森博嗣のレビュー一覧

  • 四季 夏 Red Summer

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    四季シリーズ2冊目。四季さん13歳。妃真加島では真賀田研究所が建設中であり、『すべてがFになる』の前日譚的な位置づけにあたる作品。
    元アシスタントの事故死に動揺したり、紅子さんを意識しまくったり、四季さんも人間らしいところあるんじゃないのとほっこりしたのも束の間、こうした感情は四季さんにとっては乗り越えるべきものだった。
    だからって、そうなりますか?という思考過程は、やはり凡人の理解を超えている。
    ともあれ、これであの事件の舞台は整った。

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    2025年12月21日
  • ω城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case

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    騙されたー、すっかり!やっぱり面白いな〜!!

    3分の1過ぎたあたりから、読むスピードがアップした気がする。言いたいことは沢山あるけど、つまりみんな何歳なの??すべてがFになるから30年弱?真賀田四季は何歳なんだ?サイカワ先生は?

    また真賀田研究所に出くわすとは!最後の方になってようやく舞台が日本だって気づいたよ。
    そのうえ最後に紅子さんまで出てきて。S&Mからここまで読んできて、また会えるなんて思ってなかったから、嬉しい再会。相変わらずお元気そうで何より。林さんとも仲良さそうで嬉しい。

    解説を読んだ時に1番寂しさを覚えた。そうか、これ、カーテンコールなのね。私はあと何回、全シリー

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    2025年12月20日
  • 勉強の価値

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    ネタバレ

    数年前から勉強の楽しさを実感できるようになった。単純に自分がやりたいことだから楽しいと感じていたが、子供の時と何が違うのかを上手く言葉にしきれなかった。勉強の向き合い方は自分が感じている点が多くあった。教育現場は臨機応変に対応出来た方がいいと思うが、足並みを揃えて行動したい人間が多いため、一筋縄ではいかないように感じてしまい、もどかしい。また、もっと早く楽しさに気付ければ…とも思うが、子供の勉強と今の勉強は性質の異なるものだし、土台を活かすことに価値があると考えたい。新しい趣味の個人研究を続けてみる。

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    2025年12月19日
  • 黒猫の三角 Delta in the Darkness

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    ネタバレ

    クロネッカーのデルタね。
    上司に「想像を絶するクソさ」と大々的に触れ込まれて読んだものの、オチの保呂草さんが実は犯人でしたは結構好きな展開かもと思った次第。
    ただ夫人の死亡現場に突入して家政婦が「犯人を見たけど幽霊だと思って見てないことにした(証言に嘘をついた)」みたいな訳わからないところは終始訳が分からなかった。いまだに訳が分からない。

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    2025年12月18日
  • ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity?

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    偉大なる、しかし断絶された人工知性が小生意気に振る舞い、それに翻弄される本作。
    生命とは?生きるとは?無償の愛とは?なぜ子孫を望むのか?

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    2025年12月14日
  • 私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback?

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    SFの姿を借りた哲学思考実験とも言える本シリーズ。今作も面白い。どこまでが人間か?どこまでが知性なのか?

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    2025年12月14日
  • 封印再度 WHO INSIDE

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    的外れの意味なしギャグは健在ながら、会話やモノローグの言い回しがいつもより冴え渡っていて面白い。明快な一本道が他者の介入によって絡まり捩れ、複雑怪奇な様相を呈していく様を「事件」という形で見せつけられた鮮烈さが見事だった。壺と鍵と箱のパズルの解法にもただただ舌を巻く。

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    2025年12月11日
  • 四季 春 Green Spring

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    S&Mシリーズ、Vシリーズと読み進め、四季シリーズに突入。一冊目の春は、真賀田四季の幼少期が描かれる。予想に違わず末恐ろしい子…!
    『すべてがFになる』では、天才が故の歪な人格に少し嫌悪感を抱いていたが、子どもの頃からここまで突き抜けてたら、まぁああなるよね。
    途中、同名の中の人と外の人に混乱させられながらも、それすら心地よく感じさせるのは森作品の魅力。

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    2025年12月11日
  • 詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE

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    今作は犀川が出張で出番が少なく、萌絵と並んで彼の登場を心待ちにする自分がいた。前作のような閉鎖的な舞台装置はなく山場らしい山場もないけれど事件は淡々と確実に連鎖していき、その静かな行進が最後に全てを繋ぐ鍵となる構成に森博嗣という作家の引き出しの多さを感じた。タイトルの響きも好き!

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    2025年12月09日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    消える像の謎と殺人事件。「定義」の一語で世界の輪郭がひび割れ、認識そのものが逆転する。感情に頼らず研ぎ澄まされた論理の中で事象を解体し再構築していく点で著者の独自性を今作も楽しめた。建物のコンセプトも自分好みで、とりわけ青の光に沈むラウンジに一度身を置いてみたい。犀川と萌絵の今後も気になる!

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    2025年12月09日
  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

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    大学の低温実験室で起こる殺人事件。夏に読めば心地良い冷気が漂うはずのページも初冬に読んだため氷点下の空気が骨に染みるようだった。前作のような華やかな頭脳戦という雰囲気ではないけれど、理詰めで真相を解き明かしていく感じがやっぱり好み。憎しみと愛情と憎しみ。動機が切ない。

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    2025年12月09日
  • つむじ風のスープ The cream of the notes 13

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    なるほど、ふむふむ、そういう考え方もあるか、それはどうかな、なるほどなー、など毎回気づきがあるシリーズである。

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    2025年12月04日
  • アンチ整理術

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    安易な整理への憧憬を壊し「なぜそうしたいのか。根本的な問題は何か。」を問い直す。
    著者の回答に、一度立ち止まり、考える機会を貰う。思考が固まってる時の、良い柔軟になる。
    たまにでる驚くような言葉には「冗談です」と注意が続き、肩の力が抜けた。

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    2025年12月02日
  • 捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest

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    ついにS&MシリーズとVシリーズが邂逅!てか秋野秀和って、1巻で出てきたやつじゃん!西野園萌絵vs保呂草潤平は保呂草のほうが上手な印象でしたが、久しぶりに萌絵のキレっぷりと国枝先生のクールっぷり、犀川先生の天才さが堪能できて楽しかったです。大満足!

    ただラストの紅子さんとのやり取り、かなり意味深ですね。保呂草さんがラスト付近で少年に言っていた「引退」とか関係ある?いったい保呂草さんは何に驚愕したのか、本当に気になりますがネタバレ踏まないようにしながら、引き続きシリーズを楽しんでいきたいと思います。

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    2025年11月30日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

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    紅子の指紋の下りが凄い。

    全体的によく分からなかった。
    予告状を出す意義や、最後のお金を受け取った人間についてなど、分からないことが多すぎた。

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    2025年11月30日
  • つむじ風のスープ The cream of the notes 13

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    一年かけて読み終わりました。おもに家族を車で待つ車中で少しずつ読んできました。発売日にネットで在庫を調べて寄った書店さんの店頭になくて、店員さんに裏から出してもらったことを思い出しました。かいわい、つぎの「ハンバーグもつくね」も発売が決まっていて、車に置く本は引き続き森博嗣さんで、と決まりそうです。

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    2025年11月30日
  • 孤独の価値

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    森先生、家族と一緒に暮らしているし、いわゆる孤独じゃないじゃんと思ってしまったけど、そういうことじゃないんだな。

    静かに自分の世界に没頭できる、自由になってやりたいことがある、これからは創作的な活動が求められる時代。

    良質な孤独、幸せな孤独が素晴らしいのであって、それを求めることができ、実現できる人は、まわりの支えもあり、究極の幸せな人なのかもしれない。

    ブランコの理屈で、1人になりたいと思えるのは幸せなことなのか。

    現代社会は、つながりすぎの肥満、身動きのできない思考や行動の原因。
    孤独指向の生き方をしないと、自分を保てない人が増えてくるだろう。

    良質な孤独を楽しむ、老いて洗練され

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    2025年11月29日
  • 日常のフローチャート Daily Flowchart

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    著者の生き方のスタンスや思考といった頭の中を覗き込んでいる感覚になった。重めのテーマも軽やかな文体で表現されているので読みやすかった。執筆活動はほぼ引退されているようなので少し残念な気がしました。

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    2025年11月29日
  • 新版 お金の減らし方

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    一般化出来ない手法もあると思ったが、好きな事をするというような、お金の減らし方の基本はこれだなぁと。

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    2025年11月29日
  • 幻惑の死と使途 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC

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    今作のキーワードは「名前」。人は名前のために生きる、という犀川先生が語った内容は興味深いなぁ。真相は想像していなかったもので驚いた。今回も萌絵と犀川先生の見てて恥ずかしくなるようなやりとりがあったり、新車でも構わずぶっ飛ばす萌絵に笑ったり、いつもの如く2人の会話や犀川先生の思考には高度すぎて理解しきれないところがあったけど、それも含めて面白かった。

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    2025年11月28日