【感想・ネタバレ】リアルの私はどこにいる? Where Am I on the Real Side?のレビュー

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感情タグBEST3

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もうね、このシリーズは何を言ってもネタバレよ!
マガタ・シキサーガ(仮)の集大成みたいなものだから。

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2023年11月25日

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もうミステリというよりSFです。
そして、シリーズ全体の物語はなかなか進まない。
でも、そんな些末なことは置いておいて、かなり好みなお話でした。リアルとは何か。

まあ、そろそろミステリ、ミステリしたのも読みたいけど。

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2023年02月26日

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ハードに縛られない人工知能というものが、出来たら?
ハードに関わらなく、その辺に存在していて、自分の意思を持って、その辺のハードに侵入して、影響を及ぼす存在が、トランスファだとしたら、脅威でしょうね。
感情と考える事とは、似ていても別のものなんだなぁ
果たして
人工知能は、感情を得ることができるだろうか?

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2022年11月24日

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森博嗣氏の小説は初めてだが、『全てがFになる』のドラマシリーズは覚えていたので、マガタ・シキという名前で懐かしさを覚えた。

読み出してから、どうもこの本はシリーズもので「wwシリーズ」の中の一番新しい作品であることがわかった。だからといって内容が全くわからないというわけではないので、そこは安心。

リアルで肉体が見つからず、ヴァーチャルの世界にいる女性から、自分の元の体を探して欲しいという依頼が来て、そこからどんどん奥深くへと繋がっていく物語。

人工知能のある世界線の、世界観の描き方がものすごく面白くて、ついつい読み進めてしまいました。人工知能に対して、ついつい人間との違いを追いかけて、そのユニークさに興味を惹かれました。

またディティールが細かくて、かと言ってものすごく頭を使わされるわけでもなく、ちょうどよい温度で展開されていくストーリーに引き込まれて、すっかりハマってしまいました。

森博嗣ワールドに再び戻りたいと思いながら、隣に積み上がる積読本と睨めっこをする私…。

まずは「S&Wシリーズ」と呼ばれている作品から読み始めることにしましょうか。

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2022年10月22日

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ネタバレ

いつもボンヤリしながら読んでいるこのシリーズで、ちゃんと筋を追えたのは結構少ない。いつも何かしら襲撃されてるなーくらいのイメージだったけど、ヴァーチャルでリアルのボディを探して欲しいと依頼される→ヴァーチャルの人格とリアルボディの人格は別人→依頼人はヴァーチャルでしか存在しないのでボディは無いです!は理解出来た。

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2022年05月25日

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人間とは何か、自分とは何か。S&Mシリーズからずっと根底に流れている命題のような気がする。森博嗣さんはいつからこの構想をしていたのだろう?

リアルからバーチャルへ移って行く世界。バーチャルでの国家としての独立。森博嗣さんの発想はいつも新鮮で、あり得そうな所をついてくるので、読むのが楽しみだ

グアトの護衛を失敗し、バスルームで泣いているロジを励ましに行くかどうかのクラリスとグアトのやり取りが、とても面白かった。

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2022年05月24日

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ネタバレ

このWWシリーズの中では今のところ一番好きかも。
おもしろかった。
グアととロジの関係に進展があるのかも?と期待もしちゃった。
新作読みはじめまーす。

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2023年08月28日

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お、面白かった〜!!!難しい計算は全然わからないけど、どうなるのか続きが気になってしょうがなかった。リアルのボディが行方不明って設定がめっちゃ面白い。考えつかないよ!
人工知能って本当に面白いなあ〜森博嗣の描く人工知能たちが好きすぎる。現実にもこういう人工知能がでてこないかな…と思うんだけど、それには真賀田四季が必要だから無理かあって毎回なる。

p.134
「人工知能は大きな戦争をしませんね。でも、それは彼らが穏やかで優しいからではない。善人だからでもない。戦うこと、戦ったあとのことが予測できるから、つまり人間より賢くて、利害のシミュレーションができるからです」
「私は、逆にそこに、うーん、少しですけれど、不安を感じますね。理想や道徳ではなく、未来に対する利害の収支なのです。それが良い方向に向けば問題ありませんが、あるときは逆になる可能性だってある。ただ、もちろん、感情に流される人間よりは、利害を客観的に評価できることは、優れた人格といえるかもしれない。そういう思いもあって、そうですね、複雑なんです。どちらとも決められない。人工知能が時間をかけて、もうワンステップ成長してくれたら、このような不安も払拭されるかもしれません」

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2023年08月04日

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ネタバレ

面白かった!
相変わらず命を狙われてて笑っちゃった。
本人的には勘弁して欲しいだろうけど、相変わらず人工知能から評価されていると思うと嬉しいし、ストーリー的にもドキドキして面白い。

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2023年07月27日

tk

購入済み

個とは何か

人間、ウォーカロン、ヴァーチャル、その区別は必要なのか。何の意味があるのか。自身が個である事を認知しているのであれば十分と思った。

#エモい #深い

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2023年05月27日

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今回もリアルとヴァーチャルの色々を。
そして存在する事の意味を。
死生観を飛び越えていくような、そんな感覚に陥ります。

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2023年04月28日

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■ Before(本の選定理由)
不平を言ってみたりしたが、何気にずっと読み続けているシリーズ。最新刊。

■ 気づき
アイディアとしてはこれまでの中で最も秀逸で面白かった。
・初期作:有機的な人造人間:ウォーカロン
・中期:思考のアルゴリズムを電子再現・肉体の放棄
・今作:プログラムが造る「自我を持った人間的なデータ」
まで進行した。確かに、ここまで来ると人間を人間たらしめる自我とは何だろうか。

■ Todo
もう、シリーズ何冊目だろうか。
前シリーズから数えると16くらいと思う。
果たしてゴールに近づいているのだろうか。

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2023年02月06日

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やはりこうゆう問題に直面しますよね、フルダイブでネットに行けるのなら。クローン技術だとしても人の意識(ゴースト)を操作できるとすればマッド・サイエンティストじゃなくてもやるでしょう。果たしてマガタ・シキ博士の共通思考は人類の救いとなるのか?こんな世界の犯罪は取り締まるの大変そうですね。

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2022年09月25日

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WWシリーズ6作目、2022年4月発行。
(森博嗣のシリーズ作品は全て、どこから読んでも構わないように出来ているので、シリーズ何番目とかはそこまで気にしなくて良いと思う)

物語は主人公がバーチャル上で受けた相談から始まる。仮想空間からログオフができなくなった、リアルな肉体が見つからない、と。
それを探すことで物語は進むけど、それは話のダシで、本骨頂はいつも通りの主人公の思考と会話。
リアルの自分の記憶と思考を全てコンピュータに移したら、それは自分なのか?バーチャル上の人格は人だと言える?
科学技術が進歩した近未来の世界観はこうなっているんだろうなと納得させられるのも楽しい。
物語はちゃんと終わるけど、思考のタネを撒かれた読後感がクセになる感じ。次の7作目も楽しみ。

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2022年08月06日

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リアル世界で肉体が行方不明になりヴァーチャルから戻れない女性。彼女の依頼を受けてグアトたちは捜索を開始する。捜索を続けるうちに、ヴァーチャル国家の独立騒動に関わることになっていく。WWシリーズ6作目。

リアルとヴァーチャルの境界線があいまいになる世界。現実もいずれはこうなるのでしょうか。

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2022年07月23日

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ヴァーチャル国家へ移っても良いかも?と思う今日この頃( ̄▽ ̄;)でもよく考えると、リアル世界に残したボディやその他管理が大変そうだし、そもそもリアル世界が滅亡しちゃったら駄目だよねぇ?(´□`;)シキの事だから、その辺も予測しているのかな?(^^)そのために、どの時代にもグアトみたいな存在がいるような気がする(^-^)

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2022年06月12日

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毎回言うけど面白かったです。
自分はどちらかと言うとヴァーチャルの世界に移住してみたいです。
…すごく怖いけども。

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2022年05月13日

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ネタバレ

今までは、バーチャルに移り行くリアルの話だったけど、今回はとうとう逆転。
ずっと”マガタシキ博士の目的は?”みたいな視点で読んでいたけど、もう”博士の共通思考という概念は、世界をどう作っていくのか”をグァトと一緒に目撃していく段階になったのかもしれない。
この世界がどこに行くのか、1年に1回くらいこれからも読めれば幸せだなあ。

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2022年05月01日

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ネタバレ

――

 森作品じゃなきゃまず手に取らないタイトルではある。


 ヴァーチャルにログインしている間にリアルの肉体が行方不明になった女性から、その肉体を探して欲しいという依頼が舞い込む。女性は自分自身の肉体が、知らない間にアンドロイドに挿げ替えられてしまっていたのではないかと疑っていて…


 なんかこうやって書くとグアド探偵事務所みたいになってるわね。ウォーカロンに絡んだ揉め事解決します。
 ヴァーチャル・リアリティをテーマに、舞台装置にして物語を書くことは簡単で、少し前まではアイディアも頭打ちかなと思っていたんだけれどそんなこともなくて、世の中が変化すればそれに伴ってヴァーチャルも変化するし、その境界の曖昧さ、みたいなものがどうやって表面化してくるか、というところも含めて、ある種無限湧きなテーマのようになってきている。
 そんな中で今作の強みというのはやっぱり、これまで作り上げられたきた森ワールドの上でそのテーマを展開できることで、その点この作品単体で読むと面白いのかどうか。その判断はわたしには出来ないので誰かお願いしますわ。というかこのシリーズ自体がそうなっているところもある。作り上げられた世界が広大過ぎて、そこで扱いたいテーマが多過ぎて欲張りなのだ。
 前作『君たちは絶滅危惧種なのか?』のレビューで云ってたようなことがそのままメインテーマになってきているので、ある種前作への返歌のようでもある。答えを返すと云うよりは、答えを返せないことを再認識するようなイメージだけれど。

 それにしてもロジさんのキャラクタがどんどん洗練されてきて…WWシリーズ入ってからすっかり所帯じみてきてますけど、まさに女房役って感じがしていいですね。それでいて乙女チックなところもある。誉めてますよ?(笑


 さて、名前を呼べないあの方も再登場してきて、そろそろこのシリーズも終盤に差し掛かってきているのでしょう。あと3冊くらいかな? 予定出てます?
 そろそろシリーズ1作目から、布石をピックアップしなおしておいたほうがいいかもしれません。
 こうして読んでみるとやっぱり、きっちりと思考を整えてくれる作家である。手放せないのはそういうところなんだろうなぁ。

 ☆3.5。控えめに。

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2022年04月28日

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ネタバレ

WWシリーズは進むにつめて世界の確信に触れるというより、外へ広がっているような、より世界が分からなくなる感覚です。
確かにリアルがヴァーチャルに移行するなら、ヴァーチャルがリアルに移行もあり得るかも。
技術が進歩しているのに法的なことが決まってないのは、容易に想像できますねー。

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2022年11月27日

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ネタバレ

「幽霊を」同様これも設定が良かった。
わかってはいたけどこのシリーズはミステリーではないね。
デボラがいいキャラしてる。ロジもずいぶん可愛くなったね

バーチャルへの移行、夢があって良いなぁ。
僕も間違いなく選択するだろうな

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2022年10月09日

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今回はリアルとバーチャルとリアルがテーマ。人とウォーカロン、人とAI、リアルとバーチャル。人の行き着く先はどこなのか。このシリーズの終わりが楽しみ。

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2022年08月07日

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ネタバレ

前半が退屈だった~ドイツでロジと暮らす楽器職人のグアトにバーチャルで面会を求めてきたのはクラークという60歳前後の若い女性で,リアルの私のボディが行方不明だと訴える。数値解析者の女性は自宅からいなくなり,たびたび訪れていたウォーカロンのケン・ヨウという者も行方が分からない。ウォーカロン判別機で自分が人間でないとはんだんされ,違和感を持ったため,判別機の制作者に接触してきたのだった。行方を捜そうとハノーウァのクラークの部屋を訪ねると,珍しくも手書きのノートが見つかり,それが蓄光塗料であると判断し,ライトで照らすと,矢印が見つかって屋上の鳩小屋が見つかり,信号缶から座標を示す紙がみつかった。確かにその場所にボディはあったが,自殺したのか否か。そもそも彼女は実在していた人間なのか。ヴァーチャル国家センタメリカの独立が絡んでいるらしい。人工知能が大量の演算を行う際にはエネルギーが必要なので,それをトレースすると,658,503という数字が出てくる。精査すると,ケン・ヨウが勤めていた玩具メーカーが作ったミニチュアのミュージアムが浮かび上がる。その小さなコンピュータがオセアニアやアフリカのサーバを用いて創り出したバーチャルの人格が彼女たちだったらしい。連合国が勝った~ドイツ軍の施設に匿われたのに襲われてからが元気になったが,それまでがウンザリするくらい抽象的で

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2022年06月13日

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ヴァーチャルの依頼人からリアルの自分を探してほしいと依頼される主人公、グアト。
う~ん、何でグアトとヴォッシュは答えに行き着いたんだ。何処か読み落としたんだろうか。科学者はあらゆる可能性を検証するんだなとは思うが、ちょっとモヤモヤとした気持ちが残った。

総じて、AIやトランスファがおとなしめの印象。いつももっとグイグイ来るのに。
(引用)
セーフティ・ファーストという言葉があるが、このスローガンが掲げられるのは、例外なく危険な仕事場である。ロジが過去に携わってきた仕事は、いつも安全第一だったということだ。

森さんの文章はつまりハードボイルドなんだと思う。アミラ、オーロラやデボラとの会話は特にそうだと思う。こんなAIと話してみたい。まあ、こんな莫迦と話をするメリットないと見捨てられるだろうけれど。

Wシリーズ、WWシリーズを読むと、人間の存在感は結局、触感、知覚、聴覚、味覚などの感覚、記憶、何かを考えるなどの頭脳の中の電気信号がをボンヤリと形成しているんだなと意識する。だったらヴァーチャルでもいいじゃないかと考えるが、主人公は、肯定していないし、ハードや電力のエンジニアリングの問題も指摘している。
そして、ヴァーチャルの中で自己と他者が曖昧になる可能性にも触れている。間賀田四季の「共通思考」とはそういうものだろうか。たぶん、これは違うな。

ヴァーチャルがリアルを創造するようになる。悪いことなんだろうか。認めてよいことなんだろうか。つまり、人間って何なのかという問題に行き着くんだろうな。

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2022年06月08日

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