森博嗣のレビュー一覧

  • ダウン・ツ・ヘヴン Down to Heaven

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    「ずっと浮かんでいられたらいいのに」

    シリーズ第一作「スカイ・クロラ」は、シリーズのエキスが散りばめられたポエム
    第二作「ナ・バ・テア」はエキスの雫のひとつ“クサナギとティーチャ”のダンス

    そして第三作「ダウン・ツ・ヘヴン』
    立ち向かう敵は“世間”
    粘っこく絡みつく地上と自由で残酷な空の狭間で、クサナギはもがく。
    「雲の上にある天国へおちていけばよい。
    簡単だ。」

    でも、断ち切ることは難しい。

    「もう一度上がって行こう。
    ただそれだけを考えて、僕はこの腐った地面を歩いた」

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    2025年05月29日
  • ナ・バ・テア None But Air

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    「飛べたら良いのに、
    誰もいない空へ」

    最初に出会ったのは、「スカイ・クロラ」ではなく、この本だったと思う。
    この表紙が、地下街の本屋に平積みされていて、引き寄せられるように買った。

    実はそれから「すべてがFになる(講談社ノベルス)」を読んだ。“森博嗣”に興味を持ったから。

    〈スカイ・クロラ シリーズ〉の中でも時系列では最初と言われるが、やはり「スカイ・クロラ」の読後の方が楽しめる。

    「思いっきり笑った。
    空だから。
    なにもないから」

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    2025年05月28日
  • スカイ・クロラ

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    「僕はまだ子供で、
    ときどき、右手が人を殺す」

    読む前、読んだ後も、
    読まなくても、
    本棚にあるだけでなんだか嬉しい本
    〈スカイ・クロラ シリーズ〉のC.NOVELSはそんな本たちだ。

    初めて出会ったのはもうずいぶん前のこと、あれからシリーズ全て読んだ後、文庫本でおかわりまでした。
    でもやっぱりこの新書版がすきだ。
    電子書籍では味わえない楽しさが、いつまでたってもある。

    だから映画を見た時は「ちがうだろー!」って言ってしまった、押井守もいいんだけど。
    違和感バリバリって、やっぱりこのイラストに感化されているんだよなぁ。

    新書版、単行本、文庫本、そして再び新書版……今も楽しい。

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    2025年05月27日
  • 新版 お金の減らし方

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    欲しいものを手に入れるためにお金が必要なのであって、お金は目的ではない。
    当たり前のようで、つい忘れてしまっている。

    「お金がないから、、」の裏にある自分の心を見透かされて、指摘されて、最初は気まずい気持ちになった。でも指摘してもらえてよかった。

    古市氏の解説の通り、筆者のように常に冷静に判断をするのは常人には難しいだろう。でも、筆者の考え方に触れたことで、明日からの自分の判断を少しでも真に自分本位に変えていくよう努力することはできるはず。そうしたい。

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    2025年05月24日
  • つぶさにミルフィーユ The cream of the notes 6

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    読みそびれていた本書。森さんが入院した時の話がやっと読めた。『月夜のサラサーテ』『なにものにもこだわらない』などでも触れられていた通り。ご無事でなにより。

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    2025年05月17日
  • MORI Magazine

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    森さんのエッセィはいつも文庫で読んでいるので、このサイズの本で読むのは新鮮。8年前の本だけれど(ずっと前からそうだけれど)スタンスお変わりなく、すごい、素晴らしい、羨ましい、みたいな感想。クリームシリーズだと時事問題少なめなので、2016年の時事問題に触れられている点に価値を感じる。森さんのいつものスタンスで興味なさげではありますが、そのすき間で書かれている一言に本質が見えたりする。

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    2025年05月17日
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

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    珍しく短期間で読み返した。オチがわかっていても、読むプロセスが心地いいからまた読み返したくなる。理系で大学の頃に研究に取り組んだ経験のある人なら、共感が得られやすいかもしれない。雑事に囚われず、ただ自分の興味の赴くままにひとつの事に時の流れを忘れて熱中していたあの時間は、今仕事を始めて社会の喧騒の中で荒波に揉まれている自分と対比して、とても優しくて静かな時間が流れていたんだと実感する。今が悪いという訳ではない。昔のそうした時間を過ごした経験が、今の自分の心の拠り所になっているのだとも思う。

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    2025年05月10日
  • 科学的とはどういう意味か

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    いわゆる「理系」の自分にとって、すごく大切なことが書かれていると感じた。特に、数字とか量とかのイメージを確かに持っておくべきという主張に共感する。計算ミスによる重大なミスに気づくためにも必要だと思う。

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    2025年05月07日
  • 道なき未知

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    すごく良い本。森さんの中ではかなり仕事のやり方などに関する記述が多く、ビジネス書としてとても優秀である。

    どうしたらやる気を出せるか?良い仕事をするにはどうしたら良いのか?などに関する彼の記述は、非常に核心をついており、若者におすすめのビジネス書を聞かれたら、他でもない本書をお勧めするのが正解だと思う。

    ・やる気を出す必要がない時もある。やる気を出すよりも、イヤイヤでいいからやってみることがベストの選択肢の時がある。

    ・良い仕事をするには、とにかく「時間的余裕」を持つことである。時間に追い立てられると碌なことがない。

    ・達人は努力などしない。ただコツコツと時間をかけて仕事をする。その余

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    2025年05月06日
  • ヴォイド・シェイパ The Void Shaper

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    やっぱり森博嗣でしか味わえない読後感みたいなものあるよね……。ミステリじゃなくて時代モノだからためてたんだけれど、これから毎日1冊ずつ読んでこ。

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    2025年05月05日
  • 新版 お金の減らし方

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    最近は、ミニマリストや丁寧な生活など、質素な生活がブームである。SNSやYouTubeで、節約方法を検索しまくる日々に、窮屈感を感じていたときこの本に出会った。森博嗣は、「お金の増やし方の本を書いてください」と言われて、お金の減らし方の本を書いたという。なんと痛快なことか。愉快である。そのまえがきで好きになった。筆者の主張は、必要なものにお金をかけず、好きなものにお金をかけること。それとともに、ほしいものはまだ売ってないという感覚に共感を覚えた。筆者は庭に汽車を走らせた。私は何をやってやろうか楽しみだ。

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    2025年09月16日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    S&Mシリーズ第8弾。
    ここまで8作で一番好きかも˙ᴥ˙
    いろんな登場人物の背景が知れる良いストーリー。
    犀川創平と西ノ園萌絵の関係が少しずつ近づいていてニヤニヤしてしまう( * ॑꒳ ॑*)

    中盤で珍しく真相に気づけてからは、合ってるかドキドキしながら読みました。事件の方はもちろん全然分かりませんでしたが(笑)

    あと2作も楽しみです。

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    2025年05月02日
  • 四季 夏 Red Summer

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    ネタバレ

    この巻では、四季が両親を殺すまでが描かれている。
    どうして新藤の子どもが欲しいと思ったのかも四季の
    言葉で示されている。が、理解が難しい。
    両親にそう話した結果、こうなることは簡単に想像が
    できたはずで、それでも…というところに、出産を経
    験することがどれだけ四季にとって重要だったのかが
    わかる。
    天才って幸せだろうか?と思わずにはいられなかった。
    「すべてがFになる」を読んでも、産後の四季は瀬在
    丸紅子とは似ても似つかないし。産後、四季が娘に対
    して、経験に関してどう思ったか知りたい。
    半分も理解できない自信はあるけど興味がある。
    新藤に関しては…気持ち悪いとしか言えない。関係上
    完全に距離

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    2025年04月26日
  • 封印再度 WHO INSIDE

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    S&Mシリーズ第5弾
    仏画師の香山風采は息子の林水に家宝の壺と匣を遺したまま、密室で謎の死をとげる。50年後、今度は林水も…。

    おもしろー
    密室も壺と匣も理系トリックでS&Mっぽい。

    でも全ての読者の感想は
    「西ノ園さん、ごちそうさま。」
    のひと言に集約されてるのでは( * ॑꒳ ॑*)

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    2025年04月17日
  • 四季 春 Green Spring

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    ネタバレ

    「すべてがFになる」に出てきた名前もあったので、
    単純に四季の生い立ちと、その人格の元になった人
    たちの話だと思って読んでいたので、透明人間の僕
    の正体が明らかになった時は衝撃だった。
    最初から読み直そうかと思ったほど。(二度目は理解
    も深まるし、さらに楽しめると思う)
    でもそれは別の機会にしようと思い読み進めた。

    四季は幼い頃から四季だった。
    小さい身体をもどかしく感じただろうなと思う。
    馴染みのない名前も出てきて、私が覚えてないだけ
    なのか、今後別の作品で知ることになるのかはわか
    らないけど、「有限と微小のパン」で止めなくて良
    かった。
    萌絵との出会いが微笑ましい。

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    2025年04月09日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    S&Mシリーズ第三弾
    偉大な数学者、天王寺翔蔵に会いに「三ツ星館」へ。犀川創平と西之園萌絵のコンビが素敵。会話の端々がカッコ良い。
    創「内側と外側の違いは何か分かる?」
    萌「素朴と単純ってどこが違うのかしら?」
    こういった会話への返しがカッコいいだけでなく事件解決のヒントになってるのも素敵。

    全巻読みたい。
    今回は珍しく犯人とトリック当てられた。

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    2025年04月02日
  • 新装版 クレィドゥ・ザ・スカイ Cradle the Sky

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    スカイクロラシリーズの中で1番好きな作品になりました。
    空中戦が他の話より少ないですが、主人公の僕の心情が凄く印象的で良かったです。

    自由に空をダンスするように飛び回るキルドレ達、そこで生きる意味を見出せない事は、幸せなのかと不思議に思いました。

    逆に地上に落ち、色々なしきたりに縛られて、生きている人達は、本当に不幸なのかなーと思います。
    少ない行動範囲でも自分にとって幸せな事を見つけて、それを実現しようとする姿は、大人ですが自由で幸せな事なんじゃないかと思いました。

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    2025年04月01日
  • 新版 お金の減らし方

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    あなたは何が好きで、何が欲しくて、どう生きたいのか。最初から最後まで気持ち良いほどに、これを徹底的に貫き通している。ここまでお金について達観できたら、人生楽しいだろうな。

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    2025年03月29日
  • 作家の収支

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    購入後10年の積読本。作家としての収入と、支出についてフォーカスした本。本の部数とか収入額とかきっちりデータ取っているんだなあ。他の作家さんもそうなのかな。トライアル&エラー、あるいは、改善を繰り返すなら、当たり前か。あとがきに書かれているように、引退してますます新しいことにチャレンジできるようになったという言葉は頼もしい。森さんが意識されているという「新しさ」はどのジャンルでも重要という言葉には勇気づけられる。10年経ってもまだ作品を出してくれることに感謝。あと、変な言い方だけど、小説を嫌々書いているという言葉にも励まされた。そうか、やっぱりお金を稼ぐってことはそれなりの対価を払う必要がある

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    2025年03月19日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

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    「考えすぎだよwwww」
    「なんでそんな事考えるのwwww」と
    数多言われながら生きてきて、
    わたしは凡人で半端な人間だから苦しいのだ、でも天才にはなれない、と悩んだ時に出会えてよかった本です。

    切り口の鋭い視点に、本質を問う内容にぐっと引き込まれていきます。
    そして、なぜか生きることに安心を覚えるのでした。

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    2025年03月16日