【感想・ネタバレ】λに歯がない λ HAS NO TEETHのレビュー

あらすじ

身元不明の被害者たちはすべての歯を抜かれていた。冴えわたるGシリーズ第5作。完全に施錠されていたT研究所で、4人の銃殺死体が発見された。いずれも近距離から撃たれており、全員のポケットに「λ(ラムダ)に歯がない」と書かれたカードが入っていた。また4人とも、死後、強制的に歯を抜かれていた。謎だらけの事件に迫る過程で、西之園萌絵は欠け落ちていた過去の大切な記憶を取り戻す。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

Gシリーズは会話が多めで良いです。
海月くんが話すと、じっと聴き入ってしまう。
λに歯がないでは犀川と萌絵の対話が盛り沢山で
なんだかロマンチックさもあってS&Mシリーズ後の2人の進展が垣間見えます。哲学的で難しいけど。

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2024年11月12日

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密室状態の研究施設に4人の射殺体。
森ミステリィらしい設定。
S&Mの2人の魅力がたっぷりだった。
「もし、可能ならば、自殺するときには、相談してほしい」というセリフ。とても素敵な言葉だ。

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2024年08月30日

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ネタバレ

さすが森博嗣と思える密室トリック。一番シンプルでスマートな侵入方法を考えればいい。だがそれが難しい。ちゃんと理系っぽい内容が伏線になっているのも良い。瞬時に見抜く犀川先生がやっぱりかっこいい。今回は真賀田四季は関わっていなかったみたい。だが保呂草も登場し一体どう話が進んでいくのか予想がつかない。

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2023年04月12日

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気付いたら文庫化されていたので慌てて購入。

生と死についての論議が結構出てきますが。

『でも、いつかはきっとそうなる。みんな死ぬのだ。
そうなることが、わかっている。

なのに、どうして……、死が目の前に来ると、そんなに悲しいのだろう?』

何故でしょうね。

事件外の部分でいろいろ考えさせられる一冊でした。


しかし、やはり。

Gシリーズよりも先にS&M、Vシリーズを読んだ方がいいのかも。

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2021年02月05日

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ネタバレ

【あらすじ】
完全に施錠されていたT研究所で、四人の銃殺死体が発見された。いずれも近距離から撃たれており、全員のポケットに「λ(ラムダ)に歯がない」と書かれたカードが入っていた。また四人とも、死後、強制的に歯を抜かれていた。
謎だらけの事件に迫る過程で、西野園萌絵は欠け落ちていた過去の大切な記憶を取り戻す。

【感想】

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2017年05月12日

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Gシリーズ第5段。
技術研究所の一室で歯を抜かれた4人の銃殺死体が見つかります。その部屋は出入りを完全に管理された事実上の密室でした。
久しぶりに犀川と西之園が活躍して、s&mみたいでした。Gシリーズはミステリーというよりも、真賀田四季や西之園、犀川の関係に重きを置いている印象でしたが、今回はトリックも大胆不敵なもので、ミステリィとして大いに楽しめました。
本シリーズでチラチラ出てくる保呂草の役所が今後気になるところです。

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2016年03月14日

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Gシリーズ第5弾
トリックが面白かったー
(もちろん気づけず)
海月くんの気づきも凄かったし、その時にはもうとっくに気づいてた犀川先生がいて吹き出しました˙ᴥ˙

シリーズずっとモヤモヤ結末だったのが、やっと?明確な殺意を持った殺人事件でした。

見え隠れする真賀田四季の影にゾワゾワしながら、やはり裏で関わっていそうな保呂草潤平や各務亜樹良にニヤニヤしながら読み進めます˙ᴥ˙

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2025年07月06日

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Gシリーズ第一 5弾
λ(ラムダ)に歯がない

面白い!
Gシリーズのなかで、のほほんときてた中で
明確に殺す(事件)の背景が、はっきりした作品で
トーンが重くなった作品でした
λ(ラムダ)ね
ここでアナグラムがでてくるのね
(※アナグラムが好きということではなく、ギャグっぽくはいってくる感じが好きという意味)

そして、引き出しのくだり
加速器いれてて、動いたんだのところ
何だろうとめっちゃ考えたのですが
なるほどなと
ここで場所の理由(設定)がしっかりはいってくるところが感動ものでした

この5話は自殺の定義、考え、死後の世界を
述べる要素が非常に多かったですが
犀川先生、萌絵、加部谷、海月、山吹、国枝先生
いろんな意見があって本当に読んでて楽しいですね
そこに、保呂草と、各務がでてくるかんじ
ちょい役が、全然ちょい役じゃない
まぁ、凄いです。練りに練られてる。
楽しいすぎで半日で読んでしまった

Gシリーズちょっと物足りないと思ってけど
そんな事ない
凄くいい(シリーズがからんでくるところがめちゃくちゃ良い)

⭐️4.0

次は
η(イータ)なのに夢のよう

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2024年11月24日

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とても面白かった。
トリックもわからなかった。
自分はやはりミステリーが読みたいのだろうな。
ただ、情報が捜査ではなく第三者から伝わるというのがなぁ、、、。

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2023年08月02日

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T建設技術研究所で4人の銃殺死体が見つかった。4人とも死後、強制的に歯を抜かれており、ポケットに「λに歯がない」と書かれたカードが入っていた。不可思議な事件の謎に西之園萌絵たちが迫る、Gシリーズ第5作。

本作は、Gシリーズ全体のテーマがおぼろげながら見えてきます。

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2021年12月25日

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ふんわりとしか覚えてなかった〜トリックが面白い。
懐かしい面々も出てきて、いよいよ赤柳さん誰?ってなってる。
解説を読んで驚いたけど、初見の人には加部谷ちゃんが山吹先輩のことを好きだと見えるのか!えっ新鮮!もう私は余計なこと考えすぎてダメだな、まったく思ってなかった。
3冊森ミステリが続いてるけど、やっぱり飽きない。続きが気になる。

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2021年08月29日

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密室状態の研究所で発見された身元不明の4人の銃殺体。
それぞれのポケットには「λに歯がない」と書かれたカード。
そして死体は、歯が抜かれていた。

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2018年08月05日

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ほーう、そう関わってくるのですか、と。もう現代だしなぁ。
赤柳さん、どーなーたー。
解説が面白かったです、ラスボス。

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2016年12月05日

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Gシリーズ第5作。この作品は前4作に比べて、真賀田四季の存在を感じさせないような内容だった。しかし、トリックの内容などはシリーズ通して結構驚かされる。
このシリーズになってから、どちらかというとトリックや犯人そのものより、人間関係や心理描写に興味を魅かれるようになった。S&MシリーズやVシリーズでおなじみの人物が登場するためだろう。

個人的に海月及介のバックグラウンドに興味がある。

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2019年01月16日

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ネタバレ

4人の男が密室の建築構造実験室内で至近距離で射殺されていた。身元も分からず、死後に歯が抜かれている異様な死体。「λに歯がない」というメッセージを添えて。

四季色が強くなった一冊。赤柳、公安、加賀美、若干保呂草まで登場するので今後に期待。結局今回は一連の事件とは関係なく、加賀美が提供した情報に基づいて犯人が模倣したという結果だったが、なんのために? 

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2025年01月15日

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Gシリーズ5作目。
少しトリックが謎だったけど、面白かった。
あの情報量で事件解決できる犀川先生凄すぎる。

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2023年08月12日

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ネタバレ

G5
宝石強奪事件の犯人たちの逃走に巻き込まれて事故死した女性の復讐(?)に犯人たちを殺害した研究所の所長は結局行方不明のまま
歯がないっていうのも物理的な動機があって(亡くなった女性は事故の際に歯が折れてしまっていた…)
密室のトリックとかは解明されるけど、λの謎や、λは一連のギリシャ文字の事件たちの関連なのか…
免震構造を利用した密室。海月くんの話でぼんやりと理解。犀川先生はいつの間に警察と…沓掛とも個人的に繋がってるし、まあ言う必要はないし、どうしてずっと一緒にいるのか甚だ疑問。

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2023年05月04日

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森作品は登場人物がどれも魅力的。今回はそれに加えてストーリーにも感情移入した。トリックはそこまで驚かなかったが、全体を通して面白かった。

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2023年01月22日

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生とか死とか自ら死を選ぶこととかについての議論が今までと比べて特に踏み込んでる気がして興味深かった。

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2022年08月04日

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ネタバレ

犀川先生の死に対する講義はためになりました。
ここまでするのが、異常なのか正常なのか分からなくなりました。

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2022年04月14日

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ネタバレ

保呂草さんがGシリーズに本格的に絡んできました。
今回は今までの事件との関連はあるのか、過去の事件のリーダーは誰なのか…
謎は残ったままです…。

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2021年03月14日

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ネタバレ

いつもと変わらず面白い。

建物が動くというトリックには気づかなかった。
犀川と西之園がキスするシーンも良かった。

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2019年11月13日

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密室の研究所と聞いてアレを思い浮かべたが、そうではなかった。ただ、萌絵の心中では色々と変わるものがあったようである。保呂草も噛んできて中々面白くなってきた。


完全に施錠されていたT研究所で、4人の銃殺死体が発見された。
いずれも近距離から撃たれており、全員のポケットに「λ(ラムダ)に歯がない」と書かれたカードが入っていた。
また4人とも、死後、強制的に歯を抜かれていた。謎だらけの事件に迫る過程で、西之園萌絵は欠け落ちていた過去の大切な記憶を取り戻す。

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2019年07月07日

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森博嗣のミステリィと言えば,動機のない殺人という方程式がしっくり来ていたところに動機ありきの殺人。
でも変わらず全てを明らかにしないところは森ミステリィ。そして,本作は萌絵が自らの過去と向き合うところもあって,その描写から森博嗣の死生観もうかがえる。
名前がハッキリと出てきているのに,実在を掴めない真賀田四季はいつから本格登場するのかな。不気味なワクワク感。

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2018年08月07日

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ネタバレ

今回は普通の考えをもった人が犯人で、普通のひとが一番怖いという話。
普通ってなんでしょうと考えさせられます。どこからが狂ってて、冷静だから普通なのか、歯を抜くのは復讐とはいっても狂ってるのかとか考えてしまうとますますわからなくなります。
犀川せんせは相変わらず特定するの早すぎます。四季さんに比べたら遅いんでしょうけども。萌絵ちゃんが怒るのもわかります。無駄なことはしないというかもう、研究ばかりで女心がわかってない。

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2018年06月23日

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ネタバレ

・・・なるほど、田村ね。
結局一連の事件と関連は無いのか??
しかしわざわざλを持ってくるとは・・・?
保呂草さん・・・一体何を考えているんだろう??
謎ばかりが膨らむー。
でも事件としては納得がいった。
動機がしっかりしてると安心するのは、普通の人間だなーって感じがして嫌だけど・・・(苦笑)。

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2018年04月22日

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ネタバレ


国枝研究室が共同研究をするT建設技研内での殺人事件。4人ともポケットにλに歯がないというカード。また、4人とも強制的に歯が抜かれていた。四季の話も。死んだ人間ももう一度生かす的な。自殺することで社会に認めてもらおうという動機。両親の飛行機事故に対して萌絵が少しずつ考えるように。謎の男葛西と保呂草のやりとり。梶間所長の復讐を含む殺人だが、自殺の部分もあり謎は残る。なかなか面白い。

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2018年01月06日

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Gシリーズ5作目。今回の主役は……やっぱり萌絵ちゃん、なんだろうなぁ。
すっかり影が薄いよね、山吹くんたち3人組さん(笑)

そしてやはり期待を裏切らない犀川先生にまたまた登場の保呂草さん。
他にも過去シリーズからたくさん登場していて、シリーズ既読者には楽しい一冊。

ただし、事件としては……なんか、ラストにバタバタバターッとあっけなく解決したような。
なんだかなー。なんだかなー。

まぁ、このシリーズはキャラクターの成長を楽しむもんなんかな?と思いながら次に進みたいと思います(笑)

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2017年05月23日

Posted by ブクログ

謎の人物が登場して、前のシリーズを飛ばし飛ばしで読んだ自分には、どういった伏線があったのか理解できず。
赤柳という探偵も、保呂草のことかと思っていたら違うようで、ますますよくわからない。笑

今作も前作と同じで、割とミステリーしていて(笑)それもまた良かった。
(個人的にはシリーズとしてミステリー小説として読んでいないので)
続編も読みます。

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2017年03月22日

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ネタバレ

2010/3/29 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。
2016/7/7〜7/8

Gシリーズ。真賀田四季、保呂草、紅子などオールスターキャストでシリーズ中の一編と思えばまあ及第点だろうが、単体作品とすると、ちょっとなぁ、という感じ。最後はどういう風に落とすんだろうか。

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2016年07月08日

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