森博嗣のレビュー一覧
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殺人の「動機」は「美しい」のか、「醜い」のか
ようやく手にしたS &Mシリーズの第一巻、ここに辿り着くまでにもうだいぶ続編を読んでしまったが、シリーズの中でも特に名作と名高い本書は「孤島」「密室」といったクローズドサークルの定番のミステリーらしさ、そして「VR」や「AI」といったとても30年前の作品とは思えない最先端テクノロジーといったこれからのS&Mシリーズの魅力の根幹になるものがそこには確かにあった。
犯人は読んでいく中でミステリー好きだと検討が付く人もいると思われる。ただこの作品の大切な殺人を犯すまでの「動機」、そしてそれを可能とする「状況」、といったものが奥行きのあ -
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【科学的とはどういう意味か(森 博嗣)】
「科学から目を背けることは、あなた自身にとって不利益ですよ」、「そういう人が多いことが、社会にとっても危険だ」(まえがき)
教育や受験のシステムの中で理系科目に苦手意識を持った人が、自分のことを「理系に向かない」と決めつけて、数学や物理を忌避するようになる。
そうしてすっかり「科学離れ」をしてしまうと、「小難しい理屈はいいから、結論だけ教えて」と、考えることを放棄して他者に結論を委ねてしまう。
結果として、誰かが言う印象や主観に流されたり、非科学的なものに惑わされて判断を誤ったりすることに繋がる。
好きとか苦手とかいうレベルの話ではなく、日本 -
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「貴殿のお命をいただきに参上した」トビヒと名乗る男は、炭焼き小屋で眠っていたゼンを戸外へ連れ出すと、面差しを確かめ、そう言った。
敵は多勢、ゼンは闇を駆けた。だが逃げた先は崖縁。そこで待ち受けていたのは、これまでに出会った誰よりも強い侍だった。命を賭けるに値する相手、ゼンは男に敗れ、谷底へと落下する。
姉弟に助けられ命は取り留めたが、ゼンは記憶と刀を失っていた。「ヴォイド・シェイパ」シリーズ完結編。
「KODANSHA」内容紹介より
とても日本的と感じる内容.
閃くほどQuencherに近づく感じで面白いなと思った.
すべては作られたものだ. -
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逆説的なタイトルの本書。
お金の増やし方ついての本は世の中に数多存在するが、書店のお金関連のコーナーでも本書は異彩を放っていることだろう。
売れっ子作家の森先生の仰る真逆のことをすれば、要はお金が貯まるのではなかろうか。
そんな疑問を呈した時点で、お金を増やしたい人は素直にお金の増やし方の本を読むだろう。
だが、「自分の知らないことを知りたい」という、私の知的好奇心のセンサーに引っかかったので手に取った。
非常に論理的な切り口で、知らず知らずに自分がお金を減らしてしまう愚行に及んでいたと知り、顔を覆いたくなった。
本書を読んで特に衝撃的だったのは、ヘソクリを隠したのを忘れて札束を -
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ヴァーチャル国家・センタメリカが独立した。南米の国や北米の一部も加え一国とする構想で、リアル世界とは全く別の新国家になるという。リアルにおける格差の解消を期待し、移住希望者が殺到。国家間の勢力図も大きく塗り替えられることが予想された。
そんなニュースが報じられるなか、リアル世界で肉体が行方不明になりヴァーチャルから戻れない女性が、グアトに捜索を依頼する。
「KODANSHA」内容紹介より
急激にAIが浸透してきた昨今に読むと、すごくリアルに感じる.
何が良くて何がダメなのか、どこからが人間でどこからがヴァーチャルなのか、いろんなものの境界が最近どんどん曖昧になっている. -
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Gシリーズだときがつかずに、なんと10作目から手に取ってしまいました・・・。しかもほかのシリーズを読んでいたので内容が繋がってしまって中盤まで気が付かずものすごく楽しめてしまいました。とりあえず後期3部作の始まりと書いてあったので次にいってみよつうかと笑
今まで読んだ作品のなかでもトップクラスでNETの凄さを感じられました。極めれば何でも凄いけれどエンジニアか及ぼせる範囲の広さに自分のちっぽけさを感じました。
ちょっと人間味が薄い島田文子がとても魅力的。人間臭さを排してあれだけの魅力を醸せる文章力と文章全体の無機質感の融合が他では感じられない不思議な心地よさの魅力。 -
Posted by ブクログ
私の身体の奥底に眠る、私を創る本質とは
シリーズものの二作目を最初に読んで、その後に五作目を読むというあまりない読書体験(なかなか順番通りに予約した本が届かず、、)ではあるが、読み進めた時のワクワク感、ラストになるにつれて止まらない指、読み終わった後の満足感どれも素晴らしいものがあった。
今回の事件は「密室殺人」。その「密室」も、関係者たちの「証言」も、事件が起こる「動機」にも全てのものが「WHO INSIDE」、つまり「中」では、「心中」では、「その人の視点」ではといった様々な観点に結びつき構成力が凄まじい作品であったと思う。言葉一つ一つの言い回しや、夢のような情景、託されている共有して -
Posted by ブクログ
人が生まれることも死ぬことも、現代社会では負担として認識されるけれど、どちらもいつか無くなるのなら、今のうちに苦しんでおくべきものなのかもしれない、なんて考えるのは当事者じゃ無いからかなあ、なんて。
私は悲観的なので最悪の事態に自分が放り込まれたらどうしよう、と具体的な不安がない時ほど考えてしまう。
助けてほしいと思う。だから追い込まれている人を今助けるべきなんじゃないか、なんて思う。
誰かが言っていた、副作用の問題が解決されていないワクチンを子供に打っていると。
ワクチンの打ちすぎで子孫繁栄しなくなる世界でもあり得る気がする。
引越しのごたごたで何気に待ち時間が多く、本ばかり読んでいる。