森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「どうして、世の中には、あれほど筋の通らないことを平気で主張できる人間がいるのだろうか。
こちらから、理由を尋ねても、なにも答えない。都合の悪い場合には、ただ声を大きくして叫ぶだけ。感情で、すべてを押し切ろうとする。まるで、自分たちの感情が正義だと言わんばかりである。これだけ、法治国家、自由主義が発展した現代においても、人間の精神は昔のまま、貧しいままではないか。」
「え、そんな大事な本を、捨てちゃったんですか?」
「大事なのは、書かれている文章です。それは、もう読みましたから、メディアは必要なくなりました」
「メディア?ああ、本のことですね」
「あれが、子供の頃から大嫌いだった。
だから -
Posted by ブクログ
「相田家」という森博嗣のほぼ自伝らしい。
世間からは少し変わり者のような紀彦(森博嗣)の両親が駈落ちをして、紀彦と妹が生まれ、その子供たちがそれぞれ自立し家庭を持ち子供が生まれ、年を取った両親が亡くなるまでの話。
特別なことは起こらないけれど、一つ一つのエピソードが独特で微笑ましい。
世間体を全く気にせず、合理的に生きているけど、実は愛情深い相田家の人たち。ドラマのようなほのぼの、ベタベタした関係じゃなく、それぞれが自立した大人で互いを尊重しつつ依存しない親子関係が潔くてよかった。
親の介護や実家の処分、お葬式のあり方などもものすごく参考になった。
世間の常識にとらわれず、自分の家族の在り