森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレテレビドラマの原作料を面白く思ったが,そこらに引っ掛かった編集者もいるんだね~原稿料:小説雑誌4,000~6,000円(単位は400字詰原稿用紙)→50枚の短篇だと20万~30万。漫画の場合は6,000~15,000円/枚(中には50,000円あり)。新聞のエッセィ20,000~50,000円/作。新聞連載小説50,000円/回。400~600枚の長編は200~300万円。印税8~14%。普通は10~12%。未発表(書き下ろし)が12%で,雑誌掲載後や文庫化で10%。計算は印刷された時点で,出版社が著作権を利用したという筋道。単行本が出て約3年後に人気のあるものが文庫になる。値段は半額。3年が
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Posted by ブクログ
私にとって、久々の森作品。
シリーズものでないミステリだし、
外国が舞台で主人公が外国人の小説を読むのも、
そう言えば久しぶりだ。
内容は...かなり複雑な、こった作りになってる。
登場人物も多いし、当たり前だが外人名前だし、
気合いを入れてないと誰が誰か見失う(^ ^;
様々な国にまたがり、殺人事件がいくつか起こる。
その全ての現場に、主人公の学生時代のルームメイトで、
ものっっそい美少年だった男がいた、という展開。
しかし、その美少年は犯人ではなく、
意外にも「主人公がやった」と証言して、
否応もなく事件に巻き込まれる主人公。
何とも不思議な空気が流れる文体で、
緊迫したシーンでは改 -
Posted by ブクログ
なんだか久しぶりのGシリーズ。
作中でも年月が経っていて、加部谷さんと一緒に色々と思い出す。そうだったそうだった。雨宮純の実は切れ者のところが好きなんだった。山吹さんの容赦ないツッコミが好きなんだった。海月くんのこの物言いが好きなんだった。
少しずつ、前進しているような印象を受けたけれど、どこまで進もうとしているのかがまだ分からないので、どれだけ前進したのか、それとも実は前進のための停滞や後退だったのか、分からない。このなんとも言えない置いてけぼり感。これが、たまらない。
久々にあの女性が出てきて、読んでいて頭がふわふわしました。すべての物言いが、素敵。
ラスト数行は、数回読み直すほどに衝撃的