森博嗣のレビュー一覧
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なかなか面白かった!
こんまりさんの「人生がときめく片付けの魔法」を読んだ後に、あえてアンチな意見も聞きたくなったので読んでみた。
読む前は片付けしたほうがいいに決まってる!と思っていたけれど「片付けないメリット」にも気付かされてしまい、めっちゃ揺さぶられた。笑
中でも「工作をする際、散らかっている部屋(道具や材料を出しっぱなしにしている部屋)のほうがインスピレーションを得られる」、「作業に夢中になっているときには部屋は散らかるもの」という話は超納得。たしかにそうだ。
目につくところにいろんなものが置いてあった方が思いもよらぬ着想が得られたりするものだ。
息子が部屋を散らかしながら作業に没 -
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まっちゃん本。
あーー!!ーー
面白すぎる。
前回の幻惑の死と使徒
の裏で起きてる事件。
モエのお友達が同時進行で事件に巻き込まれてた!!!!!
もう、これだけで十分にスリリングなのに。
なのに。
なのに。
いわん。
これ以上は言わない。
森博嗣の類稀なるミスリード発射に、
数々打ち取られ、
ラスト惨敗です。
わたしも絶対ウラをかいてあいつが犯人だな。と思わせられた。
うますぎる、、、、
この人が犯人っぽいなぁ。と思わせられてる気がするから、この人は犯人じゃない気がする。
大体こういうのはここでオチルし、こいつかこいつが犯人だな。
が。ことごとく間違い。笑
大いに楽しみ -
Posted by ブクログ
まさに森博嗣さんは犀川教授のまんまでした。
イメージがそのまま。
モノを散らかしても人生は散らからない。
っていう意味が。よぅーくわかった。
たまたま、最近、ものすごい勢いで自己の散らかった人にあった。
そして、その人は私にとても似ている。と、言われて、私はこんなに自己が散らかっていたのか、、、、と、愕然としたので、こちらのアンチ整理術を読んで、あぁ、彼女はとてつもなく散らかったまま困っているのかも?しれない。
と、思い至った。
言ってることと、やってることの整合性が取れないことほど、本人が苦しむことないよなぁ、、、と。読みながら、自分とその自己の散らかった方とを比べながら読み進め。 -
Posted by ブクログ
勉強と聞くと何を感じるか。
嫌い、わからない、やりたくない。
あまり良い思い出はない。
しかし大人になって、もっと勉強しておけばよかったと後悔している。
勉強というのは、人の能力を高めるすべての行為のこと。生きる人間の価値を高めるもの。
学ぶ目的、勉強というものの本質は何か考える。
ものすごく心に響いた名言がありすぎて、忘れないように繰り返し読む必要がある。
子供を持つ人にもおすすめします。
子供にきちんと勉強の説明ができるように。
勉強しない子供にイライラする前に、まずは自分が勉強すること。
一生懸命勉強している姿を見せることが、一番の教育になる。
大人になってからの勉強は、興味があることを -
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自分が存在した痕跡を消した研究者は何を願っていたのかという話。
グアトは何かを感じるが、具体的には判らないとき、確かに読んでる当方も何か感じるものがある。何だか判らないから、もどかしく感じる。
最終的に答えに行き着くけれど、何がどうつながったのかよく判らなかった。まあ、当方の頭が悪いんだろうけれど。
バーチャルに移行すれば身体の軛から逃れ、寿命や病気や様々の面倒な諸々からオサラバできるだろうと思うのだが、作者からの提示には納得しつつ、長い物語の此処で此れが出てくるのかとも思う。
前作から登場人物が増える展開かと思ったが、そうでもなかった。ロジはすっかり人が変わって、本人も戸惑っている。グ -
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ネタバレーー
独特のリズムと波長でリアルとヴァーチャルの死生観を描き出す、WWシリーズ8作目。
3、4年前から、結構いつ死んでもいいかな、と思っている。
と云って深く考え始めると、家のこととか家族のこととかやりたいゲームとか読みたい本とかいろいろ浮かんできてまぁ頑張るか、となるのだけれど。
枯れたとか、熱量が無くなったというわけでは無くって……後悔は無いなぁ、という感覚。自分の死後に何か残るとして、それはもう自分のものではないな、きちんと誰かのものになっているな、って妙な安心感のようなものがあるのです。
死生観、というふうに、生と死はいつも続き物のように捉えられていて。確かに生きてい -
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世の中は騒々しく、人々が浮き足立つ時代になってきた。そんなやかましい時代を、静かに生きるにはどうすればいいのか?人生を幸せに生きるとはどういうことか?自身の日常を観察し思考した極上のエッセィ
「書くこと・作ること・生きること」の本質を綴り、不可解な時代を生き抜くための智恵を指南する。
〈無駄だ、贅沢だ、というのなら、生きていること自体が無駄で贅沢な状況といえるだろう。人間は何故生きているのか、と問われれば、僕は「生きるのが趣味です」と答えるのが適切だと考えている。趣味は無駄で贅沢なものなのだから、辻褄が合っている。〉(第5回「五月が一番夏らしい季節」より)。
他者と競わず戦わず、孤独と自由を楽 -
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森博嗣作品初挑戦。
本屋で数ある森博嗣作品を見かける度に、
タイトルが秀逸だなと
感心しているだけであったが、
我慢できずに手に取ってみた。
まず驚いたのが、タイトルがそれとなく
回収されているところ。
森博嗣愛読者の方にとっては
普通のことなのかもしれないけれど、
字面だけみたら「なんのこっちゃ?」な
タイトルを終盤によく回収したなと思った。
加えて、登場人物が魅力的だった。
会話のテンポの良さが印象的で
それぞれの掛け合いは読む手が止まらなかった。
加部谷さんが、特にツボだった。
終盤の柚原の行動については、
自分の読解力もしくは想像力が足りていない為か
なぜそういう方向にいったの -
Posted by ブクログ
ラストの街中での草薙とティーチャーのドッグファイトのシーンは、読んでいても迫力があり、戦闘機が飛び交うシーンが想像できて面白かったです。
生死を賭けたドッグファイトを平和を維持する為のショーに変えた大人達と世界には恐ろしさを感じました。
命が見せかけで作られ、それに人々はスポーツ観戦をするみたいに見ている姿は、実際の戦争とは違うと思いました。
実際の戦争は、軍隊や兵隊とは無関係な人々が犠牲になり、都市が破壊されて、今まで見て来た日常が壊されていくのが戦争だと思います。
それなのに小説の世界では、それが作り物の中に平和があるような感じがしました。 -
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まっちゃん本!
建築科の大学生が出てくるので、試験の内容が建築士一級の勉強とかぶってて、ちょっと嬉しくなる。
モエも、勉強頑張ってるから私も頑張らないと!!
なんて、思ってしまいます。
プレキャストコンクリートとかの話が出てくるのも、あーーそういうとこに使われてるのねぇ。と、思ったり、建築科の先生同士の会話も、とっても興味深いぃー!!!
勉強してることが出てくると嬉しいのよねぇ。
今回はマジシャンがたくさん出てくることで、解説がまさかの世界の引田天功で、興奮しまくった!!!!!!!
この方、しかもマジシャンになりたくてなったわけじゃなかったんだ、、、それでこんなにイリュージョンって、す