森博嗣のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
うわーめっっっちゃくちゃ面白かった!!!!!
今まで読んだVシリーズの中でダントツで好きですこの話!
凄く!いい!!!
タイトルも凄くいいですよね、これもVシリーズで一番好きかもしれません何か前前前世みたいで良くないです?(月は幽咽のデバイスもなかなか競ってるけど)。
今までのシリーズと違ってちょっとこう、まず始まり方から違っていて。
ん?知らない人の恋愛事情見せられてる?何で???と思いつつ少しずついつものメンバーが集まってきて、それからお察しの通りに事件に巻き込まれていく、みたいな展開なのだけども。
何かこう、終始お洒落。
とてもとてもお洒落。
何なんだろう、物凄く自然に色んな場面が映像 -
Posted by ブクログ
ネタバレいよいよ始まるXシリーズ。時系列ではαかβあたりの話だから丁度良いタイミングで読み始めたことになる。理系人ではない椙田がメインキャラとなる今シリーズ(では彼は何人?盗人だ)、さぁどうなるかと思ったが思ったより話はややこしい。椙田は主人公というよりおやっさんポジションだし探偵役は真鍋、ヒロインは小川。事件も案外ややこしい。
千鶴は実は男で絹子とに地下牢を逢い引きに使っていた。絹子と二人で千春殺害を企てた。当初の計画中では六郎に千春と思わせて地下牢に潜み、千春殺害後に千春の死体でトンネルを隠し、絹子が開けてくれた地下牢から脱出するつもりだった。こうすることで犯人は屋敷内の井戸から出入りしたと思 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初から最後まで目から鱗の一冊。
そもそも仕事をしないといけないなんて誰が決めた?仕事で人の価値は測れない。
一生暮らせる金があるなら、仕事なんてしなくていい。好きなことだけ、していればいい…等々。
自分がいかに常識や固定観念、他者の目に振り回されていたかに気づいた。
別に仕事にやりがいなんて感じなくてもいいのだ。
仕事でお金を稼ぎ、そのお金で自分の好きなことをする。それで十分。
好きを仕事にする、というのが最近流行っているよに感じるけど、著者がいうように、好きでやっていることは仕事ではない。お金をもらえなくてもやっていることこそ、本当に自分が好きなこと。
自分の場合だと、読書だろうな。
-
Posted by ブクログ
東大の祝辞で「心が震える仕事をしてほしい」という一文があると聞いたとき、私の知らないそんな素晴らしい仕事があるのかと思った。
それ以来、どこにあるんだろう、どうやって見つけるのだろう、いつか自分もそんな仕事と巡り会えるだろうか、とふんわりと思いながら生きていた。
でもこの本を読んで目が覚めた気がする。
てっきり既に"素晴らしい仕事"は用意されていて、私は巡り会えればラッキーだと思っていた。
でもそんなものは誰かが作ってくれるんじゃなくて、自分で作り出すしかない。
誰かが用意してくれているなんて、ただの都合のいい考えだった。
そもそも仕事ってそんな重要なのだろうか?と今一度自 -
Posted by ブクログ
「どうして、世の中には、あれほど筋の通らないことを平気で主張できる人間がいるのだろうか。
こちらから、理由を尋ねても、なにも答えない。都合の悪い場合には、ただ声を大きくして叫ぶだけ。感情で、すべてを押し切ろうとする。まるで、自分たちの感情が正義だと言わんばかりである。これだけ、法治国家、自由主義が発展した現代においても、人間の精神は昔のまま、貧しいままではないか。」
「え、そんな大事な本を、捨てちゃったんですか?」
「大事なのは、書かれている文章です。それは、もう読みましたから、メディアは必要なくなりました」
「メディア?ああ、本のことですね」
「あれが、子供の頃から大嫌いだった。
だから