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Posted by ブクログ 2024年04月13日
本のあまりの厚さに読む気が多少失せたけど、読み始めてみると
それも忘れてしまいました。
久しぶりの萌絵と犀川先生!
でも、読み忘れた巻があるのかと思ったほど、これまで持ってた
二人の印象と少し変わった感じがした。
自ら事件の中に飛び込んでいく萌絵なので仕方がないとは言え、
毎回毎回、犯人に殺されそう...続きを読むになり、犀川先生がやってくる…
というパターンはどうでしょう。
犀川先生の洞察力と思考力は相変わらず素晴らしい。
何でも分類化され名前が付けられる社会で生きてる人間にとって、
常識に囚われずに思考することはかなり難しい。
事実は小説より奇なりというけれど、想像力に富んだ小説家の想像を
超える「常識」を持った人が世の中にはいるんだね。
一年後の筒見教授の発見が怖かった。
Posted by ブクログ 2023年09月24日
シリーズ9作目。
分厚いな〜と思いつつ読み進めたらのめり込んで一気読み。
殺人事件のトリックは逆にシンプルで騙された、、、
そして今回は喜多先生や犀川の中高時代の友人、犀川研のみんなも絡んできてシリーズ作品を読み進めてきたならではの面白さが際立った気がする。
前作、前々作がいつもと違うパターンだった...続きを読むが、今回は原点回帰的なシリーズいつもの流れで楽しめた。
シリーズが残り一冊なのが名残惜しい、、、笑
Posted by ブクログ 2023年02月20日
2023 読書メモ
▼冒頭からネタバレ。
夏のレプリカ、今はもうない、の前2作同様に、最初に犯人っぽい対象が明確に提示される。
で、その認識をどう覆すのか?それともやっぱりそうなのか?を悩みながら読み進めていくことになる。
『次おれグー出すからな!』というジャンケンのアレである。
あまりSMの会話劇...続きを読むが多くはない回。しかし他の登場人物の魅力がでてくる。
▼物語の大筋
一晩に別々の場所で起きた密室殺人事件。そして圧倒的な容疑者が1人。条件的にはそいつしかいないが、明らかな犯行に及ぶか?というバイアスがかかる。
物事を説明するための理屈は、結論ありきで作られる。というあまりビジネス的には大きな声で言えないが、みんな理解しているこの世の摂理みたいなことを改めて考える内容。
仮説思考、と、結論ありきの議論。の違いは、再検討が行われるかどうか。
確証バイアスのかかりまくった仮説思考は、結局結論ありきの会議と一緒になってしまうよね、というのがこの本での感想。
一番単純と思われがちな子ども、幼い時代こそもっとも複雑で、教育や成長によって型にハマり、単純化されてしまう、シンプルになる。
だからラベル貼りすぎるのよくないな、と思った。
▼以下メモ
理解できないということは、なぜそのままにできないのか。不安だから。せめて身近なことくらいは理解したい。というMの表現。
→これこそわかったつもりの人々に認識してほしい。
コテンラジオで沢山でてくる無知の知の必要な要素。
わかった。知っている。自分が正しい。そう直結してしまうのは、自身が不安定だからに他ならない。わからないことをわからないまま放置できない、なぜ?プライド?
分類して、記号化、単純化することも同じ。思考するに楽な方に変換して、理解したつもりになって安定をもとめている。
国枝先生の、感情も思考も分類されて平均的なイメージに名称がつけられる。というやつ。
大多数の分類に漏れたものに例外、としてレッテルを貼ることでしかコントロールした気になれない。
笑う泣く怒るというパターンは、成長する過程で教え込まれる。本来の感情の複雑さは、成長過程でコントロールされて単純化される。
道徳が単純化の最たるものだ、知識のない子供や頭の悪い大人にルールを教えるための記号。まるばつ付けといたほうがバカでも教育者になれる。という国枝先生。
→ここまで沢山セリフがあった回があるだろうか笑
女の子の遊びそのものが、社会から与えられたもので、限られた狭い将来像を見せる模型。おままごとも、人形遊びも。
単純化されて、統一された思考に身を任せたい。
→まさにこの通りである。
自由な不自由というか、選ぶ余地がないほうが楽。ナッジもそんな感じ。
Sの理屈の機能は2つ。行為自体が選択や決断をする上で正当化するため。先に決定があり、後から理屈が構築されるもの。ふたつ目は他の理屈を撃退する機能。
ひとまとめに単純化された概念だけが、それを異常と呼ぶ。複雑さへの尻込み。、根拠のない幻覚。
世の中にコモンセンスと呼ばれる幻覚はどれだけあるのだろう。
Posted by ブクログ 2022年01月31日
模型ってものがこんなにも深いものだとは…でもそこに歪んだ(逆にストレートな?)思考が加わりこんな大惨事に。そして最後、エピローグ はゾッときました
Posted by ブクログ 2021年03月28日
700ページもあるけれど、読み出したらあっという間だった。
今回も最後まで犯人は分からなかったし、犯人の心理がこれまで以上に理解不能な殺人だった。
殺人よりも犯人の精神が恐ろしい…
新たな登場人物として、萌絵の従兄弟が強烈なキャラクターで面白かった。
萌絵の友人もまた強個性だったから、類は友を呼ぶ...続きを読む感じ…?
同じゼミ生の金子くんも活躍していて、今回は警察よりも周りの人達がよく動いていた。
それにしても、萌絵は何故こうも危機感が薄いのか…
今回も読んでいて大丈夫なのかハラハラした。
Posted by ブクログ 2020年10月17日
S&Mシリーズの第9弾。
やっぱ、好きだな。このシリーズ。
約20年前の小説だけど、色あせないよね。
また、書かれている内容が濃い。
こういっちゃなんだけど、最近の森先生の作品よりもこのころの方が内容が濃くて、深い文章が一冊にたくさん入っている。(もちろん、最近の小説が浅いとは言っていませんよ。...続きを読むこのころの方が深い内容がたくさん入っているということです)
しかも、哲学的なんですよね。
例えば、本書で主人公の天才女子大生・西之園萌絵嬢が嬉々として殺人現場に向かう際に彼女が思う感情描写が非常に考えさせられます。
ちょっと引用します。
その感情を、どう説明できるだろうか?
首が切断された死体のすぐ近くで、彼女は、待ち合わせの恋人に手を振るみたいに弾んだ気持になった。
新しい冒険が始まる予感でもあった。
不謹慎だろうか?
もし不謹慎だというならば誰に対して?
社会の一員として自分を正当化するつもりなど、彼女には毛頭ない。
そんな必要など、どこにもなかった。
人によっては不謹慎だと思うかもしれないけれど、では、不謹慎とは何か?
その境界はどこにあるのか?
地震学者は、大地震が発生すると喜んで出かけていく。
医者は珍しい病気の患者に群がる。
核分裂の研究が何に利用されようと、科学者の興奮は冷めない。
自分の子供をモルモットにしたのは誰だった?
最初にグライダで空を飛んで墜落死したのは誰?
決して他人の不幸を無視するつもりはない。
けれど、勉強して成績を上げることも、すべて、スポーツの試合で勝つことも、商売で成功してお金を儲けることも、会社で出世することも、すべて、誰かから搾取した幸せなのだ。
どこかで誰かが不幸になっているのである。
どこに「不謹慎」の境界があるのだろう?
社会のため、正義のため、などと言い訳をするのは悪いことではない。
だが、本心からそれを信じているのなら、明らかに偽善だ。
そんな精神が本当に多数存在するならば、警察も、政治家も、教育者も、すべてボランティアだけで組織できるだろう。
てな感じです。
いかがでしょう?
深いですよね。うん。深い。
こんな話がS&Mシリーズには随所にちりばめられています。
このドキッとする文章を目の当たりにする愉しさがあるのですよね。
いや~。読書って愉しいですね。
Posted by ブクログ 2023年07月09日
今回も最後まで犯人が分からず…。
このシリーズはいつも哲学的というか、それまで見ていた世界を新しい視点で眺めることを教えてくれる。
普通ってなんだろう、とか、自分にはない趣味や価値観を持っている人がどんなことを考えているんだろう、という一端を垣間見させてくれた作品。
今までのキャラクター総出演や意...続きを読む外な繋がりも楽しかったし、大御坊さんみたいな性に関する自分と違ったパーソナリティやオタクと言われる(コスプレや模型への偏愛)人たちもたくさん出てきて、改めて「自分と似ているけど違うところのある人」に大して、思い込みでラベルを貼ってはいけないなと。
当時の時代背景などは詳しく調べていないので分かりませんが、今では当たり前になってきている「多様性への理解」みたいな価値観はまだまだの時代に書かれた小説だと思います。今読めばそれなりに受け入れられている他者との違いだって、当時はもっと隔たりのあったものかもしれない。
あとは、普段は安楽椅子探偵的なポジションの犀川が、こんなに活動的なのはシリーズ初めてでは?と感じた。萌絵の影響は多分に受けていると思うし、萌絵への気持ちが大きくなっていることの表れなのかも。
なんだかシリーズが終わってしまうことが悲しいけれど、真賀田四季も絡んでくるとのこと、最後の1冊を楽しみにしたいと思います。
Posted by ブクログ 2023年05月15日
とても面白かった。
シリーズの基本フォーマットに戻った感じ。犯人もわからなかった。
でもこれ、結果的に萌絵ちゃん殺人手伝ってるよなぁ。死体遺棄か、、、。
Posted by ブクログ 2022年10月02日
第9弾
大長編で、事件は複雑。同日の、そんなに離れていない時間に起こった殺人。モデルと学生、女性がひとりずつ殺される。容疑者も殴られ、密室で倒れている。関係者の範囲が狭いので、犯人の見当がすぐにつく。 でも、異常者が多くて、迷う。 喜多先生が出てくると嬉しい。 ただ、被害者が兄妹っていうのが、親から...続きを読むしたらやるせなかったし、Mや金子くんの家族の話も切ない。 やっぱり嫌悪感がすごい。事件のおかげで薄れているけど、敬意とか感じられないし、自分本位過ぎて苛々する。 作品が面白いから助かっている。
Posted by ブクログ 2022年06月05日
帯は、
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密室には、
首を切断された
女性モデルと容疑者。
孤独な模型マニアに降りかかる
人生最大の危機。
謎が複雑に絡み合い、
ミステリィは冴えわたる。
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S&Mシリーズ第9弾。
700ペ...続きを読むージで分厚く、通勤の持ち運びが大変でした。
(ほかにも資格の参考書何冊か持ち歩いてます…)
なぜ犯人は首を切断したのか。
殺人事件が一晩のうちに2か所で発生。
事件のつながりは?犯人の目的は?
最初は読み進める手が鈍りましたが、途中からは一気に読み切りました。
今作も、萌絵ちゃんのピンチに犀川先生が駆け付けますが、今回は特に犀川先生が素敵でした。笑
なかなか異様な殺人事件で、犯人がわかったときも、
そーなの!?となりました。笑
次作で最後。早く読まねばです!
Posted by ブクログ 2022年03月26日
途中まではちょっと平凡かなぁと思っていたけど、クライマックスでのどんでん返しに驚いた。平凡だと思っていた予測は、巧妙な著者の罠だったわけだ。
犀川先生が真相を見破ったきっかけとなった事実はおいらも知ってたけど、先生に種明かしされるまでは、全然気づかなかった。ちょっと悔しい...
エピローグも、柔らか...続きを読むい読後感あっていいね。
Posted by ブクログ 2021年09月08日
あぁ、謎解きとしてはなかなかしてやられた感のある作品だった。回りくどさは相変わらずだけども(笑)
保険となったあの手紙を書いた被害者がどのように真実とおぼしき事柄を知ったのか、それはイマイチはっきりしない。相当なかわりものだったから、精神的な部分は共犯だったともいえなくもないけど、そしたら何のため...続きを読むの保険だったのかという点が残ってしまう。
もしかしたら両親に向けてのメッセージだったのかもしれない。真相というよりはある種アーティストとしての矜持という意味で。ただ座して死したわけではないよという。妹の所在を知らせてもいたしね。
今回はいつもと違う脇役の人がいろんな意味で爪痕を残したなぁ。ホケカンの先生とかいい感じ(笑)
Posted by ブクログ 2021年07月17日
模型交換会会場の公会堂でモデル女性の死体が発見。一方、M工業大でも女子大学院生密室殺人が起こる。2つの事件の謎にN大助教授・犀川創平とお嬢様学生・西之園萌絵が迫ります。
S&Mシリーズの第9作。
Posted by ブクログ 2021年03月10日
1998年作品
巻末の作者がマンガ同好会で活躍されていたことに驚いた。
今回のミステリーは普通の感性で読んでいたら、???
となる。サイコミステリーといえるのかも。
1.嘘つきの犯人が文章からも浮気をした事実がなくても
嫉妬で殺人ができるのだろうか?
2.衝動的な行動でも、犯行の痕跡を残さないこと...続きを読むはできるのだろうか?
3.最後の被害者は犯人の異常な精神を感じていなかったのだろうか?
4.この時代、足跡(靴跡)は調べることは不可能だったのか?
とおもったりした。
2020年の今、沢山のカメラが存在する。科学捜査も
進歩している。
昔のミステリー小説は懐かしく感じる。
犀川先生は親の愛情で萌絵に接しているのか?
萌絵がトラウマで刑事のまねごとをして、危険を顧みないのか?2人の関係は気になるところ。
Posted by ブクログ 2021年02月05日
好きにしてもOK。
やっぱり駄洒落。
異常って何なんだろう…というより正常って何??
5年ぐらい前にそんなこと考えてたなぁと懐かしくなりました。
火曜日の国枝先生の解釈が面白かったけど難しかったです。
最後の一行まで面白い一冊でした。
Posted by ブクログ 2020年12月16日
哲学的なこといっぱい書いてあったのに早く先に進みたいという気持ちが強すぎて読み終わった頃には結構忘れちゃってた
萌絵の頭の中で考えていることがとても好き
珍しいエピローグも疑問が残る終わり方だったけど◎
読むの時間かかったけど面白かった〜シリーズが終わるにつれて最初は気が重かった分厚さがうれしく感...続きを読むじてくる
ついにあと一冊だ
Posted by ブクログ 2020年07月15日
長かったけど、あっという間だった。面白かった〜!犯人、見事に外れてて、再読とは?ってなった。
初っ端から明日香さんが首なしで出てくるから、同じ名前としては少し複雑…って、多分高校生の時も思ったはず。
最後の犀川先生かっこいいよ〜!金子くんも、かっこいいしめちゃくちゃいい奴だよな。洋子もラヴちゃんも面...続きを読む白くて、出てくるところ読むのが楽しい。学生時代を思い出してノスタルジックな気持ちになる。
解説も面白かったなあ。S&Mシリーズ、ようやくあと残すところ1冊だ〜!間になにか挟んだら、いよいよ有限と微小のパン!
Posted by ブクログ 2023年12月30日
すべてがFになるから始まるシリーズの9作目。同日に2個所で殺人がおき、たまたま死体の横に倒れていた人物が容疑者となる。誰が彼に罪を擦り付けようと、こんな手の込んだ密室殺人を企てたのか!?真犯人は誰だ?!
はい、まさかの倒れてた人が犯人でした、、なんじゃそりゃ。エピローグには伏線が貼られており、そこか...続きを読むらは読者の想像にお任せするオープンエンドスタイル。
Posted by ブクログ 2023年09月26日
今作はちょいと犯人が猟奇的過ぎてあまり好きになれなかった…。文量も700ページを超えてきてもはや1日を使って読んでいた。次がS&Mシリーズ最終作なので期待したい。
Posted by ブクログ 2023年09月06日
最後のところで犯人わからなくなったよ!
寺林と上倉が犯人とのことだったけど
結局、兄貴が妹を殺したのか??
モヤモヤする終わり方!!
Posted by ブクログ 2023年07月30日
「正常」と「異常」の違いは何か?
例としてリンゴの皮むきが挙げられていたけど、なるほど、確かに視点を変えるだけで、それは奇妙なほど「異常」だし、それは甚だ「正常」だ。
この作品は「正常」というバイアスを取っ払って考えないと、最後までもやもやするなと思う。だからこそ、ページを割いてまで「異常」とは何か...続きを読むについて語られている。私はそれでも、最後までその靄を払拭できなかったけど。。。
Posted by ブクログ 2023年02月02日
突如現れたラヴちゃんとは誰なのか。
西之園萌絵はなぜこれほど毎回危機に瀕して生き残っているのか。
今回は、お嬢さんの思考が冗長だった気がするね
Posted by ブクログ 2022年10月26日
動機に納得感がないのは特に気にならなかった。すべてがFになる の時の方が「こんなのありー?」と思った。
すべてがFになるを読んだ当時より、今の方が異常や正常、常識にとらわれてない自分に気がついた感じもする
犯人については最初から予想がついたのは、私が単純だから。今回はそんなお話だった。
ただ、首を...続きを読む切った理由はわからなかった。聞けばなるほどなと納得。
Posted by ブクログ 2022年06月12日
結末を知ってしまえば、うーんとあまり納得のいかないものだったが、普通と異常の違いを上手く認識できていなかったため、真相に途中で気づくことができなかったと思う。
Posted by ブクログ 2021年11月20日
「なるべく、統一された思考に身を任せたい欲求が人間にはあるのよ」
「死を迎えるための高貴なる欺瞞を、成熟と呼ぶのだろう」
買った時は「分厚い!」と感じたのですが、
のめり込みあっという間に読むことが出来ました。
人は普遍性に他人をはめたがるけれど、その普遍性はそれぞれ個々人によって異なる。
最近...続きを読む話題になったりする「普通」って、実は一番普遍性がなかったりするのでしょうか。
Posted by ブクログ 2021年06月05日
かなり久しぶりの森博嗣。
お馴染みのメンバーが作品に彩りを与えてくれているが、物語自体はいまひとつ。
犯人の不自然な言動を「一般人にとっては不合理な行動に思えるが、特異な人間である犯人にとっては別段おかしな思考ではない」という作者にとって都合の良い論理で済ませるのは、読んでいてゲンナリしてしまう。...続きを読む
2つの殺人のどちらも動機は弱いというか、無理やりだし。
それに、クライマックスで探偵役の主人公と真犯人が格闘を繰り広げるなんて、「推理小説」としては下等な手だとしか思わないので、これもゲンナリしてしまった。
単純に物語の質としては星2つが妥当だが、金子くんや大御坊といった脇役たちが、実に生き生きと描かれていて退屈なく読破できたので、星3つにしておく。
Posted by ブクログ 2021年04月29日
思ったより分厚くて手に取った時は読み切れるか不安になりました。しかし、そんな不安も一瞬でなくなり、1日で読み終わりました。
最初から奇妙な点がたくさんあり、主人公はだれ?としばらくは思っていました。登場人物のページと行ったり来たり。なんでこの人なんだろう?と。
怪しいひとや怪しい言葉が出てきては...続きを読む消え、出てきては消えを繰り返していた印象です。
理解できる部分もあるような、ないような。
普通に見える人も、心の奥底ではこのようなことを考えているかもしれないと思うとぞっとします。
Posted by ブクログ 2020年07月31日
初読
2013.09.28
再読。これは結構流れが劇的で人間が怖い話だったのでよく覚えていた。危ない橋を散々渡ってきた萌絵ちゃんだけど、今回は本当に危機一髪でしたね。人間の本性なんて、わからない。見えている部分は、型でしかない。
模型のコアな世界が知れて面白かったです。
ただ、全体的に見て狂気的と...続きを読むいうか、ちょっと気味が悪い人が多かった。
2020.07.31