作家の収支

作家の収支

794円 (税込)

3pt

1996年38歳のとき僕は小説家になった。作家になる前は国立大学の工学部助教授で、月々の手取りは45万円だった。以来19年間に280冊の本を出したが、いまだミリオンセラの経験はなく一番売れたデビュー作『すべてがFになる』でさえ累計78万部だ。ベストセラ作家と呼ばれたこともあるが、これといった大ヒット作もないから本来ひじょうにマイナな作家である――総発行部数1400万部、総収入15億円。人気作家が印税、原稿料から原作料、その他雑収入まで客観的事実のみを作品ごと赤裸々に明示した、掟破りで驚愕かつ究極の、作家自身による経営学。

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作家の収支 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    購入後10年の積読本。作家としての収入と、支出についてフォーカスした本。本の部数とか収入額とかきっちりデータ取っているんだなあ。他の作家さんもそうなのかな。トライアル&エラー、あるいは、改善を繰り返すなら、当たり前か。あとがきに書かれているように、引退してますます新しいことにチャレンジできるようにな

    0
    2025年03月19日

    Posted by ブクログ

    あまり聞かない小説家のお金の話。原稿料、紙本の印税、電子書籍の印税からどこまで経費で落ちるのかまで。出版のハードルは昔よりも下がってはいるがその分競争相手が増えたということ、本を出したら凄いの時代は終わったなどとか、お金以外の話も興味深かったです

    0
    2021年12月30日

    Posted by ブクログ

    予想以上に面白かった。
    今までの人生で一度でも小説家に憧れだ人なら楽しめるんじゃないかと。

    淡々とした口調でひたすら小説家に関するお金の話をしているんだけど、嫌味じゃないのがすごい。
    大学の先生とかにこうタイプいるなーって森さんは昔大学の先生か。

    好きな箇所は教育目的のところの『作者としては、「

    0
    2017年03月25日

    Posted by ブクログ

    タイトルに偽りなく、作家が自らの著作でいくら稼いでいるのか、収入について原稿料から印税は元より講演料やテレビ出演に至るまで隠すことなく赤裸々に綴っています。それに対して支出は、極論、紙と鉛筆があれば文章は紡げるので少ないのは分かりますが、作家として生計を立てるにはある程度の知識や経験が必要になるので

    0
    2017年02月24日

    Posted by ブクログ

    20161016


    森ひろしの作品は一冊も読んだ事は無いが、とにかくこの本は面白かった。
    小説家がこんなに儲かる商売だと知って驚かされた。

    0
    2016年10月25日

    Posted by ブクログ

    信念を持っていて正直な感じがとても好感を持てる。小説にかぎらず、何かしらの創作をマネタイズしようと思っている人なら学ぶべき考え方は多い。

    0
    2023年07月17日

    Posted by ブクログ

    売れっ子作家の収支。一般とはかけ離れた額が記載され、売れっ子作家は羨ましいと思った。森博嗣さんの書き方や考え方が自分とは違いすぎて面白い。

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    成功した小説家の収支がわかる。

    仕事にやりがいを求めるタイプなのだけれど、やりがいを感じるからって"成果"がでるわけじゃないので、ビジネス作家もかっこいいと思った

    0
    2024年09月11日

    Posted by ブクログ

    なかなか公開したがらない人が多い作家の収支を実データと共に公開。ここ人の論理的なものの考えた方と分かり易い文章はとても好感が持てます(全てがFになる、は正直苦手でしたが)。

    ミステリィは純文学よりもビジネスに徹する事が出来る分野なのかな、と思いました(それでも時代を捉える嗅覚みたいなものは必須とは

    0
    2023年08月30日

    Posted by ブクログ

    理系ミステリ作家、森博嗣が一般的な作家と自分の収入について語ったエッセイ的な新書。
    正直、作家ってこれくらいもらっているんだ…という驚きよりも、森博嗣の作家としてのスタンスの方に驚いた。もともと大学で助教授をやっていたという経歴は知っていたが、『割のいい副業』として、本を今までほとんど読んだことない

    0
    2023年08月06日

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