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世の中は騒々しく、人々が浮き足立つ時代になってきた。そんなやかましい時代を、静かに生きるにはどうすればいいのか? 人生を幸せに生きるとはどういうことか?
作家森博嗣が自身の日常を観察し、思考した極上のエッセィ。「書くこと・作ること・生きること」の本質を綴り、不可解な時代を生き抜くための智恵を指南する。
〈無駄だ、贅沢だ、というのなら、生きていること自体が無駄で贅沢な状況といえるだろう。人間は何故生きているのか、と問われれば、僕は「生きるのが趣味です」と答えるのが適切だと考えている。趣味は無駄で贅沢なものなのだから、辻褄が合っている。〉(第5回「五月が一番夏らしい季節」より)。
他者と競わず戦わず、孤独と自由を楽しむ生き方のヒントに満ちた書です。
Posted by ブクログ 2024年04月13日
私の中で森博嗣先生は突出した存在です。
多くの人が友達の存在に癒され、人に救われているのですが、それを選択しない事もまた選択肢なのです。
確かに、思ったようにならない事ってたーーーくさんあって、仕事のストレスはほとんどがそれです。
私も他人に期待しない事を選びたい傾向があります。
森先生の様にはなれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月10日
かなり個性的な暮らしをされている著者のエッセイ。
人と関わらず、森の中でひっそりと(?)暮らしているようだが、詳細は不明。
世論や情勢に対して、つらつらと思うことをしたためている。
ともすれば、偏屈な老人のボヤき、皮肉とでも捉えられそうな内容でもある。
しかしそれでいて、なんとも共感できる部分も多...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月18日
気づきの多い一冊だった。
自分を楽にしてくれたのは、
生き甲斐追求に拘らず、まずは自分自身を諦めることからスタートすると気持ちが楽になる。
物事は複雑に考えず、シンプルに素直に思った通りにやっていこうと思えた。
そして自分の頭で考える事の大事さ。
頑固にならないよう、変化を恐れず楽しみたい。
過去...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月12日
『木嶋先生の静かな世界』を読んで以来気になっている作家さん。でも、他の作品はまだ読んでいない。なぜか手が伸びない。今回はエッセーということで、気軽に読んでみた。
40回に分けて書かれている。内容は、大体、作者の趣味の話か、日頃思っていること、周りに人がいない森の中での暮らしについてだ。
何となく...続きを読む
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