森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2011.03.10
『リプレイ』を読み終わって、あまりの壮大さになんとも言えない余韻が続き、次読む本は軽いものがいいと思った。何かないか何かないかと本棚を探しながら、こういうときは土屋先生の本がぴったりなのだけれど、既読のものばかりだった。
ふと手に取った『工作少年の日々』。数ページ読むと所々でくすっと笑える。これはなかなか・・・!と思い読み始めた。
しかし、軽い部分があるものの、途中で手を止めて考えることもしばしばだった。
- 僕から見ると、世間の多くの人たちは、とても複雑な生活をしているように観察される。いろいろな例外を作り、いろいろなしがらみに囚われる。そういった雑多なことに対して、丁寧に一つずつ対処していると、だんだん生活が重くなって、最後には自分が飛べなくなるんじゃないだろうか。 -
なんだかなー。
私にとって、森さんのエッセイって、読むといい。
村上春樹の小説みたいに落ち着く瞬間がある。 -
Posted by ブクログ
小説家になる気などさらさら無かった私ですが、森氏の作品が好きなので、購入して読んでみることにしました。
森氏の「小説家という職業」の遍歴、森氏なりの「小説家という職業」に対する見方 (そういう意味では、タイトルに偽りはありませんね)
小説を書き、職業とするためのノウハウを記した本ではありませんが、そんなことよりもっと大事なことが書かれていると私は思います。
これから小説家を目指すべき人には必読でしょうし、小説家を目指さない人も、職業人であれば読んで損はないかもしれません。
最後に大変なめた話で申し訳ありませんが、小説を一度書いてみたいな、とこの本を読んで思いました。 -
Posted by ブクログ
うわあ・・・。短編集なめてました。
森博嗣さんはもう長編だけでなく短編集もすべて読みつくそうと思った瞬間です。
衝撃のラストという言葉がふさわしい。
そしてVシリーズ全部読んでない人はまだこの本読むべきじゃないです・・・泣
まあ嬉しいネタバレです。
最初と最後がこうつながるなんて!おどろかされっぱなしです。
毎回新鮮な気持ちで読める森ミステリ。リンクがわかったときの「ああ!」っていう感じがあるからやめられません
短編なだけあって、殺人事件はひとつもでてきません。
日常のなかの不思議な出来事を、ちょっとした話題にしてみんなで推理しあうはなしが大半なので、いつも推理小説を推理しないで読む私も、じっくり考えながら読みました。
といっても解答がわかったのは「どちらかが魔女」だけだったのですが(^^;)
森さんの作品の登場人物がすきな人には絶対にオススメな本でした。とくに国枝先生ファンには必読書です 笑 -
Posted by ブクログ
例によって森氏の「シリーズ外作品」。
もの凄く複雑な構成の「実験的小説」。
登場人物6人の、モノローグだったり
客観だったりの短い章が積み重なり、
一つの「本筋」ストーリーが進んでいく。
またコジマケン氏のイラストがふんだんに入り、
何というか絵本のようなマンガのような
不思議な読書感。物語を読むときに、
かなりこのイラストに引っぱられて
キャラクターを理解しようとしてしまう。
舞台は、とある大学。
そこの教職員たちの中で、ナイショだが
実は夫婦だ、という人が一組いる。
その中で起きる連続殴打事件。
最初はケガをする程度だったが、
とうとう死者まで出る。
警察が介入してくる中で、
徐々に浮かび上がる複雑な人間関係。
事件の流れだけ追うと深刻そうだし、
とにかく時間軸も視点もくるくる変わり、
決して「読みやすい本」ではない。
これを、軽妙な文体とコミカルなイラストで
ぐいぐいと読み進めさせるのが凄い(^ ^;
途中で、もしやこの人が犯人だ、という
「意外性」を狙ってるな、というのは読める。
が、最後に森氏ならではのどんでん返し。
久々に「あ、そう来たか」感を味わえた(^ ^
とにかく不思議で面白い作品。
一読の価値はありますぜ(^ ^ -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
かつての日本では、多くの少年が何らかの工作をしていた。
しかし、技術の発展で社会が便利になり、手を汚して実際にものを作るという習慣は衰退し、既製品を選んだり、コンピュータの画面上で作業することが主になった。
このような変化の過程で失われた、大切なものがある。
それは、ものを作ったことのない人には、想像さえつかないものかもしれない。
「ものを作る体験」でしか学べない創造の領域、視覚的な思考、培われるセンスとは何か。
長年、工作を続けている人気作家が、自らの経験を踏まえつつ論じていく。
[ 目次 ]
1章 工作少年の時代(最後の工作少年;TVゲームとパソコンの登場 ほか)
2章 最近感じる若者の技術離れ(心配する能力;理科離れとは? ほか)
3章 技術者に要求されるセンス(コツとは何か;どうしても必要なセンス ほか)
4章 もの作りのセンスを育てるには(なにもかもがつまらない?;楽しさは自分で作るもの ほか)
5章 創作のセンスが産み出す価値(作品の価値;ほかにはないもの ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]