【感想・ネタバレ】議論の余地しかない A Space under Discussionのレビュー

あらすじ

「正解とは、真実とは、本人が最も納得できる仮説にほかならないのです」(『地球儀のスライス』より)。著者が撮影したスタイリッシュな写真に、小説からの引用とメッセージをクロスさせた、「森ワールド」を立体的に堪能できるフォトエッセィ。なくしてしまった時間と、忘れてしまった気持ちに出会える1冊。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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Posted by ブクログ

名言集。
森作品はミステリーとしてだけでなく、文章を楽しむ作品としても優れている。
何度も読みたい一冊。

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2015年09月24日

Posted by ブクログ

再読2冊目。この本は作者の著作から文を切り出してコメントと写真を追加した文集。巻末には糸井重里さんのコメントあり。
これは実際に目で見ないと良さはわからないので個人的お気に入り文を一つ引用。
「天才は計算をしても答えを出さない。彼らは計算式そのものを常に持っている。我々は答えしか持たない。これが天才と凡人との差です。」
ーなににつけても、反対か賛成か、好きか嫌いか、を決めようとする。どうして決める必要があるのか。反対の時も賛成の時もある。好きなところも嫌いなところもある。ありのままに受け入れることがなぜできないのか。つまりは煩わしいから、決めてしまいたいのである。

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2012年03月05日

Posted by ブクログ

改めて森氏のセンスが好きだと思った。
シンプルにテーマを伝えてくれる感じがすごく好き。
タイトルも大好き。
解説の"森先生は"消費の達人"にかなり納得。定期的に読んで視点を柔軟にしたくなります。

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2012年01月05日

Posted by ブクログ

久しぶりに森博嗣を読むと、頭の中にミントの葉っぱを散らしたような気分になる。
そうそう、こういう気分が味わいたかったんだ。新鮮なんだけど、どこか懐かしい。
そういうわけで、定期的に森博嗣を読まないと、私が私じゃないような。
きっと、すべて、幻想だろうけれど。
森博嗣という人に興味のないひとには、何の意味もないであろう本著。歴代の小説の中から、格言のようにして一節が抜き出される。そこに付随する、彼自身が撮った写真。つけられるタイトル。短く付け加えられたコメント。それに価値を見いだせないのであれば、この本の意味はなくなってしまうと思う。それでも、いい。
不思議な立ち位置にある本だと思う。

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2011年10月05日

Posted by ブクログ

森博嗣の作品から言葉を集めて写真とタイトルをつけた本作。
なかでも、「『素直に』『慌てるな』『怖がるな』」は、わたしも先生に言われたことのある言葉で、個人的に心に残っています。
この3つはすごく汎用性のある言葉であり、手順なんですよね。
他にも心に残る言葉がたくさん見つかる本です。

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2011年07月18日

Posted by ブクログ

これまでの森作品からの抜粋一言集。
迷いない一言一言が深くて、重くて、単純で、簡潔。
鞄に忍ばせておきたい一冊。

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2011年06月19日

Posted by ブクログ

何度でも読める。
常に些細な言葉の端々を思考していないと、こういう議論には至らないと思う。
下手な哲学書よりも身近な言葉で、頭の奥にあるもやもやを吹っ飛ばされる感じがする。

ページいっぱいに載った写真も、所謂「きれいなもの」とか「珍しいもの」ではなくて「あっ、あれをこう撮ったのか」というなんだか気持ちのいいわけわからなさである。

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2010年10月07日

Posted by ブクログ

何となく銀色夏生みたいなテイストを感じるけれど。
本人が撮影した写真に、これまでの作品から抜粋された文章に、一言コメントつき。
過去、全て読んでるモノの筈なのに、こう集められると、また新鮮。

読んでいて、「あー好きだなー」って思う文章が、『すべてがFになる』。
やっぱり森博嗣作品で、これが一番好きみたい。
『女王の百年密室』も同じくらい好きだけど、この本中にはなかった。

猫の椅子が表紙にあるけど、猫は出てこない。
<『黒猫の三角』からの抜粋はあるけどね

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ほとんど写真なのですぐに読めるかなと思ったら、
文字を追ってる時間よりも、
写真を見ている時間よりも、
考えている時間が長かった。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

本書は、いろいろな本から切り出された意味深長な言葉にちょっとした著者の意見、感想を付け加えたものである。各ページごとの風景にのったそれらの言葉は、読者を、ある時ハッとさせ、ある時覚醒させ、またある時麻痺させるような妖しさを持つ。なかなかおもしろかった。

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2018年10月23日

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森博嗣のフォトエッセイ。自身の著作からの引用文と短い解説がついていて、読んだことのあるものもそうでないものも楽しめる。ぐさっとくる言葉やあまり理解できない言葉もあった…持っていたい一冊。

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2013年05月12日

Posted by ブクログ

森博嗣さんの撮影した写真と、小説の引用をクロスさせた「フォトエッセイ」。自分の好きな言葉、見逃していた言葉が写真と、作者の解説や一言とともに掲載されています。
小説の中で見つける自分の好きな言葉の欠片とはまた違う印象を受けるのが、映像の面白いところです。
引用すると、「引用の引用」になってしまうので、省略しますが
脚が速いこと、記憶力が優れていることなどは、機械や道具などの手助けによっていくらでも補える中で、人間の真の価値とは「研ぎ澄まされた思考」だけだという『有限と微小のパン』の引用が特にお気に入りです。

自分の思考がすっとまとまる瞬間って気持ちいいよね。

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2012年11月11日

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森作品に共通して言えることではあるのだが、とりわけこの作品のタイトルはお気に入り。
意味とか理由とか吹き飛ばす程の語感の良さとひねくれ具合が素晴らしい。

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2011年03月26日

Posted by ブクログ

森博嗣作品の名言集。

森作品を読んだことがない人でも、

ハッとさせられる、心ひかれる言葉が見つかるのではないでしょうか。

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2010年05月16日

Posted by ブクログ

森作品の登場人物の語録集

きれいな作品です。

ああ、あの作品でこの人こんなこと言ってたな、
と思い出すきっかけにもなるかも。

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2010年01月19日

Posted by ブクログ

 森博嗣格言集とでもいうべきフォトエッセィ(この小文字のィがなんか気持ち悪いけど……笑)。
 彼の小説作品はまだ3冊しか読んでない時点で読んだわけですが、こういう本を待ってました。
 ただ、編集部のミスなのか、最後の写真のインデックスに間違いがあるみたい……。私が買ったのは初版なので、重刷される際には修正してほしいものです。

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2009年11月22日

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なかなかに良い。

友人にこの本の存在を教えられて、ようやく手にした一冊。

また忘れた頃に読み返そうと思う。そんな一冊。

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2025年04月06日

Posted by ブクログ

何の変哲もない風景写真と森博嗣氏過去作品のフレーズで構成。編集者のアイデアなのかわからないが、個人的には興味深く鑑賞できた。特に写真はいい味があってよかった。

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2021年07月11日

Posted by ブクログ

小説で書いてきた文を上に載せて、その内容を補足する形で追加の文を下に載せている。
小説を読んでいるときは難しくて読み飛ばしていた部分を補足説明してくれるため、意味を深く考えることができて良かった。

考えが深くて楽しめた。
言語化できることの素晴らしさを改めて感じた。

線路の上をただ歩き続ける。その不自由さを感じない人は風景を眺めるだけで満足する。
→ 思考停止によるもの、他人を羨んで行動しないものについて言葉にしたい。

問題は言語化することで半分解決している。
問題だと認識することから始まる。

大人になるほど怖いものが減少する。避けられるようになるからに過ぎないが。
→ 知ることによって恐怖を感じる対象が減るからとと言える。

美しい形とは付け加えて作ったものではなく、削って残ったもの。

正念場の実体は、本当の正念場よりずっと前にある。

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2021年05月26日

Posted by ブクログ

この本だけでも、楽しめる。
ただ、出典の本を読んでから読むほうが、より楽しめるでしょう。
『スタイリッシュな写真』と説明ありますが、表現次第だな、というのが感想。
すぐに読めるので、暇潰しには良い。が、小説にコメントしただけといえば、それだけなので、わざわざ読むほどでも無いかもしれない。
2016.11

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2016年11月20日

Posted by ブクログ

「正解とは、真実とは、本人が最も納得できる仮説にほかならないのです」(『地球儀のスライス』より)。著者が撮影したスタイリッシュな写真に、小説からの引用とメッセージをクロスさせた、「森ワールド」を立体的に堪能できるフォトエッセィ。なくしてしまった時間と、忘れてしまった気持ちに出会える一冊。

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2011年06月24日

Posted by ブクログ

いくつかの著作から言葉を引っ張り出して写真と一緒に仕上げた本。
最初は森さんの写真を見て何とも思わなかったが、最近は段々ピンときた感じになった。
この人の思考は揺るぎなくて、好き。

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2011年06月01日

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