森博嗣のレビュー一覧

  • つくねもハンバーグ The cream of the notes 14

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    ネタバレ

    混雑や行列に加わる人々を哀れで可哀想だと評する。自分の価値観・美意識にそぐわないと。このシリーズにおいて、著者はあくまでも個人的な意見と断りを入れて少々刺激的な発言をしているので、読者としてはカチンとくることもあるのだが、この意見に関してはちょっと擁護派を自認する。

    このシリーズを読むときには、著者の居住地がどこか推理するのも一つの楽しみにしている。今回はいろいろなヒントが得られた。鉄道模型を走らせるほどに広大な敷地を持つことはことあるごとに書かれていたので、どうも日本ではないのではないかとあたりは付けていた。この著書では、「TVは見ない(地上波は電波が届かない)」と書かれており、さらに、「日本は初夏だけど、当地はまだ寒い」と書かれていたので、日本じゃないことは確定的。ヨーロッパのどこかだろうか?私の頭にはとある国が候補として浮かんでいるが、引き続き推理したい。

    それにしてもDiscommunicationが和製英語だとは知らなかった。

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    2026年01月18日
  • 赤緑黒白 Red Green Black and White

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    シリーズ完結!
    だけど新たな始まり!
    れんちゃんandしこちゃんのわちゃわちゃコンビが見れなくなるのは寂しいけど、森先生〜って叫びたくなる最後の最後!!
    どーなってんの?時系列?え?わかんないー!わかんないーー!っていまこの状態!
    次のシリーズも楽しみ!

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    2026年01月16日
  • 幻惑の死と使途 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC

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    これまでのS&Mシリーズの中で1番おもしろかったです。動機は自分のような常人には理解しきれない部分はありますが、芸術家やアーティスト(マジシャンをこのくくりに入れるのであればですが)の探究心やこだわりには凄まじいものがあり、だからこそ多くの人の心を動かすことができるのかなとも感じました。幻惑と妄想の違いについて犀川先生と西之園君が話す場面もとても印象的でした。
    話の本筋からはそれるかもしれませんが、執筆当時はおそらくほとんど世になかったであろうSNSの展開について予測(もはや予言)している部分があり、森先生のすごさが改めてわかりました。

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    2026年01月14日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

    購入済み

    原点にして頂点

    第一回メフィスト賞受賞作。
    天才と密室、全てがFになる時。
    上質な伏線と圧巻のトリックに頭をフルスイングで殴られるかのような衝撃作。
    必見です。

    #ドキドキハラハラ #感動する

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    2026年01月14日
  • 何故エリーズは語らなかったのか? Why Didn’t Elise Speak?

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    大好きなWWシリーズ、この巻が出てからもうすぐ2年。森博嗣の浮遊工作室はサイトの更新が2026年8月が最後なので、この巻がWWシリーズの最後になるのかな。

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    2026年01月02日
  • つくねもハンバーグ The cream of the notes 14

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    今年も森さんの言葉が刺激になる。「奥様」の登場がけっこう多めだった印象。全部の章がピックアップ対象だけど、最初の方でピックアップした章を挙げると、「6 可能であるはずなのに、なかなか実用化しない技術があるのはどうしてなのか?」「7 すべてが日本化される独自の防衛によって、日本文化は武力を放棄する?」「17 「幸福度一位」の国では、よほど自信家が多数か、自己肯定の洗脳教育の結果か?」「21 給食が嫌いだった小学生が弁当を持って登校したら、担任の先生は困惑した。」

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    2025年12月31日
  • 「やりがいのある仕事」という幻想

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    くそっ!!年末にブルシットジョブのせいで友達との飲み会に遅れた!仕事にやりがい感じられてない未熟者なのでこういうことがあるととても不服に感じる。

    到着まで時間があるので移動しながら感想を書くことにする。

    『やりがい』の考え方(やりがいの定義?)が個人的には一番刺さった。
    『やりがいをもって仕事をしましょう』みたいなことを言うけれど、著者の考える『やりがい』の定義に従うとやりがいのある仕事なんてのは幻想だってことがよくわかった。
    (もちろんやりがいをもって仕事をしている方はたくさんいるだろうけどね)

    自分はいまのところ仕事にはやりがいは持ててないけど、それ以外のところでやりがいを持ってると自信をもって言えるな。

    岡本太郎ばりに自分のスジを通す生き方をする。
    自分のスジに対してあーだこーだ言われたときにやりがいを感じる。
    そんなひとにわたしはなりたい。


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    2025年12月29日
  • ω城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case

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    Gシリーズ最終巻。壮大な四季サーガの最終巻になるであろう一冊。ノベルスで読んでいたが、文庫で再読。
    読み終えるのが名残惜しく、終わらせたくなかった。
    最後にまた驚かされた。もっと驚かされたい。

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    2025年12月29日
  • 探偵伯爵と僕 His name is Earl

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    ネタバレ

    子ども視点のファンタジー要素がある推理小説かと思った。最後の章で、事実をもとに書いた物語で、ああ、そういうことだったのかと、悲しい気持ちになった。

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    2025年12月27日
  • 新装版 クレィドゥ・ザ・スカイ Cradle the Sky

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    スカイクロラシリーズの長編5弾。
    自分が誰か分からないという僕が、病院から抜け出して、女のところにいって、遠くまで逃げて、またそこで別の女に会って、匿われて。。という逃避行の物語。自分が誰か分からず、相手も誰かわからないままなのに、一切の不安はなく、空を見上げると、そこに成すべきものがあると思う。思うというか願うに近いような感じ。
    ここからスカイクロラに繋がるということなのだけど、4つも長編をまたいで最初の物語に繋がることができる作家の技術に驚く。
    クレイドゥザスカイはとくに抽象度が高く、どこであるとか誰であるという意味を捨てて、事象がかかれる。
    シリーズを時系列順に読み返しているが、昔読んだときのことを一切覚えていなかった。驚いた。僕も多分、誰が何をしたかについては興味がないのだ。

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    2025年12月25日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

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    著者のシンプルでありながらも合理的でロジカルな思考が興味深い。他人のものさしで測られる努力や成功の基準に巻き込まれず、自分自身の思考に耳を傾ける姿勢が感じられた。そうなるためには強い芯を持ちながらも決して頑固にならず謙虚な姿勢でいられることが必要なんだと思える。読んで良かった。

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    2025年12月23日
  • 新装版 スカイ・クロラ The Sky Crawlers

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    戦争を生業にする戦闘機パイロットの少年少女のお話。綺麗で残酷で好きです。
    このシリーズにしかない特別な雰囲気があります。

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    2025年12月17日
  • 作家の収支

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    「すべてがFになる」で一躍有名になった、
    工学博士で小説家である、森博嗣さんの、
    なんと収支が暴露!

    印税やら講演会謝礼やら、原稿料やら雑収入まで、細かいお金もすべて書いてくれている。
    小説家を目指している方はとても参考になると思う。
    小説でなくても、個人事業主の方も。
    わかりやすい文章で楽しいエピソードもあり、
    確定申告の事や税金の話しも面白かった。

    ご本人は、おおらかに趣味を楽しみたい方だが、
    仕事に関しては多作で締め切りを守る真摯な方。
    人としても、素晴らしい。

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    2025年12月11日
  • 道なき未知 Uncharted Unknown

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    こちらのエッセイのシリーズの中で、一番初期のものだからか、一番テーマがしっかりしていた。抽象的なテーマを取り扱っているが、それが面白い。共感もある。今、私が考えていることや、欲しかった言葉がたくさんあった。森博嗣は共感することとかは欲していないなけど、私はこのエッセイを読んで共感したし、安心した。やっぱり森博嗣の思考が好きだ。

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    2025年12月10日
  • 封印再度 WHO INSIDE

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    ネタバレ

    本作もとても面白かった。
    今回のトリックは物理と化学によったもので、密室は気圧差によって、凶器は金属の融点によって作られると言うものだった。

    現実にはどちらも際限が難しいところがある気がするが、仏画という設定などがうまくマッチしていた。
    また記憶が混乱していることによって話が難しくなっているところで最後まで犯人を特定できない作りになっており、とても楽しむことができた。

    本作は、ミステリーよりも犀川と萌絵の恋愛の進展の方が嬉しかったし、こんな形で進むのかと思わず笑顔になってしまった。
    次の作品も楽しみになった。

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    2025年12月08日
  • 四季 夏 Red Summer

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    ネタバレ

    みんな仲良く大集合のご機嫌な一冊。
    なんと言ってもVシリーズが世界で1番すき。
    なんて呑気に読んでいたらそうだ!この年でした。すっかり忘れていた。
    わからないのに全てわかるような。すごい。としか言えない。全てずっと正しくて、だからなのか、としか言えない。優しさと愛情と慈しみを感じた。言葉と行動から。

    最近悶え苦しみながら断捨離をしており、自分には何が必要か考えたらやっぱり森博嗣の作品だという結論に達した。寄り道もいいけどさ。
    別に無理に捨てなくても良いのでは?と言ってくれた友人に拍手。
    プラトンの饗宴は愛読書なのでもうそれだけで鼻血出そう。

    欠点も多いけれど人間くさいキャラクタたちと絡めて四季の内面の変化を描く。無駄なく綺麗。生きるとは美の本質を認識することとプラトンは言ったとおり、美しい話の展開。こうやって美しいものを見ることでイデアに近づいていく。生きる希望はもうここにしかないのではないかというほど、まだ少しやぶれかぶれだ。それでも恐怖を感じられるほどには幸せだ。

    オリンポスの神々は親殺しを経て力をつける。
    オイディプスもこのモチーフがあるせいか、男性の自立という意味づけをされがちですが、そうじゃなくて神様に近い存在にとっての自立だから性別など関係ない、とする目の付け所が素敵。
    ちゃんとギリシャ神話の味がしました。

    私から見たら四季はとても愛情深い人で、なぜなら自分と他人は別の人格だとわかったうえで歩み寄ろうとするから。私たちは、特に近いバックグラウンドを持ったもの同士は、当たり前に共感を強要しがちで、それは暴力にも似ている。海外に暮らし、第一言語でない言葉で不自由ながら人と関わると優しくなれる気がする。自分を否定せず、他人も否定しない在り方を模索し続けるから。

    最初で最後かもしれない、完全にわかりあうという瞬間。そしてすぐに距離ができるという現実。錯覚かもしれないこの愛に満ちた時間があったから、四季は愛情深い人になったのかもしれない。これがあれば1人で生きていける?のところが大好き。何度も読み返す。

    夏は必ず過ぎ去ってしまう
    夜更かしして伏線回収してしまって寝付けない。ここ7年くらいで一番のびっくり。

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    2025年12月08日
  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

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    おもしろかったー!
    最後の3章分に100ページしかないし、犀川先生も萌絵ちゃんもなかなか犯人を教えてくれないし、みんなアリバイがあったしでどうなるのかと思ったけどまさかそういうこととは。
    理系人間の空気や思考を読めるのがとても楽しい作品でした。

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    2025年12月07日
  • 新装版 フラッタ・リンツ・ライフ Flutter into Life

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    生きてることがつまらない。相手が殺しにかかってくる空では、こちらが先に堕とさなければ、生き残れない。そういう極限にいる。それ以外はただの待機時間であって、その待機時間ほどつまらないものはない。
    その感覚って、ゲームのネット対戦で、対戦相手を待っているときの時間を無駄な時間だと思ってる時と似てるのかもしれない。確かにただ待つだけの時間は退屈だ。戦いが終わったらすぐに次に行かなければいけない。
    このシリーズは、見えている景色が夢なのか現実なのかはさておき、「僕」から観察できる世界のみを記述したものだ。それ以外は徹底して描かれない。
    もう折り返しに来てしまった。結末を知っているのだ。

    全然関係ないが、英語で言うキャットウォークは、日本語だと犬走りという。

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    2025年12月07日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    このシリーズは好きだなぁ(S&Mシリーズ)

    ザ推理小説!登場人物があまり多く無いから大丈夫。(何が)

    30%くらい今回は当たった感じで興奮できた。
    かなり厄介な結末だったけど、、それは毎度の事なので、、

    次も楽しみだ。

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    2025年12月04日
  • 赤緑黒白 Red Green Black and White

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    Vシリーズ完結!最後まで本当に面白かったです。
    犯行動機がまったく見えない意味不明な殺人事件。宗教団体の総帥、1作目から久しぶりの登場となる秋野秀和などの存在も相俟って、どこか得体の知れない展開に恐怖を感じていましたが、まさか彼女が裏で絡んでいたとは……。底知れないわけだ。というか8歳?え、ということはS&Mシリーズとは時系列がぜんぜん違うの??ちょっと続きが気になり過ぎるので、このまま次に突入しようと思います。いやー、面白過ぎる。

    余談ですが、Vシリーズは登場人物たちの人間関係が本当に魅力的です。保呂草さんと紅子さんの関係はもちろん、林、七夏、各務亜樹良の大人組、練無、紫子、森川の大学生組も、本当にいいキャラクターでした。全員大好き!この後、別シリーズでも会えるといいな。あ、でも阿漕荘から保呂草さん引越しちゃったから、大学生組はもう出ない?だとしたら寂しいなあ。というか立松さん助かったんですよね?なんも言及なかったけど笑

    ※今後の伏線になりそうな謎をメモ
    ・栗本キシオ(これって四季の人格の一つだっけ?記憶が薄れてる)
    ・林が紅子に渡そうとした祝儀袋(へっ君の名前?時系列が違うのも踏まえるともしかしてそういうこと??)
    ・「捩れ屋敷の利潤」のラストで紅子が保呂草に話した事実(これも↑と絡めてそういうこと??)
    ・瀬在丸家陥落の原因(運転手など皆死んでしまったって言っていたけど真相は?)
    ・紅子、林の離婚原因が気になり過ぎる

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    2025年11月30日