森博嗣のレビュー一覧

  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

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    ネタバレ

     西之園萌絵の核心に触れる物語。最初に出てきた時にはただの過去の事故でしかなかった両親の死。それがここに来てスポットがあたる。あれは事故ではなく事件。そしてその裏には真賀田四季が。犀川先生が萌絵が事件に首を突っ込むことに寛容だった理由もわかる気がする。S&Mシリーズは萌絵にとって自分が封印したものの代理にすぎない。本当は両親のことが知りたかったし悲しみたかった。でも封印したから他で補った。その萌絵は今作で両親の死の真相に迫る。それだけではなく、愛犬トーマとも死別する。トーマの死に涙を流せること、それは萌絵が両親の死を受け入れたことを意味するのだろう。ありがとう。トーマ。
     萌絵の行動原

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    2023年04月20日
  • 新装版 クレィドゥ・ザ・スカイ Cradle the Sky

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    名前が明かされない『僕』が主人公として書かれていたので、エピローグまでミスリードさせられてしまった…
    エピローグのシーンでは思わず、えっΣ(゚д゚;)となってしまった
    シリーズ通して一人称視点での思考や五感を元に描かれているのでストーリー全体のリアリティがとても高く、特に戦闘シーンは臨場感がすごい!
    今作は主人公が幻覚を見て、幻と現実の境が分かりくいこともあって読んでいる最中こっちも夢を覗いているような気分になった
    これから社会人として大人になる自分にとっては、解説の押井守監督の言葉は染みつつも励まされるところがありました
    刊行としてはシリーズ最後の短編集で補完される内容があるとの事なのでぜひ

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    2023年04月16日
  • 君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?

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    「あれ? きっと、そういう話だよね……」っていう序盤から加速して「ですよね(甘々)」っていうゴールまで全力疾走。キャラ萌え的な意味では最高。
    伏線も回収祭りで、時折、本を閉じて息継ぎしないと気絶しそうでした。
    そのおかげで、読むのに異常に時間がかかってしまいましたね。
    あれ?これが最終巻だっけ??

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    2023年04月16日
  • 君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?

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    無茶苦茶面白い!その面白いと思えるのが、一番初めの「すべてがFになる」から全作お付き合いしているからだ、と勝手に解釈しているのは、単なる長年の森博嗣ファンの自己満足だとわかっているけど。あと、この作品は恋愛小説でもあるのかも。そのあたりの悩みをトランスファと会話するところが俊逸の出来。

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    2023年04月16日
  • λに歯がない λ HAS NO TEETH

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    ネタバレ

    さすが森博嗣と思える密室トリック。一番シンプルでスマートな侵入方法を考えればいい。だがそれが難しい。ちゃんと理系っぽい内容が伏線になっているのも良い。瞬時に見抜く犀川先生がやっぱりかっこいい。今回は真賀田四季は関わっていなかったみたい。だが保呂草も登場し一体どう話が進んでいくのか予想がつかない。

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    2023年04月12日
  • レタス・フライ Lettuce Fry

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    ネタバレ

    ラジオの似合う夜
     これって林さんのことやったん!?確かに保呂草っぽい事件が出てきたなとは思ったが…。事件云々よりかはX.Jとの絶妙な関係が好き。このどっちつかずなへたれさというか優柔不断っぽさがある男の決断。確かに林やわ。

    檻とプリズム
     妥協的理解とかが出てくる最初らへんの描写が好き。大人になるって確かに妥協を積み重ねることよな。

    証明不可能な煙突掃除人
     星新一の話みたい。ふわっとした感じが好き。

    皇帝の夢
     ドグラ・マグラみたい。

    私を失望させて
     前にもあったなぁこんな話。軽いやりとりが好き。

    麗しき黒髪に種を
     罪悪感にさりげなく苦しむ。あるよねぇこんなこと。あの時ああし

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    2023年04月10日
  • εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε

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    ネタバレ

    不思議な話。森博嗣のシリーズで一番不思議かも。警察はテロ組織を捕まえるために囮を用意した。バスジャック犯確保のため囮のバスを用意し、それ以外(εの関係者ら)は正規のバスで定刻通りに発車した。囮のバスに乗ったのは加部谷と山吹、そして柴田。他は正規のεのバスに。爆弾が解体し終わるまで時間を稼ぐため囮のバスは走り続け、トンネルで確保。しかし、正規のバスに乗っていたε達は自殺願望者の集まり。運転手もグルになって谷底へ。矢野の描写にある「前の方の声」は大泉の「死にたくない奴は降りろ」との発言。バスが2台あることの伏線は加部谷の描写ではステップにいるはずのバスジャック犯が榛沢の描写では運転手の後ろにいたこ

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    2023年05月04日
  • 読書の価値

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    相変わらず面白い。読書というか本をテーマに森博嗣論の展開しまくり。やはりこの人は特殊である。有名になりたくないらしい。。

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    2023年04月02日
  • ダマシ×ダマシ SWINDLER

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    ネタバレ

    うわぁーそうくるか!!
    ファンサービスに感謝です!!
    小川さんも真鍋くんも永田さんも上村さんもみんな幸せになれますように。

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    2023年03月09日
  • ムカシ×ムカシ REMINISCENCE

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    ネタバレ

    本シリーズでは今のところ一番面白いと思いました。文学的でロマンティックでそして悲劇的なストーリーで、そんな雰囲気がとても好きでした。
    そして結末ですが...いろいろ思うところがあり、考察を検索していて、衝撃。なるほど全てが腑に落ちたという感じでした。読み直してみると伏線もところどころに散りばめられていました。

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    2023年03月05日
  • 暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss

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    深い悲しみを予感させるけれども、その全ては描かない。読者の想像に任せているのだろうか。
    感情なんて所詮ただの印象でしかなく、言葉をあてがっただけで汚れていく。しかしそれを介してしか交流が出来ない、他者を理解できない人間という存在の儚さよ。不純であるがゆえに美しい、ワビサビっぽい世界を感じた話だった。

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    2023年03月05日
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

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    読み終わった瞬間に後悔した。
    もっと、ゆっくりと時間をかけて読むべきだった。
    続きが読みたくて仕方ない。森博嗣の描く人間の未来を。

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    2023年02月28日
  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

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    ウグイが素敵。
    そして、このタイミングで『赤目姫の潮解』が漫画化したのです。完璧すぎて、シミュレーションの結果です、という感じだろうか。
    森博嗣と講談社に踊らされる日々です。

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    2023年02月28日
  • 血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null?

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    何を話してもネタバレと言えばネタバレになる感じ。
    固有名詞すら言えない、というか固有名詞が言えない。
    しかし逆再生にはやられた(笑)
    今後パティとの再会イベントは発生するのか…など、そろそろ百年シリーズを再読しないと記憶の限界に来ているなあ。

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    2023年02月26日
  • 赤目姫の潮解

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    漫画化不可と思われた作品を、よくぞここまで。
    しかし圧倒的な絵の情報量のために、1P読むのに時間ががが…(これは僕の画像処理能力の遅さかもしれないが)。
    小説の方も再読して、見比べたい。

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    2023年02月26日
  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    シリーズ1作目のこれから何が始まるのか、っていうドキドキ感っていいよね(微妙に裏切られたけど、それはそれで好き)。
    しかし、秀逸なタイトルですねえ。

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    2023年02月26日
  • リアルの私はどこにいる? Where Am I on the Real Side?

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    もうミステリというよりSFです。
    そして、シリーズ全体の物語はなかなか進まない。
    でも、そんな些末なことは置いておいて、かなり好みなお話でした。リアルとは何か。

    まあ、そろそろミステリ、ミステリしたのも読みたいけど。

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    2023年02月26日
  • 悲観する力

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    この本で筆者の言う悲観とは単なるネガティブや後向きな人の事ではなくて、もしこういう良くない事が起きたらああしようと予め考えて準備する考え方の事で、この能力は非常に重要だと思う。悲観力のある人と、単なるネガティブな人との間には雲泥の差があるし、常に前者でありたいと思った。

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    2023年02月26日
  • 自分探しと楽しさについて

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    本当に楽しい事は言葉に出来ない。語れるのはせいぜい「楽しそう」ってくらいの事。

    物事をじっくり味わえるようになる事で真の楽しい事が見つかる。

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    2023年02月23日
  • 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

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    ネタバレ

    2023 読書メモ
    ▼冒頭からネタバレ。
    夏のレプリカ、今はもうない、の前2作同様に、最初に犯人っぽい対象が明確に提示される。
    で、その認識をどう覆すのか?それともやっぱりそうなのか?を悩みながら読み進めていくことになる。
    『次おれグー出すからな!』というジャンケンのアレである。
    あまりSMの会話劇が多くはない回。しかし他の登場人物の魅力がでてくる。

    ▼物語の大筋
    一晩に別々の場所で起きた密室殺人事件。そして圧倒的な容疑者が1人。条件的にはそいつしかいないが、明らかな犯行に及ぶか?というバイアスがかかる。

    物事を説明するための理屈は、結論ありきで作られる。というあまりビジネス的には大きな声

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    2023年02月20日