【感想・ネタバレ】君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

兎に角このシリーズが好き。
特に今回は好き。
こうなる予見はあったけど好き。
結局森博嗣さんが好き。

1
2023年07月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

WWシリーズ、第七作。森先生の作品で生々しいなぁと初めて感じた。これはとても衝撃的なことだと思う。ここに来て、気になるキャラクタがまた出てきた!笑 マガタ・シキ博士が実現しようとしている「共通思考」が今作で具体的に示された。それはいろんなところで見聞きしたことがあった、人類の最終到達点のようだ。
後は急展開(?)で幕を閉じた『君夢』—— WWシリーズの終着点、マガタ・シキサーガ(仮)は今後一体どこへ向かうのだろうか…。

0
2024年05月12日

Posted by ブクログ

SF。WWシリーズ7作目。
このシリーズを読むのは約3年ぶり。
前作を一冊飛ばしてしまったことに、読み始めてから気付く。
グアトとロジの会話が魅力のシリーズという印象だったが、今作は凄かった。
百年シリーズ、Wシリーズ、WWシリーズとセットで、SF作品としてもっと評価されるべき。

0
2024年04月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっと読み終えた。
予想がついていた方が多い中、私はことの真相に全く気付かずに素直に驚き素直に楽しめた。
ロジの告白に泣きそうになったほど。

これは最終巻っぽいですね。
寂しいけれどとてもうれしい。

おめでとうございます。

できれば元の名前に戻って終わって欲しかったな(終わりだとするならね)

0
2024年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コロナ禍後書かれた、ウィルスを題材にした今作。なかなか面白いぞ、と読み進めていく。結果、すごく面白かったんだけど、最後本当にびっくりした!そうきたか!という感じ。
考えてみれば予想出来たんだけど、私は勝手に、この時代の人達はそういう接触をあまり持たないのかなと思っていたので驚いた。特にこの二人にはそういう雰囲気がない、と思い込んでいた。地の文で接触はなかったと記憶している。
だから母という重要人物が出てきたのか!とか、なるほど体調不良ってそういう!という怒涛の納得で、今まで1番衝撃的な巻だった。

0
2023年08月30日

Posted by ブクログ

「そう、間違ってはいない。うん、でもね、正しくしたいとか、間違いたくないとか、そんなことはどうでも良いんだね、この際」
「何が大事なのでしょうか?」
「いや、それがわからない - 自分を納得させることは、難しいね」

『彼女の最大の能力は、技術に関する先見性だといわれている。しかし、その意見は、見る角度が少しずれているのではないか。マガタは、未来を予測したのではない。彼女が未来を作ったのだ。だから、彼女が予測したとおりになるのは、むしろ当然のことだった。』

「人類が存続する価値を、博士はどうお考えなのでしょうか?」
「簡単なことです。生きることに価値があるのではなく、考えることに価値がある、との認識に立脚すれば、すべての矛盾はなくなります。ヴァーチャルで生きようとしている人たちは、生きようとしているのではなく、考えようとしています。そうではありませんか?」

0
2023年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

森博嗣さんのwwシリーズ最新刊。
帯には「感染経路、潜伏期間、治療方法、すべてが不明。完全なる未知のウイルス。ロジが感染した新種のウイルスがもたらす、人類の新たな局面とは。」

wシリーズからこのwwシリーズまで、いつか現実はこうなるのだろうと思うほどリアルな世界観(実際ヴァーチャルの普及具合を見ると片足を突っ込んでいると思う)

wシリーズからwwシリーズは格闘シーンが多く、それだけでも楽しめるが、今回はマガタ・シキの登場シーンが多く、そうすると必然的に本質を突いた会話が多くなり、テンポも良く、とても面白かった。

ラストの展開も面白いが、百年シリーズ好きとしてはとても興奮する過程だった。

ぜひ、百年シリーズからwwシリーズまで読んで欲しい。

0
2023年05月08日

Posted by ブクログ

「あれ? きっと、そういう話だよね……」っていう序盤から加速して「ですよね(甘々)」っていうゴールまで全力疾走。キャラ萌え的な意味では最高。
伏線も回収祭りで、時折、本を閉じて息継ぎしないと気絶しそうでした。
そのおかげで、読むのに異常に時間がかかってしまいましたね。
あれ?これが最終巻だっけ??

0
2023年04月16日

Posted by ブクログ

無茶苦茶面白い!その面白いと思えるのが、一番初めの「すべてがFになる」から全作お付き合いしているからだ、と勝手に解釈しているのは、単なる長年の森博嗣ファンの自己満足だとわかっているけど。あと、この作品は恋愛小説でもあるのかも。そのあたりの悩みをトランスファと会話するところが俊逸の出来。

0
2023年04月16日

Posted by ブクログ

なんとなくオチは予想できて、ロジとグアトのやりとりをニマニマしながら読んだ。
未来はこうなるのか?と期待と恐さを抱きながら読めるこのシリーズが好き。ただの一読者なのにシキが登場するとドキッとして、彼女の思考を理解したいと必死になってしまう…

0
2024年02月29日

Posted by ブクログ

まったく未知の新種ウィルスに感染したロジとグアト。新種ウィルスをめぐる動きに2人は巻き込まれていきます。
WWシリーズ7作目。

マガタ・シキの再登場で物語が大きく動くとともに、ロジとグアトの2人も大きな転機がやってきます。

0
2024年01月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ついに、「共通思考」を理解した…気がする。あくまでも自分の中で納得しただけではあるが。

大衆心理のような大きなうねりを、システム化するということ。しかも選ばれた知性のみで、その知性は「夢を見る」ように個を生み出して増えていく。増えた知性がさらに大きな「共通」の大きな流れを作り、それが一つの意思となる。途方もないことだ。

大衆心理は、実体はないのに確かにそこに「在る」。共通思考もきっと、存在できうるのだろう。

と、浅はかながら理解したつもり。

0
2023年11月25日

Posted by ブクログ

このシリーズ、淡々とした語り口と温度の低い主人公で、あまり感情を揺さぶられるタイプのお話ではないが(そのクールな世界が心地よい)、本作はちょっとグッと来た、というかホッコリした。最初は、こういう話かな?と想像したが終盤までで、違うのか〜と思い直したら、最後やっぱりそうだった!という展開でなおさら。一つの区切りのような気がするが、続きは読みたい。

0
2023年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだるっこしい~ロジの体調が芳しくなく,日本に帰って検査を受けることになった。ウイルス感染だと判って,キョートに住む専門家であるロジの母・スズコが詳しく調べることになったが,どうも,ロジはその身を狙われているらしい。グアトの感染が判明し,マガタ・シキを名乗る拉致者も現れた。本物のマガタ・シキと共通思考について話し合う機会も持て,ウイルスは人々に老化をもたらすことも判ってきた。フスが生殖を可能にする新細胞の予約受付を始めるとアナウンスしてきたが,マガタ博士はフスの破綻を予言すると,世界各地でフスの不正を暴くための捜査が始まり,ドイツへ帰ってきたグアトを追い掛けて来たロジは,子どもを産んで母に預けてきたと明かす!!~グアトは身に覚えがないのか!

0
2023年08月01日

Posted by ブクログ

今までの巻からすると、だいぶ話が進んでしまった感じがあって、
予想外の展開だった。
「え、いつの間にそんなことになっているの?」というのもあるし、
こういう展開があるっていうことは、そろそろ、このシリーズも
最終巻に近づいてきているのかな、と思うところもある。

0
2023年07月25日

Posted by ブクログ

遠い世界に憧れて進み続ける最中、ふと故郷に帰りたくなることがある(マインクラフトやってる時に良く感じた)。
ノスタルジーと呼ぶものかもしれないが、なぜ人は過去に思いを馳せるのだろうか?それがすでに失われたもので喪失がノスタルジーを引き起こすのか?
必ずしもそういうパターンばかりではない気がする。
った別の可能性を夢見てるのだろうか。今はもうそうなり得なかった別の「私」に対する思いなのかもしれないな。

0
2023年06月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

グアドとオーロラの、ロジの母についてのやり取り
「ピアノって…あのピアノ?」
「他にどのようなピアノをご存知なのですか?」
の森節にシビれるw

とうとう2人の子供が産まれました。おめでとうございます。胎児がある程度育ったら体外へ出して外で育てるの画期的だわ〜望む人望まない人もいるだろうけど、現代でもそれ選べたら良いのに。

0
2023年06月12日

Posted by ブクログ

心地良い読書体験。
なんかもう、事件とかなんとか、瑣末なことに思えてきて、登場人物のやり取りや、主人公の感情なんかを楽しむような感じ。
まだ、続くのかな?

0
2023年06月05日

Posted by ブクログ

ウイルスの効果については、最初から分かった。なぜ分かったのか分からないけど、そうだろうなと。なんでだろう?

それよりもロジの真賀田四季博士に対する嫉妬が微笑ましかった。グアトにとってはそれどころじゃないだろうけど。

今回の一番の謎を最初から気が付いてしまったので、グアトの検討外れっぽいところを楽しめた。

それにしてもグアト、それは言ったらダメでしょう。

0
2023年05月29日

Posted by ブクログ

wwシリーズも7冊目。wシリーズが10冊だったから。そろそろ終盤かも。
グアトとロジの結婚がサラッと触れられる。カウンセリングの女医が再登場。ロジの不調ってそういうことじゃないのと思うが、そういうことは起こらない未来が舞台だった。

(引用)
マガタ・シキは、もちろんそのメリットもデメリットも十分考察しているはずだが、天才ではない僕は、どうしても不安を感じてしまう。ロジの抵抗も、結局はその不安が原因だ。動物が持っている本能的な感覚だろう。

イヤ~。グアトの鈍さに読者皆が呆れたと思う。森先生、こういうギャグをシレッと入れてくるんだもんなあ。ロジはかなりキャラが変わったなと思う。前は、ハードボイルド一辺倒だったもの。

ロジが未知のウイルスに感染したことから、このシリーズお決まりの襲撃場面。そして、マガタ・シキからの接触。
「共通思考」。手塚治虫の「火の鳥」やアーサー・クラークの「宇宙の旅」シリーズを思い出した。だが、人格の集合体が共通思考ではなく、共通志向が人間やスーパー・コンピューターやトランスファーに影響してくるという。う~ん、凄いなと思う処と何が凄いんだと思う処。兎も角、覚えておなくちゃ。

ふと、何故マガタ・シキはグアトを選んだんだろうと考える。オーロラやクラリスも皆、グアトに接触してくる。羨ましい。そういう立場だったから?
マガタ・シキ「貴方は、興味深い人。きっと私になるでしょう。あなたは、私でもあるのよ」
どういう意味なんだろう。

グアトがロジとトランスファーのクラリスの喧嘩を心配しているのが可笑しかった。人工知能って喧嘩するのかな。人工知能って人格あるのかな。

次巻は登場人物も増えるんだよな。今から面白そうだなと期待を膨らませている。

追記。
(引用)
「私たちは、何者でしょうか?どこから来てどこに行くのでしょうか?」(略)
「その答えを、皆さん、あなたも、私も、考えて、問い、答える、一緒に、ずっと、いつまでも、そして、これが生きることなのだと、やっとわかるかもしれない。今まで、なにもかもが、わからなかった。今も、わからないことばかり。でも、考えている。そうでしょう。」
この文章を胸に刻んでおこうと思う。

0
2023年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いよいよ共通思考の話になってきて楽しい。真賀田博士が登場するとなんかこう、背筋が伸びるというか、一言一句聞き逃さないようにしなきゃと思ってしまうな。

0
2023年05月13日

Posted by ブクログ

――

 鈍いな、難しいな、頑固だな、自分勝手だな、意味がわからない、何なのこれは、どうしてそうなるの、ああ、もういいかげんにして、いつまで続くの、どうだっていいのに、変なことばかり……、泣きたいくらいでした


 WWシリーズ7作目にして、これは大転機。そろそろこのシリーズも締めに向かっているのだろうな、という感じで、ならではの登場人物にドキドキさせられながら一気に読んだ。
 とても面白かったのは、多分これは意図的に、物語の核心というか今回の大オチ的な部分がなんとなく読者にはある程度予想できるようになっていて、そしてそれをロジやスズコが認識していることもなんとなく解って、それでいて、グアドはそのことに気付かないだろうことも(登場人物を含めた)全員がなんとなく解ってしまう、という構造的なジョークとも云えるものが、ある意味コミカルに、筋金として全体に通っているところ。
 グアドが気付かない、という下手をすれば御都合主義的になってしまう部分もしかし、これまでの実績 (?)があるからそりゃ気付かないよね、となっていて、まぁやきもきさせられる。本当にWシリーズとWWシリーズのラブコメ感たらないわね。
 おめでとうございます、の☆4.2。

0
2023年04月27日

Posted by ブクログ

ようやく文庫の最新刊まで追いついた!
新種ウィルスと聞くと、どうしても現実世界のパンデミックを思い浮かべちゃうけど、予想通りだった〜おめでとう!!

ジュラとミチルが出てきてびっくりした。今後も出てくる?真賀田四季とはどういう関係になってるんだろ?年代が違うけど、兄弟じゃんね?
共通思考についてはさっぱり理解できないけど、夢を見ることでみんな同じような考えを持つとかそういう…?そんな単純じゃない…?続きを待つしかない。
あ、妊娠出産については、現実でもこうなればいいのに〜!と思った。母子共にその方が安全な未来、いいな〜来ないかな〜。

0
2023年09月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

共通思考について少し具体的になる巻

またロジの妊娠&出産も出てきた。
グアトは高齢だし、死ぬこともなくなって性欲などもなくなったのかなと思っていたので意外だった。

ロイディとミチルがシキの元にいるのは感慨深いなぁ。
次巻も楽しみ。

0
2023年06月11日

「SF・ファンタジー」ランキング