森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレ面白かった。
天才奇術師の有里匠幻。彼が脱出マジックの際に殺されてしまう。さらに葬式の最中のごく僅かな時間で遺体が消えてしまった。彼が最期に魅せたマジックの真実とは。という話。
かなり好き。どんな方法で殺されてどんな方法で遺体が消失したのかがずっと分からなくてモヤモヤしたけど最後にはスッキリするし、そんな単純な話だったのかって思う。作中でも出てきているけど所謂ミスディレクションが使われていて、マジシャンが関わった事件だからこそ何か特別なトリックなどが使われていると思い込んでしまった。複雑に考えすぎてこんがらがるけど実は単純明快というのが良かった。
有里匠幻が実は2人いたというのが驚いたしずっと -
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wwシリーズ第7弾
君が見たのは誰の夢?
Whose Dream Did You See?
なんとなんとの結末。。
ついに。。。
舞台は、ロジが謎の未知のウィルスに感染してしまったというところからのスタート。
そして、グアトも感染してしまっていると。
そして、ケンヨウの死体からもウィルスを検知。
ナクチュの王や現代民からのウィルスを検知。
ロジの入院(検査)にあわせて
姉が登場!そして、姉じゃなく母スズコ(名前のセンスw)、このスズコがウィルス研究の権威であると。
ウィルスに感染してる人が
狙われる事件が
なぜ狙われるのか。。
グアトとロジはいつもの如く、監禁され
トランスファと連携 -
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wwシリーズ第6弾
リアルの私はどこにいる?
Where Am I on the Real Side?
またまた、大変難しいが凄く勉強になった作品です
クラーラという女性からある相談が
リアルの私を探して欲しいと。。。
クラーラはバーチャルにいる人で、リアルに戻れない(自分が見つからない)という相談をバーチャルでしてきたという入り口。
そして、彼女は自分がどこかのタイミングでウォーカロンにすり替わってしまったのでないかという、違和感を抱えてる。
グアトの判別器でもウォーカロン判定。
彼女の自宅やらをバーチャルやリアルで探索した結果、the探偵ばりに蛍光塗料の→に導かれ、ある森に到着し、彼 -
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不安になった。おそらく、オリオン像のこと・犯人のことはミステリーが好きな人なら大体の人が予想できる内容だと思った。何故なら私でも察せたからだ。
でもこれは前振りで本題がそこじゃないことは、森博嗣が好きな人なら察せる。なぜならタイトルが笑わない数学者だからだ。この場合、キーとなっているのは数学者。オリオン像も殺人犯も数学者とは直接的な意味でいえば関係ないのではないか、これも読み進めていけばなんとなく察する。何が謎で、今回はどこに面白さが詰まっているのか分からなくて不安になりながら読んだ。
けれどそんな心配いらなかった。銃で狙われたのは何故か、白骨死体は誰か、何故博士は笑ったのか、最後に出てきた白 -
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そういう答え!
相変わらず謎は全然分からなかった。けど相変わらず面白買って考えさせられる。
私が私である事、人が人である事を証明するものは何か。……きっと、たった一つの答えなんて無いんだと思う。
でも求めてしまうんだよね、答えを。
ラストのグァトの独想が胸に染みる。
自分一人だと寂しくなる理由も、誰かとどんなに愛し合っても分かり合えない理由も、全ては私たちが人であるからじゃないのか。
(いや、人工知能も含め、知性が己を起点とする観測から生まれるなら、観測器官が別々の段階でもう分り合うという行為自体が無理筋なんでは?)
でもその寂しさの無い生き物ははたして幸せなのだろうか。
その寂しさを、孤独 -
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最初の描写によると、この小説の舞台の白樺湖や蓼科は人気の観光地で、霧ヶ峰スカイラインはまだ有料道路だった。
Vシリーズは遥か以前に「黒猫の三角(新書版)」を読んで以来。
“伝統芸能の継承家で起きた連続殺人事件、芸術家が取り憑かれたように作った千体もの人形と、謎のモナリザ”と、ずいぶんと横溝正史的な設定に加えて、そこに森博嗣さん独特のキャラクターが好き勝手にハシャギまわる。
関西弁で親父ギャグ連発しながら、ちょっと“ウザイ”と言われそうなのは自覚するところ、でも、あくまで明るくけなげな「シコさん」がわたしは好きだ。
ちょっと浮世離れした魅力ある登場人物が繰り広げる謎解きの過程は、謎解きよ -
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森博嗣作品のS&Mシリーズ、一段落
映画スカイ・クロラから森博嗣にハマり、何年間もかけて読んできた。
このシリーズは、謎解きの過程に8〜9割を費やしていて、謎解きの答え合わせや動機の解明はスルスルっとしているので、はじめは少々尻切れトンボのようだと思ったけれど
謎解き過程、萌絵の心象風景、人生や社会の捉え方などが濃密であればあるほど、結末というのはさして多く語らなくても、と思うようになった。
本作は久しぶりに真賀田四季が出てきて、その天才の描写に引き込まれた。
あとは…そうだなぁ、口元を斜めにする描写が多すぎて後半ちょっと笑ってしまった。 -
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ネタバレタイトルで笑わないと言いつつ作中に2人出てきた暫定博士はどちらも最後には笑ってたり、宗太郎と愛し合っていた君枝の息子が博士の子と言われていたり(本当は宗太郎の息子なのでは?でもそれなら三ツ星館で暮らした博士を名乗る人物は博士ではなく宗太郎ってことともとれる…)で不可解な点が最後まで残り、結局、基生/宗太郎/博士の誰が死んで、誰が三ツ星館で暮らし、誰が外で生きているのかわからないまま終わって、ちょっとゾクゾクしました。
最後に外で生きている人物のほうが本物の博士だったとしたら、三ツ星館で暮らしていた博士ってやっぱり基生か宗太郎なのでは?
ただ宗太郎にしては昇くんに対して他人行儀な気もするし、でも -
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いや、いやぁ、向こう側から見れば私たちこそ幽霊なのか……。
肉体というくびきを捨てて向こう側の存在になってしまいたいという気持ちは分からないでもない。昨今流行りの転生物だって乱暴に言えばその括りだ。
リアルの身にまとわりつくしがらみ、地縁や血縁、職場や学校での煩わしい人間関係、それら全てを捨て、でも思考と感情は今の私のままで生き直したい。そんな夢想を誰だって一度は抱くのではないか。
そしてそのハードルは文明が発展すればするほど、都市化が進めば進むほど低くなるのだろう。
作者の思考実験のその先に救いはあるのか。
ロジがますます人間らしい可愛らしさを発揮しているのが救い。 -
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wwシリーズ第1弾
それでもデミアンは一一人なのか?
wシリーズが終わって
寂しく、ほっこりしていたところに
wwシリーズ全巻買っていたので、連続で一気読みへ。
結論、wシリーズ最後の人間のように泣いたのか?から1年後ぐらいでしょうか
舞台はドイツ。
グアト(ハギリ)、ロジ(ウグイ)、途中からセリン(キガタ)も登場。wシリーズの人めちゃか出てくるんじゃん。むしろwシリーズ11話で通じる。
デミアンの人間より人間なウォーカロンの姿は
今後の象徴になっていくんでしょうね
ヘルゲン、ミュラ、デミアン。実はミュラがコントロールしてる。。。なんでだろう。最後理解が追いつかなかった。考察を再度。
タ -
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元大学教授の著者が、教え子からの就職相談等、若者とのやり取りの中から仕事に対しての考え方・アドバイスを著したもの。
50歳を過ぎた自分であるが、過去の著者の小説や、このタイトルに何となく魅かれて手に取ってみた。基本は、「人は働くためにいきているのではない」「職業に貴賎はない」といったスタンスで書かれている。仕事に対する意気込みやモチベーション、成果・能力主義といったことが叫ばれる中、「仕事は人間の本質ではない」ということを著者の独特の表現で語っており生き方そのものを楽にさせてくれる。ちょっと仕事に行き詰ったとき、悩んだときに、再読したい一冊。 -
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wシリーズ10弾ラスト
人間のように泣いたのか?
Did She Cry Humanly?
ラストに相応しいのか、情報戦の戦い、リアルな戦い。そして、ハギリとウグイの距離がさらに縮まる恋愛ストーリー。
右往左往しながら、ドッカンドッカンバトルもあり、最後は電子情報戦という結末。
人間が企ててないところの面白さと怖さ。
こんな世界がくるんでしょうけど。楽しみでもあるし、怖さは残りますよね。
キョウトの学会を舞台にした
テロ事件がど真ん中でしたが
後半はハギリとウグイの心の距離問題に終始。
1作目から、確実にコミュがかわってきてるところをみてきたので、楽しく読むことができましたし、これで終わる