森博嗣のレビュー一覧

  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    犀川&萌絵の第3弾
    オリオン座をモチーフにしたプラネタリウム付きの三ツ星館
    消えたオリオン像と殺人事件の真相を追う
    残念ながらメイントリックは序盤に分かってしまったので、スリルは味わえなかったが、後半徐々に明かさる人間関係で「なぜ?」が解消していきました。
    恋の行方も…

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    2025年09月14日
  • イデアの影 The shadow of Ideas

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    久しぶりの森博嗣ワールド
    でも
    今まで読んできたタイプとは
    違うように思えた
    小川洋子さんを思わせる
    とても好きな感じ
    決して穏やかなものではない
    不穏な世界
    現実と幻想の狭間のような…

    初めは聖女かと思えた彼女
    でも…読み進めるうちに
    純粋で繊細な
    美しい死神…。という印象に変わった
    とても哀しい死神だ

    物語の中のアレやこれ
    多くは細かく語られていない
    そこが 悶えポイントだ
    想像力をフル回転
    何度も読み解きたくなる

    物語の終盤に彼女は悟りを得る
    読み手としても救いを得た
    いろんな意味で。
    私の人生を思った

    彼女の選んだ道は しあわせだったのだろうか
    そこからまた違う道へ繋がるのか

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    2025年09月13日
  • 自分探しと楽しさについて

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    ・自分を探す≒楽しさを見つける

    ・自分が発言する意見や、自分が行う思考も、実は自分から切り離すことができる。

    ・どんな場合に置いても、コンテンツを素直に評価することが大切。
    しかし、コンテンツとメディアはたいてい切り離せない。

    ・楽しさは他社との比較から生まれるものではない。自分の中から湧き出るもの。

    ・どんな正義でも万人を巻き添えにはできない。

    ・今が楽しくないのは、ずっと以前に、楽しさの種を蒔かなかったからである。

    ・世の中全て自分も他者も世界も矛盾だらけ。

    ・仕事や生活に置いて常識的なことを、楽しさにも無意識に当てはめている傾向がある。

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    2025年09月12日
  • 人形式モナリザ Shape of Things Human

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    ネタバレ

    私にはミステリーなんてどうでもよくて、それより紅子
    がどう感じて何を考えてるのかに興味があることがこの
    本を読んで再認識した。(犀川先生の時と同じ)
    殺人犯は誰?動機は?という問いには少しも時間を割か
    なかった。ただ単純に外から見てた。
    同じ天才でも四季は無機質にさえ感じたけど、紅子は逆。
    感情を隠そうともしない。
    機嫌はわかりやすい。
    でも理解とは別で、「誰も自分を理解できない」という
    思いを含む紅子のシャワーのシーンは読んでいて悲しく
    なった。
    孤独だね。
    人を好きになるのは理屈じゃないと知ってるけど、あれ
    だけ紅子が執着する林に紅子は何を見てるんだろう…
    良い関係を後まで続けてるのに別れ

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    2025年09月11日
  • 悲観する力

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    今までネガティブ人間として生きてきた私が、
    今後どのように生きていくか
    道標になってくれるような本だった。
    出てきたフレーズを何点かメモをして、いつでも読み返せるようにした。

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    2025年09月11日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    Wシリーズ完結
    「人間のように泣いたのか?」
    めちゃ良かったー( * ॑꒳ ॑*)

    国際会議への武力介入の裏に、ハギリたちの頭脳戦、さらに人工知能たちによる電子戦争。
    どうすれば人工知能を出し抜けるのか。
    手に汗握る展開でした˙ᴥ˙

    そして結局、真賀田四季は何をしたのか。我々をどこへ導こうとしてるのか?
    ・種を蒔いて、あとは育つのを待っている
    ・一流の料理人は料理を出した後は何も考えない
    ・ぼんやりと月夜の空を眺めましょうか

    いろんなシリーズにもヒントは散りばめられてたけど、真賀田四季もすごく人間らしかった˙ᴥ˙。

    何よりもウグイが可愛い( * ॑꒳ ॑*)
    月夜を眺めながら手を繋

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    2025年09月08日
  • ψの悲劇 The Tragedy of ψ

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    Gシリーズ第11弾
    「ψの悲劇」
    GとWシリーズを繋ぐような回。
    失踪した八田博士の知り合いたちが、八田家に集まり手掛かりを探すと…そこには「ψの悲劇」という小説が。

    ミステリとSFが融合した面白い読書感˙ᴥ˙。
    急にジャンルが変わったのかと思いびっくり。

    衝撃の事実はある程度予測できたけど
    ラスト1ページがエグすぎた|ω・*)

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    2025年09月04日
  • 血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null?

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    Wシリーズ第8弾
    血か、死か、無か?

    100年以上にも渡る伏線回収キタァ( * ॑꒳ ॑*)
    スケールが壮大すぎる。

    「女王の百年密室」「迷宮百年の睡魔」を読んでる読者にはご褒美のような答え合わせ回˙ᴥ˙

    逆に読んでない読者はついてこれないのでは|ω・*)

    メグツシュカについても当時の推理が当たってたし
    、ラスト一行も予想通り˙ᴥ˙

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    2025年09月03日
  • 詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE

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    ネタバレ

    個人的にとても好きな作品だった。

    話の構成や、トリックなど、どこを取っても今までの作品の中でも良く出来たものに感じた。

    特に、最後の3つ目の密室のトリックに対するミスリードの部分には完全に引っ掛けられたし、萌絵と同じように?が浮かび続けていた。

    犀川が半分いないまま話が展開していくところや、犀川の内的思考の描写が今までの作品のようにないことがとても印象的で、萌絵の心理描写が多いところも今までとの差分があって面白かった。

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    2025年08月30日
  • 封印再度 WHO INSIDE

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    今回はあまりタバコの描写が少なかったような気がしますが、S&Mの関係が良い感じになりつつ「嚙み合わない台詞」が最大限に愛おしい物語でした。

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    2025年08月30日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    日々具体的な諸問題、課題に悩まされている。
    中にはその問題のせいで(いや、自分の考え方のせいだが)感情的になったものもある。
    しかし、1つ2つ上の視点から考えると、少し穏やかになり、冷静に物事を考えられるようになった。
    雑多な要素を取り除いてぼんやりと考える。
    そんな時間を毎日少しでも作っていこうと思う。

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    2025年08月29日
  • χの悲劇 The Tragedy of χ

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    Gシリーズ第10弾
    情報量が多すぎる(歓喜)
    χの正体、各務亜樹良との関係、金の正体、時系列のびっくり、百年シリーズへの繋がり。ここまで刊行順に全読してる読者には嬉しいストーリーでした。

    「すべてがFになる」以降のいろんなシリーズからの伏線が盛りだくさん。

    今、百年シリーズを読み返したら、気づかなかった伏線とかに気づけるのかも

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    2025年08月24日
  • 日常のフローチャート Daily Flowchart

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    自分のために生きるという考え方は、自分の中に無かった気がする。

    章ごとに挟まる写真が良い。初日の出を見せられて意味がわからないという顔をしている犬の写真が一番好き。

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    2025年08月24日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

    匿名

    購入済み

      

    面白かった。
    とても面白かった。この作品、この作者に今まで出会わなかったことを後悔してる。
    ずいぶん昔の作品だったのか。
    森先生の作品を読んでいきたいと思った。

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    2025年08月23日
  • 月は幽咽のデバイス The sound Walks When the Moon Talks

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    ネタバレ

    Vシリーズ3作目

    ミステリを読む際に自分は
    「ここは後に重要な点になるんだろう」
    と自然に考えてしまう

    そのようなミステリに良くも悪くも慣れた
    読者を騙す展開は今まで読んだことがなく
    また森先生にやられてしまった
    と感じた一作だった

    ただ賛否はあると思う

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    2025年08月21日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    S&Mシリーズで読後感が1番好きだった。
    所々引っかかる部分があったものの、最後まで読んでそういう事か!とかなり見方が変わり少し読み返したりしました。

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    2025年08月20日
  • 孤独の価値

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    孤独が寂しいとはマスコミの植え付けである。孤独とは自由だし、自分が何者かを知るには孤独であり考える事だと解釈している。孤独を絶対駄目な状態だと思い込んでいるのは損だとも語っている。寂しさを感じる精神が美しいともある。
    マスコミにより受動的であっては自由を謳歌出来ない。孤独とは自由。森博嗣さんの言葉で好きだなぁ。

    自分自身と重なる考えがふんだんに散りばめられていた。昔は孤独は寂しい悲しいものだと思い込んでいた時期もあり、今この孤独な時間こそが自分自身と向き合ったり、楽しさを感じる事が出来ている。

    まあ仲間との交流ばかりでは辛くなり1人に成りたがる性格だと改めてこの孤独の価値を読んで1人の時間

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    2025年08月17日
  • 相田家のグッドバイ Running in the Blood

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    森氏の私小説のような私小説ではないような
    父、母、私の物語。

    親が子に与える影響、家族の在り方、老いとの向き合い方、死の捉え方、相田家を通して色々と考えさせられる物語。

    私か!
    私の父親か!!
    私の母親か!!!
    と思えるエピソードや思想があまりにも多かったので驚きでした。

    サリンジャーのナイン・ストーリーズに続いて私のバイブル2冊目に登録しました。

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    2025年08月17日
  • 詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE

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    今回もあっという間に読み終わりました。
    タバコの描写が作品ごとに増えていくのは個人的に喫煙促進しているようで嬉しいような、悪いような・・・。ただ、読書しながら吸うタバコはこれもこれで良いものと思ってしまう。
    S&Mは今後どんな関係性になるかも気になります。

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    2025年08月15日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    今回もあっという間に読み終わりました。
    やはりタバコが吸いたくなる作品でした。
    観る立場で物事は大きく意味が異なる。

    このシリーズにハマっています。

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    2025年08月14日