あらすじ
模型交換会会場の公会堂でモデル女性の死体が発見された。死体の首は切断されており、発見された部屋は密室状態。同じ密室内で昏倒していた大学院生・寺林高司に嫌疑がかけられたが、彼は同じ頃にM工業大で起こった女子大学院生密室殺人の容疑者でもあった。複雑に絡まった謎に犀川・西之園師弟が挑む。
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これは好みが分かれそうだけど、個人的にはS&Mシリーズのナンバーワン。
タイトルが好きにしてもOKなのも素晴らしいし、何よりも、物語のクオリティが群を抜いていると感じます。まさに、記憶を消してもう一度読みたい作品、です。
Posted by ブクログ
犯人がわかったときの意外性は少ないけれど、ある意味でどんでん返しをくらった。最後まで読み終えてもう一度プロローグを読むと、なるほど…と感心してしまった。
やっぱり森ミステリーは初速からおもしろい!特に今回はプロローグから一気に引きこまれた!犀川と萌絵や喜多とのやりとりも好きだし大御坊が個人的に1番好きなキャラクターになった。
いよいよS&Mシリーズも次でラスト。少し寂しい気がしている。
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S&Mシリーズ
第9弾
「数奇にして模型」
この700ページはなかなか重かった(長い。。。細々時間取るの向いてない、登場人物多く最初が進みにくい、一気に読むがおすすめ)
正常と異常は何が違うのか。。。
(言葉にするの難しい。。捉えるのも難しい。。でも凄くいいテーマ)
仕事やら色んな事情で土日で読む時間確保出来ず
まるッと2週間掛かった
・登場人物多い
・怪しい人が多い
・好きなキャラも多い
(大御坊安朋 だいごぼう やすとも)
※最初は、この人いる?と思っていたが
中盤以降はこの人なしでは物語が進まないぐらい
いいポジションの人でした(頭もいいし、頭が切れるのがカッコ良かった)
全く最後の結末がわからなく
9作目にして、新たなパターンがでてくるのも凄いし、犀川先生の戦うシーンとか初めてだし
周辺の国枝さん、喜多先生、金子くんなど、脇役に徹してたひと達の発言や行動が多かったのも飽きずに読めた理由です
犀川先生、萌絵以外も哲学の概念を言いたい放題で途中感覚が麻痺してきて、メモするの諦めてしまいました(どこか思い出してかきます)
名作です
S&MシリーズおすすめTOP3入りでしょう
ラスト
有限と微小のパンへ
終わったら
Vシリーズ(瀬在丸紅子)へいきたいと思います
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お姉が出てくる作品に面白くない物はない、持論である。
大御坊が犯人で退場しなくて良かった。
SMシリーズも次で終わってしまう。悲しみ。
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本のあまりの厚さに読む気が多少失せたけど、読み
始めてみるとそれも忘れてしまいました。
久しぶりの萌絵と犀川先生!
でも、読み忘れた巻があるのかと思ったほど、これ
まで持ってた二人の印象と少し変わった感じがした。
自ら事件の中に飛び込んでいく萌絵なので仕方がな
いとは言え、毎回毎回、犯人に殺されそうになり、
犀川先生がやってくる…
というパターンはどうでしょう。
犀川先生の洞察力と思考力は相変わらず素晴らしい。
何でも分類化され名前が付けられる社会で生きてる
人間にとって、常識に囚われずに思考することはか
なり難しい。
事実は小説より奇なりというけれど、想像力に富んだ
小説家の想像を超える「常識」を持った人が世の中
にはいるんだね。
一年後の筒見教授の発見が怖かった。
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シリーズ9作目。
分厚いな〜と思いつつ読み進めたらのめり込んで一気読み。
殺人事件のトリックは逆にシンプルで騙された、、、
そして今回は喜多先生や犀川の中高時代の友人、犀川研のみんなも絡んできてシリーズ作品を読み進めてきたならではの面白さが際立った気がする。
前作、前々作がいつもと違うパターンだったが、今回は原点回帰的なシリーズいつもの流れで楽しめた。
シリーズが残り一冊なのが名残惜しい、、、笑
Posted by ブクログ
2023 読書メモ
▼冒頭からネタバレ。
夏のレプリカ、今はもうない、の前2作同様に、最初に犯人っぽい対象が明確に提示される。
で、その認識をどう覆すのか?それともやっぱりそうなのか?を悩みながら読み進めていくことになる。
『次おれグー出すからな!』というジャンケンのアレである。
あまりSMの会話劇が多くはない回。しかし他の登場人物の魅力がでてくる。
▼物語の大筋
一晩に別々の場所で起きた密室殺人事件。そして圧倒的な容疑者が1人。条件的にはそいつしかいないが、明らかな犯行に及ぶか?というバイアスがかかる。
物事を説明するための理屈は、結論ありきで作られる。というあまりビジネス的には大きな声で言えないが、みんな理解しているこの世の摂理みたいなことを改めて考える内容。
仮説思考、と、結論ありきの議論。の違いは、再検討が行われるかどうか。
確証バイアスのかかりまくった仮説思考は、結局結論ありきの会議と一緒になってしまうよね、というのがこの本での感想。
一番単純と思われがちな子ども、幼い時代こそもっとも複雑で、教育や成長によって型にハマり、単純化されてしまう、シンプルになる。
だからラベル貼りすぎるのよくないな、と思った。
▼以下メモ
理解できないということは、なぜそのままにできないのか。不安だから。せめて身近なことくらいは理解したい。というMの表現。
→これこそわかったつもりの人々に認識してほしい。
コテンラジオで沢山でてくる無知の知の必要な要素。
わかった。知っている。自分が正しい。そう直結してしまうのは、自身が不安定だからに他ならない。わからないことをわからないまま放置できない、なぜ?プライド?
分類して、記号化、単純化することも同じ。思考するに楽な方に変換して、理解したつもりになって安定をもとめている。
国枝先生の、感情も思考も分類されて平均的なイメージに名称がつけられる。というやつ。
大多数の分類に漏れたものに例外、としてレッテルを貼ることでしかコントロールした気になれない。
笑う泣く怒るというパターンは、成長する過程で教え込まれる。本来の感情の複雑さは、成長過程でコントロールされて単純化される。
道徳が単純化の最たるものだ、知識のない子供や頭の悪い大人にルールを教えるための記号。まるばつ付けといたほうがバカでも教育者になれる。という国枝先生。
→ここまで沢山セリフがあった回があるだろうか笑
女の子の遊びそのものが、社会から与えられたもので、限られた狭い将来像を見せる模型。おままごとも、人形遊びも。
単純化されて、統一された思考に身を任せたい。
→まさにこの通りである。
自由な不自由というか、選ぶ余地がないほうが楽。ナッジもそんな感じ。
Sの理屈の機能は2つ。行為自体が選択や決断をする上で正当化するため。先に決定があり、後から理屈が構築されるもの。ふたつ目は他の理屈を撃退する機能。
ひとまとめに単純化された概念だけが、それを異常と呼ぶ。複雑さへの尻込み。、根拠のない幻覚。
世の中にコモンセンスと呼ばれる幻覚はどれだけあるのだろう。
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キヨトの作品だったのか、一連の事件は。
寺林の狂言(何のため?)なのか。
最後の最後に考えさせられる。
萌絵さん、わかっちゃいるけど、行動力がありすぎる。
ラヴちゃん、出生として女だよね?(萌絵さん女子校だったよな。。。)
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ミステリーではあるけど密室の謎や顔を持ち去った理由に一般的なミステリーで言うところの一般的に納得できるような合理的な必要性や感情的な理由がなく、犯人の特殊性で片付けてしまうところはなかなか。
なんでお弁当食べて箱まで洗ったんだと思ったけど、マジで食べたかっただけってそんなことあるんかいな。
どこからが異常でどこまでが正常か、その境界は認知できるか。
模型は単なるミニチュアではなく模倣する過程に価値がある。
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SMシリーズの後半も後半にきて、今作はなんだか最初を思い出すような2人のやり取りがありつつ犀川先生の活躍にキュンしつつ物語が進んでいってとても読みやすかったです。めっちゃ長いけど。大御坊なんて苗字の方本当にいるのかしら?大御坊さん好きですね。
Posted by ブクログ
S&Mシリーズ第9弾
700ページ超えだけど一気読みでした˙ᴥ˙
「正常と異常の違い」
今回もいろいろ考えさせられるテーマ。
出番が多い味方キャラって実は犯人なんじゃないかって不安になる|ω・*)。金子くん大御坊さんが退場しないでよかった。
今作の西ノ園萌絵の行動はさすがに危機感が無さすぎる。一歩間違えば殺されてた場面が何度も…。ハラハラした。
Posted by ブクログ
今回も面白かったー!これまでの誰よりも異常性が強調された犯人でしたが、作品を通しておこなわれる「そもそも異常とは何のか」という問いかけにより、単なる理解不能な存在で終わらせない構成になっているのが実に良かったですね。いろいろ考えさせられました。そしてラスト…!あれって彼も犯行に関わっていたということ?う〜ん、考察しがいがありますね!
あとミステリとは関係ないですが個人的にガンプラ好きでよく作っているので、フィギュアや模型の定義をくどくど語るようなオタク談義がかなり好みでした。
今回はシリーズ終盤ということもあってか、登場人物の掘り下げが結構あったのもよかったですね。特にこれまでミステリアスだった国枝さんの人間性が垣間見れたのが嬉しかったです。思ったより情熱的でとても魅力的でした。
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s&mシリーズの中でも長編作品。
殺人のトリックは二の次に
西之園さんと犀川くんの会話を求めている自分がいる。
次はいよいよ最終巻。
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【2024年145冊目】
同夜に起こった二つの殺人事件。一方の事件では、大学院生の女性が扼殺されており、もう一方の事件では、若いモデル女性が殺され、その遺体には首がなかった。二つの事件の容疑者として上げられたのは寺林高司という大学院生だったが、彼は二つ目の死体と同じ密室内で昏倒していた――。複雑に絡み合う二つの事件。犯人は誰で、動機はどこに?S&Mシリーズ第9作目。
再読でしたが全く覚えてなくて、綺麗にしてやられました。もう、犀川と西之園の二人とこれまでの登場人物(洋子や金子など)以外、全員犯人に思えてくるし、話が進めば進むほどトリックも動機もますます予想がつかなくなっていって、夢中でページをめくりました。
犀川先生の独特な言い回しが好きなんですが、今回は「さあ、これが念願の風だよ」が一番クスッとなりました。先生なかなかユーモア度が高い。
犯人の動機も行動も全然理解できんと思ってたら、真相が明らかになるとともにちゃんと理解できる建付けになっててすっきりしました。いや、理解ができないけど、理屈はわかった、みたいな。
本シリーズはどの作品も楽しんで読むのですが、今作はその中でもなかなかのヒットでした。
Posted by ブクログ
ここにきて現れた新キャラ・大御坊さんが良い味を出していてよかった。エピローグはもしかしてそういうことなの…?
金子くんと萌絵の共通点も発覚しシリーズの終わりが近いことをしみじみ感じたりしました…ほんとにあと1作で終わっちゃうの泣
Posted by ブクログ
今回も最後まで犯人が分からず…。
このシリーズはいつも哲学的というか、それまで見ていた世界を新しい視点で眺めることを教えてくれる。
普通ってなんだろう、とか、自分にはない趣味や価値観を持っている人がどんなことを考えているんだろう、という一端を垣間見させてくれた作品。
今までのキャラクター総出演や意外な繋がりも楽しかったし、大御坊さんみたいな性に関する自分と違ったパーソナリティやオタクと言われる(コスプレや模型への偏愛)人たちもたくさん出てきて、改めて「自分と似ているけど違うところのある人」に大して、思い込みでラベルを貼ってはいけないなと。
当時の時代背景などは詳しく調べていないので分かりませんが、今では当たり前になってきている「多様性への理解」みたいな価値観はまだまだの時代に書かれた小説だと思います。今読めばそれなりに受け入れられている他者との違いだって、当時はもっと隔たりのあったものかもしれない。
あとは、普段は安楽椅子探偵的なポジションの犀川が、こんなに活動的なのはシリーズ初めてでは?と感じた。萌絵の影響は多分に受けていると思うし、萌絵への気持ちが大きくなっていることの表れなのかも。
なんだかシリーズが終わってしまうことが悲しいけれど、真賀田四季も絡んでくるとのこと、最後の1冊を楽しみにしたいと思います。
Posted by ブクログ
とても面白かった。
シリーズの基本フォーマットに戻った感じ。犯人もわからなかった。
でもこれ、結果的に萌絵ちゃん殺人手伝ってるよなぁ。死体遺棄か、、、。
Posted by ブクログ
第9弾
大長編で、事件は複雑。同日の、そんなに離れていない時間に起こった殺人。モデルと学生、女性がひとりずつ殺される。容疑者も殴られ、密室で倒れている。関係者の範囲が狭いので、犯人の見当がすぐにつく。 でも、異常者が多くて、迷う。 喜多先生が出てくると嬉しい。 ただ、被害者が兄妹っていうのが、親からしたらやるせなかったし、Mや金子くんの家族の話も切ない。 やっぱり嫌悪感がすごい。事件のおかげで薄れているけど、敬意とか感じられないし、自分本位過ぎて苛々する。 作品が面白いから助かっている。
Posted by ブクログ
大学の実験室・模型展示会場・芸術家のアトリエという変わった場所で起きた殺人事件をいつもの主人公コンビが解決する犀川&西之園シリーズ第9巻。物語は一番怪しい人物が殺人現場で気絶しているシーンから始まり、一見明らかな彼の容疑が本当に成立するのか、を軸に描かれる。
正直トリック自体は単純だと思うが、登場人物の思考がどれも特徴的かつ病的で、それを模型やフィギュアなどの特異なモノに見立ててうまく飾っている。作中で「作る過程こそ意味があり、作られたものには興味を持たない」という思想が語られていて、これは僕たちエンジニアの根底にあるものと同じだと感じた。
Posted by ブクログ
s&mシリーズの9作目。
模型イベントの会場で首を切断された遺体が発見された。その現場は密室。さらにそこから近い大学の研究室で大学院生の遺体も見つかる。この部屋も密室。2つの事件の謎が絡み合う話。
約700ページあり読み応えがあった。
近い時間、近い場所で起こった2つの密室殺人でシチュエーションは結構自分好み。
今回は犯人が寺林だと分かった時かなり驚いた。出てきた時から多分こいつではないんだろうなぁって思ってたし、作中でも萌絵や三浦が寺林だと思ってない描写があったりで犯人候補から外してしまっていた。作中では普通に良い人というか常識人っぽく描かれていて気づけなかった。首を切断したり、上倉裕子を殺した後に弁当を食べたりという普通ではあり得ない犯人像が寺林にマッチしなかった。こっちの先入観で寺林以外の誰かだと思い込んでしまった。そこが寺林の怖いところ。本人の感覚だと首を切断したのも弁当を食べたのもごく当たり前だというところが怖い。歴代の犯人の中でも1番怖いなって感じた。サイコキラー感がある。
あとは金子とラヴちゃんの関係も驚いたし萌絵は何回殺されかけるんだって思った。犀川が来てくれたて本当良かった。個人的に大御坊のキャラがとても好き。
いよいよs&mシリーズも次がラストで読むのがすごい楽しみ。
Posted by ブクログ
S&Mシリーズ第9作目
模型交換会場の公安会でモデル女性の死体が発見された。死体の首は切断されており、発見された部屋は密室状態。同じ密室内で昏倒していた大学院生・寺林高司に嫌疑がかけられたが、彼は同じ頃にM工業大で起こった女子大学院生密室殺人の容疑者でもあった。複雑に絡まった謎に犀川・西之園師弟が挑む。
最後まで誰が犯人なのかが全くわからなかった。というのも作中で犯人ならこんな行動しないのでは?という行動が散見され、登場人物も犯人を犯人でないと考えていたからだ。さらに冒頭で2つの事件のうち1つは自分がやっていないことが語られていたからもう片方の犯人でもないと錯覚していた。
密室トリック自体はとても簡単なものだった。動機については共感できないが、作品を通してその動機について語られるため、まぁそういうものかとなんとか理解した。
今作の面白かったところはキャラクターの立て方だった。国枝先生の人柄や会話もすごく楽しめたし、金子もよく活躍していた。個人的には前作で金子は西之園との関係があったからどうなんだろうと思ってたけどまさかの着地。ちょっぴり残念かも。笑
肝心な犀川と西之園の掛け合いも最後にドキッとさせられるシーンが入ってきたので満足した。
最後に読者によって解釈が変わるような描写があった。タイトル通り「好きにしてもOK」ということなんだろう。
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長かった。
長かったけどいつもよりオチがパッとしなかったような、、、、
森博嗣の本じゃなきゃ読めなかったなぁ。
でも、なかなかの中弛みありでした。
そして、あまりにも発展しなさすぎる男女関係に飽きてきたのもある。笑
ラストの解説で、昔の森博嗣はオタクだった。っていうのを読んで。
あー!だからやたら恋愛観がオクテ。
そして、発展しない。
それがちょっとマンネリしてきてるのかもなぁ。
どの道次がこのシリーズ最終らしいので、どうにかなるとは思えないけど、それならいっそのこと恋愛なしでススメた方が良かったよなぁ、、、
#森博嗣
#そろそろ終わる
#分厚い
#中弛みあり
#恋愛の発展が遅すぎる
#なくてよいのでは?
#苦手そう
#オタクだった説
#漫画描いてたんだ!
#なんかそんな内容といえばそう見えるかも?
#次で最終
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な、長い…。
2つの密室が出てくるがハウダニットではなくホワイダニット。密室でトリックが使われた可能性は早々に否定され、論理的に考えると犯人は一人に絞られるが、動機が最後まで不明となる。
結局のところ犯人自体は自供の通り寺林だったと思うが、被害者のキヨトが事前に送った手紙の内容がエピローグにつながっており、キヨトも自ら手を貸していた(もしくはキヨトがコントロールしていた)節もある。余白が多く気になる。
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すべてがFになるから始まるシリーズの9作目。同日に2個所で殺人がおき、たまたま死体の横に倒れていた人物が容疑者となる。誰が彼に罪を擦り付けようと、こんな手の込んだ密室殺人を企てたのか!?真犯人は誰だ?!
はい、まさかの倒れてた人が犯人でした、、なんじゃそりゃ。エピローグには伏線が貼られており、そこからは読者の想像にお任せするオープンエンドスタイル。
Posted by ブクログ
今作はちょいと犯人が猟奇的過ぎてあまり好きになれなかった…。文量も700ページを超えてきてもはや1日を使って読んでいた。次がS&Mシリーズ最終作なので期待したい。
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最後のところで犯人わからなくなったよ!
寺林と上倉が犯人とのことだったけど
結局、兄貴が妹を殺したのか??
モヤモヤする終わり方!!
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「正常」と「異常」の違いは何か?
例としてリンゴの皮むきが挙げられていたけど、なるほど、確かに視点を変えるだけで、それは奇妙なほど「異常」だし、それは甚だ「正常」だ。
この作品は「正常」というバイアスを取っ払って考えないと、最後までもやもやするなと思う。だからこそ、ページを割いてまで「異常」とは何かについて語られている。私はそれでも、最後までその靄を払拭できなかったけど。。。
Posted by ブクログ
突如現れたラヴちゃんとは誰なのか。
西之園萌絵はなぜこれほど毎回危機に瀕して生き残っているのか。
今回は、お嬢さんの思考が冗長だった気がするね