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Posted by ブクログ
私の身体の奥底に眠る、私を創る本質とは
シリーズものの二作目を最初に読んで、その後に五作目を読むというあまりない読書体験(なかなか順番通りに予約した本が届かず、、)ではあるが、読み進めた時のワクワク感、ラストになるにつれて止まらない指、読み終わった後の満足感どれも素晴らしいものがあった。
今回の事件は「密室殺人」。その「密室」も、関係者たちの「証言」も、事件が起こる「動機」にも全てのものが「WHO INSIDE」、つまり「中」では、「心中」では、「その人の視点」ではといった様々な観点に結びつき構成力が凄まじい作品であったと思う。言葉一つ一つの言い回しや、夢のような情景、託されている共有している思いなど様々な伏線が一つの道筋になって主人公たちが辿り着く「真相」になっているのが良い。
また主人公二人の関係性についても、積極的な大学生ヒロインと、それに付き合う助教授の「理系」らしい筋道の通り方と、温かみのある「本心」の交流がとても心地よい。これもまた二人が紡いだ二人の中の「本質」なのではないかと思う。ミステリーとして読むとやや今回はたどり着くのが難しい「真相」も、二人の心の通わしという観点からは辿り着く「真相」はとても読み応えのあるものであった。
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小説・文芸
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