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Posted by ブクログ
例によって森氏の「シリーズ外作品」。
もの凄く複雑な構成の「実験的小説」。
登場人物6人の、モノローグだったり
客観だったりの短い章が積み重なり、
一つの「本筋」ストーリーが進んでいく。
またコジマケン氏のイラストがふんだんに入り、
何というか絵本のようなマンガのような
不思議な読書感。物語を読むときに、
かなりこのイラストに引っぱられて
キャラクターを理解しようとしてしまう。
舞台は、とある大学。
そこの教職員たちの中で、ナイショだが
実は夫婦だ、という人が一組いる。
その中で起きる連続殴打事件。
最初はケガをする程度だったが、
とうとう死者まで出る。
警察が介入してくる中で、
徐々に浮かび上がる複雑な人間関係。
事件の流れだけ追うと深刻そうだし、
とにかく時間軸も視点もくるくる変わり、
決して「読みやすい本」ではない。
これを、軽妙な文体とコミカルなイラストで
ぐいぐいと読み進めさせるのが凄い(^ ^;
途中で、もしやこの人が犯人だ、という
「意外性」を狙ってるな、というのは読める。
が、最後に森氏ならではのどんでん返し。
久々に「あ、そう来たか」感を味わえた(^ ^
とにかく不思議で面白い作品。
一読の価値はありますぜ(^ ^
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