森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルが最高に良い!封印再度がWHO INSIDEって、もうそれだけで読みたくなるし、気がつけば手に取っていても致し方ない。
犀川先生の頭の中をもっと覗いてみたい。深く深く奥まで覗いて帰れなくなっても構わない。
綺麗な夕日を見て、死にたくなる気持ちを、綺麗な感情だと思える感性をどうやって育んだのか気になる。
「私だけのものに、したかったのです。
誰にも、渡したくなかった。あの形が最後に描いて下さった絵のように、すべて、消してしまいたかった」
香山フミのこのセリフが、最近ぼんやり考えていたことと妙にリンクして鳥肌。読みたい本が、自分の考えや状態とリンクしていたりして、読むべきタイミングで読 -
Posted by ブクログ
唖然。という感想が1番ふさわしいかもしれない。予想外のどんでん返しで読後は何と言っていいかわからない感情と、興奮でぐちゃぐちゃだった。違和感は読んでいる中でたくさんあり、(それはすべて伏線だった)でも嵐の晩に閉ざされた別荘のなかで起きた2つの密室殺人の謎を必死で考えていたせいで、その違和感をおざなりにしてしまった…そのおかげで、最後には思わずあっとなってしまったので良かったのかもしれない。なるほど、シリーズの中でもNo.1と言われるのも納得だった。
犀川先生の出番が少ないのは寂しいけれど、西之園嬢と笹木のやりとりは、色々ドキドキしながら読めたので楽しかった。 -
Posted by ブクログ
「意識というものが、ソフト的に構築されるものであり、経験と判断の積み重ねによる反応のシステム化にすぎない、いわば幻想といっても良いくらいの存在だということを、人間は受け入れざるをえなくなった。まだ、これは全世界、全人類には浸透してない。認めたくないだろうね、スピリットの存在を、単なる観察、あるように見えるだけの幻想だとは、信じたくない。人間がそれに抵抗するうちに、人間以外のものが、どんどん発展を遂げて、人間を凌駕していくことになる。人間が迷っているうちにね、人間以上のものになる。まあ、それもまた、自然淘汰かもしれない。悪くないよ、全然」
「ヴァーチャルで究極の幸せを手に入れることができる確か -
Posted by ブクログ
シンプルな本である。
①まず面白がって最後まで書きなさい②他人の目線になって読み直してみなさい
そして小説はできあがる。
心構えとして「お金がほしい」というのは実にはっきりとして、そして純粋な動機だと思った。
我々はなんで、したいことをやらないのか。
たぶん、したいだけで、ほしくないからだ。
なっていたらいいなと思うだけで、なるも思わないからだ。
そして、実は自分の妄想で充足できる程度の願望だったりするのだ。
もし、あなたがスタジアム一杯を満たす人々の拍手がほしかったら
数千万円の印税がほしがっているのなら
手に入れにいくために、身体を動かそうということだろう。
いや、スケールの問題では