森博嗣のレビュー一覧

  • イデアの影 The shadow of Ideas

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    ほかの森博嗣さんの作品を呼んだことがないから強くは言えないけど少し違う作品だなと感じました。幻想的で美しかったです。

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    2026年05月18日
  • 赤緑黒白 Red Green Black and White

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    ネタバレ

    終わってしまうなんて寂しいが
    最後はケーブルのカラーと同様だなんて。

    林さん、
    リンさんって読むのかな?

    黒幕的な存在の匂わせもあり
    今後も楽しみ

    四季の春夏秋まで先に読んでしまってたのが悔しい、、、

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    2026年05月17日
  • 幻惑の死と使途 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC

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    最高。なんやこのおもろい本。ほぼ一気読みだよ。
    やっぱおもろい小説は最初っからおもろいね。
    気を衒っちゃだめだね選書は。有名な作家の有名な本はふつうに面白い。s&mシリーズはかれこれ多分高校生ぶりくらいに読んだ。(なぜかこの巻で止まっていた)
    このだれなさも凄いし、やっぱ面白いは森博嗣。
    数学の勉強したてるから、単純に勉強になるときもある。
    犀川先生の匠幻に対する解釈で「なるほどなぁ」と思った

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    2026年05月16日
  • 科学的とはどういう意味か

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    【科学的とはどういう意味か(森 博嗣)】
    「科学から目を背けることは、あなた自身にとって不利益ですよ」、「そういう人が多いことが、社会にとっても危険だ」(まえがき)

     教育や受験のシステムの中で理系科目に苦手意識を持った人が、自分のことを「理系に向かない」と決めつけて、数学や物理を忌避するようになる。
     そうしてすっかり「科学離れ」をしてしまうと、「小難しい理屈はいいから、結論だけ教えて」と、考えることを放棄して他者に結論を委ねてしまう。
     結果として、誰かが言う印象や主観に流されたり、非科学的なものに惑わされて判断を誤ったりすることに繋がる。
     好きとか苦手とかいうレベルの話ではなく、日本語を話すのと同じように「科学とともにあるという認識を大切に」(第4章)しよう、端から避けるのはやめようということを、どうにかして伝えようとしている。

     私自身、大学受験は英語と生物だったし、高校生の時にどんどん増してしまった理系科目への忌避感を今も引きずっている人なので、著者の指摘には身につまされる。
     著者が言うように、小学校~高校の時に「できない、苦手だ」じゃなく「時間はかかるけど、できる」と思うことができれば、忌避感はここまで増さなかったかもしれない。

     スパッとした論調なので、「自分は文系だ」と思っている人はもちろん、「文系寄りかも」という気持ちが少しでもある人には少々痛みを伴うかも。でも著者は決して文系をディスっているのではなく、むしろ「そう思い込まずにちょっと科学的に考えてみませんか」と誘っているだけなので、読んでみると良いと思う。

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    2026年05月06日
  • 新版 お金の減らし方

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    逆説的なタイトルの本書。

    お金の増やし方ついての本は世の中に数多存在するが、書店のお金関連のコーナーでも本書は異彩を放っていることだろう。

    売れっ子作家の森先生の仰る真逆のことをすれば、要はお金が貯まるのではなかろうか。 

    そんな疑問を呈した時点で、お金を増やしたい人は素直にお金の増やし方の本を読むだろう。

    だが、「自分の知らないことを知りたい」という、私の知的好奇心のセンサーに引っかかったので手に取った。

    非常に論理的な切り口で、知らず知らずに自分がお金を減らしてしまう愚行に及んでいたと知り、顔を覆いたくなった。

    本書を読んで特に衝撃的だったのは、ヘソクリを隠したのを忘れて札束をオーブンで焼いてしまったという、お母様のエピソード。 

    私はあまり現金をヘソクリするタイプの人間ではないが、考えさせられるものがある。

    「お金」と「価値」、「可能性」について独自の価値観で書かれていて、非常に興味深い。

    私は庶民なので、お金を減らそうとは到底思えないけれど、お金では買えないもの(健康、家族など)も大切にしよう、と改めて思った。

    森先生の著書は、『すべてがFになる』のシリーズを中途半端にしか読めていない私だが、本書と小説に共通して、どこか「悟り」に近いものを覚える。現代人必読の書。

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    2026年05月06日
  • タカイ×タカイ CRUCIFIXION

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    ネタバレ

    前作『キラレ×キラレ』を読んでから15年も経ってしまった。本書の印象に関して、解説の説明に大いに納得。小川が雑な推理をし、真鍋がそれを上回る奇抜な推理をし、鷹知が最新情報を提供する。推理と言えるのかよく分からない会話劇で解決するのかこれ?って心配になるけれど、いつの間にか結末に至っているみたいな。それぞれの推理をつなげてみるとさらにその先に新たな景色が見えるあたりは一筋縄ではいかない流石の森さん。

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    2026年05月03日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life(文庫)

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    独特にフラット。
    なんだかくせになる。
    何度読んでも多分「うぬー」と唸ってしまいそう。
    この独特にフラットな視点、だけどもとても憧れます。
    こんな風に揺るぎなく強くいられたら。
    何度も読んで、飲み込みたい。

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    2026年04月28日
  • χの悲劇 The Tragedy of χ

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    Gシリーズだときがつかずに、なんと10作目から手に取ってしまいました・・・。しかもほかのシリーズを読んでいたので内容が繋がってしまって中盤まで気が付かずものすごく楽しめてしまいました。とりあえず後期3部作の始まりと書いてあったので次にいってみよつうかと笑

    今まで読んだ作品のなかでもトップクラスでNETの凄さを感じられました。極めれば何でも凄いけれどエンジニアか及ぼせる範囲の広さに自分のちっぽけさを感じました。
    ちょっと人間味が薄い島田文子がとても魅力的。人間臭さを排してあれだけの魅力を醸せる文章力と文章全体の無機質感の融合が他では感じられない不思議な心地よさの魅力。

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    2026年04月19日
  • 封印再度 WHO INSIDE

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    私の身体の奥底に眠る、私を創る本質とは

    シリーズものの二作目を最初に読んで、その後に五作目を読むというあまりない読書体験(なかなか順番通りに予約した本が届かず、、)ではあるが、読み進めた時のワクワク感、ラストになるにつれて止まらない指、読み終わった後の満足感どれも素晴らしいものがあった。

    今回の事件は「密室殺人」。その「密室」も、関係者たちの「証言」も、事件が起こる「動機」にも全てのものが「WHO INSIDE」、つまり「中」では、「心中」では、「その人の視点」ではといった様々な観点に結びつき構成力が凄まじい作品であったと思う。言葉一つ一つの言い回しや、夢のような情景、託されている共有している思いなど様々な伏線が一つの道筋になって主人公たちが辿り着く「真相」になっているのが良い。

    また主人公二人の関係性についても、積極的な大学生ヒロインと、それに付き合う助教授の「理系」らしい筋道の通り方と、温かみのある「本心」の交流がとても心地よい。これもまた二人が紡いだ二人の中の「本質」なのではないかと思う。ミステリーとして読むとやや今回はたどり着くのが難しい「真相」も、二人の心の通わしという観点からは辿り着く「真相」はとても読み応えのあるものであった。

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    2026年04月19日
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

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    尊敬できる人がいるっていいなと思った。研究の地道さが伝わってくる。p309〜314が良くて何度も読む。

    「ただ、好奇心を活かせるかどうかっていうことが大事だと僕は考えている。自分の好奇心を、人間とか社会の役に立つことに使いたいだけだよ。せっかく生きているんだからね」

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    2026年04月16日
  • 月は幽咽のデバイス The sound Walks When the Moon Talks

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    意図的なのか偶然なのか。人はどんなことにも意味を見出そうとするのはまさに然り。

    ミステリとしてどうとかは置いておいて個人的には中々好きな話であった。

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    2026年04月09日
  • 風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?

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    人が生まれることも死ぬことも、現代社会では負担として認識されるけれど、どちらもいつか無くなるのなら、今のうちに苦しんでおくべきものなのかもしれない、なんて考えるのは当事者じゃ無いからかなあ、なんて。
    私は悲観的なので最悪の事態に自分が放り込まれたらどうしよう、と具体的な不安がない時ほど考えてしまう。
    助けてほしいと思う。だから追い込まれている人を今助けるべきなんじゃないか、なんて思う。

    誰かが言っていた、副作用の問題が解決されていないワクチンを子供に打っていると。
    ワクチンの打ちすぎで子孫繁栄しなくなる世界でもあり得る気がする。

    引越しのごたごたで何気に待ち時間が多く、本ばかり読んでいる。Wは先に最終巻読んだ時に楽しみ方がわかってしまった。
    形が変わっても新陳代謝が必要という思考実験はとても素敵だった。ちゃんと驚かせてくれるし、どんどん愛しくなる。

    ディストピアで権力に反抗するより、ユートピアの綻びの方が、考えることがたくさんあって楽しい。地獄とは他人のことであるから影響されすぎないように人と話さないようにしてる、と言ってみたけれど上手く伝えられなかった。主体的な行動にこそ価値がある、という下の句がなかったせいかな。
    なんとなくアラル海を連想した。綺麗で広々として胸がすっとするような清々しい1冊でした。

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    2026年04月08日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life(文庫)

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    私のバイブル。
    群れたくないのになぜか罪悪感を感じてしまうわたしを圧倒的に肯定してもらえる。
    お守りとして懐に忍ばせておこう。

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    2026年04月07日
  • 幻惑の死と使途 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC

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    ネタバレ

    今回の読書体験は、マジックをタネや仕掛けが気になりつつもエンターテイメントとして楽しむ自分にとっては非常に楽しいひとときでした。
    結末を知ると、大切なことは誰がやったのかという犯人探しではないような気がします。なぜやったのかと言う動機も、人が理解をしたいがために知りたくなるものだと言うような事が書かれていますが、まさにその通り。
    マジックのトリック自体は非常にシンプルだし、ストーリー展開も非常に面白い。
    でも最後まで読んでしまうと、結末を知りたかったような知らなくても良かったような、そんな気持ちになりました。勿論、知らないままだったらモヤモヤしただろうが、知らないほうがいい事、知らなくてもいい事は確かに存在するのかもしれないと考える一端になった気がします。
    いつもの数学的ミステリとは少し違った趣向だったのも面白かった。
    名詞の話も自分にはまだ完全に理解できなかったけれど、興味深く読みました。この本を読んだ事で、名前に囚われる恐ろしさをある意味身近に感じたのも人生で初めての経験でした。

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    2026年04月07日
  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

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    すべてがFになる、よりも腹落ちする結末
    殺人犯の緻密な計画に不純物が混ざることで生まれた密室殺人事件 とても面白かった

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    2026年04月05日
  • つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3

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    読みそびれていた本書。12年間の積読本。本シリーズの最近の巻に比べて、鋭いものが多かった印象。ブレない姿勢が好きです。解説の土屋先生のブレなさも。

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    2026年04月03日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    ものすごく久しぶりに読み返しました。
    十代の頃はわからなかったけれど、オバチャンになってから読むと萌絵ってかわいいなあと感じました。癖のあるところがまた魅力的な良いキャラクターです。
    犀川先生も不器用で可愛らしいところがありますね。

    トリックをほとんど忘れていたので楽しく読めました。館モノとしてもトリックがとてもよく出来ていると思います。
    もちろん小説としても面白いのですが、大胆な仕掛けにもわくわくします。
    作者の森博嗣先生が建築を学んでいる人なので、たぶん本当にできるのだろうと思わせてくれるところがいいです。
    『封印再度』のトリックはファンの方たちが実際にミニチュアで実験したそうなので、そういった点も面白いと感じています。

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    2026年03月29日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    また裏切られました。
    読み終わった瞬間宇宙に投げ出されたような。
    または、空と大地のだだっ広い場所にポツンと置かれたような「うわーー。なるほど。」しか言葉が出ませんでした。
    「今はもうない」のです。

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    2026年03月26日
  • 夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

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    萌絵の人間的成長が感じ取れる面白い作品。
    サラッとスッキリ。
    進めていくうちにどんどん文庫本が厚くなるけど、すごい優しい読み心地。

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    2026年03月22日
  • 新装版 スカイ・クロラ The Sky Crawlers

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    ネタバレ

    創作の世界観をリアリティのある雰囲気で落とし込んで書かれていて、想像しながら読むのが楽しかった。
    森さんは絶妙に世間から外れたような思考を書くのがうまいなと思う。
    よく分からない飛行機の専門用語もよく出てくるが、シリーズ通して読んで慣れてくると少し理解できて、読むのが楽になった。

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    2026年03月21日