森博嗣のレビュー一覧
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wシリーズ第7弾
ペガサスの解は虚栄か?
Did Pegasus Answer the Vanity?
新たなスパコンの天才ペガサス(日本)が登場。
舞台はトウキョウからインドへ。
フランスで居なくなったウォーカロンに、クローンの技術(禁止)が使われていたのではないか疑惑が。
いつもハギリ、キガタ、アネバナでインド資産家へ調査にいく。
ケルネィ(資産家)、ラビーナ(娘)、そこになんと
ツェリン(チベットでの研究者)登場。 ケルネィが夫だと。そして、息子のラジャン。
久々の森作品らしい登場人物の思惑が交錯し、
家族での思いのすれ違いが入り混じり、、、、行かないでほしい方向の悲しい結末に。
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”──人はね、大事なことは言葉にしない。呑み込んでしまうんだ。賢明で正しい思考ほど、言葉になっていない”
”生きているものを無数に集めれば、そこには死の静寂がある”
シリーズ内でハギリの漏らす呟きは、本人ドライを自任する割に誌的で揺らぎに満ちている。事実を見つめ続けた先に人は(人工知能も)詩人になるのかもしれない。では全てを神の目線で見ているマガタ博士は、一体どんな詩を呟くのだろう。
終盤、オーロラが選んだ姿に思わず声が出た。
そうか、それが可能なのかぁ。そうして心は思考は育っていくのか。
シリーズ通して、他者(異物)と交わる事、そして欠損こそが心を成長させていくのだという視線が優しく、少 -
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1.登場人物
犀川創平…工学部建築学科助教授
西之園萌絵…工学部建築学科3年生
儀同世津子…雑誌記者
香山林水(リンスイ)…画家
香山多可志…林水の息子
香山綾緒…多可志の妻
2.物語の始まり
西之園萌絵は雑誌記者でありパズルマニアでもある儀同世津子から、彼女のメル友の家(香山家)に代々伝わるパズルについて教えられる。
そのパズルは香山家の家宝となっている壺であり、その壺の中にある鍵箱を開ける鍵が入っている。しかし壺の中に入っている鍵は壺の口よりも大きく、誰も鍵を取り出すことができず、今日まで鍵箱は閉じられたままとなっていた。
3.世界観や価値観
謎と聞くと飛び出していく西之園萌絵と、面倒 -
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wシリーズ第5弾
私たちは生きているのか?
Are We Under the Biofeedback?
舞台は南アフリカのとある村
ウォーカロンだけがいる村があると
訪れた3人(ハギリ、ウグイ、アネバネ)は
面白い光景をみることに
洞窟に暮らす民族で、治外法権であると
村長(唯一の人間)に案内されて部屋に。
こそには数百の卵カプセルがあり
ウォーカロンの脳(躰を持たない、生きた脳)があり、さらにこの脳が生きるバーチャルの世界が存在していた(※もちろん違法)
そして、このバーチャル世界は
年も取らない、もちろん死なない
空も飛べる、容姿も自由、お腹を空く設定も自由
(面白いw)
何をしててもよ -
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wシリーズ第4弾
デボラ、眠っているのか?
Deborah.Are You Sleeping?
フランスを舞台にした修道院の調査
アミラ、ベルベット、新たなトランスファの存在が明らかになる。なかなか情報量が多くなってきた。
アミラがいった共通思考というものが
人工知能による新しい社会の構築であって
その社会が知性となる
それが新しい生命体になる
うーん。概念はわかる。まだイメージができない。
トラスファのデボラが優秀なのはわかったが
人間、ウォーカロンの脳内回路に侵入し
遷移できる、もはや無敵な感じもするが
そこに新たなトランスファとの攻めぎあいが発生。面白い、いい勝負ですね。
エピロ -
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Xシリーズ第5弾
サイタ×サイタ
Explosive
後半にかけて面白すぎて、盛り上がりすぎて
一気に読んでしまいました
思い込み、仮説の大事さを改めて感じた作品。
もうどこの前提まで疑うのか。。。最初の最初まで戻ってしまうと。そうなるよなと。。
新情報が定期的に注入され
登場人物も順番に増えてきて
意表を突いたタイミングで人が消えていき
解決にしそうな雰囲気で
何かしっくりこないな
の時にもうひと波乱がおき
最後最後まで、展開が予想できなかった
そして、斜め上から実は。。。。
と
素晴らしいテンポで
動機ももちろん解明されず
楽しく読めました!
真鍋がどんどん優秀になり、冴えるとこ -
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今回も面白かったー!これまでの誰よりも異常性が強調された犯人でしたが、作品を通しておこなわれる「そもそも異常とは何のか」という問いかけにより、単なる理解不能な存在で終わらせない構成になっているのが実に良かったですね。いろいろ考えさせられました。そしてラスト…!あれって彼も犯行に関わっていたということ?う〜ん、考察しがいがありますね!
あとミステリとは関係ないですが個人的にガンプラ好きでよく作っているので、フィギュアや模型の定義をくどくど語るようなオタク談義がかなり好みでした。
今回はシリーズ終盤ということもあってか、登場人物の掘り下げが結構あったのもよかったですね。特にこれまでミステリアス