森博嗣のレビュー一覧
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S&Mシリーズ第三弾!
今回は、殺人と、消えたオリオン像という二つの謎がテーマで話しが進んでいく。。
ある建築家が設計した三ツ星館というところに数学者、天王寺翔蔵が住んでおり、家族にある手品を見せる。なんと庭にあったはずのオリオン像が消えているのだ。「この答がわかったら、この屋敷を相続する」、そして起こる殺人。
数学者と犀川先生の会話がとても印象に残り、学者や研究者の考え方は私たちとは全く違うんだなぁと思った。
そして犀川先生と萌絵ちゃんの関係、今後どうなっていくのか…!2人とも意識してる感じ(๑˃̵ᴗ˂̵)
今回も面白かった!
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太陽のような日常の常識が、あるときは思考の邪 -
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幸福とは何か?神の恵みという表現からは、人が志向して望むだけが幸福ではないとの説が成り立つ。
意識だけが、幸福を紡ぐのではない。
個を超えたところ、種の領域に根ざす幸福も、我々を縛っているのかもしれない。
気づかないところでそっと…。しかし強固に。
「人間っていうのは、とても高い適応能力を持っているんだ。自分で信じてしまうものが真実になる。騙されているのに、騙されているのではない、自分から信じたと思い込めそうして自己防衛するからね。むしろ、外部から観測すると、騙さ れたいと思っているようなものだ。 幸せというものの大部分は、自分で自分を騙している。騙されたいことに近づき、騙されて嬉しくなる -
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Vシリーズ第8弾
捩れ屋敷の利鈍
※表紙の画もしっかりメビウスの輪に
S&Mの西之園萌絵、国枝さん、犀川先生も登場する、VシリーズとS&Mが交わるスピンオフ的な作品。犀川先生ほぼでないので、メインは西之園萌絵と保呂草の推理戦がメイン。
両作品の良さが伝わり、読みやすさは抜群。
メビウスの輪のオブジェの壮大さはわかりつつも、いまいち画としてイメージしきれない自分の想像力のなさに悲しくなる。。。
捩れをテーマに
オブジェの捩れ
館に住む熊野御堂家の捩れ
エンジェル・マヌーヴァの宝剣を巡る捩れ
保呂草vs西之園の捩れ
最後に、保呂草と紅子と犀川先生含めた
S&MとVシリー -
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Vシリーズ第7弾
六人の超音波科学者
S&Mでも数学者や学者が多く登場するが
この研究の思想とタガが外れる感じの描き方が
素晴らしく、本当に上手です
紅子の研究者の前で説いてる姿は、読者の思いを代弁しつつ、研修者の想い、そもそも人として何だ大事なのよと問いかける姿は、ラスト10ページぐらいでも読む価値ありです
研究者のコミュ障な感じももちろんわかりやすかったのですが、インナーでの思惑が強い(強くないと事件にも魅力的にも見えないから、いいのだが)なかなか外にでれないところ(外部の人が話にもはや、入れない)これが、もう少しいろんな人が活躍するパターンが好きなので、それと比べると少し見劣 -
購入済み
物事を考える方法が身に付く
森博嗣先生は「ブログ」という言葉がない頃から
Webで日記を書いていました。
当時(95年~)から読んでいたファンにはこれでも物足りないくらいで、
書籍化したものは当時よりは丸くなっているといったら言い過ぎだけど
切れ味が日本刀から、ヤリのように変化した感じ。
ずっと読んでいた森ファンにとっては
コンビニに並んでたりちまたにあふれてる自己啓発本とのレベルの違いをはっきり感じる。
ああいうものって読んで満足する系がほとんどという印象。
いわゆるモリログの読者は基本、自分から森先生のサイトなどで言葉による刺激を求めて、
それを自分なりに吸収してる。と思う。
「ナントカをするには逆にナントカし -
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Vシリーズ第5弾
魔剣天翔
(cockpit on knife edge)
またまた保呂草の怪しいところ、切れポイントが多くあり、非常にテンポの良いストーリーで一気に楽しめました
保呂草、紅子、林、七夏、練無と優秀な集まりが繰り広げられる事件。
どこまでが、事件に絡んでいるかの線引きが難しかった
特定のキーマンになるべく人が
既に昔には。。。テンション下がらざる得ない流れでしたが、お宝も見つかったし良しとしましょうか。西崎パイロットや関根杏奈が、情報と登場がもう少しフォーカスしてあげてもいいのでは。。。と思った次第でした
七夏と練無の活躍ぶりは○、もっと前に出てきて欲しい
★4.3
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ネタバレ森作品を読むときは天才を浴びるつもりで読んでいて、シリーズ最後となる本作は本当に見事なまでに容赦なく天才の会話が展開する。その意味で最後の種明かしも含めさすがなのだけれど、星ひとつ減らしたのは個人的には読み終わってけむにまかれたような感覚が落ち着いたら、真賀田博士がこれほどのことをした動機が犀川への恋心なのか?と訝しく思えてきた点。塙社長のことも考えるとますますそうなのではという気がしてくる。
もちろん、天才も理不尽な恋に落ちるというテーマ自体は面白いと思うけれど、この作品の中ではうまくハマって感じられなかったというか、もっとそこへ向けて話が収束するような描き方をされていれば腑に落ちたと思う。 -
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西野園萌絵の親友、杜萌の一人称視点で進む本作。ミステリとしてはシリーズで一番驚きが少ないと思いましたが、ストーリーはかなり好きです。「客観視した時に初めて見えるものがある」「忘れたいものは記憶のキーに閉じ込めてしまう」という前振りからの萌絵が結論にたどり着く流れ、チェスを通して杜萌が記憶のキーを開く演出があまりに綺麗で、鳥肌立ちっぱなしでした。そして何より良かったのが「杜萌」のキャラクター像。親友の萌絵とよく似た人物でありながら、犀川先生のような人物に出会えなかったことで歯車がズレてしまったレプリカのような存在。切なかったですね…。
ただ、気になる点はもちろんあって、素生は結局なんで失踪した