森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレ色々なことが明らかになりすぎて頭がパンクしそう…
Vシリーズの登場人物がたくさん出てきて同窓会みたいだ!と心躍らされていたら、まさかの大事実が発覚したではないですか…
Vシリーズ最終巻の最後で林さんが匂わせてたのは、そういうことだったのね…犀川先生…!
「春」では冷静で人間離れした四季が印象的だったけど、今作は新藤叔父に恋(?)をする普通らしさも垣間見えたので少しほっとした。
ここから「すべてがFになる」に繋がっていくと思うと、相変わらず森先生の構成力?には脱帽です。
あと、あと、四季と各務さんの、キス…!!そして保呂草ァ!!!! -
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森博嗣の本は、デビュー作の全てがFになるからずっと、刊行順に読み漁ってます。もう新刊までたどり着いちゃって最近は年に2-3冊ずつしか読めてないけど、新しいのが出ると「わーい!」って飛びついちゃうんですよね。全部のシリーズがうっすらつながっててサーガ的なのでやめられない。
今回のこの本は、ここ最近の新しいシリーズといいますか、英語のタイトルが実はその物語の核を示す日本語になっているというしゃれたつくりの3作目。1作目はFool Lie Bowで風来坊、2作目はSong End Seaで尊厳死、そして今回はScene Killer...たぶんこれは蜃気楼ね??
登場人物はおなじみXシリーズの探 -
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ネタバレ冗談みたいな題名の本。減らし方と言ったって、逆説的なことをいっているのであってつまるところこうするとお金が減ってしまいますよ、という本だろうと思って読み始めました。
そもそもなんでこの本を、というのは、書評家の三宅夏帆さんが出版区の動画で紹介していたからです。私はいま防災のほかに三宅夏帆さんに夢中なのです。それで、この本を買いました。
さて、とりあえずまえがきでわかったことは、この本の著者が、あの「すべてがFになる」を書いた森博嗣さんだということ、350冊以上も本を出して印税が20億を超えること。なんだ、ただの天才じゃないか。
そんな人の自由なお金の話が繰り広げられるのかと思ったら元々作 -
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私はどうやっても他者と比べてしまいがちだけど、著者はほぼその感覚がないよう
その著者の感覚を追体験できるのが良かった。麻痺していた感覚がリセットされた。
お金自体に価値があるのではない、お金を使ってやりたいことができたり、欲しいものを買って自分が「満足できる」ことが価値。
自分が本当に満たされること、そのためにお金と時間を使うことが全て(著者の場合は機関車を自作すること、広大な敷地にレールを敷いてそれを走らせること)
そんな簡単で当たり前なことなのに、いつの間にか見失っていたなと思う。
他者からの見てどうかは関係ない、自分にとってそれで満たされるかどうか、山奥に行って自分一人になったとし -
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S&Mシリーズ第7弾
夏のレプリカ
最後の展開が余韻残しすぎで少し困惑してますが
徐々にそういうことだったのかと
この7弾だけ、今まで違う位置付けなんでしょうね
杜萌が今後も登場してほしいなと思いながら読んでいたので、どうなるのだろうか
ほぼ犀川先生登場しないので
物足りなさはありますが
萌絵と杜萌のチェスのシーンは過去から今まで流れもあってよかったですね
エヴァーグリーンゲームを思い出しました
あの作品も盲目の人いたな確か(強かった)
想像を超えての結末だったので大満足の5点にしたいのですが、やはり犀川先生にもっと登場と解決に入り込んでほしい(勝手に想いが強くなってる)ので
⭐️ -
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S&Mシリーズ第5弾
封印再度(who inside)
もうね、タイトルの設定が、、、
最初はどういう話なのか想像もつかなかったが
鍵と開かずの箱があると
だから封印なのかぐらいに思ってたけど
いやいや、そんな物理的ない話ではなく
二人の芸術家の生きた証の話であり
仕掛けがゴリゴリの物理科学実験のような
事象で、この5作品目が一番事件事件してなく
かつ、犀川助教授の良さ(警察にも家族にも言わないよ)が、垣間見れた不思議な作品でした。
言葉にするのが非常に難しい
もちろん⭐️5つけたいのだが
ちょっと事件以外の要素が多めだったので
それそれで面白いが、、、個人的に二人の行く末とかあま -
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ネタバレ
p37
九九ができることが、数字を取り扱う頭脳にはマイナスになる、と僕は考える。
p39-40
最初は小さな「損」でも、積み重なれば大きくなる。小さなチャンスを見逃し続ければ、きっと経済的な損をするだろうし、もっと重大なことでいえば、自分の健康や、危険から身を守ることにも関わってくる。
p75
科学とは「誰にでも再現できるもの」である。
p90-91
たしかに、18世紀頃の科学は、もっと急進的で、いろいろなものを破壊する大胆さがあったかもしれないが、今はそうではない。
p91
カリスマ的な指導者の発言が国民を動かしたりするようなことは、科学にはない。また、科学は、一部の特権階級に