森博嗣のレビュー一覧

  • 新版 お金の減らし方

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    欲しいものを手に入れるためにお金が必要なのであって、お金は目的ではない。
    当たり前のようで、つい忘れてしまっている。

    「お金がないから、、」の裏にある自分の心を見透かされて、指摘されて、最初は気まずい気持ちになった。でも指摘してもらえてよかった。

    古市氏の解説の通り、筆者のように常に冷静に判断をするのは常人には難しいだろう。でも、筆者の考え方に触れたことで、明日からの自分の判断を少しでも真に自分本位に変えていくよう努力することはできるはず。そうしたい。

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    2025年05月24日
  • つぶさにミルフィーユ The cream of the notes 6

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    読みそびれていた本書。森さんが入院した時の話がやっと読めた。『月夜のサラサーテ』『なにものにもこだわらない』などでも触れられていた通り。ご無事でなにより。

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    2025年05月17日
  • MORI Magazine

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    森さんのエッセィはいつも文庫で読んでいるので、このサイズの本で読むのは新鮮。8年前の本だけれど(ずっと前からそうだけれど)スタンスお変わりなく、すごい、素晴らしい、羨ましい、みたいな感想。クリームシリーズだと時事問題少なめなので、2016年の時事問題に触れられている点に価値を感じる。森さんのいつものスタンスで興味なさげではありますが、そのすき間で書かれている一言に本質が見えたりする。

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    2025年05月17日
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

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    珍しく短期間で読み返した。オチがわかっていても、読むプロセスが心地いいからまた読み返したくなる。理系で大学の頃に研究に取り組んだ経験のある人なら、共感が得られやすいかもしれない。雑事に囚われず、ただ自分の興味の赴くままにひとつの事に時の流れを忘れて熱中していたあの時間は、今仕事を始めて社会の喧騒の中で荒波に揉まれている自分と対比して、とても優しくて静かな時間が流れていたんだと実感する。今が悪いという訳ではない。昔のそうした時間を過ごした経験が、今の自分の心の拠り所になっているのだとも思う。

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    2025年05月10日
  • 科学的とはどういう意味か

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    いわゆる「理系」の自分にとって、すごく大切なことが書かれていると感じた。特に、数字とか量とかのイメージを確かに持っておくべきという主張に共感する。計算ミスによる重大なミスに気づくためにも必要だと思う。

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    2025年05月07日
  • 道なき未知

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    すごく良い本。森さんの中ではかなり仕事のやり方などに関する記述が多く、ビジネス書としてとても優秀である。

    どうしたらやる気を出せるか?良い仕事をするにはどうしたら良いのか?などに関する彼の記述は、非常に核心をついており、若者におすすめのビジネス書を聞かれたら、他でもない本書をお勧めするのが正解だと思う。

    ・やる気を出す必要がない時もある。やる気を出すよりも、イヤイヤでいいからやってみることがベストの選択肢の時がある。

    ・良い仕事をするには、とにかく「時間的余裕」を持つことである。時間に追い立てられると碌なことがない。

    ・達人は努力などしない。ただコツコツと時間をかけて仕事をする。その余

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    2025年05月06日
  • ヴォイド・シェイパ The Void Shaper

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    やっぱり森博嗣でしか味わえない読後感みたいなものあるよね……。ミステリじゃなくて時代モノだからためてたんだけれど、これから毎日1冊ずつ読んでこ。

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    2025年05月05日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    S&Mシリーズ第8弾。
    ここまで8作で一番好きかも˙ᴥ˙
    いろんな登場人物の背景が知れる良いストーリー。
    犀川創平と西ノ園萌絵の関係が少しずつ近づいていてニヤニヤしてしまう( * ॑꒳ ॑*)

    中盤で珍しく真相に気づけてからは、合ってるかドキドキしながら読みました。事件の方はもちろん全然分かりませんでしたが(笑)

    あと2作も楽しみです。

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    2025年05月02日
  • 四季 夏 Red Summer

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    ネタバレ

    この巻では、四季が両親を殺すまでが描かれている。
    どうして新藤の子どもが欲しいと思ったのかも四季の
    言葉で示されている。が、理解が難しい。
    両親にそう話した結果、こうなることは簡単に想像が
    できたはずで、それでも…というところに、出産を経
    験することがどれだけ四季にとって重要だったのかが
    わかる。
    天才って幸せだろうか?と思わずにはいられなかった。
    「すべてがFになる」を読んでも、産後の四季は瀬在
    丸紅子とは似ても似つかないし。産後、四季が娘に対
    して、経験に関してどう思ったか知りたい。
    半分も理解できない自信はあるけど興味がある。
    新藤に関しては…気持ち悪いとしか言えない。関係上
    完全に距離

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    2025年04月26日
  • 封印再度 WHO INSIDE

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    S&Mシリーズ第5弾
    仏画師の香山風采は息子の林水に家宝の壺と匣を遺したまま、密室で謎の死をとげる。50年後、今度は林水も…。

    おもしろー
    密室も壺と匣も理系トリックでS&Mっぽい。

    でも全ての読者の感想は
    「西ノ園さん、ごちそうさま。」
    のひと言に集約されてるのでは( * ॑꒳ ॑*)

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    2025年04月17日
  • 四季 春 Green Spring

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    ネタバレ

    「すべてがFになる」に出てきた名前もあったので、
    単純に四季の生い立ちと、その人格の元になった人
    たちの話だと思って読んでいたので、透明人間の僕
    の正体が明らかになった時は衝撃だった。
    最初から読み直そうかと思ったほど。(二度目は理解
    も深まるし、さらに楽しめると思う)
    でもそれは別の機会にしようと思い読み進めた。

    四季は幼い頃から四季だった。
    小さい身体をもどかしく感じただろうなと思う。
    馴染みのない名前も出てきて、私が覚えてないだけ
    なのか、今後別の作品で知ることになるのかはわか
    らないけど、「有限と微小のパン」で止めなくて良
    かった。
    萌絵との出会いが微笑ましい。

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    2025年04月09日
  • 新装版 クレィドゥ・ザ・スカイ Cradle the Sky

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    スカイクロラシリーズの中で1番好きな作品になりました。
    空中戦が他の話より少ないですが、主人公の僕の心情が凄く印象的で良かったです。

    自由に空をダンスするように飛び回るキルドレ達、そこで生きる意味を見出せない事は、幸せなのかと不思議に思いました。

    逆に地上に落ち、色々なしきたりに縛られて、生きている人達は、本当に不幸なのかなーと思います。
    少ない行動範囲でも自分にとって幸せな事を見つけて、それを実現しようとする姿は、大人ですが自由で幸せな事なんじゃないかと思いました。

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    2025年04月01日
  • 新版 お金の減らし方

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    あなたは何が好きで、何が欲しくて、どう生きたいのか。最初から最後まで気持ち良いほどに、これを徹底的に貫き通している。ここまでお金について達観できたら、人生楽しいだろうな。

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    2025年03月29日
  • 作家の収支

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    購入後10年の積読本。作家としての収入と、支出についてフォーカスした本。本の部数とか収入額とかきっちりデータ取っているんだなあ。他の作家さんもそうなのかな。トライアル&エラー、あるいは、改善を繰り返すなら、当たり前か。あとがきに書かれているように、引退してますます新しいことにチャレンジできるようになったという言葉は頼もしい。森さんが意識されているという「新しさ」はどのジャンルでも重要という言葉には勇気づけられる。10年経ってもまだ作品を出してくれることに感謝。あと、変な言い方だけど、小説を嫌々書いているという言葉にも励まされた。そうか、やっぱりお金を稼ぐってことはそれなりの対価を払う必要がある

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    2025年03月19日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

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    「考えすぎだよwwww」
    「なんでそんな事考えるのwwww」と
    数多言われながら生きてきて、
    わたしは凡人で半端な人間だから苦しいのだ、でも天才にはなれない、と悩んだ時に出会えてよかった本です。

    切り口の鋭い視点に、本質を問う内容にぐっと引き込まれていきます。
    そして、なぜか生きることに安心を覚えるのでした。

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    2025年03月16日
  • 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

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    これは好みが分かれそうだけど、個人的にはS&Mシリーズのナンバーワン。
    タイトルが好きにしてもOKなのも素晴らしいし、何よりも、物語のクオリティが群を抜いていると感じます。まさに、記憶を消してもう一度読みたい作品、です。

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    2025年03月09日
  • 勉強の価値

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    相変わらず天才である。森博嗣による勉強とはなにか、教育のあるべき姿とは?

    本人は天才なので淡々と語る。自分の研究をするための基礎学力としての小中高の勉強がある。記憶中心の学校の勉強は本来の勉強ではない。大学に入って知のフロンティアを知って世界で誰も知らないことを研究し始めてからが勉強の真価が発揮される。

    本人は子供たちに対しても勉強しろとか言ったことはないそうである。それでも自分は国立大の助教授だったし、勉強してる親の姿を見せてたのが良いかもしれない的な。親も変わってるので子供も変わってるんだと思う。家庭の団欒とかは興味ないらしい。

    至って本人はとても楽しそうな老後を過ごしているので良い

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    2025年03月03日
  • 勉強の価値

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    エッセイに近い形で綴られる勉強の価値の本。勉強の楽しさは、創造にある。自分は何をしたいのか、何を知りたいのか、どのように勉強したらいいのかを考えることが既に勉強の始まりであり、自ら行う勉強はきっと楽しい。
    自分以外を基準にしたり、外にモチベーションを置きがちな勉強の意味を、改めて考えられてとても面白かった。

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    2025年02月28日
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

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    主人公は純粋に研究に人生を賭ける喜嶋先生の姿に魅了され、自身も寝食を忘れるほど研究に没頭し多彩な価値観と出会う。

    誰もが自分の心に純粋に生きたいと感じつつも生きられなくなっていく葛藤がある。だからそこ、喜嶋先生の純真な生き方は美しく尊いものに映った。

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    2025年02月28日
  • 有限と微小のパン THE PERFECT OUTSIDER

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    特定の何かを演出するとしたら仮想空間と現実、どちらが容易なのか。この命題を突き詰めていくと、何が現実なのか、境界が曖昧になり理解ができなくなっていく。仮に見て、触れるものが現実なのだとしたら、仮想空間で見て、触れるものは現実と言っていいのだろうか…。

    といった一連の流れは、言いたいことは分かるんですが、理解を拒むというか、頭が痛くなりますね(笑)。ただ天才、真賀田四季による「最近、矛盾を受け入れている」「矛盾が綺麗だと感じている」という言葉から続く、「よく、分からない」という結論。これが、読者としての自分の気持ちにハマりすぎて本当に気持ち良かったですね。そう、考えたってよく分からないんですよ

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    2025年02月27日