森博嗣のレビュー一覧

  • 四季 夏 Red Summer

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    色々なことが明らかになりすぎて頭がパンクしそう…
    Vシリーズの登場人物がたくさん出てきて同窓会みたいだ!と心躍らされていたら、まさかの大事実が発覚したではないですか…
    Vシリーズ最終巻の最後で林さんが匂わせてたのは、そういうことだったのね…犀川先生…!
    「春」では冷静で人間離れした四季が印象的だったけど、今作は新藤叔父に恋(?)をする普通らしさも垣間見えたので少しほっとした。
    ここから「すべてがFになる」に繋がっていくと思うと、相変わらず森先生の構成力?には脱帽です。
    あと、あと、四季と各務さんの、キス…!!そして保呂草ァ!!!!

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    2024年08月30日
  • 情景の殺人者 Scene Killer

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    森博嗣の本は、デビュー作の全てがFになるからずっと、刊行順に読み漁ってます。もう新刊までたどり着いちゃって最近は年に2-3冊ずつしか読めてないけど、新しいのが出ると「わーい!」って飛びついちゃうんですよね。全部のシリーズがうっすらつながっててサーガ的なのでやめられない。

    今回のこの本は、ここ最近の新しいシリーズといいますか、英語のタイトルが実はその物語の核を示す日本語になっているというしゃれたつくりの3作目。1作目はFool Lie Bowで風来坊、2作目はSong End Seaで尊厳死、そして今回はScene Killer...たぶんこれは蜃気楼ね??

    登場人物はおなじみXシリーズの探

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    2024年08月28日
  • 迷宮百年の睡魔 LABYRINTH IN ARM OF MORPHEUS

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    前作よりもより難解でSF感の強い作品だった。
    まさか途中で一年も経過するとは…
    というか、メグツシュカ様、四季では…?
    ミチルとメグツシュカ様の海のシーンは、なんだか「有限と微小のパン」の犀川先生と四季のラストシーンを彷彿とさせられました。
    「あなたの頭脳にキスしたいわ」って、四季も言ってませんでしたっけ…?気のせいかもだけど…
    どうやらWシリーズに話が続いてる?繋がってるみたいなのでそちらも読まなければ…!

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    2024年08月28日
  • 新版 お金の減らし方

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    冗談みたいな題名の本。減らし方と言ったって、逆説的なことをいっているのであってつまるところこうするとお金が減ってしまいますよ、という本だろうと思って読み始めました。

    そもそもなんでこの本を、というのは、書評家の三宅夏帆さんが出版区の動画で紹介していたからです。私はいま防災のほかに三宅夏帆さんに夢中なのです。それで、この本を買いました。

    さて、とりあえずまえがきでわかったことは、この本の著者が、あの「すべてがFになる」を書いた森博嗣さんだということ、350冊以上も本を出して印税が20億を超えること。なんだ、ただの天才じゃないか。

    そんな人の自由なお金の話が繰り広げられるのかと思ったら元々作

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    2024年08月26日
  • 新版 お金の減らし方

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    私はどうやっても他者と比べてしまいがちだけど、著者はほぼその感覚がないよう
    その著者の感覚を追体験できるのが良かった。麻痺していた感覚がリセットされた。

    お金自体に価値があるのではない、お金を使ってやりたいことができたり、欲しいものを買って自分が「満足できる」ことが価値。

    自分が本当に満たされること、そのためにお金と時間を使うことが全て(著者の場合は機関車を自作すること、広大な敷地にレールを敷いてそれを走らせること)

    そんな簡単で当たり前なことなのに、いつの間にか見失っていたなと思う。
    他者からの見てどうかは関係ない、自分にとってそれで満たされるかどうか、山奥に行って自分一人になったとし

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    2024年08月16日
  • 赤緑黒白 Red Green Black and White

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    読み終わってしまった…泣
    長いと思っていたVシリーズもついに終わってしまいました…寂しい…
    この4人のわちゃわちゃをまだまだ見ていたい。

    というか最後に全部持ってかれた!!!ここにまで四季!!!!!子供ということはS&Mシリーズよりも時系列は前なのか?ということは「捩れ屋敷の〜」の時の保呂草はVシリーズ本編のときよりもおじいちゃんだったわけ?わからん…!
    最終巻のはずなのに謎がまた生まれた気がする笑
    まだまだ森ワールドからは抜け出せそうにないです…

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    2024年08月14日
  • 新版 お金の減らし方

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    お金の減らし方というよりは、お金の使い方に対する考え方について、書かれています。必要な物を買うのではなく、欲しい物を買え、と、本書では説いてます。しかし、欲しい物が、他人に見せたり売ったりするために買うのであれば、それは本当に欲しい物ではない、と、説いてます。個人的には、概ね、今のお金の使い方で大丈夫かな、と、思いました。

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    2024年08月14日
  • 夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

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    S&Mシリーズ第7弾
    夏のレプリカ
    最後の展開が余韻残しすぎで少し困惑してますが
    徐々にそういうことだったのかと
    この7弾だけ、今まで違う位置付けなんでしょうね
    杜萌が今後も登場してほしいなと思いながら読んでいたので、どうなるのだろうか

    ほぼ犀川先生登場しないので
    物足りなさはありますが
    萌絵と杜萌のチェスのシーンは過去から今まで流れもあってよかったですね
    エヴァーグリーンゲームを思い出しました
    あの作品も盲目の人いたな確か(強かった)

    想像を超えての結末だったので大満足の5点にしたいのですが、やはり犀川先生にもっと登場と解決に入り込んでほしい(勝手に想いが強くなってる)ので
    ⭐️

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    2024年08月14日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    冒頭から謎が提示されて惹きつけられる始まり方だった。建物の構造も面白かった。個人的に、トリックがすぐに想像できてしまったのが残念で、期待を裏切られることがあまりなかった。

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    2024年08月12日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

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    Audible。こういうエッセイもAudibleによく合っていると思う。静かに安心して生きられたらどんなに素晴らしいだろう。でも,やっぱり若い時には死ぬほど頑張ったんだろうなぁとも思った。自分自身に核というか揺るぎないものをもっている人はやっぱり強い

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    2024年08月11日
  • 六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists

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    陸の孤島、科学者たちが集まる研究所…この要素だけで「すべてがFになる」を想起させられ読む前からドキドキでした。
    今回は紅子さんの独壇場だったなあ〜素敵でした(大体いつもそうだが)。前回保呂草さんに惚れさせられた身としては保呂草さんの活躍ももう少し見たかったやも…
    Vシリーズ、あと3作しかないなんて悲しくて信じられません…泣

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    2024年08月09日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

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    森博嗣氏の考え方はすっと心に入ってきて、素直に同意できるものが多い。ただ、私は俗物であり、他者とのキズナを断ち切ることはできない。人と人との繋がりの中で生きていきたい。

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    2024年08月08日
  • 夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show

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    最後の一文はなんだよ保呂草ァ!!
    もう保呂草さんがいい人なのか悪い人なのかわからん…(褒めてます)
    稲沢さんがいいキャラしていた、また今後出て来たりするといいなあ。

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    2024年08月05日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    抽象的に考える事のメリットが分かりやすく理解出来た。
    ぼんやりと頭を空っぽにしている時に良いアイデアが生まれた事を何度か経験した事があるが先入観のない無の状態からしか良い発想は生まれないのだろう。常識を疑う事から習慣化していきたい。周りに流されない自分の意見や価値観をしっかり持ちたい。
    多数派の一般的な人が考えない事を思いつき内省してこれから大事に育てていきたいと感じた。

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    2024年08月04日
  • 封印再度 WHO INSIDE

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    S&Mシリーズ第5弾
    封印再度(who inside)

    もうね、タイトルの設定が、、、
    最初はどういう話なのか想像もつかなかったが
    鍵と開かずの箱があると
    だから封印なのかぐらいに思ってたけど
    いやいや、そんな物理的ない話ではなく
    二人の芸術家の生きた証の話であり
    仕掛けがゴリゴリの物理科学実験のような
    事象で、この5作品目が一番事件事件してなく
    かつ、犀川助教授の良さ(警察にも家族にも言わないよ)が、垣間見れた不思議な作品でした。
    言葉にするのが非常に難しい

    もちろん⭐️5つけたいのだが
    ちょっと事件以外の要素が多めだったので
    それそれで面白いが、、、個人的に二人の行く末とかあま

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    2024年08月03日
  • 月は幽咽のデバイス The sound Walks When the Moon Talks

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    いや、そのトリックは思いつかないわ〜〜
    解説にもあったように、読者の固定概念を覆してくるのが森ミステリーですね…
    オスカーは結局オオカミなの?熊なの?

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    2024年08月03日
  • 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

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    s&mシリーズの中でも長編作品。
    殺人のトリックは二の次に
    西之園さんと犀川くんの会話を求めている自分がいる。
    次はいよいよ最終巻。

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    2024年08月02日
  • 科学的とはどういう意味か

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    ネタバレ


    p37
    九九ができることが、数字を取り扱う頭脳にはマイナスになる、と僕は考える。

    p39-40
     最初は小さな「損」でも、積み重なれば大きくなる。小さなチャンスを見逃し続ければ、きっと経済的な損をするだろうし、もっと重大なことでいえば、自分の健康や、危険から身を守ることにも関わってくる。

    p75
    科学とは「誰にでも再現できるもの」である。

    p90-91
    たしかに、18世紀頃の科学は、もっと急進的で、いろいろなものを破壊する大胆さがあったかもしれないが、今はそうではない。

    p91
     カリスマ的な指導者の発言が国民を動かしたりするようなことは、科学にはない。また、科学は、一部の特権階級に

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    2024年08月02日
  • 人形式モナリザ Shape of Things Human

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    今回は犯人もトリックも中盤ほどで何となく目星がついて、森ミステリーでは初めて犯人が分かった!などと自惚れていたところ解説にもあるように紅子さんの一言で打ちのめされました…笑
    犯人がわかったところで、事件の全てがわかったことにはならない…
    というか、保呂草ァ…??
    お前…なんなんだ…?(褒めています)
    保呂草さんのキャラがまだ飲み込めないまま読み終えてしまい、次の作品にも期待が膨らむのでした。

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    2024年08月01日
  • 地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE

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    「まどろみ消去」に引き続き、独特の世界観の話が多く引き込まれた。S&Mシリーズの面々が出てくる話もあり、しかも大御坊さんまで…!
    解説がまさかの冨樫先生で驚いた。

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    2024年07月29日