【感想・ネタバレ】ゾラ・一撃・さようならのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2018年04月17日

「ミステリ」に分類したが、この本の主眼は
ミステリ成分にはない、と思う。
割と早い段階で犯人分かるし(^ ^;

それよりも、ハードボイルドで洒脱な
登場人物達の会話を楽しむのが心地よい。
古き良き「探偵小説」という感じ(^ ^
ピート・ハミル的な?(^ ^

森氏の文章は、リズム感がものすごく強調...続きを読むされている。
平常部分はわりとゆったりとしたテンポで、
珍しくウキウキするシーンではアップテンポになり、
最後の空港に向かうシーンの激しさがあって、
最後の虚脱した「無音」のシーンがとても生きる。

もちろん、登場人物の魅力や校正の緻密さなど、
森氏らしいきっちりとした作風は健在。
その上で、「すべてがFになる」で見せつけられた
「天才の脳内の回路のつながる速さ」に通ずる
リズム・テンポの自由自在さが心地よい。
「読んでて気持ちいい」一冊でした(^ ^

文庫版巻末の杏さんの解説もグッド(^ ^

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年07月27日

【あらすじ】
気儘な探偵・頸城悦夫のもとに舞い込んだ、謎に満ちた美女からの依頼。それは「天使の演習」と呼ばれる古い美術品を、彼女の母のために取り戻すことだった。頸城は「天使の演習」の在り処を探ろうと、引退した大物タレントに近づく。だが、彼は世界的に有名な伝説の殺し屋・ゾラに命を狙われていて…!? 洒...続きを読む脱でスリリング、ちょっぴりほろ苦い新感覚のハードボイルド!

【感想】

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Posted by ブクログ 2017年04月17日

地の文がとても好き、この世界観にどっぷり浸かりたい。ゾラが誰かっていうのは鈍いわたしでも察しがついたから、ミステリとしてはアレなのかもしれないけど、この本の面白さはもっと別のところにある!

5年ぶりくらいに森博嗣の小説読んだけど、やっぱりいいなぁ。

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Posted by ブクログ 2014年06月10日

軽めで読みやすい、分量も少なめのお話。
相変わらずキレキレの会話、文章でやっぱり面白い。
メインディッシュのくだりは目から鱗でした…。

天使の演習!!と、思わず反応してしまいますが、登場人物がリンクしているのかはいまひとつわからず。
シリーズになったら面白いだろうなあ。

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Posted by ブクログ 2012年05月11日

どうも、人間という生きものは、満足を求めすぎるのではないか。癒される時間、リラックスできる時間を求めすぎる。優しさや静けさを求めすぎる。しかし、本当にそれらがそんなに大事なのだろうか。もっと不安定な、もっとどきどきするような時間の方が実は大切なのではないか。そんなことを、考えたりする。






...続きを読む
翌日は土曜日。週末は、仕事をしないことに決めている。特に、仕事よりも面白いことがあるときは、しないことに決めている。これは、平日でも同じだ。






子供の頃、学校へ行っている頃は楽しかった。ううん、もっと小さいときは、もっともっと楽しかった」
「何が楽しかった?」
「えっと、わからない。覚えていないわ。何だったんだろう。でも、一日がとても楽しかった。楽しかったことだけは覚えているの」
「大人になるとね、つい、何が楽しかったのかって、分析してしまうんだ」


「そう。僕は車を運転するのが好きだけれど、どうして好きなのかなって、理由を考えてしまう。それで、エンジン音が好きなんだ、この空冷の音じゃなければ駄目なんだって、どんどん拘っていくんだよ。本当は、ただ、ぼんやりと楽しいだけなのにね。そうやって、理由を探してしまうから、自分を限定して、突きつめていく、追いつめていく」
「考えすぎなのね?」
「誰でも、きっと考えすぎだと思うな」








早朝、目が覚めると、ベッドで本を読むのだ。理由をきいたら、太陽が出ているのだから、使わないともったいない、と笑った。


調べものをして、それを自分なりに整理し、誰が読むともしれないのにレポートを作成する、そんな地道な作業が僕は好きだ。






なにが起こっても、地球は止まらない。時間も止まらない。
何一つ終わるものはない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年07月13日

リピート率高め★

探偵のもとに美女からの依頼。。。

殺し屋ZORAに狙われた政治家兼タレントから
母の大切なものを取り返して。


天使の演習
森作品にはたまに出てくる宝飾品。


かつてパリでのアバンチュール(本気かも)の末に
依頼主の母の手から離れたそれを巡り明らかになる
過去の因縁と、切な...続きを読むい思いで。

こうゆう大人の恋愛は好きだな。。
変に恥ずかしくならないし、あったら良いなと思う。

切ない別れと所詮アバンチュールなのに本気になっちゃう
しょうもない性を混ぜ込んだ大人ミステリー。

小説なのにドラマを見ているように情景が流れ込んでくる
後半は特にすき。

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Posted by ブクログ 2015年01月30日

森博嗣によくある、回転の早い会話が楽しめる。
もう、その点に関しては最高!

ストーリー、ミステリーの方に関しては特に...かな

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Posted by ブクログ 2013年07月23日

他のシリーズのアノ人が?!
とか思ったものですが・・・

ま、短くまとまっていて良いとは思いますが
なんとなく矛盾がないか?
ま、暇なときにもう一回読み返してみようかと思うレベル

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Posted by ブクログ 2013年04月13日

森博嗣氏ってもっと無機質で概念的な作品しか書かないと思っていたのに、よい意味で予想を裏切るカジュアルなハードボイルド的内容だった。
一気読みできるぐらい面白かったけど、主人公が必要以上にもてすぎるのはちょっといただけない。

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Posted by ブクログ 2012年09月07日

正直、ここで終わっちゃうの?!って叫ぶお話。
なんか舞台やら映画やらを観てる感じで、うん、まとめたよね。って感じ。
不満と言えば不満なんだけど、そのまま文句につなげられるかと言えば出来ない。
ファン故もあるし、作品自体の質的なものもある。
でももう少しボリュームがあってもいい気がする。

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Posted by ブクログ 2011年08月20日

正直、森博嗣の短編単発モノは入り込めない事が多いのだが、『天使の演習』というシリーズ絡みの単語に惹かれて購入。

冴えないおっさんが主人公で、読み始めは“今回も外れか…?”と思っていたのだが、志木真智子が登場した途端、話に彩が出て、主人公も活き活き?(笑)

ゾロの正体は途中で何となく勘付いちゃうけ...続きを読むど、それでも最後まで飽きずに読める一冊だった♪

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Posted by ブクログ 2011年04月19日

ミステリー要素はあまりないかな・・・

探偵物? ミステリー? 恋愛?
どれでも当てはまるし、どれにも当てはまらない・・・
ただ、読みやすかった☆

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Posted by ブクログ 2010年10月11日

レトロモダン調な語り口の探偵小説。どことなくレトロな雰囲気を感じさせつつも、実は現代劇。主人公のひょうひょうとした語り口がなんとも小気味いいです。主人公のまわりの女性たちの扱いがちょっと中途半端なのが残念かな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年11月02日

2010/8/21 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2017/10/31〜11/2

森さんの単発もの。とは言え、しっかりと森作品らしいキャラクターがたくさん登場。とても切ない物語だった。続編はあるのだろうか。

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Posted by ブクログ 2019年10月30日

ハードボイルド系な話。天使の演習ってどこかで聞いた事あるような気がするなぁと思っていたらあれだ、エンジェル・マヌーヴァだ。他にも他作品との繋がりを感じさせるワードがあり森先生の作品を知っている人ほど楽しめる作品ではある。オチはわりとわかりやすかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年11月29日

ハードボイルドと銘打たれているが、少々物足りない。
ミステリィとして捉えても物足りない。中途半端な作品に仕上がってしまったのが残念である。
然し乍ら、登場人物の描写や心象はいつも心打たれる。
さて、本作ではシリーズ外の作品であるが、S&Mシリーズ7作目の「夏のレプリカ」で登場したキャラクタが...続きを読む登場する。
大きな伏線ではないが、その登場人物が知りたいようであれば、そちらを読んでおくといいだろう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年05月21日

天使の演習と聞いて保呂草さんを期待してしまった。色んな作品とリンクするエンジェルマヌーヴァ。
主人公は意外に普通のひとだった感。
いつもありえないくらいの天才ばかり見ているせいかほっとします。
結果的に女性に翻弄されてフラれちゃったお話。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年05月07日

珍しく一人称。
割とゴリゴリ恋に翻弄されるメンズ主人公。
そしてまた天使の演習。
いつか保呂草さんにたどり着いたりするんだろうか?

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Posted by ブクログ 2017年10月10日

殺し屋と刑事の話。最後の終わり方が、なんとも言えない。読み終わったときはなんだこれ!と思ったが、後々になってからあれはあれで良かったのか…という気持ちにさせられた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年12月08日

再読。
会話と比喩が洒落てるハードボイルド。そう、海外物でも、ハードボイルドって割とこういう結局事件の真相は明確にはされない本ってある。比喩で言えば、ドレスの色の喩えで「竹輪の白い所みたいな色」みたいな比喩が面白かった。
一読目は「天使の演習」の登場に驚いて他作品との繋がりばかり考えて読んだけど、二...続きを読む度目は割とフラットに読めた。
そういえば、赤座都鹿って名前、別シリーズの犬の名前、都馬の馬を鹿に入れ換えた名前って事なんだろうか。他のシリーズとの繋がりを示す? それにしてもあまりにもあんまりなネーミング(笑)。

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Posted by ブクログ 2014年11月20日

森氏の作品はわりと読んでいるので、知っている名前がちらほら出てきてるなぁと思いました。
なんか言葉遊びがあるんじゃないと思ってるんだけど、うーん。。

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Posted by ブクログ 2014年04月12日

雰囲気がお洒落。
登場人物が魅力的で、ただの会話が面白い。
物語に物足りなさは感じるものの、非常に楽しめたことは間違いない。

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Posted by ブクログ 2013年12月27日

ハードボイルドな作品。
ミステリ的な要素もあるけれど、そこは重要じゃない感じ。
あっさりした雰囲気だけど、個性ある登場人物たちが彩りを加えている。

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Posted by ブクログ 2012年10月21日

最近ほのぼのと心にしみる作品ばかり読んでいたので、高校時代から読み慣れているはずの森さんのサラっとした文章が新鮮でした。たんたんと無駄のない文なのに、ハラハラするところはちゃんとハラハラ出来る。そういうところが好きです。

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Posted by ブクログ 2011年11月04日

天使の演習がここにも!
これは本編(S&M、V)の時系列で言うと、どの辺に入っているのだろうか?ケータイ電話にGPS機能がついてて、ってことは、わりと最近の設定だろうという事はわかるんだが。
その辺から疑ってかからないと、あっさり騙されてしまう可能性もあるわけで。

それとも、名前が共通して...続きを読むいるだけで、特に関係のない世界?

ミステリィ的なオチは途中で読めたけど、オチがバレることと面白さはイコールではないという森博嗣の言葉は正しいですね。あくまでも、ミステリィとしてのオチは面白さの一部分。それ以外が面白ければ問題なし。

しかし、会話の方も本編に比べるとちょっと鋭さが足りない気がした。解説を書いてる杏みたいに、森博嗣を今から読み始める人にはちょうどいいのかも。

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Posted by ブクログ 2011年09月21日

いろいろとすっとぼけた感じの自称ハードボイルド小説。ボリュームも味付けもかなりあっさりしている。
ハードボイルド苦手で森博嗣が好きな人は楽しめるかも。

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Posted by ブクログ 2011年07月18日

これも繫がっているんですね。
エンジェルマヌーヴァと
これをめぐる人物関係・時系列の全貌を
早く知りたいです。

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Posted by ブクログ 2011年03月16日

森氏の作品には時々懐かしいキャラクタが出てきて、ますます虜にされる。すべての作品が共有されてるというか、森ワールドはやはりすごい。

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Posted by ブクログ 2011年02月19日

森博嗣ファンとしては読んでおきたい一冊だけれど、内容的には驚くべきところはないかな。相変わらず知的な会話のやりとりが心地よい。

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Posted by ブクログ 2010年12月03日

良くも悪くも森先生の本。
ミステリとしての謎解きをしたい人にはオススメしない。
森先生の書く文章が好きな人にはたまらないと思う。

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