森博嗣のレビュー一覧

  • つくねもハンバーグ The cream of the notes 14

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    前書きで、「つ」ではじまるエッセイシリーズと
    書いてあって、なんだそのシリーズ⁉︎となった笑
    表紙の謎の物体がとても可愛い。
    突然始まる日本語の文法解説、勉強になった!
    虎穴に入らずんば、からの虎穴に入るルンバ、ウマい笑

    「好きなことをしていれば、お金はかからない。
    好きなことがわからない人たちが、
    宣伝に釣られてお金を貢いでいるらしい」

    「人生の負け組といった言葉が出てくること自体、
    人生が勝負だと思い込んでいるからだ。
    勝負だと思った瞬間に勝ち負けが生じる。ここから、
    負けてしまうのは勝ちたい人だ、との道理が導かれる」

    「人は群れたがる、安心安全のために。しかしその結束力はいずれ排他的な方向性を持ち、敵を作ることでしか
    存続できなくなり、他の集団と戦争になる」

    「僕はそこまで熱くなれない。
    オークションで競り負けても、全く悔しいとは感じない。
    使わずに済んだ金額を儲かった、と感じる。
    無限に価値があるものなんて存在しない。
    僕はどんなものにも、自分で値段をつけることができる。」

    「そもそも、ニュースというのは珍しい出来事を
    知らせるものだ。身近ではなく無関係なことを報じる。
    関係がある出来事は、
    今では瞬時に伝わるようなネットワークができている」

    「怪獣くらい分かりやすい悪なんて、実際地球上には
    存在しない。悪は非常に分かりにくい存在になっている。
    このままいくと、どんどん正義の味方は
    消えていくだろう。人間は例外なく罪深い存在だから、
    もしヒーロが現れるとしたら、
    それは人間でない確率が高い」

    森さんの思考はとてもシンプルで分かりやすい。
    確かにそうだよなあ、と納得してしまう。
    ときどき出てくる家族の話でパートナーのことを奥さま、と呼ぶのが可愛らしいなと思った。
    まだまだたくさんシリーズがあるみたいなので、
    読みたいなあ。

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    2026年04月18日
  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

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    前回の事件とは違い、主人公本人が危ない目にあったところがハラハラした。
    どうやって密室を作り出したのか読みながら考えても思いつかなかった。
    解決に導くヒントとなる文が前半の方に出てきてるのが、最後まで読んでみて気づいた。森さんすごいな。

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    2026年04月13日
  • 奥様はネットワーカ

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    六人の登場人物たちが目まぐるしく入れ代わり立ち代わりしながら物語は進んで行く。
    視点が代われば話も変わる。理解しながら読み進めないと迷子になります。
    コジマケンさんの挿絵もイイ感じに物語に不穏な雰囲気を醸し出しています。
    最後の解説?漫画も面白かったです。
    いつもと違った森博嗣ワールドでした。

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    2026年04月13日
  • 黒猫の三角 Delta in the Darkness

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    ネタバレ

    このシリーズは保呂草さんが軸で動いていくんだろうなあって思ってたから、裏切られたと思ったらもう1回裏切られた笑
    次作も楽しみです

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    2026年04月12日
  • 読書の価値

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    ネタバレ

    最初から最後まで森博嗣節で面白かった。
    ほぼミステリを読まないのは驚き。ミステリ作家とSF作家は特に、自分の書くジャンルに造詣が深いものだと思っていた…。いつも気になるけど、どうして研究者をしながらミステリ小説を書こうと思ったんだろうか。
    自らの興味の範囲を広げるため本を読む、というスタイルを、70近くなった今も続けているのはすごい。子供みたいな本の読み方。

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    2026年04月12日
  • お金の減らし方

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    すべてがFになる でハマった小説家さん。
    こういう本を書いてるのを知らなかった。
    大きい買い物をするたび、読み直したい一冊。
    防衛費10%、マネします。

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    2026年04月09日
  • 孤独の価値

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    この本を通して孤独、森博嗣に対してのことが少し分かった気がする。
    吉本隆明もそうだったが文豪の人はやっぱり孤独、思考すること、1人の人として自分の内面に向き合うことを必須であり人間として大切なことであると考えているようだ。

    私もどちらかというと自分で自分のことをぐるぐる考えて、考えては生活してまた考えてという生活なので共感やなるほどなぁと思うことが多くあった。
    ポジティブになりきれない自分、人といることに違和感を覚える自分、そんな自分も受け入れつつ考えることを辞めてないでいきたい。

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    2026年04月03日
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

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    おもしろかった。
    作者の自伝的な小説。
    すごく頭のいい人の世界の話で、大学院とか研究とか全然知らない世界だった。
    頭のいい人は、物事をシンプルに考えてるのかなあと思った。
    独特の世界観が心地よかった。

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    2026年04月01日
  • 四季 秋 White Autumn

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    【2026年49冊目】
    物語は視点を変えて、四季を紡ぐ。S&Mシリーズでお馴染みの西之園萌絵と犀川創平に、真賀田四季の影が忍び寄ろうとしていた。表舞台から姿を消した彼女に導かれると同時に二人の仲も少しずつ進展していき――?! 真賀田四季の物語、秋。

    今作で、真賀田四季はほとんど出てこず、これまでのシリーズに出てきたキャラクターたちが登場します。犀川と西之園の登場は読者にとって何より嬉しかったはずですし、Vシリーズの二人も然り。登場人物の関係性が進展していたりとか、クロスオーバーしたりするのを見れるのはファン冥利につきますね。

    ここで終わらないのが、森博嗣さん。まだ冬が残っています。果たして四つの季節をどう締めくくるのか、楽しみです。

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    2026年04月04日
  • 四季 冬 Black Winter

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    読み終わったー!
    秋のときの興奮とはまた違うけど、これはこれでめちゃくちゃ面白かったです。

    時系列バラバラで最初は混乱しましたが、むしろそれが楽しかったですね。四季の思考をなぞってる感じがして、「ああ天才ってこういう世界の見え方なんだな」って体験してる気分になれました。

    それにしても「死=自由」と言ってた四季が、肉体を捨てて長く生きる選択をするというのがめっちゃいいですね。この矛盾すら楽しんでる感じがして、本当に底が見えない存在だなと思いました。

    あとやっぱりシリーズのつながりが見えるとテンション上がりますね。百年シリーズのサエバミチルが四季の子供ってわかった瞬間は本当に驚きました。パトリシアも出てきて、メグツシュカ=四季説もかなり濃厚になりました。冷凍睡眠をくり返して長く生きてるって考えると、ミチルに興味持ってるのもめちゃくちゃ納得です。

    ここまで来ると、森博嗣作品ぜんぶ四季の手のひらの上なんじゃないかって思えてきて、ちょっと怖いですね。まあ、そのスケール感がたまらないんですが。

    さて次はいよいよGシリーズ。ここからどう広がっていくのか、ますます楽しみです!

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    2026年03月31日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life(文庫)

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    森先生のエッセイは心に響く。
    様々な角度から物事を捉えて、独特の感性で表現される。
    感化されない訳がない。
    特に死生観は大きく変わった。それと無駄だと思う事に対しての考え方も。

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    2026年03月30日
  • ジグβは神ですか JIG β KNOWS HEAVEN

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    加部屋、雨宮、山吹、海月など前作から数年後の物語と言うことで大学生から就職していたりと少し大人になっているいつもの面々。
    エピローグの初対面二人の会話が面白い。
    そして最後の衝撃。
    その前の最後の指示は最後のシーンを見据えた指示だったのか!?
    神は何でもお見通しなのだろうか。

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    2026年03月29日
  • MORI Magazine3

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    ネタバレ

    P55「仕事が速いというのは、慣れているだけなのか、判断が速いのか、手抜きで作業をしているのか、など、一概に良い悪いはいえないと思います。求められる条件が何か、という点でも違います。仕事が遅くても、丁寧な作業が求められるときもありますね」

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    2026年03月28日
  • 新版 お金の減らし方

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    森博嗣先生のエッセイが面白いと風の噂で聞き、読んでみた。
    必要なものには金を使わない、やりたいことに金を使うという主張、最初は「!?」となったが、森先生の遊び心と合理性がうまく融合した結果だと感じた上、主張が腹落ちした。
    お金の使い方というトピックだが、自分って何がやりたいんだっけ?を見つめ直すきっかけになる一冊。

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    2026年03月25日
  • 有限と微小のパン THE PERFECT OUTSIDER

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    ネタバレ

    S&Mシリーズ10
    二人のコンビも最後になってしまった、また別シリーズででてくるが、これで終わりは残念、四季はやっぱり四季でした。

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    2026年03月24日
  • 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

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    ネタバレ

    S&Mシリーズ9
    最初から最後までヒントはいっぱいあったが、読みきれなかった、何が異常で正常か議論する所は混乱したが、犯人の心理は理解できそうになかった

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    2026年03月24日
  • 詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE

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    ネタバレ

    S&Mシリーズ4作目。
    ちょくちょく読み進めてる本シリーズだけどスルスル読めてよいなー。

    西之園が正しくヒロイン的になっているというか……。いわゆるサスペンス的な構成が取り入れられているのは個人的に良かったかな。事件自体はアッサリしているのもあって、うまく緩急がつけられていた印象。

    事件の構造としては、(数式のような)完璧なものを求めたがゆえに不要なものを排除したことが契機になっているという部分に特に注目したいね。
    本作は所謂「見立て殺人」の形式なんだけど、「見立て殺人」である以上「見立てる」ことに意味がある(ここは「密室」であることに意味があるのと同義だな)。
    不純な物事すべてを排除し、全てに意味を付けて見出したからこそ犯人として露呈してしまったという矛盾。
    こうした意味付けを、別の形では西之園も犀川に対してハッキリさせたという対比が良いね。

    そういう文脈で読むと、菅聡子氏の解説は少しピントがずれていると言わざるを得ないんじゃないかなぁ。
    女学生の質問に対する犀川の発言は、ジェンダー論に対する犀川の意見というより、個人の価値をジェンダーという明確な論理(つまり「数式」だ)で語ることの危うさを語ったのだと思うなぁ。それは今回の犯人の論理とまったく同じなので。
    世界は多角的に語られるべきだし、何か一つの論理で語り切れてしまう(語らなくてはならない)と誤解したとき、必ず零れ落ちてしまう……というのが京極夏彦御大が『絡新婦の理』や『邪魅の雫』で語ったことではなかったか。

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    2026年03月22日
  • 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

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    シリーズの中でも、事件への考察よりそれ以外の人とのやり取りが多めの巻だった気がした。事件以外にも、暮らしている登場人物たちの会話がとても楽しめた。

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    2026年03月22日
  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

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    S&Mシリーズ二作目。過去に読んだ事あったので、再読でした。
    詳細は全然覚えてなくて印象としては、前作「全てがFになる」が凄すぎて、それと比較すると。。。しかなかったけど、改めて読むと密室トリックはしっかりしてて納得感ある名作でしたね。

    今更だけど、このシリーズが好きな理由に気づいた。自分が国立大の工学部卒だったからだわ。登場人物や各シーンのイメージの想像がしやすいのだろうね。

    よくある「数学が何の役に立つの?」の回答で作内の回答はなるほどとは思った。しかし、私の個人的な考えは、高校や大学の理系学問はふるいであり、役に立てる事の出来る天才を炙り出す為のもの。ふるいにかけられて落とされた側は、役に立てる役割につけない。だから役に立たないと言うのだろう。それは私自身も含めてね。

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    2026年03月21日
  • 幻惑の死と使途 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC

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    ネタバレ

    S&Mシリーズ6
    今回の話と次の話は同時期に起こった事件との事で今作は奇数章のみの構成、事件はフーダニット、ハウダニット、ホワイダニットの三拍子が揃っていて途中脱線もありながら最後まで楽しめる

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    2026年03月20日