazineから読んでみると森博嗣先生の世界観の魅力に惹き込まれるかもしれませんね。

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    2019年06月16日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

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    ネタバレ

    航海中の豪華客船・ヒミコ号の中から乗客の手により持ち込まれていたはずの関根朔太の自画像が消えた!
    そして、ひとりの男性客も消失してしまう。
    完全密室であるはずの船内。
    果たして、男性客は?絵の行方は?

    *****

    裏表紙あらすじにもある通り、”ロマンティック”だ、このお話。
    それでいて、切なく、最後、すこーしほろりとしてしまった。
    森作品らしく、最初から最後まで、たくさんのヒントが含まれている。
    でも、まんまと引っ掛かる、私。
    ゆる~く楽しみ過ぎかも(笑)。
    もしかしたら最初のトラップかもしれない最後のトラップには「またしても!」と叫びたくなるくらい驚いた。
    保呂草さんにしても林さんにして

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    2019年06月04日
  • 赤緑黒白 Red Green Black and White

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    ネタバレ

    「貴女の幸せは、僕の幸せです」

    *****

    Vシリーズ10作目にして、完結巻。
    赤く、塗装された死体がある日発見される。
    被害者は赤井という名の男性。
    彼の恋人であったという女性が「犯人を知っている」と保呂草の元へ、調査依頼にやってくる。
    そんな中、第二の死体が見つかる、今度は死体は緑色に塗られていた…。

    *****

    先ず、最初の方にある”登場人物”を見て、興奮。
    Vシリーズのメインキャストが勢揃い!

    紅子&警察VS犯人とのやりとりにハラハラし、ラスト、地面に着地しようとしたところを足払いされたかのような気持ち。

    「…えぇぇぇー!!!?」

    びっくりして、「あぁ、Vシリーズもこれで

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    2019年05月30日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    ミステリー小説作家・森博嗣氏のノンフィクション作。2017年作品。
    こんなタイトルなので、普通の自己啓発本かと思って読んだら、そんな訳にはいきません。
    全7章の内、第1章から第3章にかけては、じゃあ夢って何だろうという「夢」論。第2章では、アンケート調査での回答者の夢を、短いコメントで次々とぶった斬っていくのですが、これが痛快。「夢」ではなく「祈願」では、とか、典型的な周囲巻添え型、「週末の計画」レベルのように思う、など、笑えます。
    第4章から第5章は、夢の叶え方の方法論になり、それが割と自己啓発本の類型的な内容なので、このまま普通の自己啓発本になってしまうのかと思っていたら、話をまとめに入る

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    2019年05月17日
  • 風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?

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    女王の百年密室と合わせて読むと、より理解が深まる気がするんだけれど…
    まだ私には森博嗣成分が足りない…

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    2019年05月15日
  • 悲観する力

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     ポジティブ思考が流行っている世の中に対して、逆のネガティブ思考も大切である、と説いた本書。

     本書で述べている「悲観する力」とは、致命的な事態に対して予防するというもの。致命的な事態の発生率は高くないかもしれないが、発生してしまったが最後、取り返しのつかないことになる。それを防ぐために想像力を持つ必要があるとの事。
     
     

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    2019年05月07日
  • まどろみ消去 MISSING UNDER THE MISTLETOE

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    短編集。
    一話読み終わるごとに、ん?となり、また最初の1、2ページ読んで、ああと納得する。面白かったです。

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    2019年04月29日
  • 四季 春 Green Spring

    購入済み

    このシリーズ結構しょっちゅうファイルの更新をさせられる。しかも更新しない、は選べない。更新するか、後で更新するの二択のみ。結局その度に好きなシーンに挟んでおいたしおり等が全部消えてしまう。四季はもう何回か更新のせいで好きなシーンがパッと開かなくなっている。電子でも紙の本でもお金払って買ったら自分の使いいいようにカスタマイズしたいよ…お話は最高です、最高だからこそ、しおり沢山挟んでるのになぁ〜。また更新こお知らせきてるし!

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    2019年04月24日
  • なにものにもこだわらない

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    読んでいる最中、霧の中を彷徨っているような浮遊感があった。読み進める毎にその霧がどんどん晴れていく感覚。自由になる為に必要なもの、考え方が飾らない自由さで森さんなりに貫かれている印象だった。改めて自分で思考する事の大切さを胸に刻めたし「積み上げたからこそそれは一旦さっぱり捨てるべきである」という所に背中を押された。今後進むべき道がすこーしだけ見えた、かも知れない。

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    2019年03月20日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    ネタバレ

    このWシリーズの最終巻は、これでもかってくらい完全にハギリ博士とウグイとのラブロマンスに徹底してくれました(笑)。読者の好みを分かってるよね~。ウグイが可愛すぎて「もうダメ!」って感じです。

    このWシリーズはウォーカロンとか人工知能とか不老不死の人工身体とか、生殖ができなくなった人間達とか、いろいろなテーマを混ぜ合わせてくれて、我々に人間の倫理観や永遠の命を得たら人間どうなるんだとか、子孫繁栄とはなんぞやとかそういったことを考えさせてくれました。
    でも、終わってみると『恋』を知らない不器用な中年の学者先生が(実際は100歳超えてるんだろうけど)と仕事に命を懸けていた若きエリート女性情報員(ウ

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    2019年03月18日
  • 青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light?

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    人工知能でも孤独が感じるでしょうか?「おそらく、世界中のデータよりも、一人の友人から得られるデータの方が深いっていうか、高い価値があったんだ。」その言葉がとても興味深い。果たして、人工知能には友人が必要でしょうか?必要であれば、同じ人工知能なら、友人の内に入るかな?

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    2019年02月08日
  • 探偵伯爵と僕 His name is Earl

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    プロの仕事ですね、星5。講談社が「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」と銘打ったシリーズ作品だったようですが、大人と子供、立場を切り替えて読むとまた異なる読後感を得られる構造です。本質を突く平易な文体の応酬が小気味良い。こんな機能性を持った作品に、子供のときに出会ったら、ミステリー好きになっちゃうでしょう。

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    2019年01月27日