森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
娘に勧められて
娘に勧められて、読んでみることに…
現代もののミステリーは久しぶりだったので、付いて行けるか不安でしたが、すぐに杞憂に。
文章も好みだし、登場人物も魅力的。一気に読めました。
20世紀の終わりごろって、まだ携帯電話もインターネットも一般人にはそれほど馴染みのあるものではなかったなとか、出どころの不明なフロッピーを無暗に共用のパソコンに突っ込むなとか、WSとか懐かしさを感じるものがいろいろと…
中華航空機墜落事故って、この小説が書かれた少し前だったな、とかも。
シリーズもののようで、楽しみです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
読書感想文を溜め込まずに書こう!
と、新年に誓ったのに…
9本も溜め込んでしまい
書き終わるまで、新しい本は読まない!
と、固く心に決めたハズなのに…
絶妙なタイミングで、森先生の新書が
読むよねぇー 笑
本書では、例によって
森先生が、僕はこうしてますよーと
理路整然と、ちょびっとのユーモアを交えて論じている
人類が、地球上で繁栄出来たのは
「悲観する力」があったからだ
あらゆるトラブルを想定し
悪い事態にならないように
考えうる限りの手を打つ
と言う姿勢が大事である、と言うこと
精神論や、運を天に任せるのではなく
「物事はうまくいかない」を前提に
思考するコトが重要だと
「きっと駄目だろう」と
諦めるコトではなく
どうして駄目になるのか
駄目になった場合、どうするのか
駄目でも良いと、初めから心構えをしておくのか
といった、対策を用意しておくコトが重要であると言うコト
故に、人間の賢さは
悪い事態になった時のコトを想定する能力で
そのコトを「悲観力」と表現しとります
工学博士でもある、森先生ならではだなぁーと
印象的だった一節に
「フェールセーフ」という
工学における、設計思想の紹介されている
「機機械は必ず壊れる」「誤操作は必ず起こる」コトを前提とした考え方で
万が一、そうなった場合に
安全側に制御する手法、原則のこと
例えば
自動車で、コントロール系に障害が発生した時に
自動車が暴走するのではなく
停止するように作動させる設計が
フェールセーフ
なるほどなぁー
敗戦のどん底から這い上がり
高度経済成長を遂げ
先進国に追いつき、大国になった日本は
平和な時代が続き
過剰な「楽観」で状況を見誤らないコトが重要で
現状や未来を「悲観」して
数々の対策を早めに構築しておく姿勢が大切だ、と
ごもっともでございます
本文では、所々で
森先生の「悲観」エピソードも紹介されている
大学生の時、家庭教師のアルバイトをしていて
受験を控えた生徒に
「試験日の、少なくとも半年前には
虫歯の治療を済ませておくように」とアドバイスをした
とか
某国立大学の助教をしていた時
実験をさせる授業で
「恐る恐るやりなさい」と必ず言っていた
とか
隅々まで「悲観力」が行き渡ってる 笑
幼い頃から、母親が病弱だったせいか
「自分の事は自分でしなさい!」と
割と強めに教育されてきたため
物事を楽観的に考える事ができなかった
自分で出来ることは、限界があるし
自分の能力とか、可能性を信じるコトが出来なかったので
自然と保守的な仕上がりになった
心ある友人からは
「もっと色々チャレンジすべきだ」的なコトを言われても
全く響かず、上手く説明できなくて
モヤモヤしてた時もあったけど
森先生の著作に出会ってからというもの
満更、間違いでも無かったかなーと
ちょびっとだけ、自分の人生に確信が持てるようになった
コレだから森博嗣はやめられない 笑
#悲観する力
#森博嗣
#森先生は教祖さま
#明らかに誤解を招くタイトル
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Posted by ブクログ
森博嗣Xシリーズ第6弾
Xシリーズ最後の作品のようだ。何にでも終わりはあり、いつかは人々も別れの時がくるのかもしれない。このシリーズも様々な事件とそれを通した人間関係などが、複雑に絡み合って面白い展開を見せてくれたと思う。
今回は、結婚詐欺の話から始まったが、やはりミステリー小説ということで殺人が起きてしまったかと思った。小川さんの心理描写の多さは、ムカシ✖️ムカシを連想させたが、主人公にふさわしい作品展開だったように思う。Xシリーズはこれで終わりだが、今後もこの稼業で成長して行くのだろうなと想像した。真鍋くんもバイトの経験から非常に推理も冴えてきて、キャラとして貫禄がついてきたかなと思ったが、学業はあまり芳しくなかったのは意外だった。まあ、でも幸せになれそうで良かったと思う。
探偵事務所については、椙田もやはりこういう会社でやっていける人間ではなかったようだ。ちょうど潮時だったのだろう、また何かの作品で会えるのだろうか。
しかし、最終回だけあって色々と驚きがあるものだ。西之園先生の登場もよかったが、依頼人が最後に西之園先生に呼ばれた時は、まさかと思ったが...。あれだったら犯人とのやり合いも納得できるような...。じゃあ、東海の人気アナウンサーというのは、そういうことか。
森作品は人間関係も色々想像できて楽しい。 -
購入済み
ここ最近の新書で1番
著者の作品や新書はほとんど読んでいるけれど、ここ最近書かれた新書の中では個人的に1番面白かった。読書にフォーカスしているものの、それよりももっと広義で深い話をしている。本当に良かった。