森博嗣のレビュー一覧

  • 四季 夏 Red Summer

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    ネタバレ

    この巻では、四季が両親を殺すまでが描かれている。
    どうして新藤の子どもが欲しいと思ったのかも四季の
    言葉で示されている。が、理解が難しい。
    両親にそう話した結果、こうなることは簡単に想像が
    できたはずで、それでも…というところに、出産を経
    験することがどれだけ四季にとって重要だったのかが
    わかる。
    天才って幸せだろうか?と思わずにはいられなかった。
    「すべてがFになる」を読んでも、産後の四季は瀬在
    丸紅子とは似ても似つかないし。産後、四季が娘に対
    して、経験に関してどう思ったか知りたい。
    半分も理解できない自信はあるけど興味がある。
    新藤に関しては…気持ち悪いとしか言えない。関係上
    完全に距離

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    2025年04月26日
  • 封印再度 WHO INSIDE

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    S&Mシリーズ第5弾
    仏画師の香山風采は息子の林水に家宝の壺と匣を遺したまま、密室で謎の死をとげる。50年後、今度は林水も…。

    おもしろー
    密室も壺と匣も理系トリックでS&Mっぽい。

    でも全ての読者の感想は
    「西ノ園さん、ごちそうさま。」
    のひと言に集約されてるのでは( * ॑꒳ ॑*)

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    2025年04月17日
  • 四季 春 Green Spring

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    ネタバレ

    「すべてがFになる」に出てきた名前もあったので、
    単純に四季の生い立ちと、その人格の元になった人
    たちの話だと思って読んでいたので、透明人間の僕
    の正体が明らかになった時は衝撃だった。
    最初から読み直そうかと思ったほど。(二度目は理解
    も深まるし、さらに楽しめると思う)
    でもそれは別の機会にしようと思い読み進めた。

    四季は幼い頃から四季だった。
    小さい身体をもどかしく感じただろうなと思う。
    馴染みのない名前も出てきて、私が覚えてないだけ
    なのか、今後別の作品で知ることになるのかはわか
    らないけど、「有限と微小のパン」で止めなくて良
    かった。
    萌絵との出会いが微笑ましい。

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    2025年04月09日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    S&Mシリーズ第三弾
    偉大な数学者、天王寺翔蔵に会いに「三ツ星館」へ。犀川創平と西之園萌絵のコンビが素敵。会話の端々がカッコ良い。
    創「内側と外側の違いは何か分かる?」
    萌「素朴と単純ってどこが違うのかしら?」
    こういった会話への返しがカッコいいだけでなく事件解決のヒントになってるのも素敵。

    全巻読みたい。
    今回は珍しく犯人とトリック当てられた。

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    2025年04月02日
  • 新装版 クレィドゥ・ザ・スカイ Cradle the Sky

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    スカイクロラシリーズの中で1番好きな作品になりました。
    空中戦が他の話より少ないですが、主人公の僕の心情が凄く印象的で良かったです。

    自由に空をダンスするように飛び回るキルドレ達、そこで生きる意味を見出せない事は、幸せなのかと不思議に思いました。

    逆に地上に落ち、色々なしきたりに縛られて、生きている人達は、本当に不幸なのかなーと思います。
    少ない行動範囲でも自分にとって幸せな事を見つけて、それを実現しようとする姿は、大人ですが自由で幸せな事なんじゃないかと思いました。

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    2025年04月01日
  • 新版 お金の減らし方

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    あなたは何が好きで、何が欲しくて、どう生きたいのか。最初から最後まで気持ち良いほどに、これを徹底的に貫き通している。ここまでお金について達観できたら、人生楽しいだろうな。

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    2025年03月29日
  • 作家の収支

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    購入後10年の積読本。作家としての収入と、支出についてフォーカスした本。本の部数とか収入額とかきっちりデータ取っているんだなあ。他の作家さんもそうなのかな。トライアル&エラー、あるいは、改善を繰り返すなら、当たり前か。あとがきに書かれているように、引退してますます新しいことにチャレンジできるようになったという言葉は頼もしい。森さんが意識されているという「新しさ」はどのジャンルでも重要という言葉には勇気づけられる。10年経ってもまだ作品を出してくれることに感謝。あと、変な言い方だけど、小説を嫌々書いているという言葉にも励まされた。そうか、やっぱりお金を稼ぐってことはそれなりの対価を払う必要がある

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    2025年03月19日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

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    「考えすぎだよwwww」
    「なんでそんな事考えるのwwww」と
    数多言われながら生きてきて、
    わたしは凡人で半端な人間だから苦しいのだ、でも天才にはなれない、と悩んだ時に出会えてよかった本です。

    切り口の鋭い視点に、本質を問う内容にぐっと引き込まれていきます。
    そして、なぜか生きることに安心を覚えるのでした。

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    2025年03月16日
  • 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

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    これは好みが分かれそうだけど、個人的にはS&Mシリーズのナンバーワン。
    タイトルが好きにしてもOKなのも素晴らしいし、何よりも、物語のクオリティが群を抜いていると感じます。まさに、記憶を消してもう一度読みたい作品、です。

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    2025年03月09日
  • 勉強の価値

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    相変わらず天才である。森博嗣による勉強とはなにか、教育のあるべき姿とは?

    本人は天才なので淡々と語る。自分の研究をするための基礎学力としての小中高の勉強がある。記憶中心の学校の勉強は本来の勉強ではない。大学に入って知のフロンティアを知って世界で誰も知らないことを研究し始めてからが勉強の真価が発揮される。

    本人は子供たちに対しても勉強しろとか言ったことはないそうである。それでも自分は国立大の助教授だったし、勉強してる親の姿を見せてたのが良いかもしれない的な。親も変わってるので子供も変わってるんだと思う。家庭の団欒とかは興味ないらしい。

    至って本人はとても楽しそうな老後を過ごしているので良い

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    2025年03月03日
  • 勉強の価値

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    エッセイに近い形で綴られる勉強の価値の本。勉強の楽しさは、創造にある。自分は何をしたいのか、何を知りたいのか、どのように勉強したらいいのかを考えることが既に勉強の始まりであり、自ら行う勉強はきっと楽しい。
    自分以外を基準にしたり、外にモチベーションを置きがちな勉強の意味を、改めて考えられてとても面白かった。

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    2025年02月28日
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

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    主人公は純粋に研究に人生を賭ける喜嶋先生の姿に魅了され、自身も寝食を忘れるほど研究に没頭し多彩な価値観と出会う。

    誰もが自分の心に純粋に生きたいと感じつつも生きられなくなっていく葛藤がある。だからそこ、喜嶋先生の純真な生き方は美しく尊いものに映った。

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    2025年02月28日
  • 有限と微小のパン THE PERFECT OUTSIDER

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    特定の何かを演出するとしたら仮想空間と現実、どちらが容易なのか。この命題を突き詰めていくと、何が現実なのか、境界が曖昧になり理解ができなくなっていく。仮に見て、触れるものが現実なのだとしたら、仮想空間で見て、触れるものは現実と言っていいのだろうか…。

    といった一連の流れは、言いたいことは分かるんですが、理解を拒むというか、頭が痛くなりますね(笑)。ただ天才、真賀田四季による「最近、矛盾を受け入れている」「矛盾が綺麗だと感じている」という言葉から続く、「よく、分からない」という結論。これが、読者としての自分の気持ちにハマりすぎて本当に気持ち良かったですね。そう、考えたってよく分からないんですよ

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    2025年02月27日
  • 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

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    読み終わって初めて20年前の本・700ページもあったんだって気づいた
    それくらい今でもすんなり読める本です

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    2025年02月27日
  • 悪戯王子と猫の物語

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    「この思考力の限界こそ、『懐かしい』という感情なのだ」p69

    なるほどな。ピカソがなぜアンリ・ルソーの絵、そのこどもっぽさに憧れたのか、その理由がここにある気がするな。
    変化し続ける喜びと、停滞の中の喪失と。やはり子どもは偉大だし、その意味で未来に尽くすことに幸せを感じるのも分かるな。
    可能性の獣は、常に未来を見据えている。

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    2025年02月18日
  • ダマシ×ダマシ SWINDLER

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    Xシリーズ完結
    出会いがあれば別れあり。
    椙田さんは、ズルくて、優しくて、カッコいい

    切ない感じで終わるのかなと思ったけど、エピローグで、まさかの人物が!切ない気持ちが一気に吹っ飛んだ!
    改めて過去のシリーズを読み返したい、、、

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    2025年01月27日
  • ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity?

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    ネタバレ

    いっや、あのウグイが! 無断で外へ食事にでたハギリにあんなに不満を抱いていたウグイがアポ無しで食事のお誘いとか(笑)成長著しくて感動。
    登場人物がみな(人工知能含め)少しずつ変わっていく。
    ハギリも初めて死別の意味を体感した。今まではただ他人というデータが消えたくらいの感覚しか持てなかったハギリが死の意味を知る。その大きさを知る。それは分析ではわからなかった事だ。
    ここまでのシリーズ中、一番心揺さぶられた作品。

    *…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*
    "生きているものは、いずれは土に還る。それが、本来の循環だ。
    悲しい、嬉しい、苦しい、楽しい、と

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    2025年01月26日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    ネタバレ

    犀川萌絵シリーズの中でこの作品が一番のお気に入りに!
    萌絵ミスリードには完全に騙されてしまいました……いや、完全では無いな…(足掻く)…多少の違和感は有ったんやけどなぁ…(言い訳)…まず西之園嬢の洋服の趣味がまず萌絵のそれとは完全に違うよなぁ。…(え?そこ?)…と。……白いワンピース?萌絵さん着るかなー?と。あと感覚的に…西之園嬢が読んでて好きだった!笑。(コレ一番大事)
    いつもの萌絵さんにはちょいイラつきながら読んでるのよな。私……。
    そして笹木(佐々木叔父様)の魅力な事といったら…今でこそセクハラな部分はまぁまぁ物語世界だけど…彼の魅力が500ページ越えの長編を支えたといっても過言では無い

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    2025年01月16日
  • 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

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    犯人がわかったときの意外性は少ないけれど、ある意味でどんでん返しをくらった。最後まで読み終えてもう一度プロローグを読むと、なるほど…と感心してしまった。
    やっぱり森ミステリーは初速からおもしろい!特に今回はプロローグから一気に引きこまれた!犀川と萌絵や喜多とのやりとりも好きだし大御坊が個人的に1番好きなキャラクターになった。
    いよいよS&Mシリーズも次でラスト。少し寂しい気がしている。

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    2025年01月13日
  • 集中力はいらない

    匿名

    購入済み

     

    タメになった。
    自分にはまだ真似しきれないところもあるが、参考になるところはいっぱいあった。
    自分に合った方法で集中する必要をみつけよう。

    #タメになる

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    2025年01月12日