あらすじ
βと名乗る教祖をあおぐ宗教団体の施設・美之里。調査に訪れた探偵・水野は加部谷恵美たちと偶然の再会を果たす。つかの間、フィルムでラッピングされ棺に入れられた若い女性の美しい全裸死体が発見された。あちらこちらに見え隠れする真賀田四季の影。紅子が、萌絵が、加部谷たちが近づいた「神」の真実とは。
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Gシリーズ第8弾
宗教団体の施設「美之里」にて、フィルムでラッピングされ棺に入った女性死体が見つかる。
ついに天才・真賀田四季が出てきて物語が動いてきた感じ。ラストのエピローグにもゾクゾクしました。
様々なキャラの繋がりが明らかになった回。
水野(赤柳)にはびっくり
というかあなた誰だ?( •᷄⌓•᷅ )
・保呂草さんにアクセントで気づかれる(θは)
・保呂草さんとはかなり昔からの友人(λに)
・紅子さんと25年前から知り合い(ジグβ)
・船でご一緒した(θは)
え、もしかして…
当たってたら嬉しい˙ᴥ˙
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【あらすじ】
芸術家たちが自給自足の生活を営む宗教施設・美之里。夏休みを利用しそこを訪れた加部谷恵美たちは、調査のため足を運んでいた旧知の探偵と再会を果たす。そんななか、芸術家の一人が全裸で棺に入れられ、ラッピングを施された状態で殺されているのが発見される。見え隠れするギリシャ文字「β」と、あの天才博士の影。萌絵が、紅子が、椙田が、時間を超えて交叉する―。ついに姿を現した天才博士。Gシリーズ最大の衝撃。惹かれ合う森ミステリィ。
【感想】
久しぶりの休暇に集まった加部谷、雨宮、山吹、海月。そして、あの探偵と偶然の再会を果たす。これにはわたしも驚いた。そして、この事件の舞台となった美之里がまた異様な村というか生活区域で、芸術家が住んでいるからか何だか世間ずれした空気を醸し出していた。そんな中で事件が起こってしまい、その事件自体もまた異様そのもの。何だか気持ちが悪いなと思ったら、なんとその近くで真賀田四季の人形が見つかる。そこから、どんどん事件も謎も深まっていき、読むスピードも俄然上がっていった。懐かしい人物も登場し、本当に楽しく読み進めることができた。読み終えるのがもったいなかった。
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なんだか久しぶりのGシリーズ。
作中でも年月が経っていて、加部谷さんと一緒に色々と思い出す。そうだったそうだった。雨宮純の実は切れ者のところが好きなんだった。山吹さんの容赦ないツッコミが好きなんだった。海月くんのこの物言いが好きなんだった。
少しずつ、前進しているような印象を受けたけれど、どこまで進もうとしているのかがまだ分からないので、どれだけ前進したのか、それとも実は前進のための停滞や後退だったのか、分からない。このなんとも言えない置いてけぼり感。これが、たまらない。
久々にあの女性が出てきて、読んでいて頭がふわふわしました。すべての物言いが、素敵。
ラスト数行は、数回読み直すほどに衝撃的でした。え、どういうこと、え、まさか、え、そういうことなの?と。さらりとこういうことをしてくれるから、森博嗣という人は本当に。もう。
Gシリーズでは犯人が誰かが明かされることが少ない中、今回は割としっかりと犯人についての推論とその動機についてが書かれていて、それもまた新鮮でした。あら優しい。と思ったり。
でも、違いますね。森博嗣はずっと以前から優しくて、それをどういった形で見せるかのヴァリエーションが人と比べて多いだけ。本質を見せるプレゼンテーションが、たまたま今回は分かりやすい形だけだったということ。彼の作品を読むと、ひとというのは、本来複雑で矛盾したものになっているのだなと感じます。その上で、取捨選択をしていっているのだと。
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Gシリーズ第8弾
ジグβ(ベータ)は神ですか
大学時代から3年後ぐらいの世界
社会になってる加部谷、雨宮
助教授になってる山吹
w大学にいった海月
そしてそして
准教授になってる萌絵
瀬在丸紅子、佐々木おばさん、椙田、水野
犀川先生以外はほぼ登場する豪華さであり
美之里で起こった不思議な事件と真賀田四季の
80年後の未来が、多く語られると転換点になるような作品でした。
大人の会話と面子で繰り広げられる思想は
心地の良く、期待値が膨らむ膨らむ
そして、これが書かれたのは2013年
今までS&M、V、四季、G含めて、現代に凄く近づいた感じがしました。
⭐️4.0
次は第9弾
キウイγ(ガンマ)は時計仕掛けへ
もう少しで未来の時系列がでてくるのかな
楽しみだ
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Gシリーズ第8作。前作から3年後の話。β(ベータ)と名乗る人物をあおぐ宗教団体の施設で、フィルムでラッピングされた女性の遺体が発見された。見え隠れする天才・真賀田四季の影。果たして真賀田四季は事件に関係しているのか。
天才・真賀田四季の登場により物語が大きく動き出す本作。今までのGシリーズに感じたモヤモヤがある程度解消されます。
S&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズ、百年シリーズ(2作目まで)を先に読まないと、Gシリーズの面白さは激減すると思います。
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うっすら覚えてたけど、それでも面白かった〜!
読み始めてすぐに赤柳さんの正体がわかってスッキリするし、真賀田四季が目の前に現れたかのような後半はドキドキしっぱなしだし。
犯人やトリックにもやられた〜って思った。そのへん全部綺麗さっぱり忘れてたから、多分初読の時と同じくらい楽しんで読んでたと思う。
紅子さんと睦子おばさま、どっちも好きだから登場してくれて嬉しい。
終わり方もうまいな〜!最後の真賀田四季のセリフ、すごくない?天才怖い。
Wシリーズも届いたし、読んでいくのが本当に楽しみ!
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いきなり時が進んでいて、もしかして、間を飛ばして読んでしまったか?と、焦りました。
大人になったメンバーが奇妙な殺人事件に遭遇し、推理するというもので、今までと比べると、中途半端ではなく、きちんと終わりました。
今までの話はやっぱり一連の事件であの人が関わっているらしいと思った本でした。
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なんか勢揃いって感じでしたね。そこが醍醐味みたいな所もあるんですけど。大変面白かったです。読んでいて楽しいという感情も感じていました。面白い作品は面白いと感じるだけですけどそこにプラス楽しいという気持ちを感じたのは久しぶりの本でした。
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時間が経ったなーみんなもう働いてる時間軸に飛んでいる
赤柳さんマジか笑
そして真賀田四季、最初に館長の名前出てきたときにもしやと思ったけども
後半は真賀田四季出てきそうでハラハラした
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Gシリーズ8作目。
話の中でどえらい時間経過があったから、最初は一冊飛ばして読んだのかと焦った(笑)刊行年数が経ってたんですね。
加部谷ちゃんが大人になったなーというのが第一印象。その点山吹さんや海月くんは変わらない。大学にいると時間の流れがゆっくりになるのかな。
後半は久しぶりにハラハラした。四季降臨か?!と思ったわ。
そして登場紅子さん。相変わらずカッコイイなぁ。睦子叔母さまとのお茶会、読んでいて楽しい。この二人は親族になる予定なんかな?って、犀川先生が結婚とか全然イメージわかないけど。
四季がやろうとしていることが徐々にキャラクターたちに明かされているのがドキドキ。
多分これが百年シリーズやWシリーズに繋がるんだよね。
早く読みたい!!とりあえずGシリーズとxシリーズを読まなきゃだけど(笑)
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森さんの作品は本当に面白い。奥が深くて、不思議で、なんとなく感じているけど、ふわふわ掴めない気持ちをすっと言葉で表現してくれる。あ、こう思ってたんだって気持ちに輪郭を持たせてくれる。今回もそう感じる瞬間がたくさん有って。まだまだ真賀田四季の謎も深いままです。
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ここにきて、はっきりと四季さんが。。。久しぶりのGシリーズ面白いなー。つか紅子さんは四季さんのやろうとしていることを察している?そういった意味だと四季さんに一番近いのは紅子さん?
それにしても山吹さん博士課程2年でドクタ取得には驚いたw
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Gシリーズ第8作。
そろそろ物語も大詰めなんだろうか...。
前作から3年経ち、海月以外はみんな社会人になったようだ。山吹が2年で学位取得というのには驚いたが...。国枝先生にさぞしごかれたことだろう。
今回も事件は現実にありえないような状況で起こるのだが、作品を読み進めていくと、こんな事件もひょっとしたら現実に起こるのではないかと思ってしまうのがおそろしい。森ワールドの魔法なのか。
今回は特に人間関係に興味をそそられ、またS&MシリーズやVシリーズを始めとする、過去の森作品を改めて読んでみたくなった。もしや、Gシリーズはこれまでのシリーズを読ませるための森博嗣の陰謀なのでは...などというくだらない妄想をしてしまったが。
真賀田四季博士も色濃く感じたし、あのご婦人方二人がご対面と、なかなか楽しめる作品だった。解説の黒岩さんも冒頭で書いているが、最後のシーンは衝撃的。
しかし、赤柳初郎の正体がますます興味深くなってきたな...。
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楽しみにしていた新刊。
あーもーなんでこの世界はこんなに確立していてこんなに素敵なんだろう。死体の状況、ジェーンさんの存在、某博士の影、そしてめぐみちゃんを中心とするメンバーの掛け合い。どれをとっても良かった、ほんとによかった。直前のαに心がしびれすぎたので、そういう意味で★-1
Posted by ブクログ
読み終えるまでかなりの時間がかかったな…。
久しぶりすぎて、何だか色々忘れてしまっていた気が。
相変わらずの会話のセンス。
読んでいて本当に楽しいです。
でも私、犀川先生が出てこないと駄目みたい。寂しい。
やっぱりミステリィではないよね。
いや、元々このシリーズはミステリィとして読んでないから問題ないんだけど。
Posted by ブクログ
Gシリーズ第8弾。
前作を読んでからだいぶ経っちゃったなぁと思ってたら加部谷達も社会人になっててビックリした。
他のシリーズとは違い一冊ずつがあまり独立してないというか、話としては完結してるけど、全体が見えない。まだ見えない。水野こと赤柳は誰なんだよぅ。他のシリーズの誰かなんだけどまだ掴めない…
紅子の古い知り合いだからVシリーズの誰かかなぁ?水野が差し出した片手を紅子は両手で触れてる。って事は結構ただの知合いって感じより仲が良かったのかなぁと思うんだけど、そうなると紫子ちゃんか練無?でもなんか違うんだよなぁ。その後で水野は、お会いした事がある、知合いというほどではありませんって言ってるし…。あの二人だったらもっと仲良かったし。じゃぁ違うのかなぁ?もぅわからん。
他シリーズも全部読み返したいぐらいだけど、膨大過ぎるからはやく全体掴めないかなぁ。
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G8
宗教団体の施設に入ったきり会えなくなった娘を取り戻して欲しいという依頼を受けた水野は取材と称して施設に入り込む。
加部谷たちは山吹の伝手で夏休みをしにきている
依頼主の娘が棺桶にラップぐるぐる巻きで発見される
棺桶をベッドにしている入信者の話を聞いた水野はその女性に会いに行くが、なんだかその人は真賀田四季みたいで…
紅子さんも登場して、佐々木叔母さんと対面して…だんだんと人間関係がわかってきた。
水野の正体も、保呂草のことも。
しかも犯人は四季(と見せかけた何者か)に操られた佐羽だと思ったら、まさかの父親。
やっぱり要らないんだよなあ。
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3
Gシリーズ8弾。βと名乗る教祖をあおぐ宗教団体施設美乃里で起こる殺人事件を巡る話。加部谷が卒業し社会人になっている。ジャーナリスト水野涼子=赤柳、保呂草、紅子、萌絵、四季も登場。被害者の父隅吉重久の企業グループが美乃里に融資しており、エピローグで、メキシコ海岸で重久が四季=β?=神?に心酔し生贄として捧げたと見られる。シリーズの謎解明が楽しみ。
Posted by ブクログ
お久しぶりの紅子さん、嬉しかった~
真賀田四季が本当に現れたのかと思ってドキドキしながら読んだ。
ラストの一文が衝撃的すぎて数秒間固まりました。ちょっと鳥肌たった。
Posted by ブクログ
なんだろう。初期作品のやうに楽しめなくなったなぁ。イラつくキャラばかり、と言うか際立ったわかりやすいキャラが登場しなくなったせいかな。幻影を追いかけてばかりのお話。