森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレ【あらすじ】
関西で発見された劇物入りの目薬の名には「α」の文字が。同じ頃、加部谷恵美が発見した変死体が握り締めていたのもやはり目薬「α」探偵・赤柳初朗は調査を始めるが、事件の背後にはまたも謎のプロジェクトが?ギリシャ文字「α」は「φ」から連なる展開を意味しているのか?Gシリーズ第7作。
【感想】
今回はギリシャ文字と関係していたものが目薬で、しかも最初は小さな事件から始まったので、少し呆気に取られてしまった。でも、事件が起きて人が死に、だんだんとこれも例の謎のプロジェクトが背後に潜んでいるのか、と思い始めてきた。そんな中で、倉居三重子という冴えないOLがバリバリの運動家、矢場香瑠に陶酔して -
Posted by ブクログ
「これは、狙ってやっているのかな?」と感じたら、十中八九、それはもう何年も前から伏線が敷かれていた、仕組まれたものなのだろうな、と森先生に関しては思っています。
そういう意味で、「ここへ導かれて来たのではないか」と感じるハギリやヴォッシュのように、読者は「こう考えるように仕向けられているのではないか」と森先生に対して思うのかもしれません。
Wシリーズは(たぶんそれもわざとなのだと思うけれど)、現代と、これから進むであろう未来の可能性を大いに示唆していて、読んでいて、何度も本を閉じて考えさせられます。
道徳的、倫理的な問題を扱っているにもかかわらず、本体温は常に低めで、でもだからと言って血が通 -
Posted by ブクログ
相変わらず面白い。
他のシリーズとバラバラに読んでいるから、時系列がごっちゃになっているけど 笑。
首吊り自殺についての考察、死について考察する場面が多かった。
死ぬことは特別ではなく、身近で当たり前のことかもしれないけれど(若い僕には 笑 まだ理解できていない)、ただただ悲しく寂しいのは自身にとっても他人にとってもそうだと思う。
ちょっとしたエキストラが再び登場したりして、スピンオフするから本当に作者の話は油断できない。
“
「通常、自殺というのは、本人にとって、最も簡単な手法が選択される」海月が言った。
「うん」加部谷は頷いた。海月の言葉を引き出すことは、けっこうな醍醐味である。
「 -
Posted by ブクログ
今回の短編集は、とにかくアタリですよ。収録作が全部好きとか珍しい(笑)
1話目の「トロイの木馬」からかなりぐいぐいっと惹かれたんですよねー。この設定好きだなー。近い将来ありえそう。
で、サクサクと読んで、赤いドレスの話にハラハラしつつシンちゃんの探偵っぷりにおおーとなりタクシードライバーのオチに平和さを感じてゲームの国の回文に感心しつつ(「若い犀川」にニヤリとした)ハードボイルド探偵にしんみりして……
やーらーれーたー!!
ラストのS&Mの二人に全部持ってかれたー!!(笑)
これは、もうね。完全にS&Mシリーズファンへのサービスだよね。森先生ありがとうございます(笑)
Vシリー