森博嗣のレビュー一覧

  • 本質を見通す100の講義

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    森博嗣の考えてること、当たり前なのにみんないろんな上方に左右されてしまっているなあ・・思っている。
    メディアの情報を100%真実ではなく疑いの目で見る、ということを大学で学ぶのではないのか。

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    2015年10月12日
  • 相田家のグッドバイ Running in the Blood

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    本当に本当に面白かった!

    森さんのお話は何冊も何冊も読んできたけど、今回は初めて彼の本を読んだ時を越える衝撃があった。


    あああ、彼のお話にはきっとなかったトリック?しかけ?を話してしまいたい。あってるかどうかは、知らんけどたぶんこう!っていうやつ。

    あーもー興奮した!!

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    2015年09月29日
  • 議論の余地しかない A Space under Discussion

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    名言集。
    森作品はミステリーとしてだけでなく、文章を楽しむ作品としても優れている。
    何度も読みたい一冊。

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    2015年09月24日
  • 暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss

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    「これから、きっと、どこかで女と会うんでしょう?」
    「女って、誰のこと?」
    「とぼけてる」
    「まあ、人間のうち半分は女性だからね。もしかしたら、会うかもしれない」

    『その言葉の嫌らしさは、僕が抱いている気持ちには微塵も存在しないものなのに、そのままは伝わらないだろう。それでも、その言葉しかないというのが、つまり、言葉が生まれながらにして汚れていることの証拠だ。』

    「そうだね。不謹慎な話をしているね、僕たち」
    「だって…」
    「まあ、ビジネスっていうのは、ほとんど不謹慎なものだけれど」
    「そうよ。そのとおり」

    「何をしに、こちらへ?」
    「なにも… ー 父のお供で。でも、パーティがあるわけでも

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    2015年09月14日
  • つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3

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    「つぶやきのクリーム」で、相変わらず良いタイトルで出してくるなあもう!とにまにまし、「つぼやきのテリーヌ」でげらげらと笑い、今回、「つぼねのカトリーヌ」で、そうきたかーと目を丸くしながらにまにました。
    読書感想サイトの話が何度か出てきたけれど、たしかに、意見というよりも感情の垂れ流しになっているレビューもあるので、ユーザーだけれども納得してしまうところも。小学生の夏休み絵日記みたいな内容なら、寝かしておいた方がよほど有益かもしれませんね。と書きながら、自問自答。
    そう、彼のこのシリーズで優れているところは、ユーモアのあふれた文章で、愛と理性を惜しみなくあげながら、ふと「あれ、じゃあ私は?」と思

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    2015年08月21日
  • どきどきフェノメノン A phenomenon among students

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    森博嗣の初となるラブコメ作品。ミステリー作家らしくラブコメなのにもかかわらず、ミステリーを匂わせる作風となっており面白い。また物語の進行や登場人物もユニークで小説で初めて声を出して笑った作品でした。文句なしの満点です。

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    2015年08月07日
  • 暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss

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    外国の探偵物語を読んでるような、そんな感じ。想像つかないくらいの金持ちの、想像つかないくらいの別荘で事件はおきる。
    探偵は女性にもてるし、しかし、問題を抱えてるし。

    引きずり込まれました。

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    2015年04月22日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    すごく素晴らしい本だった。
    森博嗣さんの著作を追っていくことになりそうだ。
    抽象的に考えることによって、いろんなことを
    解決することができるかもしれない。
    まあ、解決出来なくてもいいけれど。
    僕の中では絶対的にこの本がおすすめなんだけど、
    面白くないという人もたくさんいるような気がする。
    でも、読んだ方がいい、という気もする。

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    2015年02月27日
  • 常識にとらわれない100の講義

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    常識にとらわれない

    どうしてそうじゃなきゃいけないのか
    別のことでもいいんじゃない?
    そもそもどうしてそうなのか

    いろいろ考えるきっかけになる楽しい本です

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    2015年02月24日
  • 実験的経験 Experimental experience

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    Chapter 3に出てくる理系のスエマツさんのレポートに、吹き出しました。森博嗣の本を読んでいて、くすっと笑ったり、ほほうと唸らされたり、ああと悶えたりすることは多々あっても、げらげら笑うことは少ないので、貴重な体験をさせていただきました。ああ、面白かった。なんなら、今でも思い出してにやけてしまいます。
    楽しそうにこれまでの既存をばきばきと破壊、再構築していく森博嗣の本のあとに、筒井康隆の解説が入ってくるのがにくい。筒井康隆があまりふざけていないのも、これまたにくい。
    粋な本です。
    奇をてらった(などというと、また誤解を生みそうですが)森の中に、きらきらと輝く木が数本あって、それを意図的に見

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    2015年02月07日
  • 相田家のグッドバイ Running in the Blood

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    先日単行本版を読んだばっかりだけども、文庫版が出ていたので、再読。
    解説が加えられているのと、文庫の大きさになっているという違い。

    やはり、この静かで暗い感じはいいな。

    最終的にどうなるのかを知っているので、また違う読み方ができた。

    最終的にあそこに収束していく家族の形。

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    【内容(「BOOK」データベースより)】
    普通の家庭だったけれど、ちょっと変わった両親。最後に息子がしたことは破壊だったか、それとも供養だったのか?さよならだけが現実だ。血は争われない。森博嗣の家族小説。
    ————————
    【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
    森/博嗣
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    2014年12月30日
  • つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3

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    「つぼねのカトリーヌ」というタイトルだけども、同じく表記されている「The cream of the notes 3」がわかりやすいか・・・。
    森 博嗣が、思いついた短いフレーズを集めて、それに解説をつけたエッセィ。「The cream of the notes」は訳すと「つぶよりなつぶやき」だとか・・・。

    「つぶやきのクリーム」「つぼやきのテリーヌ」と続いた第3作が本作になる。

    森 博嗣の素直な思考なのか、全くのウソなのか、どこまでもわからないエッセイだけども、読んでて楽しいのでついつい触れたくなってしまう。

    「そうか、なるほど?」と思えることもあれば、「え?そうなの?」となることもあ

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    2014年12月29日
  • 相田家のグッドバイ Running in the Blood

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    帯には森ミステリィとあるが、全くミステリィ要素はない。
    森博嗣の私生活を描いた(と思われる)私小説であり、人生観、家族観、夫婦観、親子観等々について、共感、あるいは考えさせられる部分が多かった。

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    2014年12月15日
  • どきどきフェノメノン A phenomenon among students

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    森 博嗣さんの恋愛小説って珍しい気がして読んでみた。
    恋愛というかラブコメというのとも違う感じがする。ラブ混じりのコメディ(ラブコメと言葉を繋げないのが個人的ポイント)
    森作品ならではの理系の大学院生の主人公は普段はS&Mシリーズに出てきた国枝さんを女性らしくした(国枝さんも女性なので失礼な表現だが)性格でロマンスよりも合理性を求める人間に見える人物。そんな彼女がどきどきを求めていく話。
    周りは良くも悪くも男ばかりで逆ハーレムとかなんとか言われそうだけどそうはいかない。

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    2014年11月27日
  • 素直に生きる100の講義

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    森工学博士の100の講義第3弾。見開き2ページのエッセイが100並んでいる。理系の思考による今を生きる私たちへの苦言でもある。

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    2014年11月27日
  • 冷たい密室と博士たち

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    S&Mシリーズのマンガ化2作目ですが、こちらの方が断然素晴らしいと思いました。
    原作を遙かに凌駕してる犀川先生のキレキレ感がたまらん。
    黒髪で孤独なイケメン(?):犀川先生

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    2014年11月10日
  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

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    初めて森博嗣の本を読んだのは10代のとき。
    彼は、今まで考えたこともない世界の見方をしているひとで、夢中になった。崇拝に近い感情だったと思う。彼に会えたらどうしよう、何て答えれば、彼に「近い」と思ってもらえるんだろうと考えていた。同調したかった。というよりも、森博嗣という存在に完全に捕食されてしまいたかった。
    20代になると、森博嗣に認められたいと思うようになった。「近い」ではなく、「このこ、やるな」と思われたくて、色々考えた。と同時に、「どこにでもいる平凡なつまらないこ」と思われたらどうしようと戦々恐々の思いだった。
    30代になった今、もっとニュートラルに森博嗣と(あくまで私の中での、だが)

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    2014年10月31日
  • 素直に生きる100の講義

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    森博嗣の『100の講義』シリーズ3作目『素直に生きる100の講義』

    書きたくて書いているのか、書かされているのか分からないけども、森博嗣の思考に触れることができるのはファンとして嬉しい。

    森博嗣って、真っ直ぐにひねくれている感じがする。

    タイトルは「素直に生きる」なんだけども、甘ったるい素直さではない(ことはファンは重々覚悟していると思う)。

    もはや、いたぶられたくて読んでいるような・・・、Mっ気というか・・・、そんなのを期待して読んでしまう。

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    【内容(「BOOK」データベースより)】
    人気作家が語る「ひねくれた世界」の正しい生き方。思い通りでなくて

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    2014年08月25日
  • 工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki

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    『嘘で固めることは、真実で固めるよりも、ずっと才能が要求される。一番簡単なのは、嘘と真実をよく掻き混ぜて硬化させる手法である。』

    「よくわかんないけど、まあ、でも、将来性はないみたい」
    「将来性なんて、たいていのものにはないよ」
    「研究の?」
    「いや、研究以外でも」

    「踊るロボット目当てで並んでいるみたいだけれど、どうして? ー だって、どう見たって人間が踊った方が凄いでしょう? 人間よりも劣っているロボットじゃあ、話になんないわよね」

    「超観覧車、乗りたぁい」
    「超は副詞だから、観覧車超乗りたい、と言わないと駄目だよ。超観覧車っていう、もの凄い観覧車があるのかって誤解されるよ」
    「その

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    2014年08月13日
  • 実験的経験 Experimental experience

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    単行本が出版された時に、手に取って迷った末に買わなかったこの本『実験的経験 Experimental experience』が、文庫版で出たので購入。
    本のジャンルを設定することに意味を感じなくなる本で、読めば読むほどタイトルの意味が身にしみる。

    人に勧めるかと言ったら・・・勧めないけども、読んで楽しめたのは間違いない。

    逆説的に提示される文章の構造や小説の形態の定義みたいなものを確認できた。
    こんだけ縛られた条件で小説を読んでいたんだと痛感。

    あとね、回収されない駄洒落があるんだけども、もしかしたら回収可能かもと思うと面白い。
    ちりばめられた駄洒落の解釈が今後もネットで話題になるかもし

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    2014年07月31日