森博嗣のレビュー一覧

  • キャサリンはどのように子供を産んだのか? How Did Catherine Cooper Have a Child ?

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    若い頃に思った事がある。
    リアルの世界で感じる感情と、ネットのやり取りで味わう感情とにどんな差があるのか。人の言葉に傷つけられる痛みも同じじゃないか。喜怒哀楽、怨憎会苦、それはリアルだけのものじゃなくて同じ重さでネットの世界にも存在しているんだ。
    (だからネットでの経験を無駄だとか絵空事だと馬鹿にするな)、と。

    そう言う意味で、クーパ博士の選択は衝撃的ではあるけれど、分かるような気もするんですよね。
    ましてや彼女は狭い世界でしか生きられなかった。
    リアルの、肉体があるが故の複雑で煩雑な人間関係も、それ故に時に生まれる、理屈とか思考では再現できない変容も、知ることがなく。無限に自由があるように

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    2025年03月01日
  • そして二人だけになった Until Death Do Us Part

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    ネタバレ

    A大橋のアンカレイジが崩壊した時、アンカレイジで4人の殺人事件が起こります。天才とその助手ふたりにそっくりな弟妹の災難。難しくて相対性理論の引用はわかりませんでした。なんだか不思議なお話でした。

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    2025年02月25日
  • 天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow?

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    wシリーズ第9弾
    天空の矢はどこへ?
    Where is the Sly Arrow

    舞台は、キュウシュウのアソ。
    (そして、宇宙へ)
    ウォーカロンメーカーの社長が乗っていた飛行機が行方不明に。
    同時に
    アソのウォーカロン工場が占拠される。
    日本が舞台は初かな?
    アソの工場に向かった
    ハギリ、キガタ、アネバネ、ウグイ、タナカ、モロビシ。
    キガタはこの工場を知っていると。。。
    自分が生まれた場所だと涙する。
    (ウォーカロンが泣くのかと。。)
    工場で警察の突入も虚しく、多くの死者が発見される。全員窒息死。

    工場のスパコンのカンナが怪しいが
    メモリも途中なくなっている。。。どういうことか。
    トラン

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    2025年02月24日
  • 読書の価値

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    本を読むことに対して、鋭く切り込んでいて面白かった。
    中でも、「本の選び方」や「読み方」は、共感できて、ますます本屋さんに行くのが楽しみになりました。

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    2025年02月23日
  • 孤独の価値

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    孤独を前向きに捉えようと思いました。
    繋がりすぎないことも大事ですね。
    自分も一人の時間が好きなので著者の意見には共感しました。

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    2025年02月22日
  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    あら、この作品どう言うコト⁉︎という導入から二転三転、ワ、ワァ……と三回も悲鳴を飲み込んだ。
    もう流石としか言いようがない。
    どこか優しい雰囲気のあったWシリーズとは少し雰囲気が違う気がするけれど、この先はどうだろう。
    2人が相変わらずの2人でホッコリした。

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    2025年02月19日
  • ヴォイド・シェイパ The Void Shaper

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    主人公の名はゼンである。若いのに思慮深い。
    ゼンの剣や人生への考察は「禅」に通じてゆく。
    好きな世界観だったq

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    2025年02月11日
  • 妻のオンパレード The cream of the notes 12

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    ネタバレ

    6 「宗教って、そもそも全部、霊感商法なのではないか」と書いたら叱られる?
    p33
     神ではなく、馬を信じる人たちが沢山いる。

    55 再び、「推し」について考察してみよう。
    p131
    「推し」は異性でなければならない、とマスコミは暗黙の了解をしている可能性が見える。

    71 日本が技術後進国になったのはどうしてなのか?
    p162
    労働力が安いからアジア諸国で生産する。すると、その他で技術者が育つ。育った人たちが、今はその業界を牛耳っているだけだ。一方で、日本の企業は、世代が代わり、技術に関心がない役員ばかりになり、開発よりも儲かる事業(たいていは金融絡み)で会社を維持しようとしている。

    p

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    2025年02月11日
  • 血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null?

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    wシリーズ第8弾
    血か、死か、無か?
    Is It Blood Death or Null?

    娘の受験と受験後のもろもろで全く読む時間なかったが、落ち着いたのでまた読書生活に戻ろうとと思います(怒濤の1週間でした)

    舞台はエジプトからの南極へ
    もう驚きませんよ、世界どこにでも行ってしまえです

    エジプトのピラミッド(ネガティブピラミッド)にいた人工知能のイマン。軍事用。
    ヴォッシユと一緒に調査にいくも、そこまで収穫なく。
    一方で、ナクチュの冷凍遺体が盗まれてしまう。
    そして、南極で新たな人工知能を発見。名前はクリスティナ。そこにいたのは、モレノ氏。
    フランスの修道院につくって、自殺したと言わ

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    2025年02月08日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

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    論理的に物事を分解、思考していく文章が心地良かった。
    著者のそれらの思考や捉え方は自分と近い部分が多いと感じた。

    一方で、著者の感情については自分とは違うなと思うところもあった。(主に「孤独が幸せ」のところ。一人の時間は好きだが孤独が幸せとは今は思わない。)
    自分自身の気持ちへの理解が浅いということなのだろうか。

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    2025年02月06日
  • 歌の終わりは海 Song End Sea

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    加部谷の小さい時を思い出してなんか悲しくなった。
    小川の思ってることが私が考えてることと近い。小川はもっと年上かと思ったけど同い年くらいなのかも。

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    2025年02月05日
  • 目薬αで殺菌します DISINFECTANT α FOR THE EYES

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    ネタバレ

    目薬に異物混入っていうのが地味に怖い。
    しかもその目薬の名前にはαという文字が含まれている。
    真賀田四季だとしたらなぜこれがこんなにゆっくりなのか、劇的なテロリズムではないのかという話に対し、犀川は実験対象が人だから、萌絵は四季がすでに寿命という制約を超越してるのではと予想した。じっとりゾッとする感じ。

    ってか海月!この意味深ボーイめ何が「加部屋は僕に関わらないほうがいい」だ!!
    何をしようとしてるんだしょうもないことだったらしばくぞ

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    2025年02月02日
  • 天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow?

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    シリーズ通して現代の世相とか社会の仕組みとか色々な事を考えさせられる。日本だけではなく各国で見られるSNS発の煽動に左右される政局とか、まだ発行年の頃には今ほど表立ってはなかったよね、作家って凄いなぁ。

    しかしここへ来て、共通思考とか壮大なテーマの元に行動していたかにみえたマガタ博士、もしかして極々私的な、理性では割り切れない感情がその動機にあったりする?(個人的にはそうであって欲しい)
    本当にこのシリーズどこへ着地するんだろう。
    個人的には作中、カンナが語った「安楽死〜」にヒヤリとした。死を悼む事が当然だと私たちは信じているけれど、それは本当に当然なのか。会った事もない話した事もない大勢の

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    2025年02月02日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    森博嗣の小説は1行たりとも読んだことがないのだが,エッセイ的なものは結構読んでる。
    抽象的思考の大切さを語る1冊で10時間で書いたそうである。驚異的な速筆だ。原稿をベタ打ちするだけでも10時間では終わらないと思う。

    抽象的思考と客観的思考の方向性の類似というのは新しい視点だった。何となく,客観的=数値化可能=具体的と考えていたのだが,そもそも数字というのがある意味究極の抽象な訳で,そう考えると抽象性と客観性には類似が認められる。それでもなお,両者には本質的な違いがあるように思うが,抽象化することに付随して客観性が増すということはあり得るなと思った。

    同時並行で安藤昭子『問いの編集力』をAu

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    2025年01月31日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    中年男の一人称主体で、ひたすら気持ち悪い、勘違い野郎の一人語りに辟易したけれど、読み終えてみるとそれすらも森先生の術中にまんまとハマっていたことがわかり、とても気持ちの良い終わり方ができた。

    ミステリーとしては若干消化不良も否めないけどこれはこれで、シリーズものとしてしっかり楽しめた。

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    2025年01月31日
  • なにものにもこだわらない

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    書きたくて書いてるわけじゃなくて、仕事だから書いてるんだ。とか、やりたくないことをするから賃金がもらえる、それが仕事なんだよ。エビデンスなんかないから、僕が思ってることを書いただけ。とか合間合間に本音みたいなのがあって、著者と会話しているような気持ちになる文体。

    拘ってると柔軟な思考も出来なくなるし、自由じゃないじゃん?少しくらい拘ることはあったっていいけどさ、なんにもこだわらない生き方してたら思わぬ展開があったりするからそんな生き方もいいんじゃない。
    って感じで受け止めました。

    自分に拘ることをやめると、結果的に他者に対して優しくなっている。
    他者に優しくありたいよね。

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    2025年01月29日
  • 人形式モナリザ Shape of Things Human

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    トリック自体はシンプルで、わかる人にはわかるのだろうが、自分はなるほどと少し驚いたし面白かった。

    人形式モナリザとはいいえて妙だ。

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    2025年01月28日
  • サイタ×サイタ EXPLOSIVE

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    Xシリーズ5作目

    殺人の動機は全部、一身上の都合だ。これにつきる。きっと他者が理解するのはおろか、自分でも明確に説明できないものだと思う。

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    2025年01月27日
  • お金の減らし方

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    借金をしない。
    自由なお金は、収入の1割。
    好きなことをするなには、やらなければいけないことをすればいい。
    ものの価値は、自分の欲求の大きさで決まる。
    他人軸ではなく、自分軸で物事を見る。

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    2025年01月27日
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

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    久々に森さんの本を読みました。S&Mシリーズ振りですね。SFは苦手…というか完璧に理解できないので、読み終わってもスッキリとはいかないのですが、森さんの独特な文体は好きなんですよね。Wシリーズの一作目ですね。人工細胞で作られた生命体、見た目では人間と区別がつかないウォーカロンかぁ。内容は面白かったですね。マガタ博士も出てきたし。S&Mシリーズをまた読み直したくなりました。

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    2025年01月26日