森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレS&Mシリーズ4作目。
ちょくちょく読み進めてる本シリーズだけどスルスル読めてよいなー。
西之園が正しくヒロイン的になっているというか……。いわゆるサスペンス的な構成が取り入れられているのは個人的に良かったかな。事件自体はアッサリしているのもあって、うまく緩急がつけられていた印象。
事件の構造としては、(数式のような)完璧なものを求めたがゆえに不要なものを排除したことが契機になっているという部分に特に注目したいね。
本作は所謂「見立て殺人」の形式なんだけど、「見立て殺人」である以上「見立てる」ことに意味がある(ここは「密室」であることに意味があるのと同義だな)。
不純な物事すべてを排除し、 -
Posted by ブクログ
S&Mシリーズ二作目。過去に読んだ事あったので、再読でした。
詳細は全然覚えてなくて印象としては、前作「全てがFになる」が凄すぎて、それと比較すると。。。しかなかったけど、改めて読むと密室トリックはしっかりしてて納得感ある名作でしたね。
今更だけど、このシリーズが好きな理由に気づいた。自分が国立大の工学部卒だったからだわ。登場人物や各シーンのイメージの想像がしやすいのだろうね。
よくある「数学が何の役に立つの?」の回答で作内の回答はなるほどとは思った。しかし、私の個人的な考えは、高校や大学の理系学問はふるいであり、役に立てる事の出来る天才を炙り出す為のもの。ふるいにかけられて落とさ -
Posted by ブクログ
ネタバレ1番の感想としては、一種の叙述トリックでしたね。
S&Mシリーズを読み終えた後だと、保呂草(秋野)は犀川先生とトレースしてしまいます。
疑うことも許されない(笑)。
そして大オチ、本物の保呂草が登場、そしてto be continued…。
洒落た終わり方しますね。森博嗣さん、流石です。
秋野の考えは、受け入れられないけど、理解出来る。
バーでの紅子との解決編は、何というか黒寄りのグレーの印象、そう感じました。
居心地の悪い休憩所みたいな。
「クロネッカ・デルタ」、数学が好きだった文系人間にはちょうど良い理系ネタも、S&Mシリーズに引き続きあり良かったです。
ともあれ、V -
Posted by ブクログ
ネタバレミステリのトリック自体はすぐ分かるとの評判らしいけど、最後まで分からなかった…まだまだ読書経験が足りないのかもしれない。
博士の入れ替わりと、「数学者は笑わない」のタイトルが効いてくる点は素直に感動した。
まだ森博嗣作品は「すべてがFになる」「冷たい密室と博士たち」しか読んだことがないけど、今のところこれが一番良かった。
結論を急ぐ刑事の存在はノイズに感じた。
犀川先生が余裕ぶっこいて犯人の前で気持ちよく語ってる…のは百歩譲って良いとして「で、結論は?」と刑事が何回も突っ込んでくると私も刑事と同じ気持ちになって少しイライラしてしまった。