森博嗣のレビュー一覧
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まず、自分がなにに支配されているかに気づくこと。
自分の思い込み、周囲の意見、
一般に正しいとされていること。
生きていて、不自由だと感じることは沢山あるが
それは本当に仕方ないことなのか。
その不自由さはどこからくるのかを、
もっと日常的に考えるのが大事なんだと知った。
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ただ、欲しいな〜と思うのは
願っているとは言わない。
本当に願っていることなら、具体的な行動や
それに伴う課題が見えるはず。だから、
諦めなければ夢は叶う、は綺麗事ではない。
周囲に流されて生きている人々を見て
サバンナの水牛の群れを思い浮かべる、という森さん。
「それ、本当にあなたの願いですか?」
と、深く考え -
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読みやすい文章。
研究への熱い思いが伝わってくる。楽しそう。羨ましい。
自分は理屈っぽくて、研究が好きだと思っていたけれど、実際の大学、大学院で過ごした時間は全然、研究に熱中するカケラも出てこなくて、就活の心配ばかりしていた。
研究室とも馴染めていなかった。研究の世界は、あまりにも先が見えなくて、そこで生きていくなんて、精神的な負担が重すぎるはずなのに、何故大学の研究室はあんなにゆるい空気なんだろう、その空気感が好きだけど、と思っていたけれど、この本を読んで、本気で研究に向き合っている人は、しっかりと精神的にキツイ世界の中で生きているんだなと、思い至った。 自分の大学生時代は、そんなことにも -
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「密室」は誰のために存在しているのか
森博嗣先生の作品、さまざまなシリーズを読み進めてきて遂に新シリーズ「Gシリーズ」に辿り着きました。本作品の最初は森ワールドらしさ溢れる「密室」、猟奇的な遺体との邂逅に登場人物達は、読者は向き合います。
まず最初に西之園さんたち前シリーズまでの人たちが少しずつ出てきて、特に萌絵さんはあどけなさ溢れる少女らしさから随分と余裕のある大人の女性となり、新しい登場人物達を支えてくれているところに成長をとても感じる。犀川先生との関係性、あまり出てこない中で少しの描写で二人の関係性を描くのは読書にとってもとてもありがたい。四季シリーズでまた一歩踏み出した二人のこれか -
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Gシリーズ第9弾となる。
今回は、学会に参加するため犀川研、国枝研、西之園研の面々が勢揃いしている。
とある殺人事件が起きる。
殺人事件は解決する。トリックも解き明かされる。
しかし、何故起きたのか?動機は?謎のギリシャ文字は?結局犯人は誰だったのか?説明が無いまま物語は終わりを告げる。
Gシリーズ特有の共通点みたいです。
真賀田四季をチラつかせるも関係があるのか、無いのかもまだ明かされない。
大人になったメンバたちの今後の動向や展開も気になるし、これは続きが気にならない方がオカシイだろう。と、いうことで引き続きシリーズを追わねばならないのは明白だ。 -
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春はそう、「四季」の始まり
森博嗣さんの作品にどっぷりハマり読み続けて来た中で楽しみにしていた「四季」シリーズに辿り着いた。犀川先生や西之園さんのS &Mシリーズや、紅子さんや保呂草さんのVシリーズの根底にずっと流れていた「彼女」の存在が、「彼女」の始まりが、周りの人との交流を軸に深掘りされ始めていた。
天才はそう、自分のもつ天性のギフトに対しての肉体的な、時間的な、人間関係的なキャパをオーバーしてしまう。私たちが精一杯生きているこの世界の見え方もまた違うように、天才である「四季」にとってはそれは自由ない存在になるための足枷になっている部分もある。それを思うと「すべてがFになる」や -
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迷い込んだのは、罪も罰もなき箱庭の楽園
森博嗣さんの作品を読み進めていく中で手にした本作品は題名に「密室」とあるところからいつものようなミステリー作品だと思って読み進めていたけど、どちらかというとSF系箱庭の中での思考実験のような要素も感じた。
罪も罰もない言わば理想郷のような街に迷い込んだ主人公が立ち向かう殺人事件のような事件も、トリックというよりは何を信じているのかといった、何を事実として受け止めているのかといった「思考」や「感情」といった面の話が繰り広げられており、ミステリーだとずっと思って話を読み進めていると拍子抜けや狡さを感じるかもしれない。私は途中からとりあえず今の私たちが存在