森博嗣のレビュー一覧

  • 「思考」を育てる100の講義

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    森博嗣さんのエッセイ。
    見開きで100講、テーマに沿って章立てされているかたちのものでシリーズ2作目。
    この手の執筆は大変とのことだが、ぜひ続きをとお願いしたい。

    森さん本人も言っているとおり1作目の時ほどの
    感動はないかなという感じはしましたが、
    相変わらずどれもうんうんとうならされたり、
    納得させられたりしてよかった。
    とくにお気に入りは81、82講はまさに大切だと思っていたことだったので、それを文章で読めたこと、
    それがわかりやすく発信されていることがうれしかった。
    81講のタイトルがすごいインパクトなのだが、
    つまるところ教育、子育てとはそういうことなのだと内容を読んで改めて認識でき

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    2014年07月27日
  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

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    そうだなーそうだなーと思うことがいっぱい。そうだなーだけじゃなくていやそれは…と思うところを探しながら読むことで、思考のきっかけになりそう。

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    2014年06月15日
  • ゾラ・一撃・さようなら

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    軽めで読みやすい、分量も少なめのお話。
    相変わらずキレキレの会話、文章でやっぱり面白い。
    メインディッシュのくだりは目から鱗でした…。

    天使の演習!!と、思わず反応してしまいますが、登場人物がリンクしているのかはいまひとつわからず。
    シリーズになったら面白いだろうなあ。

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    2014年06月10日
  • θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ

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    『事実とはこうしてあとから形成されるものだ。しかし、人の心の中の、そのときどきの葛藤は、二度と正確に再現されることはない。たとえ、本人の口が語ったとしても、その言葉は明らかに虚構である。理由も動機もすべて、光が当てられたときに現れる影に過ぎない。光の当て方によっては、影はどちらにも現れ、形の歪み方も変わり、幾つもが同じ時に現れることさえある。そんなものなのだ。ただ、それがあった、存在していた、ということを仄めかしているにすぎない。人が事実と認識している概念は、その程度のものだ。あるいは、ないに等しい、といっても良いだろう。』

    Gシリーズは海月くんがキーマンか。伏線が多くて続きが気になる!
    (

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    2014年05月16日
  • どちらかが魔女 Which is the Witch? 森博嗣シリーズ短編集

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    ネタバレ

    全シリーズ関連の短編集。彼はここにいたのかー!!
    山吹くんって海月くんのこと名前で呼んでたっけ、とふと疑問。
    いつ入れ替わった、の時間軸はいつだろう。断定できる情報がない。

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    2014年04月27日
  • 銀河不動産の超越 Transcendence of Ginga Estate Agency

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    確かに登場人物の超越っぷりがすごい。でも一番すごいのはやっぱり主人公なのだろうか…。
    別に誰もが憧れるわけじゃないけど、こういう生き方ができたら素敵だと思う。

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    2014年04月22日
  • 工学部・水柿助教授の逡巡 The Hesitation of Dr.Mizukaki

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    Mシリーズ(水柿助教授シリーズ)の第2弾です。
    この第2弾は、水柿君が小説を書いて小説家になる過程のお話です。
    作中では、これは水柿君の物語の小説だと言ってますが、もはや森さんのエッセイてしてしか見れないですね。
    いや、でも水柿君が小説だと言ってるので、やっぱり小説ということで(笑)

    私的には前作よりも好きです。おもしろかった。
    前作『~日常』は、常日頃考えてることをただただ文章にしたっていう印象だったんですが、今作は小説を書き始めて、デビューして、人気作家になってという過程が分かるので読みやすかったです。
    水柿君(森氏)はやっぱり天才というか、変わり者というか、すごいなーと改めて思いました

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    2014年04月18日
  • もえない Incombustibles

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    ネタバレ

    森博嗣さん独特の言い回しが、かなり好きだ。例えば、
    『神経が鈍感にデザインされている』
    柔らかく、しかし淡々としているように感じる。
    本書にも、随所に散りばめられている。

    さて内容は、
    クラスメイトの死と、一枚の鉄のプレートから話が始まる。
    礼拝堂の清い白いイメージから、土の暗い黒いイメージへの変移が面白い。
    登場人物たちの話し言葉も違和感がなく、読みやすい。
    かなり好きな部類だ。
    佳境の短文が、主人公の思考や行動と連動していて緊張感があり、次へ、次へと掻き立てられるものがあった。

    森博嗣さんの文章が読みづらいと感じた方は、こちらを読んでみると良いと思う。
    高校生が主人公なので、共感する部

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    2014年04月02日
  • タカイ×タカイ CRUCIFIXION

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    もはやミステリーとしてではなく、キャラものとして読んでます。会話が楽しいです。

    私はやっぱりS&Mシリーズが好きなんだなー。萌絵が出てくると嬉しい。
    そして犀川先生がいないのがとても寂しい…。

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    2014年03月25日
  • ZOKU

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    ノンノちゃんとロミさんのやりとりとか楽しいですね。揖斐くんとの会話がそのまま西之園嬢と犀川せんせのようで。日常に影響しないくらいの悪戯が馬鹿馬鹿しくてでも真剣なzokuメンバに引き込まれます。最後はほんと森さんお好きですね。

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    2016年11月17日
  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

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    エッセイ。つぶやきのクリーム第二弾。
    幅が広がっていてエッセイシリーズの中でいちばん好き。 どこが他と違っているというわけではないので、たぶんタイトルセンスかもしれない。

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    2014年01月31日
  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

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    初の文庫初出し本
    この感じで行けばあと1,2年で初出しが電子書籍というものになりそう。

    つぶやきのクリームの第二弾にあたる作品
    構成は思いつくがままの100編というもの。

    内容については、変な話とくに語れることもなく、
    というのも相も変わらず森博嗣さんらしい物言いがつまっていて、
    自分はそれが好きなのだと再確認するばかりだったからである。

    読んでいて思いついたのは、
    この中には実践したいと思う理(ことわり)がたくさんつまっている。
    けれども、実践し難い、実践不可能と思ってしまう自分がいるのは確かだ。
    それは自分一人で実践するとまわりから顰蹙をかうし、などと考えてしまうからである。
    それは

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    2014年01月13日
  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

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    研究者らしい視点で語られている。

    そもそも自分を悩ませているものの実体は何か?それは本当に自分を悩ませているのか?悩ませているとして、それは解決を必要としているか?等々、きちんと思考を重ねていくと、自分がいかに雰囲気でものを考えていることに気づく。

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    2013年12月30日
  • 人間は考えるFになる

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    哲学者 土屋 賢二と小説家兼某国立大学工学部助教授 森 博嗣の対談本

    タイトルは、哲学の名言「人間は考える葦である」(パスカル)と、森博嗣の代表作(兼デビュー作)の「すべてがFになる」からきたものだろう。
    土屋 賢二の自虐と森博嗣の冴えた常識はずれの対談で、瞑想した対談。土屋 賢二の一貫したダメっぷりはいつものエッセイ通りなのだけども、森博嗣の饒舌ぶりはエッセイとは違って興味深かった。

    森博嗣が土屋 賢二に小説の書き方をレクチャして、ふたりでそれぞれ短編小説(ミステリィとミステリ)を描くという体になっている。

    土屋 賢二も小説は見事にダメで、おそらくこれはダメなものの集大成/具現化という

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    2013年12月27日
  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

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    森博嗣の265冊目にして初の文庫書き下ろしとなった『つぼやきのテリーヌ』。
    前作『つぶやきのクリーム』の第二弾みたいなエッセイ。・・・それにしても、このタイトル。

    思いついたことを見開きの2ページに納め100個ほど詰め込んだ”森博嗣のおもちゃ箱”みたいな本。
    内容的には共感できる部分が少ないのが、おもしろい所かな・・・。

    ところで、
    Gシリーズの文庫新刊を楽しみにしているのだが・・・

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    【内容(「BOOK」データベースより)】
    しなければならないことは、すべて自分がしたいことだ―。思いついたことを思いついた順に綴った一〇〇個の端的エッセィからあふれ出す森イ

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    2013年12月21日
  • どちらかが魔女 Which is the Witch? 森博嗣シリーズ短編集

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    S&Mシリーズの番外編であり、短編集だけれどシリーズ中一番の出来だと思う。封印再度、すべてFみたいな作り込まれたストーリィじゃないけど、一つ一つに散りばめられた日常の謎系ミステリィはどれも秀逸です。西之園萌絵のキャラクターが立ってるのもお気に入り要因の一つ。森さん実は短編の方が向いているのかも。

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    2013年12月17日
  • つぶやきのクリーム The cream of the notes

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    最早、森博嗣というひとのことが好きすぎて正常な判断ができなくなっているのは重々承知の上で、書きます。
    目から鱗が落ちまくりました。特に、「人生とはおおむね、自分の思うようにいっている」というくだり。「こんなはずではない」と思いながら生きていても、それでも、それを改善するよりかは現状の方がまだ良い、だから今のままだ。であれば、それはやはり、自分が思うようにいっているのでは?
    そうだね、と大きく頷くと共に、森氏は優しくなられたなあと思う次第です。優しく、というと若干語弊がありますね、彼は昔から優しいひとであったと思うので。ただ、なんと言いましょうか、丸くなられたなあと。
    引退をすでに見据えた本なの

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    2015年02月02日
  • どちらかが魔女 Which is the Witch? 森博嗣シリーズ短編集

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    やられた。読後感最高。
    最初の「ぶるぶる人形…」の時は注意して読んでたのに、最後の「刀之津…」の爽やかな衝撃といったら…!

    大好きなキャラたちだし、どの話もかなり面白かった。そこで繋がるのかー!みたいな。
    ミステリーではないけれど、こういう短編も面白いなあ。

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    2013年11月08日
  • 魔的

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    刊行は10年も前なんだなあ。時間の分なのか、重みを感じる。よくも悪しきも。今詩集を書かれたらどんな風でしょうか。

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    2013年10月31日
  • キラレ×キラレ CUTTHROAT

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    Xシリーズ二作目。
    このシリーズはみんなサクサク系なのかな?でも、軽く読めるのに面白い。
    小川さんと真鍋君のやりとり、小川さんと椙田さんの会話。面白い。

    そして、萌絵にもっと絡んでほしいなー。
    というか、犀川先生が恋しい…。

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    2013年10月31日