感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年03月26日
Fに続き、シリーズ二作目をやっと。
Fが良過ぎて変に期待してしまうからガッカリしたらやだなぁとおそるおそる読み始めた、が要らぬ心配でした(笑)
私自身、天才でも無ければ理系でもないので十分な説明無しに次々と出てくる専門用語は深く考えず半ば諦めて読み飛ばしています(笑)
それでも十分に楽しめる森ワール...続きを読むドに今回もどっぷり楽しませてもらいました。
ああ犯人はこの人かなぁ、、そうだったらやだなぁ、、、と思いながら読み進めたので少しでも怪しい表現があると、ほらやっぱり…。とその思い込みはどんどん強くなっていきました。
多分それも森博嗣の罠なんですよね、してやられました。(同じくはまった方が多いのを皆さんの感想を読んでも感じました!笑)
私がその場にいたらタイミングよく消えるなよ!!とツッコミたくなります(笑)
防護スーツのすり替わりもあり得るなと思ったけど読み戻って消去法をするよりも早く読みたいが勝ちました。笑
shikaが誰なのかもめちゃくちゃ考えました。鹿なので奈良出身いたっけな?とか、トナカイに似てるしサンタクロース?三多なんていないしなとか。ああドイツ留学か、、次作は全ての情報が更に怪しく見えてくるんだろうな、メモしてまとめながら読んだら分かるかなぁと思いつつも、次作も早く知りたい、犀川の頭の中を知りたいが勝つんだろうなと思ってます(笑)
今回は、途中まで謎解きに全然乗り気じゃない彼を深読みして騙されたし(同じ人沢山ですよね笑)、萌絵の単独侵入はハラハラしました!
後半にかけて盛り上がり、一気に読めて楽しかったです!
平成初期の作品だとは思えない森博嗣の天才感とコンパやフロッピーなどの懐かしワードでいい具合に思い出される90年代の感じの塩梅も好みです。
Fに続いて今作も、夏特有の匂いや長すぎる夏休みの気怠い空気感、夏の夜の何にもないけど何かありそうなワクワクざわめきを思い出すことが出来ました。それだけで私にとっては良書!!
Posted by ブクログ 2024年01月09日
シリーズものを読むこと自体が久しぶりで、第1作の衝撃の後、シリーズの第2作ってどんな雰囲気なんだろう…と読み始めたが、今作も引き込まれたし面白かった!
喜多も加わり、3人のやり取りや関係性も良かったし、犀川や萌絵がますます魅力的だった。
萌絵の探究心にハラハラしたし
犀川先生は頼もしかった…!
...続きを読む
前作ほどのインパクトや凄味みたいなものはなかったが、内容的には前作よりも現実感があり、本当に面白かった。
次作も楽しみ
Posted by ブクログ 2023年11月02日
ロジックと感情のバランスが心地いい。
情報と動機の開示されていく手順が私にとってはとても気持ちの良いものだった。必要な情報をきちんと読者に渡してくれるミステリは好き。
Posted by ブクログ 2023年06月21日
前作の『全てがFになる』を読んでからすっかり森博嗣さんのファンになり、2作目のこの作品も読んでしまった。
ボリュームもトリックも動機もスッキリする終わり方だった印象。前作が色々衝撃的過ぎたので、今作は王道のミステリだった。しかしながら途中でなんとなく犯人が読めてしまったのが残念です。。次も楽しみ!
Posted by ブクログ 2023年03月04日
「すべてがFになる」に続いて森博嗣さんの2作品目。
今回の作品も事件→推理→解決までの流れがわかりやすく書かれていて、終盤に差し掛かるとこんな解決方法がわからない事件が解決するんだよなっとワクワクしながら一気に読んでしまいました。
ネタバレ注意ですが、僕は犯人が学生と守衛or事務の方あたりのタッグじ...続きを読むゃないかなと思っていたので、まさかの人たちになるほどねっとなりました。
大学院時代に研究所生活をしていたので建物の雰囲気(あの無機質で人間味のない環境)等がちょっと懐かしく感じたのも個人的には良かったポイントです。
Posted by ブクログ 2023年05月31日
再読です
犀川先生は、次の冬で34歳になる。
そうかぁ、冬生まれなんだぁ。
じゃあ、紅子さんは51歳か・・・。という余談はさておき。
妃真加島の事件から丸1年経ち、犀川と萌絵が又事件に巻き込まれる。
事件は、犀川の高校の同級生である喜多先生の居る極地環境研究センタ(極地研)で起きた。
実験を観に来...続きを読むた犀川と萌絵は、実験後の打ち上げで二人の死体を発見する。
その後、もう一人の白骨化した死体と、この極地研の教授の死体。
その間には、萌絵も襲われ犀川も狙われた。
この事件で思ったのは、丹羽という学生のあまりにも最低な行為と、その丹羽と何故服部珠子が結婚しようと思ったのか。
服部珠子は美人らしいので、丹羽の話術に騙されていたのじゃないかとさえ勘ぐってしまう。
そして、市ノ瀬里佳が怒るのも無理はない。
実際に殺人を犯そうと考えるかどうかは別としても、こんな男は地獄におちて当然だと思えてならない。
萌絵宅での警察を交えての大々的な謎解き会議という話し合いは、この時から既に始まっていたようで、犀川のお惚けぶりが萌絵同様にクスリと可笑しかった。
短編でもちらりと出てくるが、執事の諏訪野は、出しゃばらないだけで実はとても頭がいいのではないかと思う。
さすが、西之園家に仕えるだけはある、というところかな。
萌絵と犀川に関しては、初期のこの頃の方がまだ親密というか互いの気安さのようなものが多く見受けられる。
Posted by ブクログ 2024年03月28日
S&Mシリーズ2作目!
1作目同様10数年振りの再読となりました。
1作目よりもさらに内容を完全に忘れていたので、こちらもだいぶ楽しめました。
こちらはミステリー要素が前作よりも強く感じられ、理系部分が少なめなので読みやすさは◎!理系ミス苦手組はこっちの方がオススメです。
天才のキャラとしては真...続きを読む賀田四季女史の方が好きなので、好みは前作の方でした。
今年は森先生3作目ですが、通して思ったのは、親族関係を利用した人間描写が好きなのかなと言うところ。
Posted by ブクログ 2024年03月27日
1作目ほどの驚きはなかったけど面白かった
とにかく理系ミステリという言葉が良く似合う作品
「役に立たないものの方が楽しいじゃないか」
すごく心に残った
Posted by ブクログ 2024年02月06日
このシリーズはとにかく、題名とシンプルな表紙が好き。前作のthe理系ミステリーと異なり今回の方が王道ミステリー感が強く、後半から面白さもストーリーも一気に加速する。「数学は何の役に立つのか」と聞かれたらどう返すのかの問いに対する犀川先生の返しが最高。
Posted by ブクログ 2024年01月15日
S&Mシリーズの2作目。この作品も前作同様密室殺人がテーマの話であり、よく出来たトリックだった。ただ今回の密室は犯人が意図して完成させた密室殺人でないからこそ、解決が難しいものとなっていた点は新鮮で面白かった。犯人に関しては中盤くらいで消去法でほぼ察する事ができる。
本作は前作と違い、殺...続きを読む人の動機が重視されているように感じた。親子の絆があったしても、タマコまで殺してしまうのはどうなのかと思うが、それに関して犯人の口から説明がないのがこの作品の良さでもあると感じた。近頃の小説は、読者に1から10まで全部説明してしまう作品が多いが、作者が1つの答えを持っていたとしても、それをそのまま書かず、読者の想像に委ねる方が作品としての面白さが増すと個人的に感じているので、この作品の終わり方は好みの終わり方であった。
また、犀川と萌絵の関係が少しではあるが進展しようとしている点が良かった。この調子でいい関係になってほしい。
Posted by ブクログ 2023年12月08日
S&Mシリーズ2作目。
今回読み返してみて思ったのが、
この作品の影響を無意識に受けていたんだ
ということ。
人を待たせるのは人の時間を奪うこと、
問題を解くことより出すことの方が難しいこと、
この2点は特に今の私に根付いていて、
犀川先生の受け売りだったことを思い出して
びっくり。
今作も前...続きを読む作同様、
知的な会話を繰り広げていて楽しい。
ただ、今作はいつものコンビS&Mだけでなく
犀川の友人の喜多が出てくる。
この犀川と喜多の会話もまた面白い。
萌絵のときは教師然といった、
どうしても上下の関係を感じさせるけれど、
犀川と喜多は対等で会話が軽い。
会話はかなり知的なのに少し少年っぽさすら感じる。
それが新鮮でより楽しめた。
印象的な台詞は
「最も役に立たないということが、
数学が一番人間的で純粋な学問である証拠です。」
の部分。
学生の頃、なんでこんな無駄なこと学ぶんだろうと
考えていた自分が、ちょっと救われた感じ。
Posted by ブクログ 2023年11月28日
読み直し。
面白かった。こちらは全く内容を覚えてなかったので新鮮に読めた。
犯人は全く分からなかった。密室の謎も。
新しく登場した、犀川先生の旧友喜多があやしい、と思ったんだけどな。
最も安全な案に絞っていく、か。
わたしの場合はトリックを暴くよりも、探偵などがどのようにトリックを暴いてき、犯人にた...続きを読むどり着くのかを楽しむので、それほど問題ではない。
犀川先生はほんとうに天才なのか、「分からないんですか?」では、刑事同様にちょっとイラッと感じて良いですね。
Posted by ブクログ 2023年10月30日
前作「F」の真賀田四季という人物があまりに人間離れしていたので少し身構えていましたが、今作は非常に人間味が溢れた人物が犯人であり、心情も理解しやすく少しビックリしました。とはいえ、肩透かしだったかというとそのようなことはなく、論理的に組み立てられたトリックが明かされる流れは非常に魅力的であり、大満足...続きを読むの一冊です。
また、前作でも感じましたが、登場人物が非常に魅力的で素晴らしいですね。特に今回から登場した喜多先生は、犀川先生とは真逆の性格でありながら気のおけない友人であり、同レベルの高度なやりとりができる人物として、とても好きなキャラクターです。(途中まで犯人かも知れないと思っていたので、気が気じゃありませんでしたが…)おそらくシリーズのキーパーソンの一人だと思うので、今後の活躍が楽しみです。
Posted by ブクログ 2023年10月08日
すべてがFになるほどの衝撃はなかったが、面白かった!割とわかりやすくまとまっていて、本格ミステリーの要素が満載だったが、それが森博嗣ぽくないと感じた。
Posted by ブクログ 2023年10月04日
S&Mシリーズ第2弾で『すべてがFになる』の1年後を描いた作品。低温度実験室を訪れた犀川と萌絵が衆人環視かつ密室状態の殺人事件に巻き込まれる。
評価点
トリック
→前作と比べると大きな疑問点はなく納得感のあるものだった。あと一歩で完全犯罪だったトリックが想定外の事象によってほころびを見せ、...続きを読む奇妙な空間を作り出していた部分が特に気に入っている。前作は死体発見時のインパクトが大きく不気味さのピークだったが、今作はトリック自体に(犀川の解説も込みで)不気味さが演出されており後半にかけて盛り上がっていった。また、一見無駄に思えた萌絵と喜多のガバガバ推理パートだったが、その推理から着想を得て犀川が一本のきれいなストーリーを紡いでいく構成も何気に好きだった。
セリフ回し
→前作に続いてシリーズ最大の魅力。クイズ形式で簡潔に心理を突くのが面白い。
「責任と責任感の違いがわかるかい?」「数学が何の役に立つのか、ときいてきたらどう答えられますか?」「内緒と沈黙は、どこが違う?」に対する回答が非常に魅力的だった。
疑問点
終盤の展開
→萌絵が夜中の研究室に侵入したり、犀川が犯人に対してメールを出したりこの2人にしてはアグレッシブな行動が目立った気がする。萌絵も犀川も殺されてもおかしくない場面になったので読んでいるときの心情としては緊張感があり盛り上がった場所であったのは確かなのだが、振り返ってみるとちょっとした違和感かもしれない。
犀川と萌絵のコンビがより好きになった作品となった。今後も2人の動向に注目したい。
Posted by ブクログ 2023年05月25日
すべてがFになる、に続き第二弾となる本作ですが、大学構内で殺人事件が起こるという王道ミステリー設定でした。前作ほどの衝撃はありませんでしたが、登場する理系人間たちの日常がより垣間見え、安心して読むことができました。
理系出身でない、あるいは身近にいないという人に方には、登場人物のセリフや態度に違和...続きを読む感を覚えるかもしれません。
Posted by ブクログ 2023年04月24日
前作の『すべてがFになる』が面白かったので購入。
全作より難しい理系要素が減ったからか、純粋に推理ものとして楽しめました。
注意深く表現を拾いながら、ありえそうな動機とストーリーを想像していくと、最終章で答え合わせができそうでした。
このシリーズを読んでるとタバコを吸えば頭が冴えるかもと思えてくる。
Posted by ブクログ 2023年04月03日
N大学工学部の低温度実験室で起きた不可思議な殺人事件。衆人環視の完全密室のなかに、殺人者はどうやって侵入し、また、どうやって脱出したのか?
理系だけど、「F」よりはまだ私の常識で考えられる内容でした。(「F」も大好きですけど。)
トリックは一部は想像できたけれど、すごくよくできていて、さすが舞台...続きを読むが工学部だと思いました。
萌絵ちゃんは大胆で怖いもの知らずですね。せめて行動前に犀川先生に相談して!
あと、助教授へのメールに「萌絵でーす」は辞めた方がいいと思いましたw
ラストはとても切なかったです。
あのような……(;;)
Posted by ブクログ 2023年03月19日
”防寒スーツも鍵になりそう…”
”娘がいるんじゃない?”
なーんて事を読みながら思っても、それ以上は考えず(推理せず)、犀川先生がどのようにどこに辿り着くのかが早く知りたくて読み進める方を優先してしまう。
ここ数年で、見ていたものは見せられていたものだったと実感した。
全てを疑問を持って見るように変...続きを読むわらなきゃと思っていて、そういう意味でも、明らかになる犯人や動機より犀川先生がそこに辿り着くまでのプロセスを読むのを楽しんでいる。
結婚願望がありそうなのには驚いたけど、狼狽える犀川先生は面白い。
そういう顔を引き出せるのは萌絵だけかもしれない。
これからの二人も楽しみ。
里帰りで第6弾まで購入してきたけど、面白くて一気に読んでしまいそう…少しペースを落とさなくては。
Posted by ブクログ 2023年02月11日
シリーズ2作目。前作とは違って、こちらは王道ミステリという感じ。でもやっぱり難しくて何度も戻って読み返したりして頭をひねりながら読みました。結末は哀しい物語だったな、、けど萌絵と犀川先生の関係に少しだけ進展があったような気がして、やっぱり萌絵の言動にキュンとした〜
Posted by ブクログ 2023年01月27日
S&M シリーズ第二弾、極寒の実験室の中の密室事件。
「すべてはFになる」のようなインパクトはないものの、最後まで楽しめた。
作中に出てくる「裏の裏は表」という言葉がとても印象的でなるほどと思わされました。
Posted by ブクログ 2024年03月27日
ミステリー小説は苦手。
正直、特に謎解きには興味なし…。
そんな自分が思わず第二弾の本書を手に取り、あっという間に一気読み。最後までグイグイ読ませてしまう魅力がある。
やはり個性的なキャラクターが物語に引き込んでくる。犀川先生といい、萌絵といい、頭が切れる人の考えることは面白い。自分には考えが及ば...続きを読むないようなことを考えてくれるから、わくわくする。
とはいえ、第一弾もそうだけど、やはりトリック…というか設定がかなり強引と感じるのは自分だけだろうか。ラストで実はこうでした!と謎が明かされても、『いやいや、そんな偶然起こるかいな』とツッコミたくなってしまう。
それでもつい読みたくなってしまう、このS&Mワールド!なぜだろうか…
Posted by ブクログ 2024年02月19日
自分が所属している土木工学科が舞台ということで思い入れのある作品になった
ただ、前作「すべてがFになる」と比べると少しインパクトに欠ける作品と言わざるを得ない
しかし、前作が良すぎたので作品単体を見れば良い作品に感じる
今回も名言が随所に散らばっていたが自分的今作の名言は「学問の虚しさを知ることが、...続きを読む学問の第一歩です。テストで満点をとったとき、初めてわかる虚しさです。それが学問の始まりなんですよ」である。
Posted by ブクログ 2024年01月21日
前作と打って変わって実に堅実な正統派ミステリ。
ミニマムな舞台で着実な犯行が行われる。
与えられた条件下で現実的に遂行できるトリックで非常にフェアだが、それだけにシリーズの持ち味であるケレン味がないのは少し寂しい。
Posted by ブクログ 2023年11月12日
建築学科助教授の主人公と女子学生のペアが巻き込まれる冷たい密室殺人事件。極地環境研究施設内で行われた二人の殺人。その犯人・トリックは、そして動機はどこにあるのか。理系人たちが謎に迫る。。。
まあ、読み終わってしまうとトリックも動機もこんなものか。というところだけれど、コロンブスの卵の故事のとおり、...続きを読む種明かしされれば当たり前に思えるのは、真っ当なミステリの宿命か。
"理系ミステリー"の嚆矢とのことだが、個人的にはそれほど盛り上がりは感じなかった。トリックは古典的なものだし、そもそも論理的思考が無ければ謎解き物は成立しないのだから、そこに理系も文系もないと思うんだけど。
Posted by ブクログ 2023年08月29日
S&Mシリーズ2作目。
前作の「すべてがFになる」と比べるとインパクトに欠けるものの、王道のミステリィを楽しめた。
犀川と萌絵のユーモアのある会話劇は今回も健在。ずっと会話シーン読んでいたい
Posted by ブクログ 2023年07月09日
すべてがFになる、を読んで数年、シリーズだということを教えてもらい続編に手を出しました。前作の衝撃を覚えてたので、今作の密室にも不謹慎ながらワクワクした。犀川先生と萌絵のやり取りが洒落てて好きやし、先生の考え方も好き。役に立たないものって楽しいよね
Posted by ブクログ 2023年03月31日
『すべてがFになる』の完成度が高すぎて、続編もその勢いのままにと期待していた部分もあった。ミステリーとしては完璧だった。密室トリックは複雑で頭の中で整理するのが少々大変だった。登場人物もちょっと多めで混乱した。
変わらず1990年代後半に書かれた作品とは思えないほどに色褪せてなくて、近未来的な設定だ...続きを読むった。そこが面白いと思う。
シリーズ1作目『すべてがFになる』が大変面白かったので、シリーズ2作目にあたるこちらを購入。
題名から分かるとおり、密室トリックをメインにしています。
ただ、前作(1作目)も密室モノであり、シリーズ購入者としては、ややガッカリ。
いくら良いトリックがあっても、違う題材を…というのが本音...続きを読む。
ストーリー展開も、トリックの解読に終始しており、主人公たちが事件のかやの外、という感がややあり、スローテンポに感じました。
前作が、事件に積極的に関わるホームズだとしたら
今作は、お部屋で事件を解くミスマープル。
テイストの違いを楽しむことができるならシリーズ購入者も満足できるかもしれません。
キャラクターは1作目からのおなじみメンバーに加え、準レギュラーになってほしいほど、魅力的な人物も登場。
個人的には1作目の作風が魅力的だったので、キャラクターへの愛着も含め、次作に期待の☆3つ。
ーーーーーーーこのあと
3作目、4作目と読み、大ハマりして大好きなシリーズになりました。
このシリーズを何度も読み返してます。