【感想・ネタバレ】リアルの私はどこにいる? Where Am I on the Real Side?のレビュー

あらすじ

ヴァーチャル国家・センタアメリカが独立した。南米の国や北米の一部も加え一国とする構想で、リアル世界とは全く別の新国家になるという。リアルにおける格差の解消を期待し、移住希望者が殺到。国家間の勢力図も大きく塗り替えられることが予想された。
そんなニュースが報じられるなか、リアル世界で肉体が行方不明になりヴァーチャルから戻れない女性が、グアトに捜索を依頼する。

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Posted by ブクログ

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いつもボンヤリしながら読んでいるこのシリーズで、ちゃんと筋を追えたのは結構少ない。いつも何かしら襲撃されてるなーくらいのイメージだったけど、ヴァーチャルでリアルのボディを探して欲しいと依頼される→ヴァーチャルの人格とリアルボディの人格は別人→依頼人はヴァーチャルでしか存在しないのでボディは無いです!は理解出来た。

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2022年05月25日

Posted by ブクログ

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このWWシリーズの中では今のところ一番好きかも。
おもしろかった。
グアととロジの関係に進展があるのかも?と期待もしちゃった。
新作読みはじめまーす。

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2023年08月28日

Posted by ブクログ

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面白かった!
相変わらず命を狙われてて笑っちゃった。
本人的には勘弁して欲しいだろうけど、相変わらず人工知能から評価されていると思うと嬉しいし、ストーリー的にもドキドキして面白い。

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2023年07月27日

Posted by ブクログ

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今までは、バーチャルに移り行くリアルの話だったけど、今回はとうとう逆転。
ずっと”マガタシキ博士の目的は?”みたいな視点で読んでいたけど、もう”博士の共通思考という概念は、世界をどう作っていくのか”をグァトと一緒に目撃していく段階になったのかもしれない。
この世界がどこに行くのか、1年に1回くらいこれからも読めれば幸せだなあ。

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2022年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

――

 森作品じゃなきゃまず手に取らないタイトルではある。


 ヴァーチャルにログインしている間にリアルの肉体が行方不明になった女性から、その肉体を探して欲しいという依頼が舞い込む。女性は自分自身の肉体が、知らない間にアンドロイドに挿げ替えられてしまっていたのではないかと疑っていて…


 なんかこうやって書くとグアド探偵事務所みたいになってるわね。ウォーカロンに絡んだ揉め事解決します。
 ヴァーチャル・リアリティをテーマに、舞台装置にして物語を書くことは簡単で、少し前まではアイディアも頭打ちかなと思っていたんだけれどそんなこともなくて、世の中が変化すればそれに伴ってヴァーチャルも変化するし、その境界の曖昧さ、みたいなものがどうやって表面化してくるか、というところも含めて、ある種無限湧きなテーマのようになってきている。
 そんな中で今作の強みというのはやっぱり、これまで作り上げられたきた森ワールドの上でそのテーマを展開できることで、その点この作品単体で読むと面白いのかどうか。その判断はわたしには出来ないので誰かお願いしますわ。というかこのシリーズ自体がそうなっているところもある。作り上げられた世界が広大過ぎて、そこで扱いたいテーマが多過ぎて欲張りなのだ。
 前作『君たちは絶滅危惧種なのか?』のレビューで云ってたようなことがそのままメインテーマになってきているので、ある種前作への返歌のようでもある。答えを返すと云うよりは、答えを返せないことを再認識するようなイメージだけれど。

 それにしてもロジさんのキャラクタがどんどん洗練されてきて…WWシリーズ入ってからすっかり所帯じみてきてますけど、まさに女房役って感じがしていいですね。それでいて乙女チックなところもある。誉めてますよ?(笑


 さて、名前を呼べないあの方も再登場してきて、そろそろこのシリーズも終盤に差し掛かってきているのでしょう。あと3冊くらいかな? 予定出てます?
 そろそろシリーズ1作目から、布石をピックアップしなおしておいたほうがいいかもしれません。
 こうして読んでみるとやっぱり、きっちりと思考を整えてくれる作家である。手放せないのはそういうところなんだろうなぁ。

 ☆3.5。控えめに。

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2022年04月28日

Posted by ブクログ

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WWシリーズは進むにつめて世界の確信に触れるというより、外へ広がっているような、より世界が分からなくなる感覚です。
確かにリアルがヴァーチャルに移行するなら、ヴァーチャルがリアルに移行もあり得るかも。
技術が進歩しているのに法的なことが決まってないのは、容易に想像できますねー。

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2022年11月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「幽霊を」同様これも設定が良かった。
わかってはいたけどこのシリーズはミステリーではないね。
デボラがいいキャラしてる。ロジもずいぶん可愛くなったね

バーチャルへの移行、夢があって良いなぁ。
僕も間違いなく選択するだろうな

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2022年10月09日

Posted by ブクログ

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前半が退屈だった~ドイツでロジと暮らす楽器職人のグアトにバーチャルで面会を求めてきたのはクラークという60歳前後の若い女性で,リアルの私のボディが行方不明だと訴える。数値解析者の女性は自宅からいなくなり,たびたび訪れていたウォーカロンのケン・ヨウという者も行方が分からない。ウォーカロン判別機で自分が人間でないとはんだんされ,違和感を持ったため,判別機の制作者に接触してきたのだった。行方を捜そうとハノーウァのクラークの部屋を訪ねると,珍しくも手書きのノートが見つかり,それが蓄光塗料であると判断し,ライトで照らすと,矢印が見つかって屋上の鳩小屋が見つかり,信号缶から座標を示す紙がみつかった。確かにその場所にボディはあったが,自殺したのか否か。そもそも彼女は実在していた人間なのか。ヴァーチャル国家センタメリカの独立が絡んでいるらしい。人工知能が大量の演算を行う際にはエネルギーが必要なので,それをトレースすると,658,503という数字が出てくる。精査すると,ケン・ヨウが勤めていた玩具メーカーが作ったミニチュアのミュージアムが浮かび上がる。その小さなコンピュータがオセアニアやアフリカのサーバを用いて創り出したバーチャルの人格が彼女たちだったらしい。連合国が勝った~ドイツ軍の施設に匿われたのに襲われてからが元気になったが,それまでがウンザリするくらい抽象的で

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2022年06月13日

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