森博嗣のレビュー一覧

  • 月は幽咽のデバイス The sound Walks When the Moon Talks

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    ネタバレ

    無意識に起こったように見えたものが意図的なもので、
    意図的に見えたものが無意識に起こったことだった。
    そう紅子が説明した時、犀川先生を思い出した。
    犯人の意図に興味はないと言う犀川先生の謎解き方法
    はやっぱり正しいんじゃないかと。
    (へっ君が挨拶以外にお話ししてた!「お母様」だって)
    平均的な人の何倍もの速さと正確さで様々な可能性と
    シナリオを紅子は頭の中で処理してるんでしょうか。
    七夏が紅子のことを面白く思わないのは理解できるけ
    ど、林が紅子を頼る限り、紅子と同等までとはいわず
    とも近いくらいに事件を解明できるようにならないと
    ダメじゃないかな。(へっ君を見た後、泣きたくなった
    気持ちは何と

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    2025年11月07日
  • 日常のフローチャート Daily Flowchart

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    読めて良かった〜。森博嗣さんの本は中学生から読んでいて、その頃はエッセイの内容にいまいちピンとこなかったんだけど、今だと、わかるなぁ、という部分が多くて、読めて良かった。

    こんなこと考えちゃ良くないのかな、と思っていることを、森博嗣さんも思っていて、私だけじゃないんだ、と何度も思えた。大人になって読書から離れていた時があつたし、もう森博嗣さんの本にはハマらないかな、なんて思っていたけど、学生時代に好きなものは、今も変わらないかも、と一周回って気づいてきた感じ。

    他の作品も読み進めたい。

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    2025年11月07日
  • 君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?

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    WWシリーズ第7弾
    「君が見たのは誰の夢?」

    シリーズ集大成かのような壮大な内容˙ᴥ˙。
    好みでしたー
    ロジとグアドがひたすら可愛い( * ॑꒳ ॑*)

    ロジが未知の新種ウィルスに罹り入院。
    このウィルスはなんなのか?
    どこで罹ったのか?

    ロジのお姉さん(?)初登場。
    巨大ウォーカロンメーカーが暗躍する中、すべてを俯瞰するマガタシキも登場。今回はなんとミチルとロイディも( * ॑꒳ ॑*)豪華すぎる。

    W、WWシリーズの根幹にある、人工細胞と不妊の問題の謎が明かされる回。

    0
    2025年11月06日
  • 新版 お金の減らし方

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    好きなことにお金を使い、必要なことにお金を使うな。この著書でいうところの必要なこととは何か?当たり前、習慣、世間体に駆られた消費活動は「必要」というそれらしい大義名分の仮面をつけて私たちの前に立ちはだかる。自分が本当に価値があると思えるものにだけ、お金という対価を払って手に入れればいい。

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    2025年11月03日
  • リアルの私はどこにいる? Where Am I on the Real Side?

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    WWシリーズ第6弾
    「リアルの私はどこにいる?」

    このストーリーを考えられる森博嗣さんがすごい。
    作者さんの頭の中がヤバい。
    絶対星5なんだけど、消化しきれず今は星4

    あらすじ的には、仮想空間にログインした女性から、現実世界の自分が行方不明だと相談を受ける。

    この設定だけでもすごいのに、実際には仮想空間内で作られた人格が現実世界にログインしていたとか、発想がヤバい。

    人工知能が自分を国だと自覚するネットワークができつつあったり、「人間を作ってしまう」という発想があったり。

    そうだよね。
    リアルではなく最初からヴァーチャルなのだから、知性を持つ者がヒトである必要はないもんね。

    世界観

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    2025年11月03日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    孤島のハイテク研究所を舞台におきた殺人事件の話。約30年前(1990年代半)の作品だが、全く陳腐化していない。むしろ、時代が追いついて読者層が広がったと思う。トリックを理解するのに情報工学の知識がいる(高校程度)。今の時代でも、こういった知識やアイデアを持ち合わせた作家は少ないと思う。

    時代を感じることもある。主役級の登場人物が愛煙家で、喫煙シーンが多い。それから、アメリカのギフテッド教育と課題。こういう話題を一時期よく見かけたことがある。

    筆者のwikipediaをみたら、作品がシリーズ仕立てになっている。本作品の主役はもちろん、それ以外の登場人物たちがあちこちのシリーズで登場している。

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    2025年10月31日
  • 日常のフローチャート Daily Flowchart

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    #ヨンデルホン
    #日常のフローチャート Daily Flowchart / #森博嗣(#ベストセラーズ)
    #ドクリョウ #ヨミオワリ
    ひとえに、うらやましい。なんとも悠々自適な暮らしをされていて。
    ドライに論理的に、森哲学というべきか。むむ、これは…、と、異を思うも、似た自分も、いるな…、と。

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    2025年10月27日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    ネタバレ

    このシリーズは全部好きなんだけど、これはまた違った雰囲気でとくに好きだった!!!最初ずっと萌絵ちゃんかと思って読んでて、え?え?萌絵ちゃんにそんな過去が…???犀川先生のことはどうするの?とか勝手に焦って最後まで読んで安堵したりした。笑。事件に関しては、森の中、洋館、お嬢様、執事、密室、美人姉妹って感じでミステリ要素満載。結末がすっきりしない人もいるかもしれないけど、これはこれでよかったな。最後にたどり着いてからの、今はもうない。最高。

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    2025年10月21日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    ネタバレ

    理系ミステリの金字塔として語られることの多い本作。
    ミステリというジャンルとは裏腹に登場人物たちは厨二チックな設定モリモリのキャラばかり。
    そんな天才たちが本シリーズ通してのキーパーソン「真賀田四季」に迫っていく物語。
    正直オチの部分より印象に残っているのは「睡眠」について語られる部分。
    「生物は意識のない状態」つまりは「眠っている状態」「死んでいる状態」こそがベースであり、だからこそ人間は目醒めるときに不快感を感じるのだ、という話。
    生物学の世界で「生物とは寝ている状態こそが標準の姿であり、起きている状態がイレギュラーな姿の可能性がある」という議論がされ始めたのは2020年代に入ってからだっ

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    2025年10月19日
  • 読書の価値

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    操られていることを自覚する必要がある。
    森は電子書籍派
    出版ビジネスや本の形態にも切り込んでいて、読み応えがあった。

    0
    2025年10月19日
  • ω城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case

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    Gシリーズ第12弾
    「ω城の惨劇」
    面白すぎた( * ॑꒳ ॑*)

    オメガ城に招待された7人。
    招待主はマガタ・シキ。
    ワクワクしないはずがない˙ᴥ˙

    後半のサプライズが嬉しかった。
    読む手が止まらない
    GシリーズというよりはS&MとVと四季シリーズを全部足した感じ˙ᴥ˙

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    2025年10月18日
  • そして二人だけになった Until Death Do Us Part

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    確かに二人になりました。
    森博嗣作品、初めて挑戦しました。
    専門的用語に苦戦しながらも
    なんとか読破出来ました。

    0
    2025年10月17日
  • スカイ・クロラ

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    ネタバレ

    スカイクロラシリーズを初めて読みました。アニメは見ていません。
    主人公のカンナミは何に対してもあまり執着というものがなく、先入観もなく、かなり達観した考え方をしているのが印象的でした。そんな主人公でありながら、森博嗣さんの描写力もあって、不思議と感情移入してしまうような魅力的な主人公でした。
    そんな主人公と女主人公の草薙とのやりとりは、独特の空気感がありました。エンディングは驚きましたが、それと同時にやはりそうなってしまったかという気持ちもあり、形容し難い感情でした。二人は互いに恋愛感情は無かったけれども、最後のカンナミの行動はある種愛情の様なものを感じました。(アニメ版のあらすじは恋愛感情と

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    2025年10月12日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    謎の仕掛けが見事に構成されており、真相にたどり着いた瞬間の爽快感がたまりませんでした!(見事なタイトル回収です。)
    個性的なキャラクター設定も私の好みで、満足感が高かったです。

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    2025年10月07日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    ネタバレ

    久々の満点。
    だいぶよかった。森博嗣すごいなぁ。
    インスタで知って、タイトルがなんか胡散臭いけど森博嗣だから読もうと思って、読んでよかったと心から思った。これは買いです。
    何度も繰り返し読みたい。
    日記に書き写しておいて、あとで日記を読み返したときにまた触れて我に返りたい。

    庭のこと、首が折れるほど頷ける。
    自然や植物に対する畏敬の念というか、教えられること、癒やされること、救われるということを年と共に強く感じる。
    年をとってよかったと思うことのひとつ。

    最後がなんともいいんだよな。
    先生に褒められた気分。

    ふふふ。

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    2025年10月07日
  • 捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest

    購入済み

    次が読みたくなる

    #じれったい

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    2025年10月06日
  • 有限と微小のパン THE PERFECT OUTSIDER

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    S&Mシリーズを読み終えてしまうのが悲しくて、ずっと積読してあった作品。シリーズを通して愛着を持った人物が沢山出てきて嬉しかった。本格ミステリとしては評価が良くないだろうが、なんと言われようと私はこの作品大好き。ナノクラフトが作り上げた街並みを思い浮かべながら、ワクワク冒険していた。

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    2025年10月06日
  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    WWシリーズ第1弾
    別物語かと思ってたらWシリーズの続きだった

    2人のイチャイチャが微笑ましい( * ॑꒳ ॑*)
    また会えてよかった

    一作目から世界観の謎にグイグイ食い込んできました。デミアンという一人の出生の謎解きから
    ・ミチル&ロイディの謎の再復習
    ・トランスファが存在する意味
    ・真賀田四季の考える『共通思考』とは何か

    今作でも語られる、内側と外側の違い、について
    犀川創平も『笑わない数学者』で考えを述べた気がする|ω・*)

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    2025年10月01日
  • 自由をつくる 自在に生きる

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    ・コンテストや競技、あるいは競争というイベントの時だけに「やった!」という達成感がある。
    とりもなおさず、それは自由を獲得したというよりかは、不自由から解放されただけで、単に自由の出発点に立ったにすぎない。

    ・目指すものは、自分で決めなければ意味がない。
    本当の自由がそこから始まる。
    目指すものに向けて、少しずつ近づいていく自分、それを体感する楽しさ、そして、おそらくはたどり着けないかも知れないそのゴールを思う時の仄かな虚しさ、でも、とにかく、その前向きさが、自由の本当の価値だと思う。

    ・考える。行動することは生きていることにほかならない。

    ・その人が見た夢より素晴らしい現実はない。

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    2025年09月25日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

    QM

    ネタバレ 購入済み

    施設の人を色々疑ったけど、なるほど、結局博士自身の仕業でしたか~~
    最後までしっかりまんまと騙された感じ、だったが面白かった。

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    2025年09月15日